兵藤レナ「今と昔のPくん」 (29)

アイドルマスターシンデレラガールズです。兵藤レナさんがメインのお話です。


兵藤レナ「人生のギャンブル」
兵藤レナ「人生のギャンブル」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1468249213/)
の続きです。
読んでなくてもなんとかなると思いますが、読んでいただけてると色々設定が分かりやすいです


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1469453195

朝 モバP アパート

モバP(以下P)「ん……?」

P(なんだ……? なんか柔らかい抱き枕みたいなのが……?)

P「んー……?」

レナ「すー……すー……」

P「……なんだ……ねーちゃんか……ならいい……か……」

P「って!? よくない! 何してんだ!」

レナ「うん……? 何よ……朝から元気ね……ふわぁ……」

P「起きろ馬鹿!」

レナ「もう少しくらい良いじゃない……。まだ6時前よ……?」

P「そう言う問題じゃない! なんでここに居るんだ!」

レナ「……? 昨日から住むことになったじゃない?」

P「それが聞きたいんじゃなくて! なんで俺のベッドに居るの!」

レナ「ああ……そっちね」

P「昨日布団買ったでしょ!? 宅配頼めば良いのに! 俺が! わざわざ担いで持ってきた布団が!」

レナ「あー……そうね。昨日はありがと」

P「どういたしまして!」

P「じゃなくて! なんで布団あるのに俺の! ベッドで寝てるのさ!?」

レナ「……私、結構長い間アメリカに居たじゃない?」

P「え? まぁ、そうね」

レナ「アメリカではずっとベッドで寝てたのよ」

P「うん?」

レナ「だからなのか布団じゃ寝付けなくて……」

P「はぁ!?」

P「だからって俺の許可なくベッドに入らないで頂けますかね!」

レナ「? 何言ってるのよ。昨夜許可取ったじゃない」

P「え? マジで? いつ? 覚えてないんですけど」

レナ「えっと……なんか寝付けなかった頃だから……」



昨夜 午前0時頃

レナ(……寝れない)

レナ(どうしてかしら……時差ボケ……はさすがにもう大丈夫だと思うし、まさか寝るの疲れるって歳でもないし……)

レナ「今更一人で寝るのが寂しいわけでもないし……」

レナ「うーん?」

レナ(あ、そっか。布団だからね!)

レナ「ベッドに身体が慣れ切ってるって事ね……」

レナ(となると……さすがに寝ずにってわけにはいかないし……)

レナ「ま、いっか」


P 寝室

レナ「おっじゃましま~す……」

P「んあ……? ねーちゃ……?」

レナ「あら、ごめんね。起こしちゃった?」

P「んーん……寝てる……」

レナ「そう……。じゃあ寝てるところ悪いけどちょっと横にずれてくれるかしら」

P「なんえ……?」

レナ「一緒に寝るからよ」

レナ「……ダメだったかしら……?」

P「いーよ……」

レナ「ありがと、Pくん」

P「ういす……」

レナ「じゃあ、改めておやすみなさい」

P「おやすみ……」

レナ(ふふっ……寝顔は昔のままね)

レナ「ふわぁ……」

レナ(あ、寝れそう。よかったわ……)



回想終了

レナ「って感じで」

P「覚えてないんですけど! ていうか、寝ぼけてるのわかるだろ!?」

レナ「良いって言ったのはPくんよ」

P「でも!」

レナ「それに、私に抱き着いてきたのはPくんの方よ」

P「そ、そんなわけないだろ……」

レナ「抱きしめ返してあげたらにへって顔もしてたわね」

P「くそったれぇ……」

レナ「というか、起きたなら言わなきゃいけない事、あるでしょ?」

P「あ、はい」

P「おはようございます」

レナ「おはようございます」

レナ「ふふっ」

P「……何」

レナ「ううん。懐かしいなって」

P「……そりゃ5年ぶりくらいだし」

レナ「よく覚えてたわね。偉い偉い」

P「なでるなよ……。それに挨拶に関しては親父もおかんもうるさかったし、おじさんもおばさんもうるさかったし」

レナ「そうねぇ。何故かおじさまもおばさまも挨拶だけは厳しかったわね。『親しき仲にも礼儀あり!』って」

P「まぁ、お陰で今は恥ずかしくない大人になったけどさ……」

レナ「ふふっ。そうね」

レナ「じゃあ、大人らしくお仕事行く準備しましょうか」



CGプロ

P「えっと、鍵はっと……」

レナ「いつもPくんが鍵開けてるの?」

P「いや? 早く来た人が開けてる。ねーちゃんにはまだ渡してないけど事務所の鍵は全員持ってるから」

レナ「アイドルも?」

P「うん。少人数の事務所だしね」

レナ「じゃあお仕事ない時はここに居てもいいのね」

P「むしろそうして。俺の部屋に居られるとなんか怖い」

レナ「怖いって何よ。失礼ね!」

レナ「それにもう大体のものは見つけたわよ?」

P「!?」

レナ「ちょっと工夫して隠してあったみたいだけど、お仕事の資料が入ってる棚に英語の辞書はおかしいわよね」

P「見たのか!? 見たんだな!?」

レナ「大丈夫よ。他の娘には言わないであげるから」

レナ「ま、あとはパソコンくらいね♪」

P「ちくしょう……」

ちひろ「おはようございます。お二人とも早いんですね」

ちひろ「プロデューサーさんはうなだれてどうされたんですか?」

レナ「おはよ、ちひろさん」

P「ねーちゃんが俺の見られたくないとこばっかり見つけよる……」

ちひろ「ふふっ。本当に仲が良いんですね♪」

レナ「えぇ! 大事なおとうとですもの!」

P「……」

ちひろ「……プロデューサーさん?」

P「はい?」

ちひろ「なんか表情が堅かったですけども……」

P「あぁ、すみません。今日の仕事の事考えてて」

ちひろ「そう、ですか?」

レナ「何? そんなに難しい仕事なの?」

P「仕事の内容は大したことないんだけどね」

P「オファー来た人間に難が……」

愛海「おっはよー! 今日も良い天気だね! 絶好のお山登り日和だよ!」

P「えぇい!来おったな! 愛海ぃ!」

愛海「えっ!? あたし今日はまだ何もしてないよ!?」

P「今日は……だと!? 昨日は何した! 言え!」

愛海「あ、やば……! あ、あたしトイレ行ってくるね!」

P「待てや! コラ!」

P「すんません! ちひろさん! 愛海ひっ捕らえてそのまま仕事行ってきますね!」

ちひろ「あ、はい。行ってらっしゃい……」

レナ「あら……行っちゃったわね」

ちひろ「行っちゃいましたね」

レナ「愛海ちゃん……だっけ? そんなに問題あるのかしら?」

ちひろ「愛海ちゃん自体には問題ないんですけどね。行動が少し……」

レナ「お山がーとかってとこかしら?」

ちひろ「えぇ……共演者に始まりスタッフや道行く人まで手当たり次第に……」

レナ「なるほどねぇ……」

ちひろ「ところでレナさんはどうされますか?」

レナ「どうって?」

ちひろ「まだお仕事入ってませんし、レナさんさえ都合が良ければ里美ちゃんのレッスンの見学は出来ますけど」

レナ「んー、そうね。こうしていても暇なだけだし、せっかくだから見学させてもらおうかしら」

ちひろ「では、里美ちゃんが来たら一緒にレッスン場までお願いしますね」

レナ「わかったわ!」

レナ「里美ちゃんが来るまで何か出来る事あるかしら? 手伝うわよ」

ちひろ「そうですか? ならこっちの書類の確認を……」



里美「おはようございますぅ~」

ちひろ「あら、おはようございます。里美ちゃん」

レナ「おはようございます」

里美「ほわぁ……おねえちゃんもお仕事ですかぁ?」

レナ「お、おねえちゃん……?」

里美「? おにいちゃんのおねえちゃんだからぁ、おねえちゃんですよぉ~?」

レナ「んん!? そう、なのかしら!?」

里美「ですぅ~」

ちひろ「ふふっ。レナさんには里美ちゃんが来るまで私のお手伝いをしてもらっていただけですよ」

里美「ほわぁ……そうなんですかぁ」

レナ「そ。里美ちゃんのレッスンに着いていかせてもらおうと思ってね」

里美「おねえちゃんと一緒ですかぁ。楽しみですぅ~」

レナ「うーん、なんかこの娘相手だと気が緩んじゃうわね」

ちひろ「藍子ちゃんも一緒だと全体の空気がふわふわしますよ」

里美「ほわぁ……」

ちひろ「というわけで、里美ちゃん。レナさんにレッスン見せてあげてくださいね」

里美「はい~!」

里美「じゃあ一緒に行きましょう~」

レナ「えぇ」



レッスン場

レナ「ねぇ、里美ちゃん」

里美「はい~?」

レナ「Pくん、ちゃんとお仕事出来てる?」

里美「もちろんですぅ」

里美「おにいちゃんはいつも頑張って私達のお仕事とってきてくれますぅ」

里美「あ、でもぉ、最近はちょっとうまくいってないみたいでぇ、一人の時は泣きながらお仕事してるらしいです~」

レナ「ふふっ。Pくんらしいわね」

レナ「でも、里美ちゃんから見てもPくんは頑張ってるのね」

里美「はい~! 大好きなおにいちゃんですぅ!」

レナ「うふふ。なら良かったわ。Pくんもこんなに可愛い妹が出来てとっても幸せね」

里美「……今は妹ですけどぉ、いつかはお嫁さんになりますよぉ~」

レナ「あら。Pくんモテモテじゃない」

里美「おにいちゃんはかっこいいですからぁ!」

レナ「ふふっ。そうね。Pくんはかっこいいものね」

レナ「さ、準備が出来たならトレーナーさんのところに行きましょうか」

里美「はぃ~」

レナ「私に里美ちゃんのかっこいいところ見せてね♪」

里美「頑張りますぅ~」


レナ(ぼやっとしてる娘かと思ったら案外やる時はやるのね)

レナ(普段とは比べものにならないくらい真剣な顔つきね)

レナ(やっぱりPくんが見込んだだけのことはあるわね)

レナ(……もし私が今の里美ちゃんと同じ事をしたら間違いなく筋肉痛になるわね)

レナ「はぁ……歳は取りたくないわねぇ……」

里美「おねえちゃん~!」

レナ「ん? どうしたの?」

里美「トレーナーさんが、見てるだけじゃ物足りないだろうからってぇ」

レナ「……え?」

里美「一緒にレッスンしましょう~」

レナ「えっ」



CGプロ

レナ「た、ただいま……」

里美「ただいま戻りましたぁ~」

ちひろ「はい、はい。もう少々お時間頂けますか? 折り返しすぐにご連絡差し上げますので」

雪乃「駄目ですわ。思いつく限りのパスワードは試しましたけど、どれも違いますわね……」

藍子「ぷ、プロデューサーさんにも愛海ちゃんにも連絡つきません~……」

レナ「何か騒がしいけど、どうしたのかしら」

里美「どうしたんですかぁ?」

ちひろ「あ、里美ちゃんにレナさん。おかえりなさい」

雪乃「おかえりなさいですわ」

藍子「おかえりなさい」

ちひろ「ってそれどころじゃないんです!」

レナ「え、えぇ、それは見ればわかるけど……」

里美「ほわぁ……」

ちひろ「レナさんってプロデューサーさんのパソコンのパスワード知ってたりしません!?」

レナ「え、えぇー……いくらなんでもそれは……」

ちひろ「ですよね……」

レナ「何があったの?」

雪乃「次のお仕事でお世話になるテレビ局の方からなのですけれども、なんでも次の企画書の草案で良いから至急送って欲しいそうですの」

藍子「でも、企画書とかは全部プロデューサーさんが管理してて……」

ちひろ「確定にならない限り紙にも刷らないので、プロデューサーさんのパソコンの中にしかないんです……」

レナ「Pくんに連絡は?」

雪乃「先ほどから藍子ちゃんがずっと試してくれているのですが、どうやらお気づきになっていないのか電話に出て頂けなく……」

ちひろ「あぁー! このままじゃ仕事がー……!」

里美「愛海ちゃんは~?」

藍子「愛海ちゃんも本番中みたいで携帯の電源切ってあるの……」

レナ「なるほど、それでなんとかパソコンが開けないか試しているのね」

雪乃「はい……ですが、私達が思いつく限りのパスワードを入力しているのですが、まったく……」

レナ「うーん……Pくんの誕生日は?」

ちひろ「すでに……」

ちひろ「普段、プロデューサーさんがテンキーを使っているのは知っていたので、プロデューサーさんや皆さんの誕生日も試したのですが……」

レナ「私のは?」

雪乃「試したのですけれども……」

レナ「となると……おじさまかおばさまの誕生日ならいけるかしら」

レナ「ちょっと代わってもらっていい?」

雪乃「えぇ、お願いいたしますわ」

ちひろ「とにかく、なんとかしてプロデューサーさんと連絡を取りましょう」

藍子「愛海ちゃんの現場スタッフの方と連絡取れないか里美ちゃんと試してみますね」

ちひろ「お願いします!」

里美「はい~」

レナ(うーん、おじさまとおばさまの誕生日でもないか……)

レナ(面倒くさがりなPくんの事だから、パスワードを何種類も使い分けてるとは思えないけど……)

レナ「念のためもう一度みんなの誕生日を一度ずつ入れてみようかしら」

雪乃「普段、プロデューサーさんってテンキーだけでパソコンを立ち上げていましたっけ?」

ちひろ「えーっと……言われてみれば最初にキーボードのどこかを叩いてたような気も……」

レナ「それってどの辺かわかるかしら?」

ちひろ「あんまり定かではないですけど、真ん中の辺りだったかと……」

レナ(真ん中……)

レナ「まさかね……」

レナ「あ」

雪乃「いかがされました?」

レナ「入れたわ」

ちひろ「本当ですか!?」

レナ「えぇ、ほら」

ちひろ「ああああ、ありがとうございます!」

雪乃「これでなんとかなりますわね」

里美「入れたんですかぁ~?」

雪乃「えぇ、レナさんがやってくれましたわ」

藍子「わぁ、さすがレナさんですね!」

レナ「た、たまたまよ。たまたま」



スタジオ

愛海「お疲れ様でしたぁー!」

P「おう、お疲れ、愛海」

愛海「いやぁ、もう本当に疲れたよ。これはもう帰ってレナさんのお山を堪能するしかないね!」

P「……」

愛海「ちょ、プロデューサー、目が怖い……冗談だから……冗談」

P「そんな本気で怯えるなよ」

愛海「いやいや、今のプロデューサーの目は、藍子さんに向かってでかい方が好きって言い放った時に見せた藍子さん並みだったよ」

P「そんなにか?」

愛海「うん」

P「そんなことないと思うがなぁ……」

P「ま、さっさと控室戻るぞ。このスタジオ電波入らないから不便だし」

愛海「はーい」

P「ってうぉ!?」

愛海「どしたのー?」

P「すげぇ数の着信入ってる……」

愛海「えっ!? それってトラブルってことでしょ!? やばくない!?」

P「ちょっとちひろさんに確認取ってくるから先戻ってろ」

愛海「了解!」

P「あ、もしもしちひろさんですか!? どうしました!?」

ちひろ『ぷ、プロデューサーさん……遅いですよぉ……』

P「す、すみません! ○○局のスタジオ、電波入らなくて……」

P「で、トラブルですよね!? どうしました!?」

ちひろ『あ、それならもうすでに解決しましたよ』

P「まじすか」

ちひろ『まじです。次の番組の企画書の草案欲しいって急に言われちゃって……』

P「あー……まじっすか。草案だと俺のパソコンにしか入ってないですよね……」

ちひろ『はい……それにプロデューサーさんに連絡も繋がらないから本当にどうしようかと……』

P「でも解決したんですよね? どうしたんですか?」

ちひろ『プロデューサーさんには申し訳ないですけど、パソコンの方から探させてもらいました』

P「あれ、俺ってパソコンつけっぱなしでした?」

ちひろ『いえ、消えてたので立ち上げてログインしましたよ』

P「え?」

P「どうやって?」

ちひろ『どうって、パスワード入れてですよ』

P「……教えてましたっけ?」

ちひろ『ああ、いえ。そこはレナさんが心当たりを入れてくれたので』

P「……ねーちゃんが?」

ちひろ『? えぇ、レナさんがですけど』

P「ねーちゃん、そこに居ます?」

ちひろ『いえ。なんでも「やることができたわ♪」って帰っていきましたけど……』

P「愛海連れてすぐ戻りますね! あと、俺の分の残業今日は無理です! 明日ちひろさんの分もやるんで代わりにお願いします!」

ちひろ『えぇ!? えっちょっ!』

P「愛海ぃ! すぐ戻るぞぉ!」



CGプロ

P「ただいま戻りました!!」

愛海「た、ただいまー……」

ちひろ「おかえりなさい……」

藍子「おかえりなさい。すごい剣幕ですけどどうかしました?」

P「ねーちゃんっていつぐらい前に帰った!?」

雪乃「えっと、里美ちゃんと一緒に帰ったのでかれこれ2時間前くらいでしょうか……」

P「2時間……! まずいな……!」

藍子「ど、どうしたんですか?」

P「すみません! 今日は俺、これで失礼します! お疲れ様でした!」

雪乃「お、お疲れ様ですわ……」

ちひろ「なんだったんですか……?」

愛海「わかんないよ! というかあたしが聞きたいよ!」

愛海「着替えてる最中に急に入ってきて、着替え途中のあたし担いで拉致されたんだもん!」

ちひろ「えぇー……」

雪乃「一体何がプロデューサーさんをそこまで……ひゃんっ!」

愛海「あぁ……もうこれは雪乃さんのお山を堪能しなきゃ癒せない傷だよ……労災ものだよ」

雪乃「や、やめてくださいまし……!」

藍子「……雪乃さん、ごめんなさい……!」



モバP アパート

P「ねーちゃん!!」

レナ「ただいまはー?」

P「何してんだ! てめぇ!」

レナ「た・だ・い・ま・は?」

P「ただいま!ただいまただいま!!!」

P「それよりそれやめろ!」

レナ「んー? それってー?」

P「俺のパソコンの隠しフォルダを漁らないでください!」

レナ「あら、これ隠しフォルダだったのね。気付かなかったわ」

P「ちくしょう!」

レナ「……それにしても見事に巨乳ばっかりね……どうして?」

P「やめてください!」

レナ「いいじゃない。私とPくんの仲なんだし。ね?」

P「ね?じゃないから! 身内に見られるのが一番恥ずかしいんだから!」

レナ「あら、そうなの。でも、もうこれ二週目くらいよ?」

P「くそったれぇ……」



P「もうやだ……辛い……消えたい……夢の中で暮らしたい……」

レナ「もう、そんなにいじけないの」

P「うるせぇ……」

レナ「それより、ごはん食べましょ? 私お手製のオムライスよ」

P「うん……」

P、レナ「「いただきます」」

P「……」

レナ「どう? 美味しい?」

P「ふつー……」

レナ「美味しいか聞いてるのよ」

P「ふんっ……」

レナ「まぁ、ちゃんと食べてくれるって事は美味しいのよね」

P「食べ物は粗末にするなっておばさんに散々言われたし」

レナ「まったく、口が減らないわねぇ」

P[ふんっ……]

レナ「……ねぇ」

P「なに」

レナ「パスワード、変えてなかったの?」

P「……覚え直すの面倒くさいんだよ」

レナ「中学生の時からずっと同じよね。携帯もパソコンも」

P「なんで知ってんだよ……」

レナ「ふふっ。そりゃおねえちゃんですから」

P「……ねーちゃんの誕生日なら絶対に忘れないし」

レナ「私の名前も?」

P「忘れるわけないだろ……」

レナ「だから最初にrつけて私の誕生日ってわけね」

P「……黙秘する」

レナ「ふふっ」

P「なにさ」

レナ「ううん。Pくんはやっぱりかわいいなぁって」

P「……そうかい」

レナ「ねぇ、Pくん?」

P「ん?」

レナ「一緒にお風呂入ってあげようか? 昔みたいに」

P「馬鹿じゃないの?」

レナ「いや?」

P「歳考えろよ。27歳」

レナ「あら、これでもスタイルには自信あるわよ?」

P「そういう問題じゃないですー」

レナ「あらあら」

P「ごちそうさま」

レナ「あら、早いわね」

P「まぁ、うまかったし……」

レナ「そう? ありがと♪」

P「……風呂入ってくるけど絶対来ないでよ。来たら絶交だからな」

レナ「わかってるわよ。ごゆっくり」

P「ふんっ」

レナ「ふふっ……やっぱりPくんはPくんね」

レナ「見た目がかっこよくなってもやっぱり可愛いわね」

End

以上です。

こんなおねえちゃんが欲しかった。

それはそうと、主催者様から許可は頂いてるので宣伝です。
現在『モバマスSS書き夏の交流会』という企画をやっておられる方がいらっしゃいます。
既に作品投稿は締め切っているのですが、感想はまだ受け付けているそうです。
またニコ生で感想公表放送もやっておられます。
私の作品への感想はすでに公表して頂いたのですが、この企画では素晴らしい作品が多数あります。一見の価値ありですよ!
また、生放送見れなかったという方は後日ブロマガ、及び動画で投稿もするらしいです。

では、お読み頂ければ幸いです。依頼出してきます。

そんなんあるんか、しらんかった

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