モバP「仕事を取ってきた」 (33)
このSSはモバP「漬けたイクラが減っている」の続きみたいなものです
でも別に読んでなくても大丈夫です
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爺P(以下P)「ただいまー」
裕美「あ、プロデューサーさんお帰りなさい」
小春「おかえりなさ~い」
さくら「おかえりなさぁい!」
P「あれ、ちひろさんは?」
裕美「買い出しだって」
P「なんだ、頼んでくれりゃ良いのに」
さくら「おじいちゃんも作ろぉ!」
P「ん?これウサギか?」
小春「はい、さくらちゃんに教えてもらってて~」
裕美「お月見が近いから作ろうってなって」
P「村松も折り紙なんて出来たんだなぁ」
さくら「ひどぉい!」
裕美「これがお姉ちゃんウサギ」
P「折り目正しくきっちりだな」
小春「それで~こっちが真ん中ウサギ♪」
P「うむ、丁寧に作られてるのが伝わってくる」
さくら「それでぇ、こちらが妹ウサギちゃんでぇす!」
P「耳がまろっとしてるから村松作か」
さくら「すごい!当たった!」
裕美「何その基準?」
小春「ヒョウくん、ウサギさんはペロペロしちゃダメ~」
さくら「じゃあ次はウサギさんの遊び場を作りまぁす!」
小春「わぁ~!」
裕美「何作るの?」
さくら「お月様!」
P「大きく出たな」
小春「黄色の折り紙たくさん持ってきましたよ~♪」
さくら「うーん、丸いと立たない…」
小春「大っきくすると黄色も足りないです」
裕美「月面基地とかにしたら良いんじゃないかな?」
さくら「あ!たしかに!」
小春「裕美ちゃんさすがです~!」
裕美「そ、そうかな…」
P「手先も器用だし可愛いし、完璧だな」
裕美「プロデューサーさんまで…!?」
さくら「かんぺきぃ!」
小春「かんぺき~♪」
裕美「……もうっ」
P「で、村松」
さくら「はぁい」
P「確か月面基地だったよな?」
さくら「はぁい」
P「湖があるのはまあ分かる、ウサギさんも喉渇くだろうし」
さくら「うんうん」
P「なんで東京タワーあんの?」
小春「それは裕美ちゃん作ですよ」
P「あ、そうなの」
裕美「ちょっと夢中になっちゃって……」
さくら「さすが大宇宙の調停者」
P「よく覚えてるなぁ村松」
さくら「えへへぇ!」
小春「できましたぁ~!」
さくら「力作でぇす!」
裕美「こうして見ると東京タワー目立つね…」
P「気にするな、そういう宇宙もある」
さくら「あるの!?」
P「世界は広いからな」
裕美「…そこで、ウサギさんも楽しく暮らしてるかな?」
P「ああ、もちろん」
裕美「そっか……ふふっ」
小春「あ~!ヒョウくんが!」
P「しまった、侵略者だ」
さくら「防衛戦でぇす!」
裕美「えっ、ええー…」
さくら「勝ちましたぁ」
小春「犠牲も少なくて済みました~」
裕美「なんというか…呆気なかったね」
P「持ち上げたらすぐ大人しくなったからな」
小春「ヒョウくんも構って欲しかったんですね~」
P「じゃあ次はヒョウくんと遊ぶか」
さくら「リボン付けよう!」
裕美「私もやってみようかな」
小春「かわいくしてもらおうね~ヒョウくん♪」
P「……すまん、ヒョウくん」
小春「ヒョウくんフリフリです~」
裕美「これはさすがに……」
さくら「やり過ぎましたぁ」
P「いやまあ似合ってる、うん」
さくら「とりあえず写真撮っちゃお」
裕美「被写体に許可取らなくて良いの?」
さくら「あ、そっかぁ」
さくら「ダメですかぁ?」
ヒョウくん「………」フリフリ
さくら「どうしても?」
ヒョウくん「………」ウンウン
さくら「そっかぁ…」
ヒョウくん「………」チロッ
さくら「えっ、本当ぉ!ありがとー!」
P「なんて?」
さくら「1枚だけなら良いって!」
P「それは良かった」
さくら「でもカッコよく撮ってって!」
P「…難しいな」
さくら「もうちょっと顔上げてぇ…そうそう、いいねぇ!」パシャパシャ
裕美「1枚どころじゃないね…」
小春「大丈夫です~嫌だったらヒョウくん逃げますから~」
P「あ、いかんいかん、危うく忘れるとこだった」
裕美「どうかしたの?」
P「いや、すっかり村松ワールドに飲まれて失念してたんだけどな」
P「村松に仕事取ってきたんだった」
さくら「おしごとぉ!?」
小春「さくらちゃんおめでと~♪」
裕美「プロデューサーさん…仕事してたんだ」
P「関、それはちょいと酷くないか?」
裕美「いやいつもさくらちゃんと遊んでるから…」
P「それはまあ確かにそうなんだが」
さくら「それで、どんなお仕事ぉ?」
小春「多分、お姫様みたいな役ですよ~」
さくら「お姫様ってお小遣いあるかなぁ?」
小春「お小遣いはないと思いますね~」
さくら「そっかぁ…」
裕美「ひょっとしたら、モンスターテイマーかも?」
さくら「良いなぁ、ワンちゃんとか好きでぇす!」
裕美「私は龍に乗ったけどね」
さくら「龍!?」
P「今回はそういう路線とはちょっと違うのだよ」
ttp://imgur.com/Mjh0OtE.jpg
ttp://imgur.com/3Iptljn.jpg
P「こういう路線なんだけど」
さくら「………」
P「どう?」
さくら「……かっこいい」
小春「王子様みたいです~!」
P「こういう仕事も良いかと思ってな」
裕美「今までは可愛い系が多かったもんね」
さくら「おじいちゃん」
P「ん?」
さくら「ありがとぉ!!」
P「どういたしまして」
さくら「わたし、頑張りまぁす!」
P「おうおう、頑張ってニュー村松を見せてやれ」
さくら「…でもかわいいのも捨てがたい!」
P「それじゃあ、両立してくれ」
さくら「……かわいく、でもカッコよく?」
P「そうそう」
裕美「意外に難しいこと言うねプロデューサーさん」
小春「ヒョウくんもカッコよくて可愛いですよ~」
裕美「いや、ヒョウくん見本にするのはどうなんだろう…」
さくら「よぉし!次のさくらはかわいく、そしてカッコよくでいきまぁす!」
小春「頑張って~♪」
P「村松のカッコカワイイ宣言が出たところでそろそろ晩ご飯にしよう」
裕美「えっもうそんな時間?」
小春「早いですね~」
ちひろ「ただいま戻りましたー」
P「おや、良いタイミング」
ちひろ「あら?この気配は…晩ご飯ですね?」
さくら「なんで分かるの!?」
P「ちひろさんはエスパーだからな」
ユッコ「今、エスパーの話しましたか!」
P「どこにいたのお前」
ユッコ「買い出しのお手伝いしてました!」
P「ほう偉いじゃないか」
ユッコ「でしょう!」
ちひろ「それで献立は?」
P「パエリアとかどうだろう」
さくら「ぱえりあ?」
小春「チャーハンのすごい版みたいなのです~」
さくら「すごい版かぁ」
裕美「えっと…ということは」
P「頼めるか?」
裕美「…うん、分かった、任せて」
ユッコ「ん?どういうやり取りですか?」
ちひろ「裕美ちゃん、パエリアが得意料理なんですよ」
ユッコ「ほほう!それは楽しみですね!」
P「人手がいるなら好きなだけ言ってくれ、ユッコが頑張るから」
ユッコ「えっ酷くないですか」
おわり
以下おまけ
裕美「わざわざ家の前まで送ってくれなくても良かったのに」
P「大事なアイドルに何かあったら困るからな」
裕美「…そっか、ありがとう」
P「こちらこそ、パエリア美味しかったぞ」
さくら「おいしかったでぇす!」
裕美「ふふっ、機会があったらまた作ってあげるね?」
さくら「わぁい!」
裕美「それじゃ…また明日」
P「おう、また明日な」
さくら「ばいばーい!」
P「さて、後は村松ん家だけか」
さくら「ねぇねぇ、おじいちゃん」
P「どうした村松」
さくら「さくらも、大事?」
P「まあ大事だな」
さくら「えへへぇ」
P「変な村松」
さくら「…おじいちゃあん」
P「どうした村松」
さくら「おじいちゃんはぁ、可愛いさくらとかっこいいさくらどっちが好き?」
P「どっちも好きかな」
さくら「どっちかと言えば?」
P「…今度の衣装のことか?」
さくら「うん…」
さくら「かっこいい服とか着たことないから、上手くできるかなって…」
P「なるほどなぁ…」
さくら「どうしたらいいかなぁ?」
P「そうだな…」
P「……俺が好きなのは、楽しそうな村松なんだ」
さくら「楽しそうなわたし?」
P「ああ、例えばクッキー焼いたりしてる時とか」
さくら「あの時は焦がしちゃったよ?」
P「鼻歌歌ってたんだろ?」
さくら「振り付けの練習もしてましたぁ」
P「でも可愛く撮れてたじゃん」
さくら「…あ、そっかぁ」
P「楽しくやってれば写りなんてものは自然に上手くいくんだ、特に村松は」
さくら「じゃあ今度のお仕事も?」
P「ああ、難しいこと考えずにたの~しくやってれば上手くいく」
さくら「…いいのかな?」
P「上手くいかなかったらその時考えよう」
さくら「そうしましょー」
さくら「よっし!解決しましたぁ!」
P「それは何より」
さくら「安心したらお腹空いちゃった」
P「さっきあんだけ食ったのにか」
さくら「おじいちゃあ~ん」
P「はいはい、コンビニでいいか?」
さくら「おっけぃ!!」
ブロロロロロ
おわり
ttp://imgur.com/b2zl2dz.jpg
ttp://imgur.com/tngQmRp.jpg
可愛い村松もかっこいい村松も好きです
良かったらお迎えしてあげてください
今回関ちゃん書く際にせきペディアのお世話になりました
愛に溢れているので一見の価値はアルヨ
爺Pと言うか完全にただの河合P
池沼口調どうにかしてくれたまえ
乙
相変わらずいいですなぁこの雰囲気
せきペディア初耳だったから見てみたけどありゃすごいなwwww
おつ
かっこいい村松もいいと思う
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