モバP「ハロウィン衣装のプレゼンテーション?」 (11)

シンデレラガールズSSです。

Pと鷺沢文香・藤原肇・依田芳乃の月下氷姫&山紫水明トリオでお送りいたします。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1475489582

P「確かにそろそろハロウィンの企画を纏める時期だな」

肇「はい、Pさんからお仕事を頂くだけでなく、私達からもアピールする場を設けられれば、と思いまして」

文香「私と肇さん、芳乃さんの三人で相談して衣装案を考えてみましたが……いけなかったでしょうか?」

P「いやいや、積極的になってくれるのはこちらとしても嬉しいよ。必ず採用できる訳ではないけど、せっかくだから見せてもらおうかな」

芳乃「それは行幸でしてー。それでは準備いたしますので、そなたはこちら(仮眠室)にてお待ちくださいませー」

(トントン)

文香「一番、鷺沢文香です。よろしいでしょうか?」

P「はい、どうぞー…って、真っ黒な浴衣に、前に垂らした長い髪…?」

文香「……“毛羽毛現”です」

P「けうけげん?」

文香「はい、鳥山石燕先生が創作されたと言われる、毛むくじゃらの妖怪です」

P「その知識量は流石ふみペディアといった所だが…またマイナーなところをついてきたな」

文香「ヴァンピレス(ヴァンパイアの女性名)やマミーなどは似た衣装の方が多くなるかと思いましたので……いかがでしょうか?」

P「うーん、仮装元がマイナーだと採用は難しいな。それにせっかくの文香の綺麗な眼が全く見えないのも勿体ない」

文香「……綺麗、ですか……(カァァ」

P「ニッチを狙うという着眼点は悪くないが、要検討といったところか」

文香「……残念ですが、仕方ありませんね。では肇さんと交代いたします」

肇「二番、藤原肇、入りますね」

P「ふむ、寒色系の浴衣に雪の結晶を思わせるアクセサリー…なるほど、雪女か」

肇「ふふっ、正解です。いかがでしょうか?(くるっとターン」

P「肇は浴衣が似合うから衣装としてはかなりポイント高いな。ただ、雪女の要素がアクセサリー頼りになってしまうかもしれない」

肇「一応他にも考えてはあるのですが…このように(Pの腕を触る」

P「うわ冷たっ!?」

肇「両腕をアイシングしておきました。どうでしょう?」

P「発想は面白いが、触らないと分からないというのが一つ。それに腕だけとはいえ、女の子があまり体を冷やすものじゃない(腕を取り軽く擦る」

肇「そ、そうですね…反省します」

P「随分念入りに冷やしたんだな、まだ暖かいとはいえ、風邪とか気を付けないと駄目だぞ(さすりさすり」

肇「は、はい、御心配おかけしてすみません…も、もう大丈夫ですから!芳乃ちゃんと交代してきますね!」

P「おう、ちゃんと温めておけよー」

芳乃「三番手、依田芳乃、参りましてー」

P「どれ、芳乃は…ん、それ普段から着てる服だよな?」

芳乃「でしてー」

P「え、仮装だよな?なんの仮装だ…?」

芳乃「座敷童、ですなー」

P「えぇー…ありなのかそれ…あー、まあ確かに普段からステージでも和風の衣装が多いから客受けはいいかもしれないが…」

芳乃「あとは付属品といたしまして、両手にこのようにー(きつねとたぬきのパペット装着)」

P「ちょっと待とうか」

芳乃「低レベルは一撃なのー、でしてー」

P「それ以上いけない」

芳乃「ほー?」

P「パペットは置いておくとして、普段着を仮装というはどうだろうなぁ。まあ確かに、芳乃が傍にいてくれるだけで幸せな気持ちになれるから、座敷童との親和性は高いと思うが」

芳乃「…そなたはまことに、たらしですなー(ボソッ」

P「ん、なんか言ったか?」

芳乃「いいえ、なにもー。わたくしが言わずとも、いつか報いがありますでしょうー。総評のためお二人を呼んできますゆえしばしお待ちをー」

P「報いとか、お前が言うと洒落にならないからやめてくれ」

肇「コンセプトは“和”だったのですが、いかがでしたか?」

文香「ハロウィンといえば海外の妖怪、というイメージに一石を投じてみました」

P「目の付け所は良いと思うが、そのまま採用は出来ない、というところだな」

芳乃「ふむー、無念ですが仕方ありませぬなー」

文香「……そうなると、この仮装はお蔵入り、ですね」

肇「仕方ありません。でも、折角の仮装ですから、予定通り前倒しにするとしましょう」

P「…前倒し?」

文香「……Trick or Treat、です」
肇 「トリックオアトリート、ですね」
芳乃「とりっくおあとりーと、でしてー」

P「…え?いやちょっと待て、いきなりそんなこと言われてもお菓子なんかないぞ」

文香「お菓子をくれないなら……」

肇「イタズラされても、仕方ありませんよね?」

芳乃「それがはろうぃんのことわりなりますればー」

P「落ち着け三人ともまだハロウィンには早い。笑顔で迫ってくるんじゃない髪で耳元をくすぐるな首筋に指を這わせるなパペットで甘噛みするなオレの傍に近寄るなぁぁぁぁぁーーー!?」

この後滅茶苦茶イタズラされた。


どっとはらい

以上です。読んでくださった方ありがとうございましたー。

制服よしのん可愛い…肇さんの制服もはよ…ふみふみの制服は色々な意味でアウト気味かもしれないが、だからこそ見たい。


これが鬼太郎や妖怪ウォッチの世界だったら普通に出ててもおかしくなかった

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom