まゆ「まゆの日記」 (38)

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モバマスSSです
キャラ崩壊(ここ大事)
日記形式
以上、よろしくお願いします

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〇月〇日
今日から新しく日記をつけることにしました。
この日記はあの人、
プロデューサーさんとの出会いを忘れない為につけていきたいと思います

はじまりは突然に、という言葉があるように
まゆの恋のはじまりも突然でした

今日の撮影、読者モデルの撮影時にプロデューサーさんは現れました
最初見た瞬間からまゆの中で電撃が走りました
プロデューサーさんは特別かっこいいとか、そういうのではありません。
でも、まゆの中でこの人と付き合いたい
この人の隣にいたい
そう思いました

プロデューサーさんは東京から来た人でした
そう聞いた時にはまゆは絶望しました
県内であればいつでも会いに行こうと思えばいける、ぐらいの考えでしたが

東京

それはまゆが行ったこともない世界
そして気軽にいけるような場所ではありませんでした

でもその方に名前覚えてもらえるように必死に撮影を行いました
私はここですよ、見てくださいって

撮影が終わり、片付けをしている時でした
プロデューサーさんから私に声を掛けてくれました
その時の私が何と言ったのか、残念ですが覚えていません
ただ、プロデューサーの言葉は一言も忘れていません
「佐久間まゆさん!アイドルになりませんか!!」
あいどる、アイドル...
アイドルといえばTVに映る歌やダンスをする憧れの的
でもまゆはそれよりもプロデューサーに誘われたことが何よりも嬉しかった

そしてプロデューサーさんは続けてこう言いました
「佐久間さんは俺...じゃなかった、私の中でビビビッて、こうわからないけどこの子をプロデュースしたいと思って声を掛けたんですよ」

まゆは嬉しくなりました
プロデューサーさんは私のことを見ててくれたのです
その後プロデューサーさんは緑の服を着た他の方に連れ去られて帰っていきました
その方から貰った資料を見た所、地方から来た人のための寮があるそうです
そのことを知り、まゆの心は決まりました
東京へ、行こう

□月×日
後もう少し、後もう少しでプロデューサーさんに会えます
母は説得できたけど、父が全く話を聞いてくれません
でも、負けません
プロデューサーさんに会う為なら
どんなことでもしてみせる

□月△日
やっと、やっと見つけた
これでまゆはプロデューサーさんの所へ行ける...
見つけたのは、手紙
それも、何百枚
中身を確認して、数枚をコピーする
交渉する材料は手に入れました、だからといって急ぎません
待っててくださいね、プロデューサーさん...
今まゆがいきますから...

□月〇日
やっと、父が東京行きを認めてくれました
中学生時代に書いた母へのラブレターを読み上げたら、2枚目で認めてくれました

父の顔は真っ赤で、いつも冷静な父はそこにはいませんでした
まゆからするとあまり恥ずかしいものではないと思いましたが、母が昔に父からラブレターを貰っていたこと、今読み聞かせたら恥ずかしくて転げるんじゃないか?と言っていたことを覚えててよかった

でも読んでいて、父がどれほど母を愛しているのかがわかります
私も父のようにプロデューサーさんを愛せるのでしょうか

△月〇日
父との交渉から一ヶ月間の月日が経ち、やっと明日東京に行くことができます

この1ヶ月は父から出された課題をこなしたり、読者モデルの挨拶回りで忙しくなってしまいましたが、アイドルとしてやるであろう内容もある程度練習しました

万全、ではありませんがプロデューサーさんに会いたいという気持ちの方が上回り、明日から行くことにしました
父からは346プロダクションに電話して、明日に行くという約束も取り付けて貰いました

これで準備は終わりました

プロデューサーさん、今まゆが会いに行きます

△月△日
運命を感じました

元々、プロデューサーさんと何かを感じるものがありましたが、まさか東京の駅でお会いするなんて...

これはまゆとプロデューサーさんは赤い糸で結ばれている
そうに違いありません

ですがプロデューサーさんはほかの可愛い女の子を連れていて私は少し焦ってしまいました

名前は、前川みくちゃん
猫耳をトレードマークにした最近人気が出ていて地方だった私でも知っているアイドル
絶対に...負けない ...
誰よりもプロデューサーさんを愛せるのはまゆだって、見せつけます

事務所に戻ると、もう一人カワイイ女の子がいました
名前は輿水幸子ちゃん
カワイイことはカワイイのですが、自分で自分のことをカワイイというのはどうなんでしょう...
でも自分のことを自信もってカワイイと言えるところは侮れないと思うので要注意です

今日は書類手続きで終わりになり、寮に入ることも決定しました

数日は知り合いのお家に泊まる予定でしたが、手続きが終わるとちひろさん、事務の方が寮に迎えてくれました
まるで、私が来る事を会ったあの日からまってたかのように

ちひろさんは美人で信頼できそうなんですが、なんだか苦手です

△月□日
甘かった、と言うべきでしょうか
今日初めてレッスンをさせてもらいましたが、予想以上に声量、ダンス、体力...

全てが足りませんでした

プロデューサーさんの前なのに凄く恥ずかしい所を見せてしまいました
勿論最初からうまくいくなんて思ってませんでしたが、一つも上手くいきませんでした

その姿を見てプロデューサーさんは呆れるかと思いましたが、
じっと、私を見つめてくれました

だからこそ、惨めな気持ちでも最後までレッスンを続けることが出来ました
まゆを見てくれる、それだけで何度でも

頑張れます

この悔しさは、絶対に忘れません

□月〇日
東京に来て一ヶ月が経ちました
何とかレッスンにもついていけるようになり、体が付いてくるようになりました

その代わりプロデューサーさんが見てくれる時間は少なくなりました

勿論時間がある時には見ててくれますが、あまり長い時間はいてくれません
当たり前とはいえ、少し胸がちくりとします

まゆだけを見てて欲しい、そう思うのはワガママなのでしょうか?

□月△日
プロデューサーさんがお仕事を持ってきてくれました!

内容としては、写真撮影
読者モデルとしてではなく、アイドルとしての初仕事

絶対に失敗は出来ません
絶対に
絶対に



□月□日




□月◇日
まゆは、ダメな子です

□月◎日
今日、私は彼に告白した

ダメだった

冗談だと思われた

アイドルとプロデューサーは付き合えない

そんなの、普通なら気がつくのに

失敗した

□月☆日
食事が喉を通らない

好き...

プロデューサーさんが、好き

△月〇日
まゆは、もう迷いません
プロデューサーさんが、好き

アイドルだろうと何だろうと、プロデューサーさんが好きな事は諦められません

ひかぬ、こびぬ、かえりみぬ!です!

(今日のインタビューの人の言葉を忘れないためにも内容メモをしておきます)

・プロデューサーさんが好きだと悩み相談
→「私はアイドルの恋愛禁止法が嫌いだ」

「昔アイドルの追っかけをしていた」
「好きなアイドルの子の恋愛報道が出た」
「全力で邪魔したよ」
「結局彼らは別れた」

「でもね、僕達は彼女の幸せを奪ったんだ」
「彼女は業界に残った」
「でも全盛期のような輝きはなかった」

「恋してたからこそ更に輝いていたんだ」
「だから君にはそうなって欲しくない」

「ご法度なんて、大人が勝手に決めた都合だ」
「君はその恋を諦めないで欲しい」

「恋はひかぬ、こびぬ、かえりみぬ!ぐらいの精神でいいんだよ」

△月□日
今日から彼に毎日告白をしよう
私が愛してる事を忘れてもらわないように

本気であることを自覚してもらうために

△月☆日
更にレッスンを多くしよう

誰にも引けを取らないアイドルになって、プロデューサーさんにずっと見てもらえるように

△月▽日
プロデューサーさんはいつも栄養食品ばかりだと聞いた

プロデューサーさんの為に明日からお弁当を作ってあげよう

愛情のこもった、手作りのお弁当を

☆月〇日
倒れました

みくちゃんから物凄く怒られて、泣かれました
もっと自分の事を大事にして、と

まゆは、プロデューサーさんしか見えていませんでした

☆月△日
幸子ちゃんにも怒られました

智恵理ちゃんにはすごく心配されて、四つ葉のクローバーをいっぱい渡されました

あぁ、なんでまゆは気がついていなかったんでしょうか

心配してくれる人が、こんなにいることを

☆月□日
初めてプロデューサーさんに正座させられました

駆け出しとはいえ、先月のインタビューさんの記事から仕事が多くなっていた矢先の事ですから大変迷惑を掛けました

でも、プロデューサーさんはその所は何一つ言いませんでした

「まゆはまゆを大切にしろ」

そう一言言われました

一番知っていたはずなのに

この言葉は忘れちゃいけなかったはずなのに

いつの間にか忘れてて

頑張る自分に酔いしれて

皆に迷惑を掛けてしまいました

☆月☆日
今日から幸子ちゃんと同じ部屋になりました

正確には一時的対応で、無理しそうなら止めてもらう役目をしてくれるそうです

ただ少し、日記が書きづらくなったのは言いにくいです

☆月▽日
幸子ちゃんを二週間見てきましたが、努力が凄い

帰ってきたらすぐに勉強をし、部屋では明日の予定の予行練習、そして規則正しい生活と、無理がなく、その上努力をしている姿に私は更に幸子ちゃんを尊敬しました

でも幸子ちゃん曰く、幸子ちゃんも1回倒れたことがあるそうです

その時は私と同じく色々な事をやろうとして、ダメになったそうです

そんな時、プロデューサーさんに励まされたそうです


その時の幸子ちゃんの顔は

乙女の顔で


尊敬はしてます
けど
負けません

☆月♪日
今日はダンスのレッスン
でもダンスはあまり得意じゃありません

隣で踊っていたみくちゃんは、まさに猫が踊るかのようなするりとしたステップで、一緒に踊っていたはずのまゆさえ魅力されてしまいました

そのコツを聞くと、みくちゃんは

「まゆちゃんは誰かの事を思って踊るといいにゃ」

そう言われました
誰か、寮のみんなや所属してる方たちの事を思いましたが、やっぱり


プロデューサーさん


しか思いつきませんでした

でも、アイドルなのに、お客さんに見せるダンスなのにプロデューサーさんの事を思っていいのでしょうか

▽月〇日
今日ソロデビューが決まりました!

プロデューサーさんから聞いた時には心が踊るような気持ちでした

これで、プロデューサーさんが目指していたアイドルになれます!

▽月△日
デビュー曲はエヴリデイドリーム、という曲で恋する女の子の歌です

でも
...どうしましょう、聴けば聴くほどプロデューサーさんに向けての曲にしか聞こえなくなってしまいました

何度聴いても、どう考えても、まゆの中ではプロデューサーさんに当てた恋の曲にしか聞こえませんでした

▽月♪日
本格的なデビューの為のレッスンが始まりました

でも、エヴリデイドリームを歌おうとすると、どうしてもプロデューサーさんへの気持ちが出そうになってしまいます

アイドルとしてはイケナイのに...

♪月〇日
今日はエヴリデイドリームのレコーディングの日でした

ただ、やっぱりプロデューサーさんへの気持ちが抑えられなくて

監督さんに乗せられてしまい、ついついプロデューサーさんへの気持ちがこもったものになってしまいました
大丈夫なのでしょうか...

♪月□日
みくちゃんが今日質問してきました

「まゆちゃんにとって、アイドルって何?」

そんなの
考えてこなかった


まゆはプロデューサーさんに惹かれて
プロデューサーさんが目指すアイドルを目指しただけで

何の意味もなかった

本当にまゆは、アイドルを続けていいのでしょうか

アイドルの意味も考えたことのないまゆが

♪月□日
ライブが、決まりました

デビューライブだそうです

まゆは
そのライブに立っていいんでしょうか

♪月▽日
プロデューサーさんは言いました

アイドルが分からないならステージに立って見ればわかる、と

本当にそれでいいんでしょうか?

わからない
けど、プロデューサーさんを信じてみようと思います

赤い糸で結ばれた、彼を信じます

...そういえばまゆは、プロデューサーさんを頼ったのは初めてな気がします

♪月♪日
ライブは成功しました、しましたが...

く、口が滑ってしまいました...

最初のライブで沢山の人が来てくださったこと

プロデューサーさんが緊張してるまゆの背中に活を入れてくれた事

自分の全力が出し切れたこと

この全てが揃って達成感に浸ってしまった結果

まゆはプロデューサーさんが大好きだと言ってしまいました...


これ、ダメなことですよねぇ!?

ううぅ...ごめんなさいプロデューサーさん、まゆはドジっ子でプロデューサーさんの夢を壊してしまいました...

ごめんなさい、ごめんなさい...


...でも、観客の皆さんの笑顔
あれだけは忘れらない思い出になりました

*月〇日
結果としてはファンからの意見は

「知ってた」

だそうです


まゆ自身もあっさり受け入れられていてびっくりしています

ただ最初のインタビューの方が書いてくれていた記事にプロデューサーさん愛が溢れてたのに今更何を、がほとんどの意見だったそうです

勿論許せない!という方もいるそうなのですが

でも、受け入れられたことが信じられなくて

まゆは、もうプロデューサーを諦めなくてもいいんでしょうか

いくらアプローチしても、心のどこかでダメだと思っていたけど

皆さんは許してくれるのでしょうか?

*月△日
久しぶりにあの時のインタビューの方にお会いしました

あった瞬間「ライブ、盛大にやったなこの!」と頭をぐりぐりされました

その方もライブに見てきてくれてたらしく、あの告白も聞いていたそうです

いま思い出しても恥ずかしいですぅ...


また今度インタビューしてくれるそうですが、その時はプロデューサーさんも一緒だそうです

*月□日
今日初めてプロデューサーさんと2人で公園に行きました

なんでも遅いデビュー祝いだそうです
プロデューサーさんはどこでもいいと言ってくれました

だからまゆは公園でゆっくりしたいと公園に出掛けました

今日の時間ほど、時が止まればいいのにと思った事はありません

そこでもまゆは好きですと、告白します

まゆはプロデューサーさんに何度も告白をしました

そして何度も断られました

でもまゆは何度でも告白します

貴方の隣にいたい
そのために

でも、最近違う夢が出来ました

それはトップアイドルになること

あの時に来てくれた人、そしてこれからまゆを見てくれる人

そんな人達に笑顔になってほしい

そして恋をして欲しい

その気持ちを歌に乗せて

まゆはアイドルをやって行きます


この気持ちは絶対に忘れない

みく「にゃあ...」

幸子「こ、これは、読んじゃいけないものだったのでは...!?」

李衣菜「こ、これどうするのみくちゃん!?好奇心で読もうと言った私も悪いけど!!」

みく「み、ミクハシラナイにゃー」

李衣菜「あ、ズルイ!」

幸子「と、とにかくこれは見なかったこと...」

キィィィイイイ...

幸子・李衣菜・みく「「「ひっ!?」」」

まゆ「...見ましたね?まゆの秘密の日記...」

幸子「みみみみみ、見てませんよね、みくさん李衣菜さん!!」

みく・李衣菜「「幸子ちゃんが見ようって誘ってきました」」

幸子「ええええ!?」

まゆ「ぜ、全員そこに正座してくださ、ぃっ!?」ステーン!

幸子「ま、まゆさんには悪いですが転んでいるうちに逃げましょう、お2人っていない!?ま、待ってくださいカワイイボクを置いていかないでくださいよぉ!!」

まゆ「うぅ...、幸子ちゃん達許しませんよぉ...絶対に許しませんからぁ...」


まゆ「でもまた読まれないように回収しましょう...、プロデューサーさんに読まれたら恥ずかしくて死んじゃ...」

ロッカー「」ガタガタッ!

まゆ「...ま、まさか」

ロッカー「」キィー...

P「あ、っと、その...やぁ?」

P「幸子たちを驚かそう隠れてたら、急にに日記を読み始めてな...」

まゆ「...ぴ」

P「ぴ?」

まゆ「ぴゃああああああ!!」

その日、凄い悲鳴とスナップの聞いた良いビンタの音が事務所に響いたのであった...

お疲れ様です!
まゆの誕生日に間に合ってよかった
何週間前から数えてたのに作り始めたのが今日っていうね
次回こそNG組!

もしかしたら幸子誕生日の方が早いかもしれないけど

ボクカワイイ!

よかった



でも個人的にままゆにしては、日記形式にしても少し淡泊過ぎると思う
ままゆはプロデューサーへの愛に溢れていて、日記にそれを書くとしたら
一日だけで数ページに渡って、その愛を細かく書き込むタイプだ
アンケート葉書で例えるなら、その余白が好きな作品の感想で
びっしりと小さな字で埋め尽くされていて
宛先が書いてある表の余白にまで及ぶような、そんな感じ
ガチヤンデレ、ポンコツ問わず

>>34
ありがとうございます
確かに淡白過ぎましたね...
次はP愛をもっと深めて書いてみます
...あれ、なんか違う気がする

まゆのことだから日記の他にプロデューサー専用の書があるんだろう

>>16
智恵理ちゃうやん
智絵里です
本当に智絵里Pには申し訳ありません

ままゆの日記はこのSSにおいては適量じゃない?
一年足らずで10冊使う日記の密度をここで再現されても読みずらいだけだし

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