期待
1

3

物心着いたときには既にこの鉄と機械の世界が広がっていた

自分以外の存在は旅の道中に出会い、別れた者共のみ

親は無く、教えを乞うものも無い


唯一つ、強く、強く、思考の中枢にずっと強く突き刺さっている"目的"がある

"奴ら"を全滅させよ

壱‥世界をこんな風にした新人類
弐‥人類と対立する異質的な怪生物
参‥自由安価（全滅させる敵の概要）

>>6

１

２

俺の中にあるのはただ化け物への殺意のみ

理由は分からない。無いかもしれない。ただただ殺す。見つけたら殺す

それが物心ついた時から思考の柱となっている


少なくともこの階層に"奴ら"の反応は無い

ガション・・・ガション…


後方で自動扉が際限なく開いたり閉じたりを繰り返している

その先には壁があるだけだ


歩き続けると巨大な換気扇がゴォ…ｫｫ、ゴォ…ォ、と濁った空気を吸い込んでいるのが見える

パイプが複雑に入り組んだ天井からパラパラと削れた鉄片が落ちてくる

壱‥狭い通路を
弐‥少し開けた場所に
参‥空気の流れが変わった

>>9

２

1

狭い通路を進む

明かりが届かなくなってきた

暗視用眼鏡をかける。稼働用電源残量は…まだあるな


「この素材…何でできているんだ？」


壁を伝う細いパイプはブヨブヨとしていて柔らかい…こんな鉄が存在するのか


空腹は感じなくなって久しい…もうずぅっと前の話だ


ズ…ズォォオオオ！！


パイプの中を何か流動体が流れる音が激しく聞こえる

これはどこかへつながっているのか。それとも無意味な物体なのか


道が分かれている。パイプは右に向かって伸びている

壱‥パイプに沿って右へ
弐‥左へ

>>12

1

１

脈打つパイプに沿って道を進む

足元に不均一に豆電球が埋め込まれ、点々と不吉な赤い輝きを放っている

ザァー、と送風機が澱んだ熱風を吐き続けている

ｺﾞｺﾞ・・・ガガ、ガァ、ガーと何かの音が響いている


やがて無理やり繰りぬかれたような穴を見つけた。鋼板がめくれ、焦げ跡が認められる


その先には

壱‥住居が
弐‥工場が
参‥自由安価

>>15

武器

↑

そのパイプは一つの巨大な機械に繋がっていた

ゴォ…ガコン…シュコォォ…ゴ、ゴンゴン…ガ、ガガァァ、ゴゥン、ゴゥン


パイプ以外にも様々なものがその機械に繋がれている。壁から、天井から

半分突き出ているピストン、パイプで宙にぶら下げられた巨大なエンジン、グルグルと回り続ける歯車


「紫電重工」という複雑な模様が刻まれている機械


「これか？」


スイッチを押す

プシュゥ…と蒸気を吐き出すとともに武器が吐き出される

壱‥小型のチート銃
弐‥義手（チート武器搭載）
参‥チート剣
肆‥自由安価（武器）

>>18

１

肆
銃と剣が一体化した銃剣

寝落ちしかけた
ので寝ます

知っている人は気づいているかもだが世界観・設定はＢＬＡＭＥ！という漫画を元ネタに書いています
更新は１日置きで。次回日曜更新します

それは一見黒光りする刃をもった剣だ。柄のところに小さな銃もついている

武器に大きさなどは関係ない。テクノオーバー≪技術過多≫が広がり続けたのがこの世界を形成する原因なのだから


「…この素材も…俺のデータベースには無いな」


そろそろアップデートしたいところだが


壱‥銃の性能試用を兼ねて内壁に穴を開けてみる
弐‥アップデートするために使える物がないか探す
参‥もうここに用は無いな
肆‥自由安価

>>22

2

２

「そろそろアップデートしたいな」

今の俺のデータベースは内臓計測器でもう２４５２２年は昔のものだ。錆びついているかのような古さ


「もっとも錆びついているのは世界のほうだがな」


どこを向いても錆びついた鉄か錆びない素材しかなく、鮮やかな色はとうに失われたままだ

ギュィ、ィィイ…


また錆びついた稼働音が響いている


「お、携帯生体用固形燃料‥ありがたい」


バギリ、と音を立てて引っかかっている棚を開く


ヴー、ヴー、ヴゥゥウウウ！

という警戒音が鳴る。また無意味な警報装置が…


ガシャン、ゴシャン、ギュィィィイイ

「侵入者駆除システム。生きていたのか」


今の警報装置が呼んだのだろう。自分の背の数倍の大きさの戦闘機械が襲ってくる

鋭い先端の脚が５本、ドリルと巨大な鋏、砲台の腕が三つ、頭には出鱈目な方向をグルングルンと蠢きまわるカメラがついている

飛び出しているスピーカーががなりをあげている


「ガ、ギャグガァ…ギィギギ…ジャァザザア…ザザ…ギュィ・ギギギ」

「何言ってんのか分かんねえよ。ノイズ混じりすぎだろ」


シュィィイ―


「…製造ナンバーはついてない。野良の駆除システムだな」


こいつが守っているこの先に何かある保証は無い。相手にする意味があるかどうかも微妙だが

壱‥破壊する
弐‥立ち去る
参‥自由安価

>>25

2

1
武器の性能だめし

壱‥銃で
弐‥剣で
参‥自由安価（部位破壊など）

>>28

２

２

続きは火曜日

キュィィインとモーター音を鳴らして戦闘機械が動き出す

剣の刃が対象に触れると同時にｳﾞｨｨｨﾝﾝと震えた

一瞬、その内に火花を散らして肢を切り落とす


「超振動切断刃…といったところか」

ギュィィイイイ


「まだやるか？」

「ニガ―ザザ―ギャギギィィ…」ｶﾞﾁｶﾞﾁｯ


巨大な挟みを鳴らして戦闘意欲を現す

といっても意志など無いのだろうが

壱‥剣で畳みかける
弐‥銃も試してみる
参‥自由安価

>>32

２

２

「こっちも試しておこう」ﾋﾟｼｭﾝ


空気を裂く軽い音がした

と、共に空間が歪む


（着弾と共に反重力子物質フィールドの展開、触れた物理的存在全てを限界超過圧縮、その後それらすべてを空間ごとエネルギーに変換し解放）

（まずい）


何が起きたかの判断はカメラ分析と補助脳が一瞬で行ってくれる。しかし逃げられるほどの速度を出せる体ではない


耳がイかれる程の轟音が響き、鋼鉄の瓦礫が降り注ぐ

強い

ﾋﾟｼｭﾝ…ドガァアンン！

「っっぁっ…」


何とか瓦礫を破壊しつつ上の階層に抜け出した


「狭いところで使うもんじゃないな。俺のボディも限界だ…数年休眠して回復させよう」
――――――
―――
―
「…ん、治ってる…」

思った以上に自然修理が終わるのに時間がかかった

「さて、旅を続けるか」

壱‥重厚で頑丈そうな扉が
弐‥壁に埋め込まれているアンドロイドを見つける
参‥集落…？
肆‥自由安価

>>37

踏み台
安価なら2

今回の交信はこれにて安価↓

次は木曜に

おつ
安価は2

「モシ、ソコ　ノ　人」

「？」


機械的な声が聞こえる

ガガ…ゴォ…ォン、ゴォォ…ン…と鋼鉄の塊が打ち付ける音の中、"声"という形を取って話しかけられた


「お前か？」


鉄屑が積み上げられた壁から胸像のようなアンドロイドが突き出ていた


「初めて人間に出会いました。私に命令をください」

「悪いが命令する事は無い」

「…私／ＡＩは自問します。私は何のために作られたのか。ＡＩ／私は答えを出せません。目的がインプットされていません。答えを出すためのデータが足りません」

「なら無いんだろう」


こいつも暴走した生産機械に作りだされたアンドロイドなのだろう。だからＡＩがあろうと目的が無い


「ありえません。機械／アンドロイドは人のために造られるはずです。そうデータにあります。例外はありません」

「それは遥か太古の話だ。今は無意味に、無駄に、無限に、無作為に、ただただ作られるだけだ」

「……理解不能。理解不能」

「それを踏まえて周りを見てみろ。あれらは人間のために作られたと思うか？」


「…あれはテレビ。画面だけで接続端子の付いていないテレビ。作られる意味は分かりません。あれは冷蔵庫。でも暖房がついてます。中には鉄塊が入れられています。あれはネットサーバー。ただしプログラミングがめちゃくちゃです。無意味な物ばかりが視界に入ってきています」

「理解したか？この"世界"に人のために作られた役立つ機械が何割あるか…数％すらないかもな」


「…私は望みます。人の役に立ちたい。立ちたい。立ちたかった」

「脚は？腕は？」

「ありません。胸から上、顔、ＡＩのみです」

「じゃあ無理だな」

「…ならば、いっそ壊してください。役に立てない私／アンドロイドなど存在する価値がありません」


壱‥壊す
弐‥「もしかしたら何か役に立てるかもしれないぞ」バッテリーと電子脳幹だけを抜いて持っていく
参‥「自由安価」

>>41

2
必要なものは後から調達すればいい

2

「もしかしたら何か役に立てるかもしれないぞ」

「…それは、本当でしょうか」

「もしかしたらだ。期待するな」

「お願いします。少ない可能性でも…私は嬉しい」

「そうか。ではそのバッテリーと電子脳幹を貰っていくぞ」

「…ありがとうございます。ありがとう………」


「ふん…」


カチャ…クルクル…パキ、バチンッ…


「これなら大体の物と互換性があるな。一応…壊さないように補完しておこう」

壱‥重厚で頑丈そうな扉が
弐‥集落…？
参‥自由安価

>>43

２

1

あのアンドロイドの件から3000時間は歩いたと思う


プシュー…


「っ…」


顔に無臭のスチームを横から吹きかけられる

見ると排気管が突き出ていた


「ちっ」


バギン


苛立ちまぎれにそれを折る


「…」


人の気配がする。長年味わっていなかった人の気配


「誰かいるのか！」


シュコォ…ｺｫｫ…とスチームが行き来する音だけが響いている

ｺﾞ､ガガガガ、シュゴォォオオ


「お前は何者だ！」


巨大なスピーカーから不快なノイズと共に"声"が聞こえた

機械を正しい使い方しているのを見たのは久しぶりだ


「人間だ」

そう答える


「何しに来た」

壱‥「ただの旅人だ」
弐‥「この殺気を解け」
参‥「怪生物どもを殺して回ってる」
肆‥「自由安価」

>>47

加速

まだ

ごめんなさい、安価下で