Z3「きゃあっ！！」



油断した

足元にこんな奴がいたなんて

何なのこの化け物は

私の水着を脱がせようとしてくる

気持ち悪い、やめて、触らないで

あっ、ヒモまで外して…

ボトムをずり落とそうとしてる

このままじゃ色々とまずい

必死に抵抗しないと

提督「み、みんなマックスを助けるんだ！」

Z1「うわぁ！マックスが触手に襲われてる！？」

リベ「あれは深海機雷らしいよ！気を付けて！」



周りからは提督たちや駆逐艦仲間の声が聞こえる

どうやら私を助けようとしてくれてるみたいだけど

今はその仲間からの視線がとても恥ずかしい

みんなの視線は私の恥態に刺さり、そのまま顔が赤くなる

触手に襲われるなんて、ヤーパンのマンガの世界の話だけかと思ってたのに

もしかしたら私もこのまま、成す術なくこの化け物に犯されてしまうのだろうか

ていうかこの化け物の正体は機雷だったのか

こいつが艦だった頃の私を沈めた、因縁ある兵器だと思うとゾクッとする

なるほど、こいつは私の恐怖心を煽っているわけか

爆発するという恐怖だけで私の行動を拘束し、犯すって寸法だろう

よく考えたものだ

現に、そう思うと私の腕から力が抜けてく

抵抗すればこの化け物は爆発するかもしれない

そう思うだけで、私は身体を動かすことができないのだ

Z1「こらー！マックスから離れろー！」ｸﾞｲｰｯ

リベ「ちょ、丸見えになってる！！提督さんマックスを見ちゃ駄目だよ！」ﾊﾞｷｯ

提督「いたぁ！？鳩尾にぃ！！」ｶﾞｸｯ



触手に襲われるのは一体どんな気分だろうか

とりあえずボトムは完全に剥がされてしまったし、提督という男性にアソコを完全に見られて視姦されたのも相まって少し濡れてはいるが

やはり触手に犯されるのは怖い

秋雲の描くマンガには触手から媚薬が出て無理矢理そういう気持ちにさせるシーンがよくあるが

この化け物はそんな素振りを一切みせない

もうちょっと優しくしてもいいだろうに

まさか、こいつは媚薬なんて小細工は一切使わず強引に犯すことで、私が嫌がりこの上ない悲鳴をあげるのを

楽しむのを生き甲斐としている触手ではないだろうか

なんて卑劣な深海棲艦だ

許せない、怒りを感じる

Z1「と、取れた！」

リベ「こいつめ、どっか行けっ！」ｹﾘｯ



それにしても深海棲艦が艦娘を触手でレイプ攻撃とは

世も末になったのを感じる

そういえば、深海棲艦の触手代表と言えば

空母ヲ級がいたはずなんだが

奴の触手もレイプに使ってくるのだろうか

これまた秋雲の描くマンガの中ではヲ級の触手は挿入前の拘束などに使われるのだが

実際にヲ級が艦娘を犯したなんて事例は聞いたことがない

それどころか拘束に使った話すら聞かない

なんなんだろうか、ヲ級の触手は

この際、ちょっと考察してみることにした

Z1「マックス！しっかりして！」

リベ「この人、放心してる…！どうしよ提督さん…」

提督「マックスは大事なところを触手に狙われかけてショックを受けたんだろう…」

提督「ケアが必要だ、鎮守府に連れ帰って、泣き寝入りしないようにしてやらないと」



ヲ級ばかでかい触手は何のために、そしてどう使うのか

とりあえず例を挙げてそれを考えることにした

例えば、でかい触手を持つ生物の代表にダイオウイカなんてものがいる

ダイオウイカの触手は攻撃用、マッコウクジラに対抗するためのもの

しかしヲ級には艦載機がある、奴に攻撃用の触手なんていらないはず

つまりヲ級の触手は攻撃用ではない

なら次はエチゼンクラゲを例に挙げて考えてみる

エチゼンクラゲの触手はプランクトンを食べるためにあるらしいのだが

ヲ級には器用な動きができる腕がある、わざわざ食事に触手を使う必要があるとは思えない

ということは、実はヲ級の触手はヲ級にとって不要なものだったりするのだろうか

提督「医務室に連れてきた」

Z1「マックス…返事をして！マックス！！」

リベ「うう…浜辺で遊んでたのに、こんなことになるなんて…」



いや、ここで諦めるのは早い

やはり、私たちが普段は見ていないだけであって

ヲ級の触手は王道に、エロに使うと考えるのが妥当だろう

となると秋雲のマンガのように拘束に使ったりするのだろうか

いや、それでは芸がない

やはり触手は挿入をしなくては触手のプライドが許さない

しかしみる限りヲ級の触手の太さは15cmから30cm

人間にそんな太いものを挿入るなんて難しい

仮に挿入ったとしても、そんなものを挿入するのは痛みが物凄いことになってしまう

いや、まさか拷問用に使うのか？鹵獲した艦娘への拷問に

無理矢理挿入れて、痛みを伴わせるのは拷問代わりにも使える

うん、これなら納得がいく。我ながら鋭い考察だ

Z1「くっ、ごめん…マックス！マックスが機雷が苦手なのに、僕が目を離したせいで…」

提督「いや、俺の責任だ…俺はお前たちを見守ってなくちゃいけないのに、こんなことになるなんて…」



だが本当にこれで結論を出していいのかしら

深海に住む者が陸上の者を犯すのも考えてみればおかしな話

やはり犯す対象は深海棲艦の方に絞った方がいいだろう

ならば、ヲ級の触手を挿入できるほどの大きさを持つ相手は…

…戦艦棲姫の隣にいる、巨大な化け物とか？

あながち間違いじゃない。これなら納得できる。ヲ級がでかい触手を持っている理由が

あれほどの巨大な身体なら、ヲ級の触手を挿入しても平気なはず

戦艦棲姫の隣にいる巨大な化け物は実は、ヲ級の触手を総受けしているのだろう

きっとヲ級はあの触手をあいつに挿入ているんだ

つまり、深海棲艦を産み出す母体は、戦艦棲姫などの類いの大型の個体であるとわかる

もしかして私は深海棲艦の生態の解明に一歩近づいたのかもしれない

帰ったら、レーベにも報告しないと

…そろそろ現実に戻らなくちゃ

あの機雷の化け物に犯されてる途中だったっけ

もう覚悟はできてる

さぁ、やるなら早くヤって…

…

…

Z3「え…いない？」

Z1「あ！マックス！意識が戻った！！」

提督「おお！心配したぞ！」

リベ「わぁー！よかったぁー！！」

Z3「あれ…ここは…医務室？」

Z1「心配したんだよー！」

Z3「助けてくれたの？ふーん…danke…」

提督「トラウマも残ってないようだな…良かった良かった」

リベ「次から気を付けないとねー」

Z3「あ、待って。皆、伝えたいことがあるの」

提督「？」

Z3「あの…」

Z3「戦艦棲姫は総受け役だって知ってた？」

提督「！？」

Z1「ええ！？突然何を言い出すの！？」

Z3「ヲ級攻め戦艦棲姫受けよ。わかる？」

リベ「マックスが触手にやられておかしくなっちゃったー！」

おわり

マックスはいつも頭の中で面白そうなこと考えてそう
依頼出してきます

ヲ級攻め戦艦棲姫受け……これは流行る

なんだこのむっつりは…