◆ひなビタ♪SSです
◆ひなひなも最近は存在が大きくなりましたね
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纒「あら、ご存知でした?」
日向「そりゃそうですよー、めめにも同じこと言われましたし」
纒「ほう、芽兎さんが」
日向「そう言ってボクに甘えてくるんですよ」
纒「可愛いじゃないですか」
日向「まぁ、可愛いんですけど」
纒「星見さんは芽兎さんに好かれてて羨ましいですね」
日向「えー?まといさんは最近ここなつちゃんと仲良しらしいじゃないですか」
纒「はい!」
日向「はっきり言うんだ」
纒「ここn……東雲さん達はとっても可愛いんですよー」
日向「惚気けですか、それ」
纒「そういう星見さんはあんま惚気けませんよね」
日向「いや、別にしてもいいんですけど、やっぱりめめはまだ小さいし……」
纒「私はJD×JCはアリだと思いますけど」
日向(最近のまといさんは自身の趣味趣向を隠そうとしないなあ……)
纒「そういえば星見さん、今日お誕生日じゃないですか!おめでとうございます!」
日向「おやまといさん、知ってたんです?」
纒「そりゃそうですよ、ひなビタメンバーのプロフィールなら何度も見ましたし」
日向「おまけで載ってましたからね」
纒「で、星見さんがここにいるのも、それに関する理由があるんですよね?」
日向「あれ、バレちゃってます?」
纒「じゃなきゃこんな時間から外のベンチに座ってたりなんかしないでしょう?」
日向「まあ、今の季節、倉野川は暑いですからね」
纒「私の部屋も常に蒸しちゃって……冷房器具が欲しいところです」
日向「無いんですか?あった方がいいですよ、というかないと危ないですし」
纒「そうですねえ、一人暮らしならまだしも……次のお給料で考えてみます」
日向「それがいいですよ」
纒「電気をあんまり食わなくてエコロジーなのがいいですねー」
日向(ん?さっきまといさん、一人暮らしならまだしもって言った?つまり今は……?)
纒「で、話は変わりますけど」
日向「うん」
纒「星見さんと芽兎さんは、デキてるって認識で宜しいのですか?」
日向「」
纒「年の差カップルはとっても素敵だと思いますよー」
日向「いや、そういう問題じゃなくて……っていうか、知ってたんですか?」
纒「ええ、この前芽兎さんが教えてくれて」
日向「めめったら」
纒「『ひなひなはめうの恋人めうー!』って私が聞いたら返してくれまして……
その反応だと、まぁ間違いでは無かったようですねー?」
日向「うっぐ」
日向「めめは結構惚気けたがるんですよ」
纒「そうなんですか」
日向「やっぱりボクとの関係をアピールしたいのかなって」
纒「見た目だと姉妹とか言われます?」
日向「言われますねー、そう言われるとめめはムッとするんですけど」
纒「ほー」
日向「一時なんかボクをぎゅっとして「姉妹じゃないめう!恋人めう!」って宣言された事もありました」
纒「あらあら」
日向「宣言自体は結構嬉しいですけどね」
纒(意地になるめうちゃんかわいい)
纒「基本的にはラブラブみたいですね?」
日向「ま、まぁ、そうかも」
纒「うふふ」
日向「うぐ……まといさんって本当そういうの好きですよね」
纒「はい!」
日向「満面の笑みで言わないで下さい……お、あれは」
纒「とてとてと歩いて来ますねっ」
日向「じゃあまといさん、今日はこのへんで」
纒「星見さんの幸福な1日になりますように」
日向「それはめめに会えた時点で、そうかもそれませんねえ」
めう「ひなひなーっ!」
日向「わはは、めめったら、随分可愛い格好だね?」
めう「そうめう!でもそのせいでちょっと遅れちゃったなり……ごめんなさいめう」
日向「大丈夫だよ、ボクがちょっと早かったのさ」
めう「えへへ、ひなひなはやさしーめう」
日向「さて、今日はめめがエスコートしてくれる予定だったよね?」
めう「うん!ひなひなのお誕生日だし、がんばるめう!」
日向「気合はばっちりだねー」
めう「ひなひな、今日はいっぱいいちゃいちゃするめう!」
日向「うん」
纒「……」
纒「仲睦まじくJDJCカップルが去っていく……」
纒「年の差カップル、私は好きなんだけど……」
纒「世間一般的にはちょっと受け入れられ辛い部分もあるわよね」
纒「日向ちゃんはそういうの気にしそうな……ふむ」
纒「あの二人って、どこまで進んでるのかしら」
纒「……」
纒「……こんな事もあろうかと用意しておいた尾行セット~」テレテレッテテー
めう「ひなひな、おてて繋ぐめう!」
日向「うん」
ギュ
めう「えへへ、ひなひなのおてては暖かいめう!」
日向「そうかなー、めめの手が暖かいんじゃないかな」
めう「えへー」
日向(今の季節にはちょと暑いけど……)
纒「おおう、めうちゃんったら、デレっぱなしね」
纒「それは彼女の日向ちゃんに対する態度で分かってたんだけど……」
纒「でも頬はちょっと赤色だし、照れてはいるのかな?」
纒「日向ちゃんは熟れた感じがする」
夏陽「……お姉さん、何やってんの?」
心菜「電柱さんと、仲良し……?」
纒「あ、ここなつちゃん、今私はですね、カップルのデートを観察しているのです」
夏陽「カップルの観察?お姉さん、そういうのはちょっと趣味が悪いんじゃ」
纒「そうかもしれませんが、日向美のカップル事情はある程度頭に入れておきたいなという気持ちもありまして」
心菜(でも女の子限定だよね……?)
纒「特に星見さんはあんまりこっちにいませんし……良い機会です」
夏陽「はぁ」
心菜「……」
夏陽「……お姉さんってあの二人の関係知らなかったっけ?」
纒「仲良しな事は把握していますが、どの程度の関係かはあんまり知りませんね」
心菜「ふうん……」
纒「あ、移動しちゃう!じゃあここなつちゃん!また!」
夏陽「今日は夕方シャノワールでお誕生日会だからねー」
纒「分かってますって!」
タッタッタ……
心菜「……」
夏陽「……」
心菜「……ロリコンだから、既に」
夏陽「しっ!」
日向「今日はお日様が元気だねえ」
めう「お日様もひなひなにおめでとって言ってるめう!」
日向「それはどうかなー」
めう「じゃあかまぼこを大量生産」
日向「スクラッチはしてないよきっと」
纒「……」コソコソ
纒「にしても、どこに行くつもりかしら」
纒「めうちゃんがエスコートするなら、いつものとこだと思ったけど」
纒「こっち方面は駅なのに……乗るつもり?」
めう「きっぷ2枚めう~」
日向「なんだか遠くに行くみたいだね?」
めう「うん!ひなひなのお誕生日だから、特別めう!」
日向「特別かあ」
めう「ひなひなはめうの特別めうよ?」
日向「ふふ、ボクだってそうさ、めめ」
纒「本当に電車で移動?ふうむ」
纒「うーん、鳥取県はSUICAとかそういうのがないのよね……」
纒「えっと、取り敢えず乗り越ししてもいいから高いやつを買って尾行を続けましょ」
めう「ひなひなと一緒にお電車めう~」
日向「ここらへんの風景はのどかだよね」
めう「きれーな自然がいっぱいめう!」
日向「まぁそうとも言うか……」
めう「めうはひなひなと一緒にお出かけってだけでるんるんめう!」
日向「ご機嫌なめめは可愛いなあ」ナデナデ
めう「えへへえ」
纒「……目的地が見えない」
纒「遠出をすると夕方のお誕生日会に間に合わなくなるからそう遠くはないはず……」
纒「……」
纒「幸せそうなカップルを観察するのは楽しいけど眠い……」
……
めう「すう、すう」
日向「もーめめったら寝ちゃって……」
めう「んん……」
日向「降りる駅知らないと危ないなあ……」
日向「取り敢えず中心部に着いたら起こしてみよう」
纒「……」
纒「……」
纒「……ぐう」
……
日向「ここで降りるのかい?」
めう「うん!さあ早く早く!」
日向「わ、そんなに強く引っ張らないでよめめー」
纒「うう、すっごいねむ……乗り換えしんど……」
纒「で、ここは……」
纒「うわ真っピンク」
纒「で、無人駅って、ここは噂の……」
纒「まぁ引き続き尾行を続けるわ」
纒(でもなんか仲良し姉妹にあらぬ疑惑を掛けてるみたいで後ろめたくなってきた)
~恋山形駅~
めう「めう、ずっとひなひなとここに来たかっためう!」
日向「リニューアルして2年くらい経つけど、そういえば来たことはなかったなあ」
めう「同じ県だけど結構倉野川からは遠いめう」
日向「交通の便も少ないし……こういう機会でもないと来ないよねえ」
めう「むひゅひゅ、だからこそいっぱいいちゃいちゃ出来るなりよ」
日向「なるほどねえ」
纒(……)
纒(無人駅だと行動し辛いわね……)
纒(でも尾行セットにはステルス機能もあるから無問題!)
日向「さっそく願掛けよ?」
めう「うん!」
日向「えーっと……ハートの形の絵馬は……」
めう「はいひなひな!ちゃんと用意してあるめう!」
日向「おー準備がいいね?裏にもなんか書いてあるし」
めう「えへへ」
日向「『星見めう』って……じゃあボクもさらっとなんか書くね」
めう「うん」
日向「でもめめ、星見めうじゃあほめになっちゃうぞ」
めう「な、ならないもん」
めう「記念撮影もするめう!」
日向「おう、ちゃんと自撮り用のカメラ置き場があるんだね」
めう「めう、いいカメラ持って来ためう!」
日向「ちゃんと借りる許可取ったの?まあいいや」
めう「ひなひな、ボタンを押せば5秒後に撮れるなり」
日向「詳しいね?じゃあこうやって……」
めう「ひなひなあ、はやくー」
日向「大丈夫だって、ほら」
めう「ちーずっ!」
パシャ!
めう「えへへー、可愛く撮れためうっ!」
日向「めめにっこにこだねえ」
めう「ひなひなだって笑顔めう!」
日向「そりゃそうさ」
めう「えへへ、ひなひなぁ♪」
日向「ふふふ、ボクに甘えてくるめめは可愛いなあ」
めう「いっぱいいっぱい甘えるめう♪」
日向「よしよし」ナデナデ
めう「えへー」
纒「……」
纒「……」
纒「……恋山形駅って、確かあおk……」
纒「……」
纒「…‥あんな純粋な二人がするわけないじゃない!」
纒「あ、もう引き返すみたい」
纒「私も戻りましょ」
纒(やっぱないよね)
日向「遠いから早めに戻らないとね」
めう「でもひなひな、電車来るのまだ……」
日向「あと……一時間くらい?」
めう「……」
日向「……」
めう「……周りにお店とか」
日向「特にないよ」
めう「知ってるめう」
めう「……」
日向「……」
纒「……」
(((あっつい……)))
…………
……
…
……
まり花「ひなひなさん!お誕生日おめでとっ!」
凛「おめでとうグッズ屋……」
一舞「おめでとうございますっ」
咲子「とってもとっても、おめでたいですっ!」
日向「ありがとねーみんなー」
めう「むひゅひゅ♪」
一舞「なんでめうが嬉しそうなんだし?」
咲子「私もイブちゃんのお誕生日はとってもとっても嬉しくなりますよ?」
一舞「ふ、ふうん」
纒「今日は七夕の日でもあるので短冊を用意しましたよー、今度は誰かの願いが叶いますようにじゃなくてですね、
具体的にお願いしますね?はい山形さん、短冊どうぞ」
まり花「わーありがとまといさんっ!」
纒「いえいえ、じゃあ次は芽兎さんに」
夏陽(ストーカー行為をしてただけじゃなかったのね)
心菜(大人だから準備はばっちり……?)
めう「まととありがとめう!」
咲子「うふふ、じゃあ私はイブちゃんとずっと一緒にいられるようにって書きますっ!」
めう(相変わらずお熱いめう)
一舞「え?もう、やだなさきこ、それ、もう叶ってるんじゃない?」
咲子「あ、イブちゃ///」
纒(うふふ)
凛「願掛けなんて、趣向じゃないけれど……」サラサラ
めう「そう言いつつ書いてるめう!」
一舞「なんて書いたし?」
凛「洋服屋、人の願を覗くなんて趣味悪いわよ」
一舞「そう?まぁなんとなく予想は付くけど」
凛「む、貴方に私の頽廃的美学論的な思考が理解出来るのかしら?」
一舞「最近は愛に生きてるでしょー」
まり花「りんちゃんりんちゃん!わたしはねっ!
りんちゃんと一緒に美味しいスイーツさんいっぱい食べたいって書いたよっ!」
凛「い、いちいち大きな声で言わないで頂戴///」
夏陽「顔赤ーい」
心菜「嬉しいんだよ」
めう「めう!ひなひなはなんて書くめう?」
日向「うーん、どうしようかなって思ってるんだけどー、めめは?」
めう「めうはもちろん、星見めうになりたいって書いためう!」
日向「それ願掛けの時にも書いてたよね?随分先のことを見据えてるねえ」
めう「せっかちなのは悪いことじゃないなりよ?」
日向「そうだね、めめ」ナデナデ
めう「えへへー」
纒(にこにこなめうちゃんかわいい)
心菜「なっちゃんはもう書いた……?」
夏陽「うん!あたしはね、「ここなが幸せでありますように」って書いたわよ」
心菜「……私だけなの?」
夏陽「自分から書くのはちょっと恥ずかしくって」
心菜「しょうがないなあなっちゃんは……私はね、「なっちゃんとずっと仲良く出来ますように」って書いたよ」
夏陽「……もうそうじゃない」
心菜「そうなんだけどね」
夏陽「七夕って難しいわね」
心菜「そうだね……なっちゃんとちくわパフェドレッドノート級食べたい、とかでもよかったかな?」
夏陽「それほとんどここなが食べるでしょ」
めう「ひなひな、短冊まだめう?」
日向「んーとね、まだ迷ってるんだけど」
めう「なにめう?」
日向「そうだなあ、2年後がいい?それとも4年後がいい?」
めう「ひ、ひなひな、それって」
日向「まぁめめは可愛いし、早めの方がいいのかなあ、でもやっぱ若いと世間体がさ?
それとボクの状況もね?今のバイト楽しいし、今後も続けられたらなって思ってるんだ」
めう「めう?」
日向「あと店長とも仲が良くてね、鳥取に出店する際は是非任せたい、とも言われたりしててね、
こうなれば、めめと一緒に暮らせるし、二人暮らしに十分な経済状況が」
めう「め、めうはいつでもうぇるかむめう!待ってるめう!ひなひな以外には靡いたりしないめう!」
でも今は、えへへ、ひなひな、お誕生日おめでとうめうっ!ぎゅーっ!」ギュウ
日向「わはは、ありがと、めめ」
纒「ふふふ、やはり星見さんと芽兎さんは仲良しですねー」
夏陽「というより……」
心菜「ねえ、お姉さんはなんて書いたの……?」
纒「私ですか?私はですね……「いつまでも倉野川が最高でありますように」って書きましたよ!」
おわり
お疲れ様でした
何かひなビタが商標登録されていましたが何でしょうね
おつめう
打吹祭りもとい温故知新祭りたのしみめう
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