男「美少女に囲まれた暮らし、か……」 (61)

お姉ちゃんは怪盗

姉「男くん。実はお姉ちゃん、世界的に有名な怪盗なの」

男「ええ!? じゃあ、あの事件も、この事件も、姉貴の仕業だったのかぁ!?」

姉「そうなの。物分りの良い弟を持ってお姉ちゃんは幸せよ。説明する手間が省けたもの」

男「うーん……でもなあ」

姉「疑ってる?」

男「ちょっと信じられないよ」

姉「それじゃあ、証拠を見せてあげる」

 しゅっ、しゅぱっ

男「凄い! 姉貴の動きが全然目で追えなかった!」

姉「ふふ、凄いでしょう。ところで男くん、股間がスースーするんじゃない?」

男「本当だ! スースーする!」

姉「それは今、お姉ちゃんが男くんのパンツを盗んだからよ、ほら」

姉(ぱくっ、ちゅう、ちゅう)

男「……うん、分かった。怪盗なのは認める。認めるから、ちんぽが触れてたっぽい辺りをちゅうちゅう吸うの止めて!!」

姉「ふふ、男くんにはもう一つ話して置かなきゃいけないことがあったわ」

男「……今度は一体何を?」

姉「お姉ちゃん、ブラコンの変態なの」

男「あ、うん。パンツ咥えてちゅーちゅーし始めた時点で、それはちょっと分かってたよ」

姉「本当? 物分りの良い弟を持って、お姉ちゃんは幸せ者ね。ちゅうちゅっ」

男「パンツ吸うのを認めたとは言ってない」

妹は忍者

妹「お兄ちゃん! あのね!」

男「今度はお前か。どうした」

妹「実は私、忍者なんだよ!」

男「お、おう。怪盗の次は忍者か……」

妹「あー! その目は信じてないなあ!?」

男「信じる云々の前に疲れてきたよ」

妹「ふふっ、でも安心して! そんなこともあろうかと思って、忍術を発動させる準備を整えてあるんだよ! 見せてあげる! 分身の術!」

 妹 妹 妹 妹 妹 男 妹 妹 妹
 
男「うおっ!? 増えた! 囲まれた!」

妹妹妹「「「あとね! お兄ちゃん! 私、忍者ってだけじゃなくて、ブラコンの変態さんなの!!」」」

男「あっ、え、ちょ、待って、やめ、あうああぁ!!」

 …………。
 ……。

男「全身妹の唾液塗れ。あちこちにキスマークまで……もうお嫁に行けない……」

妹「お嫁に行く気だったんだ、お兄ちゃん」

男「何でお前はそんなに冷静なんだ!」

妹「むしろなんでお兄ちゃんはそんなにへこんでるの? 気持ち良さそうだったじゃん!」

男「い……いや、それは……気持ち良かったけど……」

妹「そうだよね!? 分身して一気に気持ち良い所を全部同時に舐めてあげたもんね!?」

男「あうぅ……。はい……」

幼馴染は二重人格エスパー

幼「やっほー! ベッドの下から夜中にこんばんは! 可愛い可愛い幼馴染だよ!」

男「……こんばんは」

幼「どうした! 男! 元気が無いぞ!? 下もか? 下もなのか? 確認して良いか!?」

男「やめろっ! 離せ! いきなり現れてズボンを脱がせようとするな!」

幼「分かったやめる」

男「急に冷静になるのも怖いからやめろ!」

幼「でへへへ! 元気一杯の君が好き? 照れるなぁ」

男「ああ……もう、それで良いよ……」

幼「どうした? 本当に元気がないのか?」

男「ああ、ちょっと姉と妹と色々あってな……」

幼「おいおいおいおい! 色々!? 近親相姦? 駄目駄目! そんな不道徳なことやってないで! 男は早く私を孕ませろ!」

男「近親相姦まではいってない! 未遂っぽい何かがあっただけだ!」

幼「ノー。ユー、インサート、ミー、イズ、ヴァギナ!」

男「何だその出鱈目な英語は! お前は本当ッ馬鹿だな!」

幼「馬鹿だけど可愛いよって? 照れるからよせやい!」

男「ああ……話が噛み合わない……辛い……」

女騎士 現る

男「ぶっ!?」

騎「……」

男(どう見ても女騎士にしか見えない女が、公園のブランコで寂しそうにしているが、一体なんなのか……)

騎「……はあ。異世界に飛ばされてしまうとは、我ながら情けない」

男「……」

騎「何とか元の世界に帰らねばならないなあ……。でも、その前に腹ごしらえがしたいなあ……」

男(むっちゃこっち見てる……)

騎「可愛い女騎士が困ってるところを見捨てる若い男なんてフニャチンの糞野郎だよなぁ……」

男(確かに顔は可愛いし、胸もでかいが……)

騎「ああー……お腹空いたなぁ……このまま私は餓死してしまうのだろうなぁ……誰かが助けてくれないとそうなるだろうなぁ……」

男(た、立ち上がった!?)

騎「近くのコンビニでおにぎり二種類、あっ、肉系の具と梅干の二種類ね。それとオカズは……レジで売ってるチキンで良いや。買って来てくれなきゃ死んじゃいそうだなぁ……」

男(何だこいつ。すでにこの世界に馴染みまくってるじゃないか。って言うか、ドンドン近付いてくる。良い匂いする……)

騎「お腹空いたよぉぉ!」

男「……」

騎「もう後五分も経てば、この身が朽ち果てるよぉ……」

男「あの……それ、俺に奢れって言ってるんですか……?」

騎「え? 何ですか、貴方。ただの独り言ですけど」

男(キス出来そうな程の距離で何を言ってるんだ、こいつ)

騎「あああぁぁ……もう……もう……!」

男「あの……奢りますよ、飯」

騎「……良いの?」

男「はい」

先輩は自称・暗黒大魔王

先「お、そこに居るのは男じゃない」

男「ああ。先輩。相変わらず真っ黒いマントひらひらさせて暮らしてるんですね」

先「何せ大魔王だからね」

男「そうですね、先輩は大魔王ですね」

先「ところで男、今君、本当はこう思っただろう。今日も相変わらずでかい乳揺らしてんなあ、吸い付きてぇよ、しゃぶり付きてぇよ、って」

男「思ってませんよ。本当」

先「またまた。だったらあれかな、相変わらず良い尻してんなぁ、引っ叩きながらバックでガンガン犯してやりてぇぜ! とかかな」

男「いえ。と言うか、昼間から下品ですよ、先輩」

先「下品。はあ、下品ね。君はこの暗黒大魔王に向かってそう言うことを言うのか」

男「……いえ。歯向かう気はありません」

先「ほうほう。恐れを為したって訳かい?」

男「ええ。以前、先輩を怒らせて、酷い目に遭ったので」

先「酷い目? 何かあった?」

男「先輩、毎日俺の下駄箱にパンツをぎっしり詰め込むと言う嫌がらせをして来たじゃないですか! 今でも夢に見るんですよ!!」

先「んー。あれは嫌がらせじゃなくて、愛情表現。違う?」

男「……いえ」

先「ふふ、そうだよね。麗しの先輩にして大魔王でもある私のショーツが詰め込まれてるなんて、嬉しくて夢にも見ちゃうよねえ」

男「……はい」

先「ん? 元気がないなあ。大魔王の前だからってそんなに硬くならなくても良いのだよ? 硬くなるのはちんぽだけにしときなさい!」

男(おっさんか!)

後輩は黒魔術師

後「先輩、出来ました!」

男「え?」

後「一口飲めば、たちまち元気になるお薬です! ここのところ、疲れ気味の先輩の為を思って作りました! 健気な後輩をどうぞよろしく!」

男「お、おう……って言うか、元気になるお薬ってネーミングはよせよ。危ない匂いしかしてこねぇ……」

後「うーん……それじゃあ、眠気を感じることが無くなって、生気の瞳が爛々と輝き、根拠の無い万能感が湧いて来るお薬と言うのはどうでしょう」

男「もっと危ない」

後「まあ、ネーミングなんてどうでも良いんですよ。さ、グイッと飲んじゃってください」

男「グイッ」

後「……にやり」

男「!」

後「先輩が今飲んだのは、実は元気の出るお薬じゃありません」

男「!」

後「頭おかしくなるレベルで全身が敏感になってしまう、超媚薬です!」

男「ぶえっ!? な、なんだってそんなもん飲ませた!」

後「イキッぱなしで、アヘアヘしちゃう先輩の顔が見たいからですよ? 他に理由なんてあると思いますか?」

男「あ……いや……」

後「どうです? すぐに効いて来るはずですけど、ジンジンしてきました?」

男「……」

後「……」

男「……? 何ともないぞ」

後「ふふっ、大成功! 実はただのドッキリでした! 疲れた先輩を癒そうと言う健気な後輩のちょっぴりドキドキな悪戯でした! ちなみにお薬と呼んでいたのは、栄養ドリンクをビーカーに移し変えただけの代物です」

男「お、おう……。……ありがとな」

姉妹喧嘩

姉「男くんの童貞を盗むのはお姉ちゃんなの!」

妹「お兄ちゃんの童貞を闇討ちするのは私!」

姉「むきー!」

妹「きー!」

姉「だったらお姉ちゃんは、お尻の処女まで盗むもんね!」

妹「じゃあ私は……う、うーん……」

姉「どうやら勝負はあったようね。何も思いつかなかったのでしょう?」

妹「う、うううう……」

姉「ふっふーん」

妹「こ、こうなったら、もう! お兄ちゃんのアナルに向けてクナイぶっ放すしかないよ!」

男「やめろ! 俺の童貞云々の話を俺が居るところでするのもやめろ!」

幼馴染の裏人格

幼(男さん……助けてください……)

男(なんだこれ!? 頭の中に声が!?)

幼(テレパシーです)

男(なんだ、テレパシーか)

幼(助けてください……)

男(どうした? と言うか、その前に確認させてくれ。お前、幼馴染の別人格だよな?)

幼(はい……)

男(おう。それで、どうした?)

幼(それが……男さんの家から放たれる二人分の強力な邪念が頭に入り込んで来て……怖いんです……)

男(……)

幼(もういっそ、自分の物にならないならちんぽ斬るしかないだとか、睾丸を盗み出すぐらい楽勝なんだよなーやっちゃおうかなーとか、もう、本当に怖いんです!)

男(すまん……)

女騎士 すでに馴染んでる

男「女騎士ってさ、昼間は何してるんだ?」

騎「元の世界へ戻る為の情報収集」

男「ほお……その格好で?」

騎「何か問題でも?」

男「目立つだろ」

騎「そうだな。目立つ」

男「顔は可愛いんだから、気を付けろよ」

騎「そうだな。ああ、この前、ちょっと危なかった」

男「ん?」

騎「豚面のマスクを被った連中に拉致された」

男「!?」

騎「オークの会と名乗っていたな」

男「お、おい、大丈夫だったのか? 産婦人科行くか?」

騎「いや、問題ない。五秒で全員ぶっ飛ばした」

男「わあ強い。ちょっと危なかったって言ってたのは何だったのか、とか、そもそもそれだけ力量の差があれば拉致られねーだろとか、思ってしまうぐらい強い」

( ^o^)ノ今日はここまでしておく

いい感じにぶっとんでて嫌いじゃない

おつおつ

先輩の暗黒大魔王的ランチ


先「時に男よ、君に聞いておきたいことがある」

男「はい」

先「私の弁当に射精したり、水筒に射精したり、したか?」

男「してませんよ」

先「しても良いのに」

男「いや、しませんよ!」

先「何故!? 暗黒大魔王にして巨乳のJKである私に精子飲ませたいのは普通のことだろう!?」

男「先輩の発想が普通じゃないです」

先「知ってた」

男「知ってたんですか!?」

先「ああ、もちろん! なんたって暗黒大魔王だからなー。分かってる、分かってるよ。直接ぶっかけたいんだろ?」

男「違います」

先「じゃあ、あれか。私が見てる前で弁当に射精したいのか」

男「それも違います」

先「ううん? 私には男が何を言っているのか分からない……」

男「俺には先輩が何を考えてるか分かりませんよ! そもそも何なんですか、弁当にぶっかけろだの射精しろだの、先輩が望んでるんですか?」

先「え? そりゃあ、暗黒大魔王でなくとも、好きな男のザーメンもぐもぐしたいだろ、普通」

男「え?」

先「うん、普通だよ」

男(あれぇ? 凄くまじめな顔で普通だって言い切ったけど、この人本当に魔王か何かなの? 俺とは別の世界に住んでるの?)

先「だから、早くおちんぽ出せ!」

男「出しませんよ!」

後輩の質問


後「ねえ、先輩。先輩ってどんな女の人が好みなんですか?」

男「ん? 好みか……。急に言われると難しいな」

後「では、以下から選んでください。胸の慎ましやかな年下の女性。貧乳だけどいつも健気で相手を立てる年下の女性。平らな胸板の黒魔術を嗜んでいる年下の女性。さあ、どれです!?」

男「選択肢がえらく偏ってる気がする……」

後「早く選んでください!」

男「まあ待て。何を気にしているのか分かったぞ。俺をそこらの鈍感系主人公と一緒にするなよ? 別に貧乳だからって悩むことはあるまい。俺に限って言えば胸の大小にあまりこだわりはないし」

後「え?」

男「大事なのは……そう、乳首だ。乳輪の大きさや色、これが大事」

後「……先輩、破廉恥です」

男「え?」

後「……スケベです」

男(おかしいな、貧乳であることを悩む後輩を気遣ったつもりなんだが)

お姉ちゃんのニュース!


姉「見て見て、男くん、お姉ちゃんがテレビに映ってるよ~。って言っても顔は隠してるから、誰だかバレルことはないんだけどね」

男「ぶっ!?」

姉「あー、あのセキュリティガバガバな美術館の館長ってこんな顔してたんだ」

男「あ、姉貴……大丈夫なのかよ……って言うか、何盗んだの」

姉「んと、何だか良く分からないけど、裸の男をモチーフにした像よ。男くんのおちんちんもこんな感じなのかなぁと思って盗んだの」

男「……ああ、そう」

姉「ちなみにお姉ちゃんの貞操セキュリティは、男くんに向けてのみ常時ガバガバよ。あ、大丈夫、ガバガバなのはセキュリティであって、おまん――」

男「それ以上言わなくて良い!」

妹は不思議で仕方ない


妹「お兄ちゃんに質問!」

男「お、なんだ?」

妹「何でお兄ちゃんは私のパンツを盗まないのか」

男「お、おう。むしろ何で盗むと思ってるんだ」

妹「もしかしてお兄ちゃんはパンツに興味ない派?」

男「興味はあるけど、妹のパンツを盗む程は落ちぶれてない」

妹「ん? どう言うこと? つまり、照れてるってこと?」

男「どうしてそうなるのか。まあ、良い。とにかく俺はパンツなんて盗まないからな」

妹「そう? じゃあ、次の質問!」

男「まだあるのか」

妹「何故お兄ちゃんは私をオカズにオナニーしないのか」

男「ぶっ!?」

妹「裏声使って「お兄ちゃん大好き~」とか言って一人芝居しながらシコシコしろよ!!」

男「しろよ!! じゃねぇよ! 口調変えるのもやめろ!」

妹「だったらせめて! お風呂に気づかず入って来てよ!」

男「そ、それはこの前やっただろ。あれは脱衣所だったけど……本当にボケッとしてんだ、すまん」

妹「……」

男「そう言えば、普段グイグイ迫ってくる割に、あの時は恥ずかしがってクナイを投げ付けて来たよな」

妹「そ、その時の話は止めて!」

男「お、おお。すまん……」

妹「普段は『お兄ちゃんに裸を見せ付けてやりたいでごわす』みたいに考えてても、いざ実際に見られると恥ずかしくなっちゃうとか、本番に弱いスケベキャラみたいに言うの止めて!」

男「はい」

幼馴染は暴れん坊


幼「いよぅ! 男ぉ! 山から下りて来たヒグマを飼い慣らして、更に乗りこなしてしまう可愛い幼馴染の登場だよ!」

男「!?」

幼「さあさあ、愛の逃避行としゃれ込もう! 乗って乗って!」

 ヒグマが現れたことで街は大パニックに陥った。
 
 自衛隊やら警察やら消防やらが総出でヒグマと幼馴染を捕獲するまでに、三日も掛かった。なんでアイツ逃げんだよ。
 
 ちなみに、その後、幼馴染は色んな人からめっちゃ怒られた。
 
 男はテレビの取材に対し「とてもそんなことをする子には見えませんでした」と無駄に嘘を吐いた。

女騎士はペット枠


姉と散歩

姉「女騎士ちゃ~ん、散歩いくわよ」

騎「ういっす。今準備します!」


妹と遊ぶ

妹「女騎士~! 公園で騎士道VS忍道ごっこしようよ!」

騎「おっ、やるやる! 今日は負けないからな~!」


幼馴染の冗談に対して威嚇する

幼「へいへいへい! そこの女騎士! 実は私ってばふたなりなんだぜ! スカートの下には凶悪な男根がそそり立ってるんだよ!」

騎「ガルルルル……!」

幼「本当にふたなりだったら、噛み千切られそう! やばいよ、生えてないのに玉ヒュンしたよ!」


男と散歩中に先輩と会う

先「おいおい! こんな可愛い女騎士、どこで拾ってきたんだ、男!」

騎「ちょ、やめ、頭撫でないで! 髪の毛もふもふしないで! 匂い嗅がないで!」


男と散歩中に後輩と会う

後「随分大人しい女騎士ですね。この子となら仲良くなれそうです。……実は私、女騎士にはあまり良い印象がなかったんですよ。近所で女騎士を飼ってるご家庭があるんですけどね、もう毎晩毎晩「んほぉ」だの「あへぇ」だのうるさいんで」

男「まあ、ウチの女騎士は賢いからな。野良だったけど、あんまり躾の必要もなかった」




騎(この世界における女騎士とは一体……)

先輩の暗黒大魔王的おしゃれ

先「男、男、今日の私を見ろ!」

男「……?」

先「……なんだぁ、その顔は。いつもと違うところがあるだろうに!」

男「え? 相変わらずマント羽織って、巨乳をゆさゆささせてるだけにしか見えませんが……」

先「そのマントだよ! おニューなの! 新しくしたの! 可愛いだろ!?」

男「……はい」

先「ちなみに、もう一つ変わった所があるんだけど……」

男(ええ? まだあるのか……。全然分からんぞ……)

先「男よ、見えるか、この私の期待に満ちた愛くるしい瞳が」

男「はい。ええっと……か、髪型変えました?」

先「馬鹿野郎! 男! お前の目は節穴か? 節穴なのか? 節穴だったのか!?」

男「う、あうう、すい、すいません、あ、謝るから、そ、そんなに肩を揺さぶら、揺さぶらないでください」

先「ううむむむ……」

男「すいません……」

先「あー、もう良いよ。そんなにしゅんとするんじゃない。教えてやるよ、下着。新しい下着なの!」

男「……先輩、普通に制服着てるじゃないですか。それでどうして下着の事を俺が分かると思ったんですか!?」

先「逆ギレかぁ? そんなもん愛でカバーしろよ! 私が好きなら制服ぐらい透かして下着を見ろよ!!」

男「んな、無茶苦茶な……あ、いえ、すいません。気をつけます」

先「ふん……。今回だけは許してやろう。暗黒大魔王は寛大な心の持ち主なのだよ」

男「はい……。で、どんな下着なんですか?」

先「え?」

男「いや、新しく買ったんでしょう?」

先「え? あ、いや……あの……それを言うのはちょっと恥ずかしいからやめて」

男「ええぇ……大胆なのか恥ずかしがり屋なのか、はっきりしてくださいよ……」

後輩は転送術が使えない


男「なあなあ、後輩がいつもやってるのって、魔術なんだろ?」

後「ええ、そうですけど……どうしたんですか」

男「ほら、この前、俺が散歩に連れてた女騎士が居るじゃん」

後「はい」

男「アイツを元の世界に帰してやれないかなーって。転送術っていうの? そんな感じでさ。出来る?」

後「先輩。先輩は馬鹿なんですか?」

男「え?」

後「転送術なんて使えるなら、さっさと先輩の精子を私の子宮にぶち込んで、元気な赤ちゃん産んでますよ。それぐらい、少し考えたら分かると思いますけど」

男「分からねぇよ……」

お姉ちゃんに質問!


男「なあ、姉貴。どうして怪盗なんてやってるの」

姉「いつか男くんのハートを盗む為だよ」

男「……ああ、そう」

姉「他には質問ないの? お姉ちゃんがどれだけ男くんを愛しているのか、とか、どんな体位で男くんとの初エッチを妄想してるのか、とか、聞いても良いのよ?」

男「いや、いいです。そう言うのは」

姉「そう……。あ、いけないもうこんな時間」

男「お、おい、怪盗活動もそこそこにしておけよ、捕まったりしたら」

姉「違う違う。妹ちゃんと買い物にいくの」

男「ああ、そうか。……しょっちゅう喧嘩してるけど、何だかんだで仲良いんだな」

姉「うん。今日はね、男くんのペニスに似たディルドを探しに行くのよ。妹ちゃんったら一人でアダルトショップに入るのが恥ずかしいって。ふふ、まだまだ子供なのよね」

男「子供はディルド買わない」

妹の宿題


妹「お兄ちゃん! 宿題教えて!」

男「おう。教科は?」

妹「保健体育! 実技で!」

男「それ、宿題なのか?」

妹「うん! 人生の!」

男「お、おう……あー……今更こんなことを言っても無駄だと思うが、そう言うことは、本当に好きになった相手とだな……」

妹「ん? お兄ちゃんのこと、本当に好きだよ」

男(やべ。変なテンションじゃない素の妹に好きだよって言われたら、ちょっときゅんとしてしまった……)

妹「ね!? だから、保健体育の実技を!」

男「いや、いやいや、早まるな。押し倒そうとするな!」

妹「照れてるの?」

男「ち、違う。りっ、倫理的に問題があるんだよ! 兄妹でそういうことをするのは……!」

妹「私のこと嫌いなの?」

男「え? いや、そう言う訳じゃないけど……でも……駄目なんだよ」

妹「ふーん……。じゃあ、保健体育は良いや。その代わり、ぎゅってしても良い?」

男「え? お、おう。それ位なら……」

妹「えへへー。ぎゅー」

男(か……可愛い……。い、いや、待て俺! これは策略だ、策略に違いないだ!!)

幼馴染と勉強


幼「おかしい! これはどう考えてもおかしい!」

男「何がだよ。お前が次のテストが不安だから勉強教えてくれって、押し入って来たんじゃないか」

幼「いやいやいや! だっておかしいだろ!? 若い男女が部屋で二人切り! なのに勉強してるって、馬鹿だろ! 阿呆だろ!」

男「いや……だから、お前が勉強をって言い出したんだろ……」

幼「それはそうだけど、こっちは囁かれてんだよ! 『ガイア』だか『地球』だか『恥丘』だか『子宮』だかが、男に孕ませてもらえって囁いてくるんだよ! だから早く服を脱げ!」

男「なんだよ、それ! 脱ぐかよ!」

幼「あーそう! だったらこっちから脱いでやる! 脱ぐったら、脱ぐ!」

男「わっ、お、おい!」

幼「……ふふ、こっちが一枚脱いだんだから、そっちも一枚脱ぐのがルールだ! さあ……早く……って、どうした?」

男「……」

幼「男?」

男「……うっ」

ぶびゅっ! びゅるるる!

幼「ええ? お、おいおい! 射精しちゃったの!? 嘘だろ!?」

男「う、うう……」

幼「おいおいマジか。……ぷぷっ、ぷー! マジか! 男! ちょっとそれは女に耐性無さ過ぎるだろ! まだ私、キャミソールだぞ!? それで射精するとか、ぷっ、ぷふふっ、ふふふ、あはははっ! だっせー!」

男「……」

幼「そりゃあ、私は可愛いし、色気に溢れてる幼馴染だけど、だからって、キャミソール姿が見ただけで手も触れずに射精するとか! ぷーっ、くすくすっ! 早漏過ぎるだろ! 姉も妹も居るんだから、ちょっとは見慣れておけよ! ぷぷぷっ! 超・早・漏! ぶびゅーってか!?」

男「うっ……うう……うっ、ぐ、ぐすっ……ぐす……」

幼「おわぁぁっ!? なっ、泣いた!? あ、あわわわ、ご、ごめんなさい、ごめんなさい!」

 この後、騒ぎを聞いて駆けつけた姉と妹に、幼馴染は滅茶苦茶怒られた。

女騎士と新勧コンパ


男「なあ、昨日の夜、どこか出掛けてたのか?」

騎「ああ、ちょっと新勧コンパに……」

男「……? なんで? 別に学生じゃないだろ、お前」

騎「いや、私も良く分からないんだが、チャラチャラした男共に囲まれて、半ば強引にな」

男「……そ、それで? 大丈夫なのか?」

騎「ん?」

男「い、いや、滅茶苦茶酒を飲まされて、酔ったところを……とか……」

騎「ああ……酒は何でか矢鱈と勧められたな。断るのも悪いから全部飲んだが……」

男「お、おいおい。もしかして、昨日の記憶はないとか……?」

騎「いや、はっきりしてる。どうもこの世界のアルコールは、元の世界のそれよりも弱いみたいでな。気付いたら、起きてるのは私だけだった。いやあ、会計を迫られた時には少し焦ったな。結局、そこらに寝転がってる男共をたたき起こして、支払わせたんだけどな」

男「……そっか。安心した」

騎「ん? 何か心配するような要素はあったか?」

男「たっぷりあったと思うが」

騎「……そうかなぁ?」

( ^o^)ノ今日の所はこの辺にしておいてやる! また明日来るからな!

先輩の暗黒大魔王的ポイント


男「あの……前から気になってたことがあるんですけど、聞いても良いですか?」

先「お? なんだぁ? 生理周期ならエクセルで表作ってあるから、後で送るぞ?」

男「いや、それはいいです。……先輩のどこら辺が暗黒大魔王なんですか?」

先「え?」

男「いや、だから、マント以外に暗黒大魔王ポイントがあるのかな、と」

先「ん?」

男「え?」

先「待て待て。私を見て、君はどう思うよ」

男「……巨乳のJK?」

先「何でだよ。この辺とか、こことか、あ、それからここも、大魔王っぽいだろう?」

男「いや、髪もスカートもうなじも、JKっぽさしかありませんけど」

先「……眼科行くか?」

後輩とこれからも


後「先輩、先輩」

男「おう、どうした」

後「私、先輩のこと、「お前がパパになるんだよっ!」って言いながら騎乗位生セックスで精液搾り取りたいなぁ、って言う目で見てますけど、先輩の周りにいる他の女性みたいに、強引な手段には出ませんので、これからも安心して仲良くしてくださいね」

男「……お、おう」

絶倫日記


○月×日

 今日は姉に、怪盗活動の時に使っていると言うラバースーツを着せてセックスした。
 ぴっちりテカテカのスーツ姿も良かったが、なんと言ってもスーツを脱がせた後の汗ばんだ身体のエロさよ。フェロモン撒き散らしやがって。
 何だかんだで三回は射精した。
 
○月×日

 今日は分身の術を使って妹と3Pした。
 左右の乳首を舐められながらのダブル手コキ! いやぁ、これは良かったねぇ。
 フィニッシュは、顔面騎乗と騎乗位の合わせ技でした。たっぷり出たぜ。

○月×日

 今日は幼馴染に調教セックス!
 普段生意気な幼馴染が「ご主人様許してください」と叫びながら、連続アクメ決めてる姿にはぐっと来るものがあった。
 バックからの寝バックで最後の射精をしてやったが、幼馴染の尻の柔らかいことと言ったら。またぶったていてやろうと思う。

○月×日

 今日は女騎士にビンタされた。

○月×日

 昨日、女騎士とセックス出来なかった俺は、ムラムラして先輩を襲った。
 普段は暗黒大魔王だの何だのと言ってやがるが、押し倒したら涙目になってやがった。
 ビビッてるみたいだったから、なるべく優しくしてやった。
 最終的には「好き」と「愛してる」を連呼しながら、大シュキホールド決めてきやがった先輩にたっぷり種付けしてやったよ。

○月×日

 今日は後輩に犯されてやった。
 まったく、あいつったらフェラの時に玉までちゃんと舐めるし、アナルにまで躊躇い無く舌を伸ばすしで、こっちが戸惑うぐらいだったぜ。
 最後は乳首舐められながらの騎乗位で射精した。思わず後輩ちゃん大好き~なんて情けなく喘じまったぜ!

( ^o^)ノ「これで良し、っと」

男「うわっ! 変な生き物が俺の日記に落書きしてやがる! しっ! しっ!」

男「……」

男「何だよ、この日記……」

男「……うっ」

ぶびゅっ! びゅるるる!

( ^o^)ノ今日は……ここまで……です……!

男の発射速度がはやすぎるwwww

ええやん

お姉ちゃんスイッチ


男「作ったぞ! お姉ちゃんスイッチ『あ』!」

姉「あらゆるところを高速で撫で回す!」

男「あっ、あふんっ……。つ、次だ『い』!」

姉「淫乱と言う言葉を体現するかのようなエッチなポーズで誘惑する!」

男「おふっ……。く、くそ、こうなれば『う』!」

姉「運動後の汗ばんだ神々しいまでにエッチな身体を見るが良い!」

男「あうううっ……。ち、ちくしょう! 『え』!」

姉「エッチなお姉ちゃんの魅了されてしまうが良い!」

男「はうああぁっ!! お、奥の手の『お』!」

姉「男くん大好き」

男「あわわ……。完敗だ……ラストの笑顔で俺は死んだ!」

妹スイッチ


男「姉には負けたが、妹には勝つぜ! 妹スイッチだ! 『か』!」

妹「屈んだ拍子にちらりと見える膨らみかけのおっぱい!」

男「うぐっ……。『き』!」

妹「キスは得意技! なんたってさくらんぼの茎を口の中で結べるからね!」

男「はわわ……味わってみたいと思わせる魅惑の攻撃……! だが、まだ負けん! 妹スイッチ『く』!」

妹「くびれのない身体!」

男「う、ううう……ロリコンホイホイめぇ……! 『け』!」

妹「毛ももちろん無い!」

男「おぐぅ!! まさかそこまで極めているとは……! ええい! 『こ』だ!」

妹「恋する妹のキラキラおめめ!」

男「ぐ……そんな目で見るな……! 孕ませたくなったらどうすんだ!!」

幼馴染スイッチ


男「お、いたいた。おーい、ちょっと付き合ってくれ」

幼「おやおや!? ついに幼馴染の魅力に気付いたのか!? ちょっと待ってろ、今鞄から針で穴を開けたコンドーム取り出すから!」

男「出すな! そんなつもりはない! それよりこれを見ろ、じゃーん! 幼馴染スイッチだ!」

幼「ん? 幼馴染スイッチ?」

男「そう。ひらがなが一文字ずつ書かれた五つのボタンを押すと、文字に合わせた動きを……」

幼「つまらん!」

男「え?」

幼「なんだ、これ! さ行の字が一つずつ書いてあるだけじゃないか!」

男「え、いや、そういうものだし……お前、元ネタ知らないのか?」

幼「知ってるけど、これは違う! こうじゃない! 貸せ!」

男「あ、おい!」

幼「『さ』……『さ』はこうだろ! 『先にシャワー浴びて来いよ』これ! これだよ! 私は最ッ高に可愛い幼馴染だが、流石に一日遊んだ後は汗掻いてるんだよ! 分かったか!?」

男「いや、なにも分からん……」

幼「次は『し』だな? 『し』はこう! 『静かにキスしてベッドイン!』他にないだろ!!」

男「あ、うん……なんかもうどうでも良くなってきた……」

幼「『す』? 『す』……ああ、分からん! 男! なんか考えるんだ! 早く!」

男「なんか考えろと言われても……もう、お前の好きな様にセックスの流れでも書いてろよ……」

幼「だーかーら! それが分からないっての! ベッドインした後はどうすりゃ良いんだよ! あれか!? 部屋に衣服を散らばして、シーツの上で恋人っぽく手をつなぎながら、外で鳴き始めたすずめの声を聞けば良いのか!?」

男「なんで朝チュンなんだよ!!」

幼「それしか知らねーんだよ! 馬鹿! じゃあもう『す』は『すっきり』、『せ』は『セックス』、『そ』は『爽快!』これで良いよ! ほら、早く押せ!」

男「誰が押すかよ!」

幼「押せよぉぉ!! 少女漫画の朝チュンしかセックスを知らない私に本物を教えろって言ってるんだよぉぉ! ほらぁ!」

 このやり取りを偶然聞いていた幼馴染の友人が言った。
 
「え? 幼馴染ちゃん、何時も言ってたじゃない。『もう、毎晩毎晩男の奴ががっついてきてスゲーんだよ、エロいんだよ、腰がイテーんだよ』って。何か妙にふわふわしてる内容だなーって思ってたけど、もしかして処女? 処女? 処女なのかぁ!? いつもいつも嘘っぱちの妄想惚気話を聞かされてたって言うのかぁ!? ああぁンッ!?」と。
 
 幼馴染は「非処女ぶってすいませんでしたー!」と泣きながら友人に土下座していた。

 男はそそくさと逃げ出しながら「女って怖いな」と思うのであった。

( ^o^)ノ本日はここまで。また明日。

凄く良い

先輩との特濃セックスがよみたいです

女騎士スイッチ


男「女騎士スイッチ! 『た』!」

騎「たくさん食べて、よく遊ぶ!」

男「健全だな……。次はどうだ『ち』!」

騎「チョコレートは食べられない! 中毒になるから!」

男「犬や猫かよ! 『つ』!」

騎「つやつやお肌の秘訣は夜9時には寝ること!」

男「け、健康的だな……。『て』!」

騎「手を繋いで散歩するのが好き!」

男「飼い慣らされてやがる……! 『と』!」

騎「友達! 大好き! 男も!」

男「わっ、こら、急に飛び掛ってくるな、顔中ペロペロするな! もうこれ中身は犬じゃないか! 雌犬とかじゃなくて、単に犬!」

騎「ふう、こんな感じでよろしいか」

男「お、おう……演技かよ……」

先輩にスイッチは無効


男「先輩スイッチ! 『な』!」

先「無駄だ! この暗黒大魔王たる私をスイッチごときでコントロールすることなど不可能! 私は私の思うままに生きるぞ!!」

男「先輩スイッチ! 『に』!」

先「無視するんじゃない! 私には効かないって言ってるだろ!!」

男「先輩スイッチ! 『ぬ』!」

先「無駄って言ってるだろう! 何だよ、その態度! まだ『な』も『に』もなにもやってないだろ!!」

男「先輩スイッチ! 『ね』!」

先「話を聞けよ! 私もさっきから一方的に喋ってるけど、男だって一人で黙々とスイッチ押してるだけだからな!? 和解した方が互いの為になるだろうが! 暗黒大魔王的仲直りしようじゃないか!!」

男「先輩スイッチ! 『の』!」

先「ぐぬぬぬ……。遂に最後までスイッチを押しやがったか……。ん? いや、待てよ……」

男「ん……?」

先「ははーん。こうだな」

男「あの、先輩? 背中に手を回して何を……」

先「じゃーん! ブラジャー取ったぞ! 『の』に対して『ノーブラ!』って、やって欲しかったんだろぉ!? ほらほらっ、今私、めっちゃノーブラ! 胸んとこ、ポチッてなってるぞ! ほら!!」

男「……!! くっ……うう……!! うっ……!」

ぶびゅっ! びゅるるる!

先(ふふっ、幼馴染から情報は仕入れ済みだ! これで男が精液おもらしで、ズボンを濡らしてしまい、恥ずかしがって泣く顔が……。!? なんだとっ!! 菩薩のごとき笑顔だと!?)

男「ふふ……ありがとうございました。先輩、素敵な胸ポチでしたよ」

先「ば、馬鹿な……! あの身震いは間違いなく射精だったはず! どうして!!」

男「俺は今、とても良い気分なので、特別に教えてあげましょう。……こんなこともあろうかとね、おむつを穿いていたんですよ! だから射精しちゃってもパンツ汚れないんですよぉっ!!」

先「……何威張ってんだ、お前」

男「え?」

先「胸ポチぐらいで射精しやがる早漏野郎がっ! 粋がってんじゃねぇぞ!!」

男「ひ……ひどい……何もそこまで言わなくても……。うっ、うう、ぐすっ……ぐす……」

先「ふう。やったな。ちょっと遠回りにはなったが、結果的に泣かせてやった! 私の勝ちだ!」

男「う、うう、うえぇんっ!! もう先輩なんてオカズにしてやらないんだからなぁ!!」

先「……あれ? 泣きながら走り去ってしまった。……んん? これってもしかして私、嫌われたのか!? 試合に勝って勝負に負けたって奴か!? おおい! 待ってくれ! 男!」

後輩スイッチ


男「後輩スイッチ! 『は』!」

後「ハサミを手に取ります」

男「……? 後輩スイッチ! 『ひ』!」

後「ひと気の無い所へ先輩を誘い込みます」

男「後輩スイッチ……『ふ』!」

後「服を切り裂いてやります」

男「……『へ』」

後「へへっ、口では嫌がっても下は、もうこんなになってるじゃねぇか、と羞恥を煽ってさしあげます」

男「『ほ』」

後「ほぉら、すっぽり入っちゃいましたよぉ。どうですかぁ? 初めて味わう女の子の中は……温かくてぬるぬるで、とっても気持ち良いですよね? 先輩はこのまま何もせずに、ただただ私に犯されて、気持ち良ぉく射精しちゃってくださいね、と言いながら犯す」

男「……!」

後「どうです? 模範的回答だったと思いますけど。もちろん、実力行使に出たりはしないので、安心してください」

男「お、おう……」

男(なんだ? 今、間違いなく射精してしまうと思ったのに、途中で感覚が止まったぞ……?)

後輩スイッチ解答編


幼(私です)

男(頭の中に声が!?)

幼(テレパシー)

男(なんだ、テレパシーか)

幼(さっきは危ないところでしたね……。私が超能力で食い止めなければ、射精していましたよ)

男(ああ、君のおかげか……。それはありがとう。ところで、何でこの距離なのにテレパシー使うんだ?)

幼(肉声で会話とか、どんな羞恥プレイですか。恥ずかしすぎて、パンツびちゃびちゃになります)

男(恥ずかしがり屋さんなんだな)

幼(はい。男さん……)

男(ん?)

幼(世界は今、未曾有の危機に晒されています……貴方の力を、貸していただけませんか……?)

男(え? え? 何、急にどうした? 俺、救世主になるのか? 思春期の少年に世界の命運を託しちゃう系の奴? うわぁっ、マジかっ。マジか。あ、でも幼馴染の裏人格の頼みとあらば、断る訳にはいかないよな。やっぱり聖剣とか振り回しつつ、仲間を集めたり、力の代償で身体をぼろぼろにしたりしながら、悪い奴を倒しにいく感じ?
 ああ、面倒だなぁ、命がけになるんだろうなぁ、でも、ほら、俺が世界を救うのに適任なんだろう? 俺以外にいないんだろう? 仕方ないなぁ、マジで、他に誰かいねーのかよ……いねーか。俺が勇者だもんな! なっ!)

幼(めっちゃテンション上がってるところ申し訳ないのですが、なんとなく言っただけの嘘です。世界は今日も平和です)

男「なっ……!? そ、そっか……平和なのは良い事だよな……」

幼「はい」

男「!?」

幼(つ、つい、肉声で返事をしてしまいました! パンツびしょびしょになったので、帰ります!)

男(お、おう……)

男「……」

男「いや、俺は本当に勇者だとか、救世主だとかに憧れてる訳じゃないからな!? ただ、世界がピンチって言うなら、宇宙船地球号の乗組員の一人としてだな……うん……俺は誰に言い訳してるんだ……」

( ^o^)ノスイッチ編おわり。また明日……もしくは、明後日に。

なにをおっしゃる、今日はまだまだ長いですよ

明日も待ってる

パーティー


騎「今晩は男の友人達が集まってパーティーをするらしいので、お姉さんが朝から料理の用意をしています」

姉「きゅ、急にどうしたの、女騎士ちゃん」

騎「何でもありません。次は何をしたら良いですか?」

姉「ああ、それじゃあ、じゃがいもの皮むきをお願いしても良い?」

騎「了解であります!」

 …………。
 ……。
 夜。

男「うーまーいっ! 普段から姉貴の作る飯は美味いが、今日のご馳走は更にその上を行く、まさに絶品至極!! うまっ、うまっ……!」

騎「うひゃほーい! 何だこれ! 何だこれ! 手が止まらんよ! 姉さん、私を雌豚にでもしようってんですか!? あーあー、仮にそんな目論見があったとしても、止められない! おらおらおらっ、男の分まで食べちゃうぞっ!」

男「やーめーろーよっ! それより女騎士こそ、そのから揚げ喰わないなら、俺に寄越せよ!!」

騎「馬鹿もん! それは私のとっておきだ! 好きなものは最後に食べるの! だから手を出しちゃ駄目!」

姉「ふふ、二人とも美味しそう……と言うか、楽しそうね。頑張って作った甲斐があったわ」

妹(ぐぬぬ……。お姉ちゃんの料理の腕前は分かっていたはずだけど、目をきらきらさせるお兄ちゃんの姿には、嫉妬を禁じえないよ!)

幼(むむむ……。か、勝てない……!! この私の可愛さを持ってしても、男をあんなに笑顔には出来ない……!!)

先(ガツガツガツ、ムシャムシャムシャ!!)

後(ふむ……。やはり料理の出来る女性は強いですね……。先輩があんなに良い顔を浮かべているのは見たことがありません……。隣のデカパイ先輩も獣のような喰い付きっぷりです)

 …………。
 ……。

帰り道


先「諸君! 悔しくないのかね! 男のあれは、完全に胃袋を掴まれた顔だったぞ!!」

後「ぶっ! ちょ、ちょっと先輩! この中で一番料理に夢中になってた癖に、貴女が音頭を取るんですか!?」

先「悪いか? 美味しいものは美味しいと認める! その上で、私は諦めんぞ!」

幼「諦めないって……ええ? 先輩にお姉さんより美味しいものを作れるとは思えませんけどー」

後「そうですよ。聞きましたよ、家庭科の実習で、未知の生命体を生み出して、あわやバイオハザード一歩手前だったって話」

先「あー、うるさいうるさい! それは過去の話! 私は暗黒大魔王だぞ! 日々進化を遂げているのだよ!! それとそこの忍者娘!」

妹「!!」

先「隠れているのは分かっているぞ! 身内に敵を持つのも辛いだろう! ここは一時停戦として我々と組もうじゃないか」

妹「……く、組む?」

幼「なにかやるんですか?」

後「……あまり良い予感はしませんけど」

先「ふっ、ふっ、ふ。奇策などは雑魚のやること! ここは正々堂々やろうじゃないか!! 題して「男争奪、料理コンテスト」だ!」

開催されました


騎「えーっと……そんな訳で、料理コンテストです。アシスタントの女騎士です。……なんで私がこんな事を……」

姉「審査委員は私が」

騎「はい。それじゃあ、さっそく、エントリーナンバー1番。妹さんの作品から」

妹「ふふっ……! お姉ちゃん! これが私のとっておきだよ!」

姉「……? 茶色く塗った紙粘土?」

妹「!? ち、違うよ! 忍者の携行・保存食だよ!」

姉「あ、ああ。なるほど。……妹ちゃん」

妹「な、なに?」

姉「身内だからって贔屓は出来ないからね。……それじゃあ、いただきます」

妹「……」

姉「うん。思ったとおり。口の中がパサッパサ。味もほとんど無いに等しいし、何故コンテストに出す料理として保存食を選んだのか、理解に苦しむわ。5点満点中1点」

妹「なっ……!?」

姉「言ったでしょう? 身内だからって贔屓はしないって」

妹(うる……うるうる……)

姉「そ、そんな目で見たって駄目なんだからね!」

妹(うるうる、うるうる)

姉「ぐっ……。むむむ……」

妹妹妹(((うるうる)))

姉「ああ、もうっ、増えないで! 分かった! 分かったから! ひ、一人に付き一点って事で、三点……こ、これが最大の妥協点よ!」

妹(ふふっ……お姉ちゃんも案外ちょろい! 私以外の人も料理は苦手な模様! ならば、ここでの三点は大きなリードとなったはず!)

妹「ありがとうお姉ちゃん!」



先「あの忍者っ娘、あなどれんな」

後「無駄な小細工の前に、料理のレシピ本でも読んだ方が、今後の為だと思いますけどね。忍者の保存食が並ぶ食卓は……ちょっと嫌です」

幼馴染


騎「えー、次はエントリーナンバー2番、幼馴染さん、どうぞ……どう……え? ひいっ!!」

姉「ひっ!?」

幼「どうしたの、二人とも。……んん? さては、私の持ってきた料理のあまりの出来に驚いて、声も出ない感じ? ふっふーん。これはもう優勝確実だね! さすが、可愛い幼馴染の私!」

姉「い、いやいやいやいやいや! 待って、待って幼馴染ちゃん! これ何!? この真っ黒な微妙に人型っぽい塊はなんなの!?」

幼「何って、チュパカブラの丸焼きでしょ、どう見ても」

姉「え?」

幼「南米まで行って捕まえて来たんだよ! さ、冷めない内に!」

姉「さ、冷めない内にって……わ、悪い夢なら早く醒めて欲しいんだけど……」

幼「?」

姉「これ……幼馴染ちゃんは食べた、の……?」

幼「まさか」

姉「……あの、一応聞くけど、ルール知ってるんだよね? 優勝者の料理を男くんに食べさせるんだよね?」

幼「ん? うん」

姉「自分が食べられないようなものを食べさせるつもり……?」

幼「てへっ。そこは私の可愛さに免じて――」

姉「良かろう。女騎士ッ! コイツと、それからこのUMAの死体をまとめて、放り出せ!」

騎「え? はっ、はい!」

幼「ちょ、ちょっと、そんなに怒らなくても、うわっ、この女騎士力強すぎ! パラメータ、STR全振りかよ! 物理主体かよ! 離せ、はーなーせっ! あうわあぁ!!」

姉「料理の名を語る以上、それを冒涜するものは死すべし。0点」



後「なかなかハードですね、お姉さんも……。大丈夫ですか、先輩。……あれ? いない……」

暗黒大魔王


騎「はあ……何だか疲れました。次は3番の先輩さんです、どうぞ」

姉「……」

騎「どうぞ」

姉「……? 来ないわね」

<す、すまない、自走出来ないんだ! 手伝ってくれ!

騎「自走? 何だ良く分かりませんけど、ちょっと見てきますね」

姉「うん、お願い」

 タッタッタッタッ

<うわっ! お前馬鹿じゃないの! 姉さんに怒られるぞ!

<ば、馬鹿とは何だ! この暗黒大魔王に向かって! 良いから運べ! 鮮度が落ちない内に早くするんだ!!

 ガラガラガラガラ……。

姉「うわっ」

先「最高の料理とは! そう! 私が皿になることだったんだよ! さあ、この最高品質の女体盛りを堪能するがよい!」

姉「う、うう……食欲なくすわ……。でも、審査委員としては食べない訳にはいかないのよね……」

騎「刺身、ですか。姉さん、どうぞ、わさびと醤油です」

姉「ありがとう。……ぱくっ。うん、普通の刺身。しかも体温でぬるくなってる。これは2点」

先「に、2点!? まさか! そんなことないだろう!? もっと良く味わって――」

姉「あのね。先輩ちゃん。私、そもそも食べ物で遊ぶようなことは嫌いなの。……一歩譲ってそれは許すとしても、女体盛りに関しても駄目だわ。覚悟が甘いもの。水着? そんなものを着ていちゃ、乳首を箸で挟む楽しみも、ワカメ酒をすする楽しみもないじゃない!!」

先「そ、そんな……! い、いや、でも……!」

姉「これ以上言うことはないわ。下げなさい、女騎士」

騎「はっ!」

 ガラガラガラガラガラ……。

先「ま、待って! 忍者娘にすら負けるとか、ま、まだ」

 ガラガラガラガラガラ……。

 イカソーメンとか! イカソーメンとかあるから! 胸の谷間にイカソーメンとかあぁぁぁ!>

騎「ふう。排除完了です」

後輩は肉じゃが


騎「次は一見常識人っぽい子だから、安心かな。エントリーナンバー4番、後輩さんの作品です、どうぞ」

姉「……!! こ、これは……!!」

後「え? 肉じゃがですけど」

姉「……!!」

後「あ、あの……レシピを見ながら作ったので、そんなに酷い味にはなってないと思いますけど……見た目も、問題ないですよね?」

騎「ん? ああ、そうだな。どうしたんですか、姉さん」

姉「う……」

姉(肉じゃが……。まさか、肉じゃがが来るとは思っていなかったわ……! この子達の事だから、どうせゲテモノ大集合だと思っていたから……! ど、どうする私……! 肉じゃがは、怖い……!)

騎「……? 姉さん?」

姉(私のトラウマが蘇る……! 子供の頃にたまたま見ていたテレビで放映していた、あのB級なんて言葉が生易しく感じられるようなクソ映画によって植え付けられたトラウマが! 『日本が肉じゃがで沈没』と言うタイトルからしてやる気のないクソ映画! 稚拙な市街地の模型に肉じゃがをぶっかけるだけのクソみたいな撮影手法で取られた迫力なんて一切無いクソ映画! 落ち目の芸人と素人同然の大根役者を起用して、ペラッペラのクソみたいな恋愛要素を入れたクソ映画! 何から何までクソとしか言えない、クソの塊みたいな映画なのに、子供心に肉じゃがへの恐怖を刻み込んだ、クソ映画!!)

後「あの……ご、ごめんなさい。きっと何か間違ってたんでしょうね。あ、汗も凄いですよ、お姉さん」

姉「……あ、あ、あ」

騎「ちょ、ちょっと、姉さん?」

姉「う、ううう……ごめんなさい……。私、肉じゃがだけはどうしても食べられないの……審査委員失格だわ……。お詫びとは言ってはなんだけど、5点を上げるから許してちょうだい……」

後「え? は、はい。い、良いんですか……?」

先「駄目に決まってるだろ!」

幼「そうだそうだ!」

妹妹妹「「「徹底的に抗議してやるー!」」」

姉「う、ううう……でも、でも……」

騎「こらぁっ!! お前ら姉さんを困らせるんじゃない! あんまり酷いとお仕置きするぞ!! 特技を使うまでも無く、通常攻撃だけで全員、戦闘不能にするぞ!!」

先「おおう!? 望むところ――ふべらっ!!」

幼「先輩がやられたっ!? だが、この私は――もぎゃっ!!」

妹妹妹「「「ふふっ、どれが本体か――ほぶえっ!! 一発で正解!!」」」

騎「よし、と言う訳で! 優勝は後輩さんだ!!」

後「よ、喜んでいいのやら……複雑です……」

 …………。
 ……。
 
後「……まあ、そんな訳でして、どうぞ、先輩」

男「ははっ、大変だったな、それは。……おお、肉じゃがか。久しぶりに食べるな。ぱくっ……」

後「ど、どうです? どきどきです」

男「……ん。ああ、美味しいよ。ありがとう」

後「い、いえっ……」

後(お姉さんの料理程はテンションが上がっていない様子ですが、それでも私が作ったものを食べて、先輩が笑ってくれた……ああ……どうしましょう……キュンキュンします……!)

( ^o^)ノ申し訳ない。一日遅れた。

許してほしいかい?どうしても許してほしならエロエロ話を書くのだ


>>1は某映画レビューの視聴者なん?

田舎でアレを見てしまう編 1


騎「と言う訳で、私達は今、姉さん方のお爺さんの家に居ます」

男「お、おう……。どうした女騎士」

騎「何でもない。私はそう言う役回りなのだ」

男「そうか……」

爺「いやぁ、よく来たなあ」

婆「女騎士ちゃんも、羊羹食べるかい?」

騎「いただきます」

男「ふう……。たまにはこう言うのも悪くないな。平和だ」

姉「ふふっ、本当にね」

男「あら? ところで、妹は?」

姉「ああ、妹ちゃんならここへ着いてすぐに山へ行ったみたいよ」

男「や、山?」

姉「そう。泣きながら『もう料理なんてやってらんねぇでゲス! これからは熊殺しの異名と共に生きてやるでゲス! 熊狩って来る!』って叫びながら山に走って行っちゃった」

男「なんだかなあ……」

爺「年頃の女の子は難しいなあ」

男「いや、アイツの場合、それとはちょっと違う気もするが……。まあ、爺ちゃんに同意だな。女の子は良く分からんところがある」

爺「しゃあない。ちんぽ付いとるもんと付いてないもんじゃ、分かりあえんよ」

男「そ、そっか……」

姉「それにしても、帰りが遅いね。妹ちゃん。迎えに行こうか」

男「ああ……。そうだな、女騎士も散歩がてら、一緒にどうだ? ……女騎士?」

騎「すげぇぇ! 婆ちゃんの折り紙すげぇぇ!! この鶴、今にも飛び立ちそう! ねえ! 蟹は!? 蟹は作れる!?」

婆「か、蟹かい? ううん……」

男「おいおい、あんまり婆ちゃんを困らせるなよ」

婆「いやあ、良いのよ、男。最近じゃ、アンタ達も大きくなって、こうして遊ぶこともなくなったし、たまにはね」

騎「うぉぉ!! 話をしている間にさり気無く、高速お手玉を展開している! 婆ちゃんさては、この女騎士を虜にする気……ほわぁぁっ! あやとり! あやとりすげぇぇ!! 婆ちゃんっ! 婆ちゃん、蟹は!? 蟹は!?」

婆「ま、また蟹かい? 蟹は……ううん……」

姉「すっかり懐いてるみたいね。二人で行こうか?」

男「そうだな……」

爺「気を付けて行ってくるんだぞ? ……あ、そうだ」

男「ん?」

爺「妹ちゃんが入って行った山に、一件の空き家があるが……そこにだけは入ってはならんぞ」

男「あ、ああ、分かったよ」

田舎でアレを見てしまう編 2


 山
 
男「居ねぇなぁ……。どこまで行ったんだよ、妹」

姉「まあまあ、まだ入ったばかりじゃない」

男「怪盗やってる姉貴のような、無尽蔵の体力は、俺には無いんだよ!」

姉「もう、男の子なんだから、少しは……ん? あれって……」

男「小屋……か……、爺ちゃんが言ってた奴かな?」

姉「かもね。何だか気味が悪いし、早く先に……」

小屋< ガタタタッ

男「何か物音がするけど……もしかして、妹が中に入ってるとか」

姉「ええ? そ、そうかなあ」

男「だって、ここへ来て直ぐに山に来たなら、爺ちゃんの話も聞いてないんだろう? 妹が小屋に入ってもおかしくないじゃないか」

姉「それは……そうだけど……」

男「もしかして、姉貴。怖いの?」

姉「こ、怖い? や、やめてよね! 私に怖いものなんて……」

小屋< ホビャァァァァッ

姉「ひっ!! 変な鳴き声が……!!」

男「ふふっ、怖いんじゃないか。大丈夫だって。幽霊なんか俺に掛かればワンパンだぜ!」

姉「ちょ、ちょっと」

男「妹が居るか居ないか確認したら、すぐに戻れば良いんだよ。もし家主にでも会ったら、事情を説明すれば良いさ。ほら、行こうぜ」

姉「も、もう……こんな時だけ強引なんだから……」

田舎でアレを見てしまう編 3


 小屋内部

男「……おーい、妹ー、いるかー?」

姉「……」

男「妹ー」

姉「……」

男「んー。大した広さでもないから、聞こえない所に居るってことはないだろうな。この中には居なかったか」

 カサカサッ
 
姉「ひっ!! い、今あそこで何か動いた気配が!」

男「な、何かって、どうせ、虫か鼠でも――」

( ^o^)ノ

姉・男「!!」

( ^o^)ノ「ホビャァァァァッ!!」

姉・男「う、うわあぁぁっ!!」

田舎でアレを見てしまう編 4


 命からがら逃げ出して、再び爺ちゃんの家
 
姉「う、うう……あ、あれは一体……」

男「ぜぇ、はぁ、ぜぇ、はぁ……あ、姉貴……脚早すぎる……」

姉「ワンパンとか言ってたくせに……」

男「し、仕方ないだろ、あんな化け物相手に、何が出来るって言うんだよ!」

妹「おかえりー、二人ともどうしたの、汗だくで、顔真っ青」

爺「ま、まさか! まさか、アレを見たのか!?」

男「え?」

爺「( ^o^)ノを見たのか!? ( ^o^)ノを!!」

男「ご、ごめん、爺ちゃん、何を? 何を見たって?」

爺「だからっ、( ^o^)ノを見たのかって!!」

男・姉「……」

男「あ、絵に描くよ。こんな奴だった」

( ^o^)ノ

爺「な、なん……だと……!? こ、こうしちゃおられん! 村の偉い人とか、寺で生まれたなんか凄い人とか、私は管理を引き継いだだけで、霊能力の類は持ち合わせていませんとか言う無能とか、やけに昔のことに詳しい爺さんとか、婆さんとか、酒を頭から振りかけたり、塩を撒いたりする係りの人とかに連絡せねば!!」

妹「な、なに? なにかあったの?」

男「いや……俺にも良く分からん……」

田舎でアレを見てしまう編 5

 
村の偉い人とか、寺で生まれたなんか凄い人とか、私は管理を引き継いだだけで、霊能力の類は持ち合わせていませんとか言う無能とか、やけに昔のことに詳しい爺さんとか、婆さんとか、酒を頭から振りかけたり、塩を撒いたりする係りの人とか、以降、村と略する「かくかくしかじか」

爺「かくかくしかじか、か……やはりか」

村「( ^o^)ノを見た者は死ぬ。助かる方法は、何か凄いお札とか貼った部屋から、出ずに一晩過ごすしかない」

爺「そうか……。そういうことだ、二人とも、部屋へ行きなさい」

姉・男「……」

村「何があっても部屋から出てはならん。それ以外は好きに過ごして良い。近親相姦も不問とする」

姉「え? 良いの」

村「無論だ」

姉「えへへ」

田舎でアレを見てしまう編 6


 姉と男が入った密室の部屋

<うおぉぉぉぉっ!! ここを開けるんだ、早くしろぉぉっ!! ブラコンで変態のお姉ちゃんと、お兄ちゃんを密室に一晩!? 何も起こらないはずがなく……ってなるだろうがぁぁっ!!

姉「小屋で見たあの化け物が、妹ちゃんの声を真似て、部屋を開けさせようとしている!?」

<ちっげぇよ!! ヴォケ!! 身内なんだから分かるだろうがぁ!! あーけーろー!! お兄ちゃんの貞操が無事の内に、速やかに開けろぉぉ!!

姉「こ、怖い……。男くん、もっと近くに行っても良い? 肩にもたれ掛かっても良い?」

男「あ、ああ……」

男(近親相姦が不問、近親相姦が不問、近親相姦が不問、近親相姦が不問、近親相姦が不問、近親相姦が不問、近親相姦が不問、近親相姦が不問……)

<静かになるんじゃねぇよ!! うおおおぃ!! しっぽりすんな! しっぽりすんな!! 良い雰囲気になるなよぉぉお!!

姉「怖い。男くん、抱き付いても良い?」

男「あ、ああ……」

男(近親相姦が不問、近親相姦が不問、近親相姦が不問、近親相姦が不問、近親相姦が不問、近親相姦が不問、近親相姦が不問、近親相姦が不問……)

男「……うっ」

ぶびゅっ! びゅるるる!

<ほああああぁぁっ!! なんですかぁぁ!? 今の音!! びゅる、とか!! うっ、とか聞こえてきたけど!! なんなんですかあぁっ!! ウオオオォォォイイィィ!!

姉「男くん……出ちゃったの?」

男「う、うう……すまん……」

姉「ふふ、気にしないで。それよりパンツが濡れて気持ち悪いでしょう? ……今はお風呂にも行けないから、お姉ちゃんが綺麗にしてあげる」

男「……!」

<オブボオォォォッ!? お姉ちゃん何言ってるの!? やめろよぉぉっ!! 次のレスでガチエロ突入とか、マジヤメロよッ!! ふざけんなぁっ!! うわっ、こんな時に最悪の相手が……こらっ! 離せっ!! 離せよ!!

<ふふっ。姉さんから邪魔者を排除するように、と電波が発せられてるんでね。悪いが、妹には遠くへ行ってもらうよ。姉さんの電波に逆らうとマジでヤバイ。頭に走る激痛に悶え抜いた後、世にも恐ろしい形相で死ぬから。こっちも命がけなんだよ!! ほらっ、行くぞ!!

( ^o^)ノ今日はここまで。次回、ついに……!?

前回あった映画のくだりは思い付きで書いたのだけど、あのテンションで酷評するレビュー番組があるのかな。
それとは関係なく、まとめてみた。
http://karide.blog90.fc2.com/
何か間違ってて怒られないか不安

見つけた時には止まってるとか
悲しいのう

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