~東闘技場~
ワァァ… ワァァ…
剣士「……来い」
戦士「だああああっ!」ダッ
実況『戦士、猛然と斬りかかる!』
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1472228446
キィンッ!
戦士「オレの剣を受け止め――!?」
剣士「はあっ!」ギュルッ
ズバァッ!
戦士「ぐ、は……」ドサッ
実況『決まったぁーっ!』
実況『相手の一撃を受け止め、それを遠心力に変え、反撃を叩き込む!』
実況『剣士の十八番、カウンター剣術が炸裂しましたっ!』
戦士「うう……」
審判「救護班、早く!」
ワァァ… ワァァ…
実況『剣士、カウンター戦術が冴え渡り、無傷の勝利だぁっ!』
剣士(よし……この勝利で俺の名声はますます高まる!)
対人で勝てなくて涙で枕濡らしてる人は参考にして尚且つ実践して頂きたい
・まず対人で人に勝てるようになりたいなら盾でガードをやめる事←基本的に盾で受ける行為は自分が不利ってのを覚える
・パリィをやる事が「普通」の「感覚」になるまで練習する
・相手が武器を振った後に攻撃する←武器を振った後は相手は不利、自分は有利 これを頭に入れる
・まずは強い武器で勝つ事への自信を付けること
・最後に 常に最強の自分をイメージする
対人の動画を見る事も大事、うまい人は最低限の動きしかしてないだろ?
そして確実にパリィ、バクスタ、ロリスタを決める
下手な人ってのは常に自分に不利な無駄な行動ばかりするからそこを攻撃するだけで勝てる
焦らず武器を振らず相手の動きをよ~く見てみよう、どうだ?隙だらけだろ?
~バー~
女マスター「いらっしゃいませ」
剣士「いつものカクテルで」
女マスター「かしこまりました」
剣士「いやー……今日も圧勝だったよ。これで15連勝目だ」
剣士「相手の攻撃力を利用してそれをはね返す俺のカウンター剣術に敵う奴はいない!」
剣士「マスターも俺の戦ってるとこ見たら、絶対惚れちゃうよ?」
剣士「……って聞いてる、マスター?」
女マスター「全然聞いてませんでした」
剣士「うぐっ……!」
女マスター「どうぞ」スッ
剣士「あ、どうも」
剣士(このまま勝ち続ければ、年間MVP剣闘士に選ばれるのも夢じゃないな)ニヤッ
飛ぶ斬撃の人?
一方、別の闘技場でも――
~西闘技場~
ワァァ… ワァァ…
巨漢「だりゃあっ!」ブオッ
槍使い「ふん」キンッ
実況『槍使い、巨漢のハンマーを刃で受け流したぁっ!』
これは……ジェシーメイビアみたいになりそうな予感
槍使い「むんっ!」ギュオッ
ドゴォッ!
巨漢「ぐおぉっ!」ドサッ…
実況『槍使い、柄を巨漢の腹部にぶつけ、ふっ飛ばしたぁっ!』
実況『槍使い、強い! 圧倒的な強さを見せてくれました!』
槍使い「我がカウンター槍術は無敵だ」
こうなると、闘技場ファンからは当然――
「剣士と槍使いってどっちが強いんだろうな?」
「どっちもデビュー戦以降、負けなしだもんな!」
「きっと火花が散るようなすごい戦いになるに違いないぜ!」
~中央闘技場~
実況『大変お待たせいたしました!』
実況『これよりメインイベント! 闘技場ファンが今もっとも見たい対戦カード!』
実況『剣士VS槍使いを行います!』
ワァァ… ワァァ…
剣士「……」ザッ
槍使い「……」ザッ
あぁ…
審判「始めっ!」
剣士「来い」チャキッ
槍使い「来るがいい」スッ
実況『注目の一戦が始まったぁーっ!』
剣士「……」
槍使い「……」
シ~ン……
実況『両者、動かない! 互いに様子を見ているのでしょうか!?』
カウンター使い同士ならこうなるのはすでにわかっているはずだろ……
剣士「……」
槍使い「……」
シ~ン……
実況『まだ動かない!』
実況『しかし私には分かります! これは嵐の前の静けさであると!』
剣士「……」
槍使い「……」
シ~ン……
実況『30分経過! えぇーと……そろそろ動いて欲しい!』
剣士「……」
槍使い「……」
シ~ン……
実況『ふぁぁ……おっと失礼しました! まだ動きません、両者! 動いてよ!』
審判「一時間経過! 闘技場規定により、ドローとする!」
実況『ここで審判、引き分けの裁定を下しました!』
ブゥ~… ブゥ~…
「なにがカウンターだ! 結局ただチキンなだけじゃねーか!」
「金返せバカヤロー!」
「この試合見るために仕事休んだんだぞ! ふざけんな!」
剣士「……」
槍使い「……」
実況『ものすごいブーイングです! あっ、物を投げないで下さい!』
実況『今日の試合はこれで全て終了です! 気をつけてお帰り下さい! ――いてっ!』
相性の問題を考えろよw
観客の民度も問題だろ。これ
実況かわいそす
~バー~
女マスター「……」シャカシャカ
剣士「お疲れ」
槍使い「うむ」
剣士「いやー……お互い商品価値が暴落しちまったな」
剣士「こりゃしばらくは、試合に出るたびにブーイングを浴びそうだ」
槍使い「仕方あるまい、あんな試合をしてしまってはな」
剣士「ま……あんたと対戦が組まれた時からああなることは分かってたけどな」
槍使い「うむ、カウンター戦術が得意な者同士がやり合えば、ああなるのは必然だ」
女マスター「どうぞ」スッ
剣士「ありがとう、マスター」
槍使い「いただこう」
剣士「やっぱり……」
剣士「カウンターが得意な者同士は、下手に戦ったりせず、こうしてカウンターで酒を酌み交わすに限るな!」
女マスター「全然上手いこと言えてませんよ」
剣士「うぐっ……! マスターのカウンターも俺らに劣らず強烈だ……」
~おわり~
……相変わらずやまなしおちなしだな
いや、オチはあったけど
大会のルールが悪い
むしろいい試合だっただろ、こうなることを分かっててなおお互いにスタイルを貫いたんだから、何があっても自分のスタイルを変えないって意味でいい試合だったよ。
誘いパリィ出来ない雑魚ども
乙
むしろお互いに醜い挑発をしなかったのは誉めるところでは
正直オチ面白かった
>>27
この糞レスが一番面白い
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