男(高校生)「ブラック企業とかwwwww普通に生きてりゃまず入らないからwwwwwwww」
幼馴染(高校生)「wwwwwwwww底辺の職業wwwwwwwwwww」
男「毎日上司に怒られて、残業残業残業祭りwwwwwwwwww生き地獄じゃねえかwwwwwww」
幼馴染「怒らないでくださいwwwwwww褒められて伸びるタイプなんですぅwwwwwwwww」
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………
上司「お前はいつもいつもへまばっかしやがって………本当に役立たずだな」
男(現在)「はい………本当にすみませんでした………」
上司「申し訳ございませんでした、だろうが!!!敬語もきちんと使えねえのか!!!」
男「も、申し訳ございませんでしたっ!!」ビクッ
上司「チッ、ミスは残業して取り戻せよ。いいな。ったく、お前は叱らねえと真剣に取り掛からないからな…」
男「………」
男(高校生)「嫌な事はNOといえる精神を持つwwwwwwwwww」
幼馴染(高校生)「当然wwwwwww周りに流されない私カッケえwwwwwwww」
男「いやいやwwwwww自分をしっかり持ってりゃ普通だからそれwwwwwwww」
幼馴染「wwwwwwwwww十里あるwwwwww」
………
同僚「今日上司さんたちと飲み行くけど、どう?」
男(現在)「えっ……(うっ、俺飲み会苦手なんだよな……行きたくねえ……)」
男(でもここで断ったら感じ悪いんじゃないか?でも行ったら絶対上司さんに説教されるし……でも飲みは大人の付き合いで必要………)グルグル
同僚「どう?行かない?」
男「行くよ」
同僚「そうか!じゃあまた後でな」
男「ああ!(ああ………)」
男(高校生)「おいwwwww幼馴染wwwwwwwもし仕事が辛かったらどうするよwwwwwww」
幼馴染(高校生)「ヴァーカwwwww速攻やめてやんよwwwwwwwwww辞表を上司の顔面に叩きつけてやってなwwwwwwwwww」
男「wwwwwwwww自分の気持ちに正直ですなあwwwwwww正直者は馬鹿を見るぞwwwwwww」
幼馴染「うっせえwwwwwwww馬鹿は目の前にいるわwwwwwww」
男「wwwwwwwwwwwww」
………
男(仕事辛いわ………やめたい)
男(まとめサイトでも見るか……仕事辛い、やめたい?おっ……ちょっと覗いてみるか)
「仕事辛いです、やめたいです………」
「負け犬乙」
「そうやって辛いことから逃げ続けてろよ」
男「」ビクッ
男(そ、そうだよな……ここで逃げちゃだめだよな………何考えてんだ、甘いぞ、俺)ドキンドキン
続けろ
いややめろ
続けろ
男(高校生)「大人になっての同窓会wwwwwwwパーフェクトヒューマンな俺は大人になっても人気者wwwwwwwwwww」
幼馴染(高校生)「wwwwwwwww私だって同窓会じゃあ、話題の中心だわwwwwwwwwwww」
男「てめえは落ちぶれて同窓会こねーよwwwwwwwwwww劣等感、感じてなwwwwwwwww」
幼馴染(高校生)「お前なんか底辺ぶりをクラス中に笑われんぞwwwwwwwww」
………
男(現在)(高校の同窓会に来てみたが、案外みんなの顔、分かるもんだな)
男「おっ!よお友!久しぶり!」
友「えっ?お前誰だっけ?」
男「おっ……お、おいおい、俺だよ、男だよ」
友「男…?あ、ああ!ああwwwww男なwwwww気付かなかったわwwwwww」
男「ひ、ひでえなwそんなに変わったか?」
友「変わりすぎだろwwwww今のお前底辺臭半端ねえぞwwww高校時代の自信はどこへ行ってしまったのwwwwwwwww」
男「い、いや、そんなことねえって…」
友「そうだってwwwwおーいwwwwみんなーwwwwww男くんがきたぞーwwwwww」
エッ、アレガオトコクン?
ナンカ、オモッテタヨリショボイネ
友「なっwwwwwwwwww」
男「………」
男(高校生)「同窓会で友達の話題についていけない奴wwwwwwwwwwwww」
幼馴染(高校生)「友達同士の会話に入り込めない奴wwwwwwwwwww」
男「かわいそうにwwwwwww誇れる人生送ってないのかな?wwwwwwww」
幼馴染「そういうやつに限って嘘で身を固めるもんなwwwwwwwwwww」
………
男(現在)(あいつ来てないな………)キョロキョロ
友「でさぁーwwwww俺海外まで広げようかと思ってんのよwwwww」
女「へぇー、すごいなぁ。やっぱ人脈の差かなぁ」
友「で?wwwwwww男くんは最近仕事どうなのwwwwwwww」
男「お、俺?俺は、ほら、あれだよ。じ、上司のお気に入りでさ!それに最近会長さんに声かけられてさ!出世間違いなしだな」ドキドキ
友「ぶふぉwwwwwwwそっすかwwwwwwwwww」
男(高校生)「同窓会終わって意気揚々と帰る底辺くんwwwwwwwww」
幼馴染(高校生)「いやぁ、久しぶりに楽しめたなぁwwwwwwwwwwwなんつってwwwwww」
男「お前以外みんな二次会行ってるっつーのwwwwwwwww」
幼馴染「見下されてることに気付かなかった底辺くんwwwwwwwwwwwww」
………
友「じゃwwwwwwまたなwwwwwww」
男(現在)「おう!また今度!」
男(あぁ、楽しかった、いや、あんまりしゃべれなかったけど……でもまあ、楽しかったわ)テクテク
男(みんな変わらないなー、そんなもんなのかな)テクテク
男(……てか、友って家こっちだよな。帰り道一緒のはずだけど)
男(……まぁ、いいか。誰かの家に泊めてもらうのかもしれないしな)
男(高校生)「仕事に追われる日々wwwwwwwそーれ残業!残業!wwwwwwwww」
幼馴染(高校生)「目下が闇のように黒いよwwwwwwきゃーwwwwwだれか救急車―wwwwww」
男「栄養ドリンクでだましだまし生きてますwwwwwwww」
幼馴染「wwwwwwwwwwwww」
………
男(現在)「はっ……はっ……」カタカタ
上司「おう、やってるな」
男「あ………はい………あと少しです……」
上司「じゃあこれも頼むわ」ドサ
男「」
上司「俺帰るから。明日までにそれ終わらせとけよ」
男(高校生)「鬱病とかwwwwwwwそれ甘えだからwwwwwwww」
幼馴染(高校生)「よちよち~wwwww辛かったでちゅね~wwwwwww」
男「鬱病を逃げの言い訳にすんなよwwwwwwwwwww」
幼馴染「みんな辛いのは同じだぞっwwwwwwwwwww」
………
男(現在)(ああ、明日も仕事か。ん?てかもう今日か………はぁ)
男(全然眠れねえな……胸と腹がむかむかする………水飲むか)
男(ん?あ?は?身体が動かないんだが。え?なにこれ)
男(てかなんか涙出てきた。なんだこれ、意味わかんね)ポロポロ
男(高校生)「鬱病とかマジ迷惑wwwwwwお世話係の苦労を知れwwwwwwwww」
幼馴染(高校生)「いやwwww自分勝手で迷惑な人間だから、鬱病になるんだろwwwwwwww」
男「ド正論wwwwwwたまにはいい事言うなwwwwwww」
幼馴染「ありがとござーすwwwwwww」
………
男(現在)「………」ボー
母「カーテン開けよっか。ちょっと部屋暗いよ」
男「………」ボー
母「お母さん、ご飯作ってあげる。なにが食べたい?なんでもいってね」
男「………」ボー
母「ねえ、男、返事をして。お願い、男。どうしてこうなっちゃったの」ポロポロ
男(高校生)「自殺wwwwwwwww現実から逃げた人間に残された最後の手段wwwwwwまだ間に合うwwwww」
幼馴染(高校生)「死ぬなら橋の上から飛び降りて死ねwwwww人生最初で最後のバンジージャンプwwwwwww」
男「死んだあとのことなんか気にすんなwwwwwwどうせ誰も興味ないからwwwwww」
幼馴染「wwwwwwwwwww」
………
男(現在)(思えば、高校のときから強がってばっかだったな)
男(何やるにも変な意地はって。それが美徳みたいに言い散らして)
男(はぁ~あ、情けないな俺は)
男(まっ、どうでもいいか。こっから飛び降りれば、全部終わる)
男「よっと………」ヨジヨジ
男「うお~……高いなぁ~………」
男「なんだったっけ……あいつが言ってたこと……」
男「あ、そうだ、思い出した、人生最初で最後のバンジージャンプ、だったな」
男「よっしゃ、最期くらい鮮やかに決めてやるぜ」
男「よし………」
男(やっぱ死んだら死後の世界とかあるんだろうか)
男(あったとしたら、俺は地獄行きか)
男(いやいや、もしかしたら天国かもしれないな。現世、こんだけ辛いんだし)
男(よし……逝きますか)
男(…………ごめんな、母さん)グッ
「おい……お前、男か?」
男「!?」
幼馴染(現在)「あっ……やっぱお前だ……なにしてんだ、そんなところで」
男「……ば、バァーカwww一人タイタニックに決まってんだろwwww」
幼馴染「………wwwなんだよwwwてっきり自殺でもすんのかと思ったぜwwww」
男「……そ、そんなワケwww自殺なんてみっともない真似するかよwwwwwwww」
幼馴染「だ、だよなぁwwwwwww」
男「それにしてもお前、老けたなwwwww」
幼馴染「うっせwwwwお前に言われたくないわwwww最初見たとき地縛霊かと思ったわwwww」
男「wwwwwwwwww」
幼馴染「wwwwwwwww」
男「……………」
幼馴染「……………」
男&幼「あ、あのさ」
男「wwwwwwwwww」
幼馴染「wwwwwwwww」
男「お、お前今……し、仕事、なにやってんの……ww」
幼馴染「えっ……?え、えっと……OLだよw」
男「ぷっwww女社長になるとか意気込んでたお前がwwwOLwwwww」
幼馴染「う、うっせ…wwwじゃあ、お前はなにやってんだよwwww」
男「お、俺は………か、会社員だよ……」
幼馴染「そっか」
男「うん」
幼馴染「なあwwwww」
男「うん?wwwww」
幼馴染「今からさ、意地はらずに会話してみねーか?wwwwwww」
男「よしきたwwwwwww」
幼馴染「お前ここに何しに来たんだ?wwwww」
男「自殺だよwwwwwww」
幼馴染「私もwwwwwww」
男「人生辛くね?wwwwwww」
幼馴染「確かにwwwwwwwクズな私らにぴったりな人生wwwwwww」
男「意地はってwwww周りに流されてwwwwそしたらここにたどり着きましたwwwww」
幼馴染「wwwwwwwwww」
男「実はさwwwww死ぬの結構怖いのよwwwwww」
幼馴染「私もwwwwwwwww」
男「一緒に飛ばないか?wwwwwwww」
幼馴染「もちろんwwwww手も繋いでやるよwwwwww」
男「よっしゃwwwwwいいか?wwww準備はいいか?wwwwwwww」
幼馴染「おうよwwwwwwいつでもこーいwwwwww」
男「よっしゃああwwwwwい、いくぞwwwwww」
幼馴染「お、おうwwwwwww」
男「………」
幼馴染「………」
幼馴染「………なあ、最期に聞きたいんだけどよwwwww」
男「………なんだよwwwwなんでも聞けよwwwww」
幼馴染「お前本当に死にたいのか?wwwwwwww」
男「本当は生きたいよwwwwww死にたくねえよwwwwww」
幼馴染「私もwwwwww」
男「でも、もうどうしようもないじゃんかwwwww人生どんづまりwwwwww」
幼馴染「やり直しの効かねえ人生だしなwwwwwww」
男「詰んだろwwwwwwwww」
幼馴染「もうこりゃ死ぬしかねえってかwwwww諦めの自殺wwwwwww」
男「そうよwwwwwww俺たちもう死ぬしかねえってwwwwwww」
男「でも足が固まって前に踏み出せねえwwww飛ぶことができねえwwwww」
幼馴染「wwwwwwwwwwwwww」
幼馴染「なあ私ら本当にここで終わりなのか?wwwwww」
男「wwwwwww」
幼馴染「私悔しいよwwwwこんな結末悔しいよwwwwww」
男「俺もだwwwwwww」
幼馴染「私ら、一人じゃ何もできねえのなwwwwww」ギュ
男「一人じゃ簡単に潰れてしまうのなwwwwww」ギュ
幼馴染「なぁ、もうすこしこのまま抱いててもいいかwwwww」ポロポロ
男「おうよwwww死にたくなるまで離さねえぞwwwwwww」ポロポロ
幼馴染「wwwwwwwwwww」ギュウ
男「wwwwwwwwwwww」ギュウ
………
母さんへ
今まで心配かけてごめんなさい。
不出来な息子でごめんなさい。
急に家からいなくなって、びっくりしているでしょう。
ちゃんと連絡しなくてごめんな。直接話すのは、照れちゃって。
だからこうして手紙にしました。
俺、馬鹿だから言いたい事伝わるかわからないけど、書きます。
今まで愛してくれて有難う。
俺、なんでも一人でできるって強がってたけど、そんなの無理なんだって気づきました。
一人でできたように思えたのは、ちゃんと影の支えがあったからなのですね。
母さん、今まで本当にありがとう。
元気でいてください。
追記
カナダで取った写真を一緒に送ります。
お金の工面は大変だけど、俺も、幼馴染も、なんとかその日その日でやっていけてます。
何の計画も無しに日本を飛び出したけど、案外、放浪生活も楽しいものです。
もうすぐ二人で日本に帰ります。
ちょうどその頃、日本は八月でしょう。
母さん。
蝉時雨が降り注ぐ真夏の頃に、また会いましょう。
見てくださった方、コメントをしていただいた方、本当に嬉しかったです。
ありがとうございました。
さようなら。またいつか。
乙
好き
感動大作
草が半角なのが非常に残念で仕方ない
いい
乙です
乙
乙
乙!
このSSまとめへのコメント
泣いちまったじゃねぇか(´;ω;`)