男「素直になれたらwwwwwwwww」幼馴染「wwwwwwwwwwwwwww」 (61)

男(高校生)「ブラック企業とかwwwww普通に生きてりゃまず入らないからwwwwwwww」

幼馴染(高校生)「wwwwwwwww底辺の職業wwwwwwwwwww」

男「毎日上司に怒られて、残業残業残業祭りwwwwwwwwww生き地獄じゃねえかwwwwwww」

幼馴染「怒らないでくださいwwwwwww褒められて伸びるタイプなんですぅwwwwwwwww」


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………

上司「お前はいつもいつもへまばっかしやがって………本当に役立たずだな」

男(現在)「はい………本当にすみませんでした………」

上司「申し訳ございませんでした、だろうが!!!敬語もきちんと使えねえのか!!!」

男「も、申し訳ございませんでしたっ!!」ビクッ

上司「チッ、ミスは残業して取り戻せよ。いいな。ったく、お前は叱らねえと真剣に取り掛からないからな…」

男「………」

男(高校生)「嫌な事はNOといえる精神を持つwwwwwwwwww」

幼馴染(高校生)「当然wwwwwww周りに流されない私カッケえwwwwwwww」

男「いやいやwwwwww自分をしっかり持ってりゃ普通だからそれwwwwwwww」

幼馴染「wwwwwwwwww十里あるwwwwww」

………

同僚「今日上司さんたちと飲み行くけど、どう?」

男(現在)「えっ……(うっ、俺飲み会苦手なんだよな……行きたくねえ……)」

男(でもここで断ったら感じ悪いんじゃないか?でも行ったら絶対上司さんに説教されるし……でも飲みは大人の付き合いで必要………)グルグル

同僚「どう?行かない?」

男「行くよ」

同僚「そうか!じゃあまた後でな」

男「ああ!(ああ………)」

男(高校生)「おいwwwww幼馴染wwwwwwwもし仕事が辛かったらどうするよwwwwwww」

幼馴染(高校生)「ヴァーカwwwww速攻やめてやんよwwwwwwwwww辞表を上司の顔面に叩きつけてやってなwwwwwwwwww」

男「wwwwwwwww自分の気持ちに正直ですなあwwwwwww正直者は馬鹿を見るぞwwwwwww」

幼馴染「うっせえwwwwwwww馬鹿は目の前にいるわwwwwwww」

男「wwwwwwwwwwwww」

………

男(仕事辛いわ………やめたい)

男(まとめサイトでも見るか……仕事辛い、やめたい?おっ……ちょっと覗いてみるか)

「仕事辛いです、やめたいです………」
「負け犬乙」
「そうやって辛いことから逃げ続けてろよ」

男「」ビクッ

男(そ、そうだよな……ここで逃げちゃだめだよな………何考えてんだ、甘いぞ、俺)ドキンドキン

続けろ

いややめろ

続けろ

男(高校生)「大人になっての同窓会wwwwwwwパーフェクトヒューマンな俺は大人になっても人気者wwwwwwwwwww」

幼馴染(高校生)「wwwwwwwww私だって同窓会じゃあ、話題の中心だわwwwwwwwwwww」

男「てめえは落ちぶれて同窓会こねーよwwwwwwwwwww劣等感、感じてなwwwwwwwww」

幼馴染(高校生)「お前なんか底辺ぶりをクラス中に笑われんぞwwwwwwwww」

………

男(現在)(高校の同窓会に来てみたが、案外みんなの顔、分かるもんだな)

男「おっ!よお友!久しぶり!」

友「えっ?お前誰だっけ?」

男「おっ……お、おいおい、俺だよ、男だよ」

友「男…?あ、ああ!ああwwwww男なwwwww気付かなかったわwwwwww」

男「ひ、ひでえなwそんなに変わったか?」

友「変わりすぎだろwwwww今のお前底辺臭半端ねえぞwwww高校時代の自信はどこへ行ってしまったのwwwwwwwww」

男「い、いや、そんなことねえって…」

友「そうだってwwwwおーいwwwwみんなーwwwwww男くんがきたぞーwwwwww」

エッ、アレガオトコクン?
ナンカ、オモッテタヨリショボイネ

友「なっwwwwwwwwww」

男「………」

男(高校生)「同窓会で友達の話題についていけない奴wwwwwwwwwwwww」

幼馴染(高校生)「友達同士の会話に入り込めない奴wwwwwwwwwww」

男「かわいそうにwwwwwww誇れる人生送ってないのかな?wwwwwwww」

幼馴染「そういうやつに限って嘘で身を固めるもんなwwwwwwwwwww」

………

男(現在)(あいつ来てないな………)キョロキョロ

友「でさぁーwwwww俺海外まで広げようかと思ってんのよwwwww」

女「へぇー、すごいなぁ。やっぱ人脈の差かなぁ」

友「で?wwwwwww男くんは最近仕事どうなのwwwwwwww」

男「お、俺?俺は、ほら、あれだよ。じ、上司のお気に入りでさ!それに最近会長さんに声かけられてさ!出世間違いなしだな」ドキドキ

友「ぶふぉwwwwwwwそっすかwwwwwwwwww」

男(高校生)「同窓会終わって意気揚々と帰る底辺くんwwwwwwwww」

幼馴染(高校生)「いやぁ、久しぶりに楽しめたなぁwwwwwwwwwwwなんつってwwwwww」

男「お前以外みんな二次会行ってるっつーのwwwwwwwww」

幼馴染「見下されてることに気付かなかった底辺くんwwwwwwwwwwwww」

………
友「じゃwwwwwwまたなwwwwwww」

男(現在)「おう!また今度!」

男(あぁ、楽しかった、いや、あんまりしゃべれなかったけど……でもまあ、楽しかったわ)テクテク

男(みんな変わらないなー、そんなもんなのかな)テクテク

男(……てか、友って家こっちだよな。帰り道一緒のはずだけど)

男(……まぁ、いいか。誰かの家に泊めてもらうのかもしれないしな)

男(高校生)「仕事に追われる日々wwwwwwwそーれ残業!残業!wwwwwwwww」

幼馴染(高校生)「目下が闇のように黒いよwwwwwwきゃーwwwwwだれか救急車―wwwwww」

男「栄養ドリンクでだましだまし生きてますwwwwwwww」

幼馴染「wwwwwwwwwwwww」

………
男(現在)「はっ……はっ……」カタカタ

上司「おう、やってるな」

男「あ………はい………あと少しです……」

上司「じゃあこれも頼むわ」ドサ

男「」

上司「俺帰るから。明日までにそれ終わらせとけよ」

男(高校生)「鬱病とかwwwwwwwそれ甘えだからwwwwwwww」

幼馴染(高校生)「よちよち~wwwww辛かったでちゅね~wwwwwww」

男「鬱病を逃げの言い訳にすんなよwwwwwwwwwww」

幼馴染「みんな辛いのは同じだぞっwwwwwwwwwww」

………
男(現在)(ああ、明日も仕事か。ん?てかもう今日か………はぁ)

男(全然眠れねえな……胸と腹がむかむかする………水飲むか)

男(ん?あ?は?身体が動かないんだが。え?なにこれ)

男(てかなんか涙出てきた。なんだこれ、意味わかんね)ポロポロ

男(高校生)「鬱病とかマジ迷惑wwwwwwお世話係の苦労を知れwwwwwwwww」

幼馴染(高校生)「いやwwww自分勝手で迷惑な人間だから、鬱病になるんだろwwwwwwww」

男「ド正論wwwwwwたまにはいい事言うなwwwwwww」

幼馴染「ありがとござーすwwwwwww」

………
男(現在)「………」ボー

母「カーテン開けよっか。ちょっと部屋暗いよ」

男「………」ボー

母「お母さん、ご飯作ってあげる。なにが食べたい?なんでもいってね」

男「………」ボー

母「ねえ、男、返事をして。お願い、男。どうしてこうなっちゃったの」ポロポロ

男(高校生)「自殺wwwwwwwww現実から逃げた人間に残された最後の手段wwwwwwまだ間に合うwwwww」

幼馴染(高校生)「死ぬなら橋の上から飛び降りて死ねwwwww人生最初で最後のバンジージャンプwwwwwww」

男「死んだあとのことなんか気にすんなwwwwwwどうせ誰も興味ないからwwwwww」

幼馴染「wwwwwwwwwww」

………
男(現在)(思えば、高校のときから強がってばっかだったな)

男(何やるにも変な意地はって。それが美徳みたいに言い散らして)

男(はぁ~あ、情けないな俺は)

男(まっ、どうでもいいか。こっから飛び降りれば、全部終わる)

男「よっと………」ヨジヨジ

男「うお~……高いなぁ~………」

男「なんだったっけ……あいつが言ってたこと……」

男「あ、そうだ、思い出した、人生最初で最後のバンジージャンプ、だったな」

男「よっしゃ、最期くらい鮮やかに決めてやるぜ」

男「よし………」

男(やっぱ死んだら死後の世界とかあるんだろうか)

男(あったとしたら、俺は地獄行きか)

男(いやいや、もしかしたら天国かもしれないな。現世、こんだけ辛いんだし)

男(よし……逝きますか)

男(…………ごめんな、母さん)グッ




「おい……お前、男か?」



男「!?」

幼馴染(現在)「あっ……やっぱお前だ……なにしてんだ、そんなところで」

男「……ば、バァーカwww一人タイタニックに決まってんだろwwww」

幼馴染「………wwwなんだよwwwてっきり自殺でもすんのかと思ったぜwwww」

男「……そ、そんなワケwww自殺なんてみっともない真似するかよwwwwwwww」

幼馴染「だ、だよなぁwwwwwww」

男「それにしてもお前、老けたなwwwww」

幼馴染「うっせwwwwお前に言われたくないわwwww最初見たとき地縛霊かと思ったわwwww」

男「wwwwwwwwww」

幼馴染「wwwwwwwww」

男「……………」

幼馴染「……………」

男&幼「あ、あのさ」

男「wwwwwwwwww」

幼馴染「wwwwwwwww」

男「お、お前今……し、仕事、なにやってんの……ww」

幼馴染「えっ……?え、えっと……OLだよw」

男「ぷっwww女社長になるとか意気込んでたお前がwwwOLwwwww」

幼馴染「う、うっせ…wwwじゃあ、お前はなにやってんだよwwww」

男「お、俺は………か、会社員だよ……」

幼馴染「そっか」

男「うん」

幼馴染「なあwwwww」

男「うん?wwwww」

幼馴染「今からさ、意地はらずに会話してみねーか?wwwwwww」

男「よしきたwwwwwww」

幼馴染「お前ここに何しに来たんだ?wwwww」

男「自殺だよwwwwwww」

幼馴染「私もwwwwwww」

男「人生辛くね?wwwwwww」

幼馴染「確かにwwwwwwwクズな私らにぴったりな人生wwwwwww」

男「意地はってwwww周りに流されてwwwwそしたらここにたどり着きましたwwwww」

幼馴染「wwwwwwwwww」

男「実はさwwwww死ぬの結構怖いのよwwwwww」

幼馴染「私もwwwwwwwww」

男「一緒に飛ばないか?wwwwwwww」

幼馴染「もちろんwwwww手も繋いでやるよwwwwww」

男「よっしゃwwwwwいいか?wwww準備はいいか?wwwwwwww」

幼馴染「おうよwwwwwwいつでもこーいwwwwww」

男「よっしゃああwwwwwい、いくぞwwwwww」

幼馴染「お、おうwwwwwww」



男「………」

幼馴染「………」



幼馴染「………なあ、最期に聞きたいんだけどよwwwww」

男「………なんだよwwwwなんでも聞けよwwwww」



幼馴染「お前本当に死にたいのか?wwwwwwww」

男「本当は生きたいよwwwwww死にたくねえよwwwwww」

幼馴染「私もwwwwww」



男「でも、もうどうしようもないじゃんかwwwww人生どんづまりwwwwww」

幼馴染「やり直しの効かねえ人生だしなwwwwwww」

男「詰んだろwwwwwwwww」

幼馴染「もうこりゃ死ぬしかねえってかwwwww諦めの自殺wwwwwww」



男「そうよwwwwwww俺たちもう死ぬしかねえってwwwwwww」




男「でも足が固まって前に踏み出せねえwwww飛ぶことができねえwwwww」

幼馴染「wwwwwwwwwwwwww」



幼馴染「なあ私ら本当にここで終わりなのか?wwwwww」

男「wwwwwww」

幼馴染「私悔しいよwwwwこんな結末悔しいよwwwwww」

男「俺もだwwwwwww」


幼馴染「私ら、一人じゃ何もできねえのなwwwwww」ギュ

男「一人じゃ簡単に潰れてしまうのなwwwwww」ギュ

幼馴染「なぁ、もうすこしこのまま抱いててもいいかwwwww」ポロポロ

男「おうよwwww死にたくなるまで離さねえぞwwwwwww」ポロポロ

幼馴染「wwwwwwwwwww」ギュウ

男「wwwwwwwwwwww」ギュウ




………






母さんへ




今まで心配かけてごめんなさい。

不出来な息子でごめんなさい。

急に家からいなくなって、びっくりしているでしょう。

ちゃんと連絡しなくてごめんな。直接話すのは、照れちゃって。


だからこうして手紙にしました。

俺、馬鹿だから言いたい事伝わるかわからないけど、書きます。

今まで愛してくれて有難う。


俺、なんでも一人でできるって強がってたけど、そんなの無理なんだって気づきました。

一人でできたように思えたのは、ちゃんと影の支えがあったからなのですね。

母さん、今まで本当にありがとう。




元気でいてください。







追記


カナダで取った写真を一緒に送ります。

お金の工面は大変だけど、俺も、幼馴染も、なんとかその日その日でやっていけてます。

何の計画も無しに日本を飛び出したけど、案外、放浪生活も楽しいものです。



もうすぐ二人で日本に帰ります。

ちょうどその頃、日本は八月でしょう。




母さん。


蝉時雨が降り注ぐ真夏の頃に、また会いましょう。



見てくださった方、コメントをしていただいた方、本当に嬉しかったです。

ありがとうございました。

さようなら。またいつか。

好き

感動大作

草が半角なのが非常に残念で仕方ない

いい

乙です

乙!

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年08月13日 (土) 16:49:24   ID: X04OFE9g

泣いちまったじゃねぇか(´;ω;`)

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