友紀「壁ドン…」早苗「何って?」 (29)
アニメ準拠はほとんどありません
草は生えてませんが気分を害された方がいらっしゃったら申し訳ありません
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1468217465
友紀「見て下さいよ。これ」
早苗「嫌よそんな雑誌。そんなの見るならいぬのきもち見るわ」
友紀「そんなこと言わずに…今こういうのが流行ってるんですよ」
早苗「何がよ…」ペラ
『壁ドンとは…』
早苗「あー…壁ドンとは、男性が女性を壁際に追い詰めて手を壁にドンと突く行為…」
友紀「ドラマとか、漫画とかでやってるんですよ」
早苗「これをされた女子は胸キュン必然…自分に自信のない男性も一度は試してみましょう…」
友紀「要は、強気な男がモテるって事ですよね」
早苗「じゃあアンタノンスタ井上にやられてきなさいよ。惚れるんでしょ?」
友紀「惚れませんけど」
早苗「ほーらそうなる」
友紀「いや、でもほら、ここ見て下さいよ。ここ」
早苗「…女子はこうされることを夢見てる…」
友紀「早苗さんはどうですか?」
早苗「ぶっ飛ばすに決まってんじゃない」
友紀「じゃあプロデューサーとかは?」
早苗「ぶっ飛ばすに決まってんじゃない」
友紀「…武内さんなら?」
早苗「ぶっ飛ばすに決まってんじゃない」
友紀「…んー…」
早苗「…」
友紀「…!じゃあ松潤!松潤は!?」
早苗「ぶっ飛ばすに決まってんじゃない」
友紀「壁ドンが嫌なんですね」
早苗「そもそも何よこれ。壁ドンじゃないじゃない。壁トンじゃない」
http://livedoor.4.blogimg.jp/jin115/imgs/1/2/128a9959.jpg
友紀「壁トンだと何かかっこ悪いんじゃないですか?」
早苗「知らないわよ。っていうかこんなのアタシに言わせれば事案よ。事案発生よこれ」
友紀「でもこれを受けたいって女子がいることも確かなんですよ」
早苗「なら温水洋一にでもやられてきなさいよ」
友紀「嫌ですよ」
早苗「ほーら」
友紀「いや、言いたい事はよく分かりますよ。そりゃ」
早苗「男だって女だってね、相手は選びたいのよ」
友紀「まあ、そうですね」
早苗「だからアンタノンスタ井上と温水洋一どっちが良いのよ」
友紀「何でその二択なんですか?」
友紀「ならですよ?ほら、これ」
早苗「…顎クイ、耳つぶ、床ドン、腕ゴールテープ、頭ぽんぽん…うへぇ」
友紀「この中でキュンと来るやつはあります?」
早苗「いやもう全部ぶっ飛ばすわ。胸チラの方がよっぽど良いわよ」
友紀「胸チラされた方が嫌なんですけど…」
楓「どうしました?」
早苗「これよ。これ」バサ
楓「あ。壁ドンですね。巷で話題の」
友紀「もう大分前ですけどね。壁ドン」
楓「今はこんなに種類があるのね…」
早苗「この子なら武内君にやられたら一発よ。ホント」
楓「ブェッフ」
友紀「うわ何か飛び散った!!」
楓「何を言うんですか。こんなことするような方じゃありませんよ」
早苗「ああそう」
友紀「でも片桐さんだって分かりませんよ?好きになった人からやられたら…」
楓「ンブェッフォ」
友紀「うわ何か飛び散った!!!」
早苗「あー…でも…」
友紀「?」
早苗「舘ひろしがそんな事するとは思えないわ」
友紀「よりにも寄って舘ひろし!!?」
早苗「何よ」
友紀「え、いや…舘ひろしファンなんですか?」
早苗「男はあれくらい渋いのが良いのよ。何よこの雑誌の青臭い男は。どう見てもただのナルシストじゃない」
友紀「あー…でも確かに、こういうのって成功する自信ある前提でやってますもん…ね?瑞樹さん」
瑞樹「え?」
友紀「いや、壁ドンですよ。壁ドン」
楓「駄目よ。川島さんに壁ドンしたら」
友紀「どうしてですか?」
早苗「頬パンから股ズンされるわよ」
友紀「えー…」
瑞樹「想像でもの言うんじゃないわよ」
友紀「あ、もしかしてされてみたいとか…」
瑞樹「そこまではしないわよ」
友紀「ぶっ飛ばす派なんですね」
早苗「考えてみなさいよ。楽屋来て一番初めにすることが新聞読み漁りな女よ」
瑞樹「何が悪いのよ。むしろ読まないアンタがどうかしてるわよ」
早苗「ニュースなんかテレビで良いじゃない」
瑞樹「新聞の方が細かく書いてあるし、活字だから頭に入ってくるのよ」
楓「これそのうち眼鏡かけてきますよ」
早苗「嫌だわー…知的なイメージ出そうとしてるわー…」
瑞樹「もうかけてるわよ」シャキーン
早苗「うわー!」
楓「いやー」
瑞樹「…でもねぇ、例えばよ?友紀ちゃん」
友紀「はい?」
瑞樹「貴方、選挙は行ったかしら?」
友紀「え?せ、選挙ですか?」
瑞樹「そうよ。参議院選挙」
友紀「え?」
瑞樹「ほら。その程度の認識」
友紀「あー…でも参議院って言われても正直関係ないかなーって…」
瑞樹「20歳ですらこれよ?18歳に選挙権渡してどうするって話よ」
早苗「その癖奨学金がー政治がー学費がーって言うのよね」
友紀「あの、壁ドンの話に戻して下さい…」
瑞樹「で?壁ドンが何ドンって?」
早苗「友紀ドンが壁ドンされて胸ドンしたいって言ってんのよ」
楓「おいどんがどんどん壁ドンしてやるドン」
友紀「言ってませんしドンドン言わないで下さい」
瑞樹「そんなのでキュンて来てゴールイン出来るならね、少子高齢化なんてとっくに無くなってるわよ」
友紀「…ん…んー…」
瑞樹「いずれにしても興味無いわよ」
早苗「…そこまで言うなら試しにやってやるわよ」ガタ
友紀「?」
早苗「えーと…壁に追い詰めて」
友紀「え…あ…」
早苗「…」ズンズン
友紀「…」ズリズリ
早苗「…」ドシンドシン
友紀「いやあの…」
早苗「…」ドンッ
友紀「ひっ!!」
瑞樹「そこから顎を掴んでグイッと」
早苗「ほい」メキメキメキ
友紀「痛い痛い痛い痛い痛い!!!力!力加減して下さいって!!」
楓「そこから頭ぽんぽんです」
早苗「…」ペシッペシッ
友紀「痛いっ!痛いっ!!ただの暴行じゃないですか!!」
友紀「よくそんなのでアイドルだなんて言いますね」
早苗「28歳にイマドキとか言うんじゃないわよ」
瑞樹「見苦しくなるだけよ」
早苗「そこまで言わないでよ」
友紀「そもそもアタシもされたいとまでは思ってないですよ」
瑞樹「じゃあ何なのよ今までのフリは」
友紀「いや、こういうのが流行ってるけどどうかなって」
早苗「アンタどうなのよ。…ってかいい加減起きなさいっつの」ペシッ
菜々「うえっ!?」
瑞樹「何やってるのよ。もうすぐスタジオ入りよ」
菜々「…す、すいません…腰痛解消ストレッチが効き過ぎて」
早苗「腰ドンしてやろうかしら」
菜々「何ですかその壁ドン的な言い回しは…」
友紀「その事で今話してたんだよ」
菜々「?」
菜々「はぁ。壁ドン…」
早苗「どうなのよ設定上はリアルJK」
菜々「設定じゃないです」
瑞樹「今更遅いのよ」
菜々「皆さんのせいで風評被害もいいとこですよ」
楓「自ら突っ込んでいったのに」
友紀「…で?やっぱり菜々ちゃんもこれやられるとキュンってくるの?」
菜々「勿論来ますよ。来るに決まってるじゃないですか」
瑞樹「今西部長でも?」
菜々「人によりますよ。どうして今西部長なんですか」
早苗「今西部長にやられてもただどっか痛くなっただけなんじゃないかって思うわよね」
瑞樹「お年だものね」
菜々「…というかですね」
瑞樹「何かしら」
菜々「多分ここでその話しても意味ないと思います」
早苗「何でよ」
菜々「皆さんは一般的な女性の感性とはかけ離れてますからね」
友紀「…」
楓「…」
早苗「…」
瑞樹「…」
瑞樹「異議があるわ」
菜々「何でしょうか」
瑞樹「それがまず一般的なのかどうか分からないじゃない」
菜々「一般的になってきてるから雑誌に載ってるのでは?」
早苗「そんなもん読んでる奴いるの?」
菜々「いなかったらとっくに廃刊ですよ」
早苗「絶対いぬのきもちのが多いわよ」
友紀「何で今日に限っていぬのきもち推すんですか?」
瑞樹「…なら、今日来る子に聞いてみましょう」
楓「今日のゲストですか?」
瑞樹「ええ。友紀ちゃん呼んできて」
友紀「あ、はい」
まゆ「はぁい」
早苗「これ一般的なの?」
菜々「少なくとも早苗さんよりイマドキですよ」
まゆ「まゆ、プロデューサーさんに壁ドンされたら…うふふ」
瑞樹「好きな癖に名前で呼ばないなんて中途半端な子ね」
まゆ「」
早苗「○○君でしょ?」
まゆ「はぁい」
瑞樹「…にしても貴方それ私服なの?」
まゆ「そうですよぉ。まゆはぁ、りぼんが大好きで…」
早苗「それは何ていうの?」
瑞樹「紐ギュンじゃないかしら?」
友紀「変なの作らないで下さい」
まゆ「えっと…そういうのは、誰かが誰かにやることですから…」
早苗「あー…」
楓「じゃあ○○さんに紐ギュンされたら胸ギュンするの?」
菜々「胸キュンです」
瑞樹「胸ギュンってそれただの心筋梗塞じゃない」
まゆ「はぁい。とっても…うふふ…」
友紀「…っていうか、ファンを裏切ってる事に関してはノーコメントなんですね」
瑞樹「ここにいるじゃない。現在進行形で裏切ってるのが」
楓「ン゛ブェッフォォエ」
友紀「いい加減にして下さい!!」
まゆ「御二方は、お好きな方いらっしゃらないんですかぁ?」
早苗「うん」
瑞樹「ええ」
友紀「うわー…言い切った…」
菜々「嘘でもいいからファンの方々って言いましょうよ」
まゆ「まゆはぁ、ファンの方々もだぁい好きですよぉ」
早苗「アタシも好きー」
瑞樹「ちょー好きー」
友紀「やる気無ッ」
楓「握手会の時どうするんですか?」
早苗「あいよーってやるわよ」
菜々「流れ作業じゃないですか」
瑞樹「私なんてまだマシよ。この子なんて一気に2人やったりするのよ。両手で」
まゆ「・・・」
友紀「…あ、でも逆にそれが評判良いって言われてるみたいですよ。塩対応って。ほら」
早苗「何よ塩って。塩は塩でも岩塩よ」
菜々「塩自体が駄目なんですけどね」
早苗「言うけどね。アンタだって相当よ」
瑞樹「何がよ」
早苗「この子、何話しかけられても「ええそうですね」で通すのよ」
まゆ「・・・」
瑞樹「大体それで返せるのよ」
楓「でもどうするんですか?「結婚しましょう」とか言われたら」
瑞樹「その時はちゃんと返すわよ」
友紀「…あ、それも書いてある」
楓「何て書いてあったの?」
友紀「『川島瑞樹、握手会でファンからプロポーズを受け相手の両腕を捻る…』」
まゆ「・・・」
早苗「腕ギュンね」
瑞樹「腕ギュンよ」
友紀「変なの作らないで下さい」
菜々「何してるんですか。ファン取り押さえるアイドルとか聞いたことありませんよ」
瑞樹「自分の身は自分で護るものよ」
菜々「そういうことじゃないです。っていうかその時のためにガードマンがついてるんですよ」
早苗「アンタらも覚える?腕ギュン」
菜々「早苗さんが元凶でしたか。予想通りでしたけど」
まゆ「あのぉ…」
早苗「何?」
まゆ「…どうして、アイドルに?」
友紀「…」
楓「…」
菜々「…」
瑞樹「…」
菜々「そういえば、聞いたことありませんね。早苗さんのアイドルになった理由」
友紀「瑞樹さんは聞きましたけど、早苗さんのは聞いたことないですね」
早苗「聞いてどうすんのよ」
楓「暇つぶしです」
早苗「正直に言ってくれるわね」
菜々「ナナはオーディションに応募して…」
友紀「アタシはドームの外で…スカウトされたかなぁ」
楓「私も…」
まゆ「まゆもスカウトでしたぁ。…最も、まゆの一目惚れでしたけど…」
瑞樹「私は直談判よ」
友紀「一人だけおかしいんですけど」
瑞樹「何がおかしいのよ。貴方もこれくらいガツガツしなきゃ駄目よ」
早苗「…アタシはー…」
まゆ「…」
早苗「まあ、スカウトされて…」
菜々「でも公務員なんですよ?」
早苗「そんなこと言ったら瑞樹ちゃんもそうじゃない」
友紀「でも瑞樹さんは元々アイドルになりたかったってのがあったじゃないですか。でも早苗さんは…」
早苗「だってタダで美味いもん食べれんじゃない」
友紀「あー…そういう…」
瑞樹「本当にアンタって嫌しんぼよね」
早苗「ンフ」
菜々「じゃあですよ。何をされたらキュンってなるんですか?」
早苗「そうねぇ。舘ひろしに…」
瑞樹「ヒュー・ジャックマンに…」
菜々「世の中の男性諸君に何をされたらキュンって来るんですか!!?」
早苗「何怒ってんのよ」
友紀「人間特定されちゃってるじゃないですか。元も子もない」
菜々「そうじゃなくて、何をされたら良いかってことですよ。個人じゃなくて」
瑞樹「だって人によるんでしょ?」
菜々「う…」
早苗「好きでもない奴にされたところで腹が立つだけよ」
まゆ「そう言われてみれば、そうなんですかねぇ…」
瑞樹「でしょ?」
楓「一つ、良いですか?」
早苗「何よ」
瑞樹「何かしら」
楓「今日、まゆちゃんがゲストですよね?」
まゆ「はぁい。とっても嬉しいですよぉ」
瑞樹「そうね。恋に対する云々って…」
まゆ「はぁい」
楓「…だとしたら」
早苗「?」
楓「企画、丸潰れですね」
早苗「そうね」
瑞樹「そうね」
菜々「はぁ…」
友紀「あーあ…」
終
乙
川島・片桐ペアに勝てるアイドルが見当つかんな
まゆ来た意味あったんか?www
>>16
よしんば礼子さんと志乃さんがタッグを組んだら?
>>18
酒で相打ちになる未来が見える
川島さんはファン大切にしてそうじゃない?
造語連打でワロタ
腕ギュンwwwwww
早苗さんの両手塩海王握手すき
今更だけどhtml依頼って知ってる?
毎回書きっぱなしっぽいけど
まだ鬼ごっこの方読み終わってないのに書くのはえーよww
乙でした
武内の文字で萎えた
政治豚死ね
乙
安部さんは安部さんで胸ギュンの危険性があるからな…(労り感)
マスターパッション絡みで一ネタ書いてほC
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