モバP「勝負です!」レナ「いいわよ♪」 (125)
のんびりと書いていきます
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---事務所---
P「ぬぬぬ...」ジーッ...
レナ「さあPさん、どうするの?」
P「待ってください、今考えてる最中で...」
レナ「なにも無理することはないわ、いやなら降りてくれても構わないのよ?」
P「いえ!ここで降りたらプロデューサーがすたります!」
レナ「ふふっ、それでこそPさんね♪それじゃ勝負と行きましょうか」
P「ええ....負けませんよ」
P「....」
レナ「....」
P「これだー!!」バッ!
P「うわー!こっちがババだったのかー...」
レナ「はい、私の勝ち♪」
ちひろ「ちょっとちょっとプロデューサーさん、事務所で何やってるんですか?」
P「あっ、いえちょっと...」
レナ「怒らないでちひろさん、ちょっと息抜きにトランプしてただけだから」
ちひろ「まあ見ればわかりますけど...」
ちひろ「でもババ抜きなんですね、レナさんがトランプっていうとてっきりポーカーとか...」
P「うーん、最初はポーカーをしてたんですけど...」
レナ「Pさんとポーカーをすると勝負にならないんだもの」
P「俺があまりにも弱すぎるのでほかのゲームでって事に...」
レナ「でも大富豪をやってもスピードをやっても私の勝ちなのよねぇ」
ちひろ「どれだけ弱いんですかプロデューサーさんは...」
P「頑張ったんですけど...相手が悪かったです...」
ちひろ「プロデューサーさん、息抜きをするのは結構ですけど書類がだいぶ溜まってますよ?」
P「わかってます、ちゃんとやりますから」
ちひろ「お願いしますね、あと私ちょっと外出してきます」
P「ええ、気をつけてくださいね」
ちひろ「はーい、それじゃ行ってきまーす」バタン
P「はぁ...また俺の負けか...」
レナ「Pさん表情に出すぎなのよ、あれじゃ勝てないわ」
P「土壇場になるとつい熱くなっちゃって...」
レナ「ダメよ、そんなんじゃカジノに行っても身ぐるみはがされてポイされちゃうわよ?」
P「ですねぇ、でも次こそは勝ちますからね!」
レナ「ええ、期待してるわ」
P「じゃあそろそろ仕事に...」
レナ「その前に♪」ガシッ
P「な、なんでしょう?」
レナ「なにか忘れてない?」
P「さ、さぁ...」
レナ「罰ゲーム♪」ニコッ
P「いや、でも仕事が....」
レナ「ええ、もちろんお仕事はとても大事よ」
レナ「でも勝負は勝負、負けた方は対価を支払う、でしょ?」
P「うーん、それを言われると...」
レナ「大丈夫よ、そんなに長い時間は取らせないわ、すぐに終わるから」
P「だけど...」
レナ「もう!最初に決めた約束でしょ?」
P「うぅぅ...わかりました!俺も男です!約束は守ります!」
レナ「よろしい♪それじゃ...」ススッ
レナ「ほら、ここに座って」ポムポム♪
------
P「...レナさん」
レナ「ふふっ♪なあに?」
P「あの...これいつまで...」
レナ「ダメよ、まだ動いちゃダーメ」ギュウウウウウ
P「でも...」
レナ「これは罰ゲームなのよ?『負けた方が勝った方の言うことを何でも聞く』最初に決めたでしょ?」
P「そうですけど...」
レナ「いいでしょこれくらい、固いこと言わないで♪」
P(レナさんが後ろから俺に抱きついてる...)
P(ただし俺はその間絶対に動いちゃいけない、それがレナさんからの罰ゲームだ...)
レナ「うふふっ♪」ギュウウウウウウ
P(思いっきり抱きついて密着してるから...)
P(レナさんの大変豊かな物が背中に押しつけられてて...)
P(正直...たまらん!)
レナ「あら、Pさんずいぶん痩せてるのね、ちゃんとご飯食べてるの?」
P「まあコンビニとかで適当に...」
レナ「そんなんじゃ身体壊すわよ、そうだわ!今日お仕事が終わったらレストランでも行きましょうか?」
P「いえ、今日もやっておきたい仕事が...」
レナ「そうなの...でも無理はやめてね?」
P「もちろんです、プロですから」
レナ「本当に気をつけてね、なにかあってからじゃ遅いんだから...」
P「ありがとうございます、レナさんに心配してもらえて嬉しいですよ」
レナ「本当にそう思う?」
P「ええ、本当に思ってますよ」
レナ「ふふっ、信用することにするわ、Pさんの言うことだものね♪」
P「ところでレナさん、もういいですか?そろそろ仕事しないと本当に怒られるので...」
レナ「そうねぇ、名残り惜しいけどもう離れるわ」
レナ「でもその前に....」
レナ「ふぅ♪」
P(うおっ!耳に息が....)
レナ「うふふ♪それにしてもPさん今日だけで3連敗ねぇ」
P「ですねぇ、すごく悔しいです、今日こそは勝てると思ったのに...」
レナ「結局3回も私の抱き枕になったものね♪」
P「せめて1回くらいは...」
レナ「Pさんの抱き心地、悪くないわよ?なんなら家に持ち帰ろうかしら♪」
P「ちょ、ちょっとレナさん...」
レナ「冗談よ♪」
P「でも覚えててください!近いうちに必ず勝ちますからね!」
レナ「ええ、楽しみにしてるわ」
P「だけど勝負は勝負ですからね、手を抜かないでくださいよ?」
レナ「わかってるわ、それじゃ私も仕事に行ってくるわね」
P「はい、気をつけて行って来てください」
レナ「ありがとう、それとPさん?」
P「なんですか?」
レナ「私も負けず嫌いだから、勝負となれば勝ちに行くわよ?」
P「当然ですよ、勝ちにいかないレナさんなんてレナさんじゃありませんから」
レナ「ふふっ、それもそうね♪」
P「それよりそろそろ行かないと遅れますよ?」
レナ「はいはい、わかってるわ、私に勝てるように特訓でもしておいて」
P「ええ、対策を考えておきます」
レナ「....もし勝てたら、Pさんの言うことは何でも聞いてあげるわ」
P「わかってますって」
レナ「それじゃあね、行ってきます」バタン
とりあえずここまで 続きは明日書きます
ちょっとずつ再開します
------
P「とは言ったものの、どうすれば勝てるのか...」
P「レナさんを前にすると、どうも萎縮しちゃって勝てる気がしないんだよなぁ」
P「レナさん引きも強いし、いつも自信たっぷりだから...」
P「うーん...」
光「おっ、どうしたんだプロデューサー?」
P「光か、いやちょっとな...」
光「悩み事なの?言ってみてよ、アタシでよければ相談に乗るぞ!」
P「別に悩みってわけじゃないんだけどさ...」
光「なるほど!そういうことか!」
P「うん、いろいろと対策を考えてたんだけどどうもいい考えが浮かばなくてなぁ...」
光「アタシはそういう勝負の事はよくわかんないけどさ...」
光「ただ一つ言えることは、自信を持つことだ!」
P「自信?」
光「そう!最初からあきらめてたら勝てるものも勝てないんだ!」
光「勝ち目の薄い戦いでも、自分は勝てる!自分はできる!って思ってれば必ずチャンスはやってくる!」
光「だから弱気にならずにぶつかっていくといいと思うよ!」
P「弱気にならずに、か...」
光「そう!必ず勝てると信じて、迷わずにターンアップだ!」グッ!
P「そっか...ありがとな光」
光「うん!がんばってね!」
P「ああ、お前もレッスン頑張れよ」
光「はーい!それじゃ行ってきまーす!」ガチャッ
P「必ず勝てると自信を持つ...よし!」
P「レナさん相手にどこまで通じるかわからんが、とりあえずやってみよう!」
P「でも念のために....」
------
P「レナさん、今ヒマですか?」
レナ「あら、今日も勝負するの?」
P「ええ、まぁ...」
レナ「いいわよ、それで今日は何で勝負するの?昨日と同じようにババ抜き?まさか七並べなんて言わないわよね?」
P「今日は...ポーカーでお願いします!」
レナ「ポーカー?この前あれだけボロ負けしたのに...いいの?」
P「はい!お願いします!」
レナ(...なにかしら?今日はずいぶんと自信たっぷりね)
レナ「OK、じゃあ準備するから待ってて」パチッ
P「負けませんよ、今日は」
レナ「私だって負けないわ、それと負けたときは...わかってるわよね?」
シャッ シャッ シャッ...
P(むぅぅ...なんだか微妙な手札だな...)
P(レナさんは...)
レナ「ふふっ、なあに?Pさん♪」
P(いつものように自信たっぷり、余裕そうな顔だ...)
光『勝ち目の薄い戦いでも、自分は勝てる!自分はできる!って思ってれば必ずチャンスはやってくる!』
P(おっといかんいかん、弱気になったら勝てるものも勝てないんだっけか...)
レナ「どうするのPさん?」
P「レイズします、3枚チェンジでお願いします」
レナ「OK♪」
P(自分を信じて、このまま行こう!)
レナ「さてと...どうするの?」
P「うーむ...」
レナ「今回私が勝ったらどういう罰ゲームにしようかしら?」
P「早くも勝利宣言ですか?」
レナ「うーん...昨日は抱き枕になってもらったから...」
レナ「今日は甘噛みしてあげるとかどう?」
P「っ!!」
レナ「いろんなところを噛んじゃうわよ♪あっ、もちろんその間は動いちゃダメよ」
P(いかんいかん!心を乱されるな!)
レナ「ふふっ♪顔が赤いわよ?」
P「気のせいです!それより決めました!勝負します!」
レナ「あら、それでいいの?」
P「もちろんです!いつまでも負けっぱなしじゃいませんよ?」
レナ「うふふ、そういう眼をした人は大好きよ♪」
レナ「それじゃ、これで行くのね?」
P「は、はい...」
レナ「では....ショーダウン!」パッ!
P「くっ!」パッ!
P「.....」
レナ「.....」
P(ど、どうなった?レナさんなんでノーリアクションなんだ?)
レナ「....ふぅ」
P「えっ?」
レナ「ほら、カードを見て、しっかりとね」
P(俺が5と6でフルハウス...)
P(それに対してレナさんがKのスリーカード...)
P「これって...」
レナ「おめでとうPさん、あなたの勝ちよ」
P「ほ、本当に?」
レナ「本当よ、あなたのあきらめない気持ちが幸運を呼び込んだのね、きっと」
P「や...」
P「やったー!!」
レナ「クスッ、そんなに嬉しいの?」
P「ええ!ずーっと負けてた中での一勝ですからね!そりゃ嬉しいですよ!」
レナ「ふふっ、Pさんったら」
P「ところでレナさん、まさかとは思いますけどわざと負けたりなんて...」
レナ「しないわよそんなこと、本気でやって負けたわ」
P「そうですか...そうか...」
レナ「ところで...どうするの?」
P「どうする?」
レナ「私への...罰ゲーム♪」
P「罰ゲーム...」
レナ「そうよ、『負けた方は勝った方の言うことを何でも聞く』忘れたの?」
P「いえ、そんなことは...」
レナ「さあどうぞ、何でも命令してちょうだい♪」
P「命令か...」
レナ「ええ、今まで散々命令を受ける側だったんですもの、何でもいいわよ?」
レナ「なんなら私がPさんに命令してきたことを全てやってあげてもいいわ」
レナ「抱き枕になったり、マッサージをしてあげたり...」
レナ「ちょっとだけならエッチなことでも、ねっ?」
P「うーん....」
レナ「どうするの?」
P(いかん、勝つことに夢中になってたから...罰ゲームの事は正直忘れてた...)
レナ「ねえ、どうするか決めた?」
P「えーっと...」
レナ「まだ考え中?」
P「あの...いいですよ別に、レナさんに勝てただけで満足ですから」
レナ「そんなのダメよ、約束は守らないといけないの!さっ、なにか命令して」
P「いや...でも...」
レナ「もう...男らしくないわよ?」
P「正直レナさんに勝つのが目的だったので、罰ゲームとかは二の次だったというか...」
レナ「まったく、欲のない人ねぇ...」
P「すみません、じゃあ罰ゲームはなしということで...」
レナ「うーん...」
レナ「ねえPさん、今夜空いてる?」
P「今夜ですか?特に予定はないので定時で帰るつもりでしたけど...」
レナ「それじゃ、私とディナーでも食べに行かない?」
P「レナさんとですか?」
レナ「ええ、せっかく勝てたのになにもなしじゃ寂しいでしょ?私のオゴリよ」
P「そうですね、たまにはいいかもしれません」
レナ「じゃあ決まりね、楽しみにしてて♪」
P「はい、わかりました」
レナ「それと、罰ゲームの内容はその時までに考えておいてね」
P「ええっ!?なにもそこまで...」
レナ「ダメよ、ちゃんとしないとスッキリしないもの」
P「しかし....」
レナ「勝負の世界は非情なのよ、それじゃ今夜ね」ガチャッ
P「あっ、ちょっと....」
P「大丈夫かな...」
------
レナ「はいPさん、あーん♪」
P「い、いいですよ...」
レナ「遠慮しなくてもいいのよ♪あーんして」
P「でも、もしこんなところを誰かに見られたら...」
レナ「ここ個室よ?」
P「店員さんとかに...」
レナ「ふふっ、心配性ねぇ♪」
P「そりゃそうですよ...」
レナ「でも安心してちょうだい、このレストランの店長とは顔見知りなのよ、だから秘密は守ってくれるわ」
P「そ、そうだったんですか...」
レナ「そう、だからこそこんな個室に通してくれたってワケ」
P「こんな高そうなお店の人と知り合いだなんて、さすがレナさんですね」
レナ「大したことじゃないわ、ディーラーをやってた頃にちょっと付き合いがあっただけ」
レナ「それより...あーん♪」
P「あ、あーん...」パクッ
レナ「美味しい?」
P「は、はい...すごく...」
レナ「よかった、お口に合って♪」
「やあお二人さん、ウチの料理はどうだい?」
レナ「ええ、相変わらず美味しいわ、Pさんも気に入ったみたい」
レナ「Pさん、この人がここの店長よ、それでこの人が私のプロデューサー」
P「は、初めまして!」
店長「どうも、そうか...君がレナの言っていたプロデューサーさんか」
P「えっ、レナさんが俺のことを何か...」
店長「何度か話してくれたんだがね...『とにかく変な人だ』とか...」
P「へ、変な人?」
店長「『今まで客に口説かれた事は何度も会ったけどアイドルにならないかなんて言われたのは初めてだ』とか、そんな感じかな」
P「そ、そうなんですか...」
店長「それと...『とても真面目で素敵な人』だったかな?」
レナ「ちょっと、それ以上はダメよ」
店長「おっとすまん、つい口が滑ったようだ」
P「レナさん...」
レナ「ふふっ、だって本当の事だもの♪」
店長「まあせっかく来てくれたんだ、こちらも精一杯おもてなしをさせていただくよ、今いいワインをご馳走しよう」
P「ありがとうございます」
店長「それじゃお二人さん、ごゆっくり」スタスタ...
P「いい人ですね、あの店長さん...」
レナ「そうよ、結構気前がいいの」
P「本当にありがとうございますレナさん、今日はこんなところに連れてきてもらって...」
レナ「いいのよ、それより罰ゲーム、何にするか決まった?」
P「いえ、実はまだ...」
レナ「もう...決断は早めにしないとチャンスを逃しちゃうわよ?」
P「だってレナさんに勝てただけで十分ですし、おまけにご飯まで奢ってもらえるんですから、そのレナさんに罰ゲームっていうのは...」
レナ「はぁ...まったく...」
ギュッ
レナ「欲のない人ねぇ、今は二人っきりなのよ?なにか命令して、好きにさせたいとは思わないの?」
P「れ、レナさん...」
レナ「まあ、そういう誠実な所がPさんの良さなのよね...フフッ♪」
P「誠実というか単なるへタレなだけで...」
レナ「そんなことないわ、Pさんは私の事を大事にしてくれているんでしょう?」
P「それはもちろん...」
レナ「私ね、ディーラー時代にいろんな人を見てきたけどほとんどの人が自分のために周りを欺くタイプの人だったわ」
レナ「なんとかして周りを出し抜こう、とかそんな感じの人たち」
レナ「そういう人たちと付き合ってると嫌でも腹の探り合いみたいな事に慣れて、それが普通になってしまう...」
レナ「でもね、Pさんにスカウトされて今の事務所に来て、それはだいぶ変わったわ」
レナ「本音で語り合える人たちとたくさん出逢えて、いっしょにアイドル活動をやっていけるんですもの」
レナ「Pさんと巡り合わなかったら、こんな素敵な思いはできなかったと思う...」
レナ「あなたにスカウトされて、私は本当にツイてたわ...本当よ?」
レナ「こんなに素敵な人と逢えるなんて、人生まだまだ捨てたもんじゃないわね♪」
P「レナさん...」
レナ「あっ、ワイン来たわよPさん」
レナ「覚悟してね、今日はとことん飲んじゃうんだから!」
いったん中断します 続きはのちほど もうチョイで終わります
ちょっとずつ再開します もう少しで終わります
------
「着きましたよお客さん」
P「どうも、じゃ料金はこれで...」
「はい、ありがとうございます」
P「レナさん、着きましたよ」トントン...
レナ「ふにゅう...」
「すごく酔っ払ってますけど、大丈夫ですか?」
P「大丈夫です、ほら降りてください」
レナ「うぅぅ...ここどこぉ?」
P「レナさんのマンションの前ですよ、捕まってください、肩を貸しますから」ガシッ
レナ「ん~、ありがと...」
P「飲み過ぎですよ、まったく...」
レナ「だってぇ...Pさんが全然潰れてくれないんだもの...」
P「はいはい、今部屋まで運びますからね」
レナ「うーん....」ヨタヨタ...
P「しっかりしてください、レナさんの部屋はどこですか?」
レナ「そこぉ...」
P「ここですね、鍵は?」
レナ「ポーチの中...」
P「えーっと...あったあった」
ガチャッ
P「ほら、着きましたよ?もうちょっと頑張ってください」
レナ「うぅぅ...」
P(ここがレナさんの部屋か...)
P(綺麗な部屋だな、こざっぱりしてて...)
P(レナさんのイメージにピッタリだ)
P「レナさん、とりあえずベッドに寝てください、よい...しょっと」
レナ「うーん...」ゴロン
P「大丈夫ですか?」
レナ「だいじょーぶ...」
P「待っててください、水を持ってきますから...」
レナ「うん....」
P「やれやれ...」
P「んっ?写真立てだ...」
P「ラスベガスにいた頃のかな?ディーラーの服を着てるし」
P「その他にもいっぱい写真が...あれ?」
P「これは俺といっしょに撮った写真...」
P「確か初めての大きなライブが終わった後に...」
P「レナさんが興奮した感じで抱きついてきて...」
レナ『Pさん見てくれた?すっごくドキドキしちゃった!』
レナ『やっぱりPさんについてきたのは間違いじゃなかったわね!』
レナ『見てて!必ずあなたをトッププロデューサーにしてあげる!』
レナ『私があなたの勝利の女神になってみせるんだから!』
レナ『ほらほら!今日の記念に写真を撮りましょう?笑って笑って♪』
P「あの時のか...」
P「わざわざこんな目立つ位置に...」
P「レナさん...」
レナ「ふみゅ....」
P「レナさん、水ですよ」
レナ「ん~...」
P「レナさん、レナさん?」ペチペチ...
レナ「んっ...」ムクッ
P「ほら、水を...」
グイッ!
P「うわっ!」
レナ「んふふっ♪」ギュウウウウ
P「れ、レナさん!?」
レナ「んんっ....」ギュウウウウ
P「ちょ、ちょっと!放してください!」
レナ「いやー♪」
P「ダメだ、完全に酔っぱらってる...」
P(いかん、この状況は非常にマズイ...)
P(酔っ払ったレナさんと同じベッドに入ってるなんて...)
P(しかも結構強い力で抱きついてくるし...)
P「レナさん!レナさんってば!」
レナ「んっ...」パチッ
P「起きました?」
レナ「...Pさん?」
P「そうです、やっぱり飲み過ぎですよ、お願いですから放し...」
レナ「んふふふ、Pさーん♪」ギュウウウウウ
P「ちょ、ちょっと!?」
レナ「相変わらずいい抱き心地♪」ギュッ
P「もうダメだこの人...」
レナ「Pさん、聞いてる?」
P「はいはい、聞いてますよ」
レナ「こんないい女に何でも命令できるっていうのに、なんで何もしてくれないの?」
P「いや、別にそんなことしなくても...」
レナ「ダーメ、約束は絶対なのよぉ...」
P「あぁ...普段はキリっとした人なのにお酒が入るとこれだ....」
レナ「んんっ...」モゾモゾ...
P「おっ?」
レナ「ん~...」カチャカチャ...
P「うわぁっ!ちょっとレナさん、服脱いだらダメですよ!」
レナ「これじゃ寝れないのぉ...」ヌギヌギ...
P「そ、そうかもしれませんけど!でも今は...」
レナ「大声出さないでぇ...近所迷惑ぅ...」プチッ プチッ...
P「ぐっ...ああもう!」クルッ
P(ま、マズイ!これは非常にマズイ!)
レナ「んっ!」ポイッ
パサッ...
P「っ!!」
P(れ、レナさん...下着を投げ捨てた...)
P(ブラも...パンツも...)
P(ということは...今俺の後ろにいるレナさんは...)
ギュッ
レナ「ん~♪」ギュウウウウ
P(耐えろ、耐えるんだ俺...)
レナ「Pさんもいっしょに寝ましょうよぉ...」
P「だ、ダメですよ...」
レナ「どうしてぇ?私のこと嫌い?」
P「嫌いなわけないじゃないですか...」
レナ「じゃあ好き?」
P「す、好きですよ...」
レナ「んふふ、私も好きよぉ♪」
P「そ、そうですか...」
レナ「嬉しい?」
P「そりゃ嬉しいですよ、レナさんみたいな人に好きって言ってもらえて...」
レナ「じゃあキスして?」
P「ダメです」
レナ「むぅぅ...肝心な所でガードが固いんだから...」
P「レナさんはとっても魅力的ですし...本当に素敵な人だなと思います」
P「正直、このままレナさんを押し倒してしまいたいっていう気持ちもあります....」
P「でも...酔っ払ったレナさんにそんなことするのは卑怯だなと思うんです...」
P「あなたには...正面から伝えたい...」
レナ「....」
P「時期が来たら必ず俺の気持ちを伝えますから...」
P「レナさんの心に...勝負を挑みます...」
P「だからそれまで...少し待っててくれませんか?」
レナ「.....」
P「レナさん?」
レナ「すぅ...すぅ...」
P「...寝てるし」
レナ「すぅ...」
P「よく眠ってるな...」
P「今のうちに...」ゴソゴソ...
レナ「んぅ...」
P「そーっと、そーっと...」
P「ふぅ...やっとベッドから出れた...」
P「終電行っちゃったか...」
レナ「Pさん....」
P「んっ?」
レナ「次は負けない...からね...」
P「ええ、また勝負しましょう」
レナ「むにゃ...」
P「ソファー借りますね...」
チュンチュン...
レナ「んんっ...」パチッ
レナ「あれ...部屋?」
レナ「うぅぅ...頭痛い...」
レナ「...どうやって帰ってきたの?」
レナ「確かPさんと食事して...ワインを飲んで...あら?」
P「Zzz...」
レナ「Pさん...」
レナ「もしかして部屋まで連れてきてくれたのかしら...」
P「Zzz...」
レナ「ふふっ、よく眠ってるわね♪」プニッ
P「んがっ...」
レナ「んー、なんだかだんだん思い出して来たわ...」
レナ「Pさんと二人での食事なんて久しぶりだったからついついハイになっちゃって...」
レナ「ワインも結構な勢いで飲んじゃったのよね...」
レナ「そのあとPさんに『その辺にしておいた方がいいですよ』って言われて...」
レナ「うーん、そこからの記憶がないわ...」
レナ「変な事してなかったかしら...」
レナ「とりあえずなにか着ましょ...」
P「Zzz...」
------
P「んっ...朝?」
レナ「あら、起きたの?」
P「...レナさん?」
レナ「ええ、おはようPさん」
P「...おはようございます」
レナ「ちょうどコーヒーを淹れるところよ、一杯どう?」
P「じゃあ...いただきます」
レナ「OK、じゃあ待っててね」
P「すみません、ソファー借りちゃって...」
レナ「いいのよ、すぐできるから座っててちょうだい」
レナ「はい、砂糖は二つでいい?」
P「ええ、ありがとうございます」
レナ「ゴメンなさいね、昨夜の事はほとんど覚えてないんだけどだいぶ酔っ払ってみたいね」
P「まあ、確かにそうですが...」
レナ「Pさんはケロッとしてるわね、お酒強い方なの?」
P「楓さんや志乃さんに付き合わされてたら多少は...」
レナ「ああ、そういうことね、納得いったわ...」ズズッ...
P「.....」チラッ
レナ「どうかしたの?冷める前に飲んだら?」
P「は、はい...」
P(レナさん気にしてないみたいだけど...)
P(今のレナさんの格好は長めのセーターを上から着ただけで...)
P(多分だけど、下にはなにも履いてない...)
P(そんなレナさんと二人だけだと思うといろいろと...)
レナ「ねえPさん」
P「な、なんですか?」
レナ「本当にゴメンなさい...私の方から食事に誘ったのに迷惑かけちゃったわね」
P「いえ、気にしなくてもいいんです、楽しい食事でしたし」
レナ「...ありがとう、優しいのね」
P「そんなことは...」
レナ「あーあ、結局昨日はPさんに負けっぱなしだったわね」
レナ「お酒の強さでも負けて、ポーカーでも負けて...」
レナ「おまけに、あなたの優しさにも負けちゃいそうよ...」
P「大げさですよ、そんなの...」
レナ「あっ、そういえば罰ゲーム!決まった?」
P「だからそれはいいですって....」
レナ「どうして?何がそんなに嫌なの?勝ったんだから対価を要求するのは当然じゃない」
P「いや、あれは....俺の力ではないというか...」
レナ「どういうこと?」
P「怒りませんか?」
レナ「内容によるわね」
P「実はあの勝負の直前...」
------
P「頼む茄子!なんとかその強運を分けてくれ!」
茄子「別にいいですけど、どうしたんですか急に?」
P「いや、苦しい時の神頼みっていうか茄子頼みっていうか...」
茄子「ふふっ、よくわかりませんがいいですよー♪」
P「本当か?」
茄子「はい、じゃあ手を握ってくださいな♪」
P「よし」ギュッ
茄子「今、運を分けてあげてますからねー」
P「ああ、これでいけるはずだ」
茄子「でもこんなところ見られたらレナさんにヤキモチ焼かれるかもしれませんよ?」
P「えっ?な、なんのことだ?」
茄子「さあ、なんのことでしょう?」
P「というわけでして...」
レナ「なるほどね、茄子ちゃんの幸運を分けてもらってたの」
P「すみません、なんだかインチキみたいな真似をして...」
レナ「ふふっ、そんなこと気にしてたの?」
P「えっ?」
レナ「Pさんは本当に真面目なのねぇ、そういうのはインチキなんかじゃないわ、運も実力のうちっていうじゃない」
P「それはそうですけど...」
レナ「知ってる?カジノでは幸運の女神を探している人なんていっぱいいるのよ?」
P「幸運の女神を、ですか?」
レナ「ええ、その人と出会った瞬間から急にツキが回ってくるような、そんな人」
レナ「Pさんの近くに今回は茄子ちゃんという幸運の女神がいたってだけの事よ、別にズルくない」
レナ「だから胸を張って、私に勝ったって言ってもいいのよ」
P「なるほど、そう考えると茄子に頼んだのは間違いじゃなかったかも...」
レナ「そうねぇ、でも....」
ギュッ
レナ「ちょっとだけ悔しいかな....」
P「やっぱり納得いきませんよね、こんな勝ち方じゃ...」
レナ「違うの、茄子ちゃんの幸運を分けてもらったのは全然気にしてないわ」
P「じゃあ、何が悔しいんですか?」
レナ「Pさんの幸運の女神には...私がなってあげたかったなぁって...」
P「レナさん....」
レナ「Pさんがどう思ってるかはわからないけど...」
レナ「私ね、Pさんにはいつも幸せでいて欲しいの...」
レナ「こんな仕事をしてると、当然嫌な事や辛い事もあるでしょう?」
レナ「だからせめて私がPさんの幸運の女神になって、あなたを幸せを届けてあげたいって思ってたんだけど...」
レナ「だけど...昨夜はむしろ幸運どころか、酔いつぶれて迷惑かけちゃったから...」
レナ「茄子ちゃんがきちんとPさんに幸運を届けられたんだとしたら...ちょっぴり悔しいって思っちゃうな...」
P「レナさん...」
レナ「ゴメンなさい、自分でもわけわからない事言ってるなって思うんだけど...」
P「うーん、幸運の女神かどうかはちょっとわかりませんが...」
P「俺は、レナさんからは昨日いっぱい幸運をもらったと思いますよ?」
レナ「私から?」
P「そうです、昨日だってあんなに美味しいレストランへ連れて行ってくれて...」
レナ「あれはただ...私がPさんとごはんを食べたかっただけで...」
P「いえ、俺あんなに美味しい料理食べたの初めてです」
P「それに、店長さんからレナさんが俺をどう思ってるかを聞かされた時もすごく嬉しかった...」
P「レナさんとごはんを食べて、あーんしてもらえるなんて夢みたいでしたよ」
P「あと、ここ最近のレナさんとの勝負もすごく楽しかったです」
P「レナさんと勝負してる間は悩み事やイヤな事を忘れられて、すごく助かりました」
P「レナさんといると...幸運というより...その...」
P「幸せでいられるんです!」
レナ「....本当?」
P「はい!」
レナ「....」
P「レナさん、自分を卑下したりしないでください」
P「レナさんといっしょにいるだけで充分すぎるくらい幸せをもらってますよ」
P「だからまた...」
ギュウウウウウ
P「んぐっ...」
レナ「もう...もう!ちょっと泣きそうになったじゃない...」ギュウウウウ
レナ「ありがとうPさん、私もあなたといっしょにいるとすごく幸せを感じるわ...」
レナ「あなたになら...私の人生全部を賭けられる...」
レナ「きっとあなたといっしょなら...ジャックポッド間違いなしね!」
P「モガッ...ちょっと...レナさん...」ジタバタ...
レナ「んっ?どうかした?」
P「苦し...息が...」
レナ「あっ、ゴメンなさい...つい...」
P「ふぅ...苦しかった...」
レナ「ふふっ♪感触はどうだった?」
P「えっ、そりゃもうふかふか...はっ!」
レナ「うふふ、気に入ってくれたみたいで嬉しいわ」
P「べ、別にそんな....」
レナ「あら、気付いてないとでも思ったの?さっきから私のこの格好、チラチラ見てたでしょ?」
P「ぐっ...」
レナ「本当にすぐ顔に出るんだもの、わかりやすいわ♪」
P「ダメだ、勝てる気がしない...」
レナ「昨日はちゃんと勝ったじゃない」
P「だからあれは...って、もうこんな時間じゃないですか!」
レナ「そうね、いつの間にかこんなに時間がたってるなんて...」
P「レナさん今日ラジオの収録でしたよね?急いで支度してください!タクシー呼んで現場に直接行ってもらうんで...」
レナ「ええ、わかってるわ、今からシャワーを浴びてくるわね」
P「ちょっと話し込み過ぎたな...俺も事務所に行く用意をしないと...」
レナ「洗面所にある洗顔料は好きに使っていいわよ」
P「ありがとうございます!助かります!」
レナ「ふふっ、なんならいっしょにシャワーを浴びる?」
P「はい!その方が効率が...じゃない!」
レナ「あら、私は別にいいのに♪」
P「冗談言ってないで早くしてください....」
レナ「わかってるわ、すぐに済ませるから待っててね...」
シャアアアアア....
P「....冗談、だよな?」
------
P「....」カタカタ...
ちひろ「プロデューサーさん、これ頼まれてた書類です」
P「ああ、ありがとうございます」
ちひろ「....?」クンクン..
P「どうかしました?」
ちひろ「プロデューサーさん、もしかして香水付けてます?」
P「えっ?付けてませんけど?」
ちひろ「でもなんだか...くんくん...身体から香水のような匂いが...」
ちひろ「気のせいかもしれませんけど...女性用の香水みたいな...」
P「き、気のせいです!気のせい!」
ちひろ「そうでしょうかねぇ?まあ、なんでもいいですけど...」
P「ふぅ...」
P(危なかった...ちひろさん変な所で鋭いなぁ...)
P(それにしても...匂いがついた理由は間違いなく...)
ガチャッ
レナ「ただいまー♪」
ちひろ「あっ、おかえりなさいレナさん、収録お疲れさまでした」
レナ「ありがとうちひろさん、今日はなかなか疲れたわ」
ちひろ「ふふっ、それじゃ今お茶を淹れますから待っててくださいね」テクテク...
レナ「ええ、ありがとう」
レナ「さーてと...」
P「....」カタカタ...
ダキッ!
レナ「ん~♪ただいまPさん」ギュッ
P「レナさん...」
レナ「今日は疲れちゃったわ、こうしてPさん分を補給しないとね♪」
P「....少しだけですよ?」
レナ「わかってるわかってる♪」ギュウウウウ
P(レナさんを家に送り届けて以来、レナさんと仲良くなった...)
P(いや前から仲は良かったつもりだけど...)
P(最近は誰もいない時には常にこんな感じでスキンシップを取ってくるようになった...)
P(最初はちょっと抵抗があったんだけど...)
P(なんだか慣れつつある自分が怖い...)
P「はぁ....」
レナ「どうしたのPさん、ため息なんてついて...悩み事?」
P「いえ、さっきちひろさんから香水の匂いがするって言われて...」
レナ「あら、どうしてかしらね♪」ギュウウウウウ
P「れ、レナさん...背中にあたってますよ...」
レナ「あててるの♪」ムニュ
P「そんなに俺にひっついて楽しいんですか?」
レナ「楽しいわ、すっごくね♪」
P「屈託のない笑みで言いますね...」
レナ「こんな風にひっつくの...嬉しくない?」
P「...嬉しくないわけないじゃないですか、でも...恥ずかしいっていうか、慣れないんです」
レナ「あら、どうして?」
P「その...レナさんみたいな綺麗な人に言い寄られた経験がないので...」
レナ「ふーん、Pさんモテなかったの?」
P「お恥ずかしながら...」
レナ「そうなの、じゃあ...」
レナ「私が初めての人って事でいいのね♪」ギュウウウウウ
P「れ、レナさん...」
レナ「ふふっ♪ねえPさん、こっち向いて♪」
P「だ、ダメです...」
レナ「どうして?」
P「その...多分ですけど...キスする気でしょう?」
レナ「正解!ほーら、遠慮なんかしないで♪」
P「ま、マズイですから!」
レナ「強情ねぇ、ホント真面目なんだから...」
P「だ、だって....」
レナ「あら、ちひろさん?」
P「えっ!?」クルッ
チュッ
P「あっ...」
レナ「ふふっ、私の作戦勝ちね♪」
P「ひ、卑怯ですよ!」
レナ「卑怯じゃないわ、ちょっとしたブラフよ」
P「だ、だからって...」
レナ「前にも言ったでしょ、勝負は度胸とハッタリが大事なの♪」
P「ぐっ...」
レナ「あら、赤くなっちゃって...カワイイ♪」
P「くそぉ...」
チュッ
レナ「んっ...」
P「これで...おあいこですね...」
レナ「ぷはっ...そうね...」
レナ「忘れてたわ...あなたも私と同じくらい負けず嫌いだったわね...」
P「ええ、そうですよ...」
レナ「ちゅっ...」
P「うぅぅ...思わずやっちゃったけど、自分の担当アイドルとキスするなんて...」
レナ「まあまあ、細かい事はいいじゃない♪」
P「細かくないですよ、もしバレたら...」
レナ「大丈夫よ、海外じゃこんなの挨拶みたいなだから♪」
P「ここは少し事情が違うんですよ...」
レナ「ふふっ、まったく真面目なんだから...」
P「だって...」
レナ「大丈夫よ♪」コツン
レナ「きっと大丈夫、上手くいくわ」
レナ「だってPさんには私がついてるじゃない?」
P「レナさん...」
レナ「それにもしバレちゃってもPさんとなら平気よ、どんな状況になったってね」
レナ「私っていう勝利の女神がついてるんだから♪」
P「....」
レナ「ねっ?これじゃ安心できない?」
P「...レナさん、この前の罰ゲームってまだ有効ですか?」
レナ「罰ゲーム?ええ、もちろんよ、だってまだPさんまだなにも命令してな...」
チュッ
レナ「んっ....」
P「その...誰かがいる時には...あんまりベタベタするのは困ります、バレるかもしれないので...」
P「だから、抱きしめたりキスするのは...二人だけの時だけにしてください」
P「えーっと、こんな命令じゃ...ダメですかね?」
レナ「...ううん、ナイスよその命令...」
P「そうですか...よかった...」
レナ「ふふっ、私は別に他の人に見せつけるくらいなら構わないんだけど♪」
P「れ、レナさん!」
レナ「冗談だってば、可愛いわね♪」
P「冗談に聞こえないんですよ、あなたが言うと...」
レナ「それより、二人だけの時って事は....」
ギュッ
レナ「今ならいっぱいキスしてもいいってことね♪」チュッ チュッ チュッ
P「ち、ちょっと...んむっ...」
レナ「Pさん♪」チュッ チュッ
P「れ、レナさん...ちひろさんが向こうに...」
レナ「あらいけない、忘れてたわ」
P「まったく...」
レナ「ふふっ、ちょっとスリルあったわね♪」
P「本当に...レナさんにはかなわないな...」
レナ「あら、そんなことないわよ?私の方こそPさんにやられっぱなしなのに」
P「俺に?」
レナ「ええ、あなたにスカウトされてアイドルをやってるうちに...」
レナ「いつの間にか、ハートを撃ち抜かれてたもの♪」
P「...そうでしょうか?」
レナ「そうよ、でも私だって負けっぱなしは性に合わないわ」
レナ「見ててね、今にPさんの事をメロメロにして私から離れられないようにしてア・ゲ・ル♪」
レナ「離れたいって言ったってもう離さないわよ?」
P「...望むところです、俺もレナさんの事離しませんからね」
レナ「ふふっ♪それって告白?」
P「...そうなりますね、もっとムードを作って言うつもりだったんですが...」
レナ「そんなことないわ、いい感じよ、ズドンときたわ今のセリフ...」
P「レナさん...」
レナ「ふふっ、もう一回キス...する?」
P「はい...」
レナ「Pさん...」
ちひろ「お待たせしました、すみませんちょっと手間取っちゃって...」
P・レナ「っ!!」ビクッ!
ちひろ「はい、これはレナさんの、これはついでにプロデューサーさんのですよ」
P「あ、ありがとうございます...」
ちひろ「プロデューサーさん、どうかしました?」
P「い、いえ!なんでも...」
レナ「...なんだか締まらないわね」
P「ですねぇ...」
レナ「まあ、私たちらしいと言えばその通りかしら?」
P「そうかもしれませんね、レナさんも意外と抜けてる所ありますから」
レナ「あらひどい、それが愛する人に言う言葉?」
P「あ、愛するって...」
レナ「違うの?」
P「...違わないですけど」
レナ「よろしい♪」
P「やっぱりこの人には勝てないかも...」
レナ「ねえPさん」
P「はい?」
ギュッ
レナ「ふふっ、意外と大きいのね、あなたの手」
P「レナさんの手は細くて綺麗です」
レナ「気に入ってもらえたなら嬉しいわ♪」
P「離しませんから、絶対に」
レナ「ええ、そうしてちょうだい...私も離したりなんかしないわ...」ギュウウウウウウ
レナ「あなたと私は一蓮托生だもの...」
レナ「だから...」
レナ「これからよろしくね、ダーリン♪」
おわり
駄文失礼しました~
もっと短くまとめるつもりがちょっと長くなりすぎた...
レナさんはクールっぽいけど所々抜けてる所がキュートっぽいです
わりと好きな人なのでまた書いてみたいです
ではまた~
兵藤レナ(27)
http://i.imgur.com/PYuGNaC.jpg
http://i.imgur.com/nW90qqk.jpg
赤城みりあ(11)
http://i.imgur.com/SOUqrYD.jpg
http://i.imgur.com/gNQZpks.jpg
誤爆した
モバP「キュートだなぁ」レナ「まあね♪」
モバP「キュートだなぁ」レナ「まあね♪」 - SSまとめ速報
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