桃華「桃華の初体験、ですわ」 (20)
アイドルマスターシンデレラガールズのSSです。
短め、書き貯めありです。
R-18ありません。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1469026607
梨沙「え~っと…346号室…ここね」
(ガチャッ)
桃華「あら、中は結構狭いんですのね」
梨沙「大人数用の広い部屋とかもあるけどね、今日は3人だしこんなモンでしょ」
桃華「薄暗いですし…」
ありす「あの画面を見ながら歌いますからね、こういうものなんです」
桃華「へぇ…そうですの…これがカラオケというものですのね…」
ありす「正直、桃華さんがカラオケに来たことがないのは意外でした、フレデリカさんあたりに1回くらいは連れ込まれていそうでしたが…」
全裸待機してます
桃華「フレデリカさんとはカフェでお茶をするくらいですわね…そこで長くお話していると大体頭が痛くなってくるので、そのまま帰りますわ」
ありす「わかります、ツッコミ疲れかフレデリカさんワールドに理解が追いつかなくて頭痛がするかの二択ですよね」
桃華「ああ!ありすさん!わかってくださって嬉しいですわ!」
ありす「ええそれはもう…桃華さん、お互い強く生きていきましょうね!」
梨沙「なんでアンタらそんな悲壮感溢れてんのよ…」
桃華「今まで常識人の方々と多く組んでこられた梨沙さんにはこの苦労はわかりませんわ…!」
ありす「梨沙さんにわかりやすく例えれば…Paになった飛鳥さんにグイグイ来られる感じでしょうか」
梨沙「あ~…なんとなく頭が痛くなりそうなのはわかったわ」
桃華「はぁ…気分を盛り下げてもしょうがありませんわ!わたくしにカラオケ、教えて下さいます?」
梨沙「任せときなさい!アタシ達でカラオケの楽しみ方をしっかり教えてあげるわよ!」
桃華「ええ、ありがとうございますわ!」
ありす「では…基本的にはこの機械で自分の歌いたい曲を検索して、この送信ボタンを押すと送信出来ます」
桃華「なるほど…意外と簡単ですのね」
梨沙「とりあえず桃華の一曲目はアタシが選んであげるわ!」ヒョイッ
桃華「あっ!…もう、いきなりはびっくりいたしますわ!」
梨沙「ごめんごめん!え~っと…あった、これね!」ピピッ
桃華「あら?わたくしまだどの曲を歌うか伝えておりませんわ」
ありす「画面には…あっ」
『メ ル ヘ ン デ ビ ュ ー』
桃華「」
梨沙「ちゃんと桃華バージョンで頼むわよ!」
桃華「」
ありす「桃華さん、マイクどうぞ」
桃華「ありすさんまで…いいでしょう、櫻井桃華!この程度の試練には屈しませんわ!」
…~♪
桃華「その時空から、不思議な光が降りてきたのです…」
梨沙「あっ!あれは誰だ~!」
ありす「誰だ~!」
梨沙・ありす「誰なんだ~!!!」
桃華「それは…桃華で~す☆
あ~っ!ちょっと引かないでください!
ローゼスパワーでメルヘンチェンジ!
気品と優雅さを両手に引っ下げ
桃華、頑張っちゃいますわ!」
(ガチャッ)
店員「シツレイシャース、ゴチュウモンノドリンク、オモチシャッシター」
桃華「」(白目)
梨沙()プルプル
ありす()プルプル
店員「ゴチュウモンハオソロイッスネー、デハゴユックリドッゾー」
(ガチャッ)
桃華「///」カオマッカ
梨沙「あっははははははは!丁度決めポーズした所で店員さんが入って…タイミングバッチリだったわね!あ~おっかし!」
ありす「ふっ…ふふふふふ…も、桃華さん…ぷくっ…ナイスガッツです…ぷふっ」
桃華「もぉ~~~~~~っ!!!お二人とも!ハメましたわね!?」
梨沙「あっははははは!ひーっ!おなかいたい!桃華、アンタトップバッターとして最高だったわよ!」
ありす「ぷくっ、くっふふふ…なんだかんだ場の空気は暖まりましたよ、桃華さんぐっじょぶです…ぷくっ」
桃華「はぁ…まったくしょうがないですわ、ときに梨沙さん?」
梨沙「はー、笑った笑った…んで、桃華何?」
桃華「『毒茸伝説』と『紅』ですと、どちらの方がお好みでして?」(ニッコリ)
梨沙「」
ありす(あっ…)
梨沙「え~っと…その辺りは最初から歌うのはちょっとキツイんじゃないかな~って」
桃華「そうですわね、それが何か?」(ニコニコ)
ありす「梨沙さん、これはどちらか選ばないと終わりませんよ」
梨沙「うぐぐ…じ、じゃあ毒茸で…」
桃華「そうですか、では桃華が入れて差し上げますわね、梨沙さんの『毒茸伝説』楽しみですわ」
梨沙「のっけからキッツイけど…しょうがない、罰ゲームと思って頑張るわ」
桃華「あっ、ありすさんはバックコーラスの部分をよろしくお願いいたしますわね」
ありす「」
梨沙「…はいマイク、こうなったら一蓮托生よ!」
ありす「うう…梨沙さんより私の方がつらい気がします…」
…~♪
梨沙「invade!」
梨沙・ありす「Mush up! (Mash up!)」
(略)
梨沙「全部を!」
…~♪
桃華「うふふ、お二人ともお疲れ様でしたわ」
梨沙「あ”~…のっけから疲れたわ…」
ありす「けほっ…喉が痛いです…」
桃華「まったく、わたくしをからかったバツですわ!」
梨沙「悪かったわよ…それじゃ、気を取り直してここから盛り上がっていくわよ!」
桃華・ありす「お~!!!」
…
……
………
桃華「りーりかるーとかれーふー、きるぜむおーおーるー♪」
(prrrr…prrrr…)
桃華「あら?備え付けの電話が鳴っていますわよ?」
梨沙「あっ、もうそんな時間?ありすちょっと出てくれる?」
ありす「わかりました…はい346号室です」
店員「アッ、ソロソロオジカンデスケドー、エンチョウトカナサイヤスカー?」
ありす(チラッ)
梨沙「延長ナシで良いわよ~」
ありす「あ、延長無しでお願いします」
店員「カシコマリー、デハシツレイシマスー」
(ガチャッ)
ありす「もう終わりの時間でしたか…」
桃華「楽しい時間は過ぎるのがあっという間ですわね」
梨沙「じゃあ最後に皆で何か歌って出よっか」
ありす「良いですね、何にします?」
桃華「それはもちろん」
梨沙「アタシ達L.M.B.G.の『ハイファイ☆デイズ』でしょ!」
…~♪
桃華・ありす・梨沙「う~!れっつご~☆」
(略)
桃華・ありす・梨沙「刻んでくストーリーHi-FiなDays」
…~♪
桃華・ありす・梨沙「いえ~い☆」ハイタッチ
梨沙「さっ、時間も丁度いいし出ましょ」
ありす「そうですね、行きましょう」
桃華「うふふ、カラオケには初めて来ましたが楽しいものですのね、また皆さんと来たいですわ!」
梨沙「そうね、今度はもっと他の子も連れて来ても良いしね」
ありす「私としては、あまり気がねしないで良いこの3人の方が…」
梨沙「おっ、今日のありすは珍しくデレているわね!」
ありす「茶化さないでください!私がたまに素直にものを言うとこうなんですから…まったく…」
桃華「うふふ、ありすさんのお言葉、わたくしは嬉しいですわよ」
梨沙「アタシだって…まぁ、嬉しくなくはないわよ?」
ありす「ふふっ、梨沙さんも素直じゃありませんね」
梨沙「うっさい!ふん!」
桃華「いつかこの3人でユニットを組んで、ステージに立ってみたいですわね…」
梨沙「そうね…」
ありす「そうですね…」
桃華・ありす・梨沙「じゃあこのまま事務所に行ってP(ちゃま)に直談判…」
桃華「…考えることは同じですわね」
梨沙「よ~し、そうと決まったらさっさとお会計しちゃって、事務所行くわよ!」
ありす「あっ、梨沙さん、いきなり走らないでください!」
桃華「うふふっ、胸が高鳴りますわ♪」
おわりです、お目汚し失礼しました。
メルヘンデビューは読めてた
乙
ちゃまのメルヘンデビューをカバーで早く出すんだ!
なんかちひろさんが歌ってそうな曲がありますね……
乙
乙
客が歌ってる時に、淡々とドリンクとポテトを置いて出るスルー力の高い奴が一流の店員
カラオケの洗礼を受けたちゃまであった
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