新作書けたから投下する。
書き溜め。
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絵里「……………………」
希「……………………」
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
ほ こ う り は ま に
絵里「いやいやいやいや……ちょっと待って……あれ?どうしてこうなったの?」
絵里「私たち……希の家でONE PIECEを読んでたのよね……そしたら穂乃果たちが……」
穂乃果『私も能力者になりたいな~』
絵里「とか夢見たこと言い出して……そしたら希が……」
希「うちのスピリチュアルパワーで、悪魔の実の能力者にしてあげるって言いました……」
絵里「ええ……スゴかったわ……スピリチュアル……なんというか、スゴかったわ……」
希「ありがとうございます……」
絵里「でもその結果……悪魔の実の能力者じゃなくて、悪魔の実になっちゃったと……」
希「そうやね」
絵里「いやいやいやいや……あー、どうしようかしら……頭痛い……」
希「いったん忘れる?いったん」
絵里「そうね……」
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
ほ こ う り は ま に
絵里「いや無理よ!!どうするのこれ!?カラフルなグルグル模様の実になっちゃって!!みんな元に戻るのよね!?」
希「まあ、スピリチュアルやし……戻るんと違う?」
絵里「スピリチュアルに責任を持ちなさいよ!!」
希「まあまあ、ここは前向きに考えよう」
絵里「はぁ!?」
希「ここには悪魔の実があるやん?」
絵里「悪魔の実って、みんなだけど」
希「えりち」
絵里「なによ?」
希「能力者になりたくない?」
絵里「バカじゃないの!!?」
絵里「私にみんなを食べろって言ってる!?元に戻ったときかなりえげつないことになるわよ!?」
希「いやいや、そこはスピリチュアルを信じようよ。きっとご都合的に普通に戻るよ」
絵里「根拠が無いじゃないの!!」
希「うちのスピリチュアルを信じられんの?」
絵里「そのスピリチュアルでこんなことになってるのよ!?」
希(穂乃果裏声)「絵里ちゃん!私を食べて!ファイトだよ!」
絵里「しばき倒していいかしら!!?」
絵里「だいたい、私別に能力者になりたくないし!食べたら泳げなくなるんでしょ?なんのメリットも無いじゃない!」
希「いやいや、食べた実の能力を得るのは充分メリットやん」
絵里「能力ってなに!?元はμ'sのメンバーなのよ!?」
希「いいからいいから。とりあえず一口いってみよ。何事も経験と度胸や。とりあえずこの、ホノホノの実から」
絵里「穂乃果じゃないの!!ていうか自分が食べなさいよ!!」
希「うちに何かあったら、スピリチュアル何かしらがアレした場合アレやん?」
絵里「希ぃ!!!ムグッ!!?」
希「希パワー注入♪はーいプシュッ☆」
絵里「ゴクン……っはぁ、ちょっと!!いただいちゃったじゃない!!って……なんか、すごくほむまんの味がするわよ……?」
希「やっぱり本物じゃないから味はマズイわけじゃないんやね」
絵里「そこはよかったけど……って、食べちゃったぁ!!?穂乃果のこと、食べちゃったわよぉ!!?」
希(穂乃果裏声)「大丈夫だよ!絵里ちゃんに食べられて、私すっごく嬉しい!」
絵里「」ベチン!!
希「へぶっ!!」
ホノホノ→ロギア
コトコト→ゾオン
リンリン→パラミシア
希「ところで、身体に何かしらの変化は感じる?」
絵里「……いえ、とくには」
希「穂乃果ちゃんの能力やからね……まぁ、いろいろ試してみたらいいやん」
絵里「試すって?」
希「雨を止ませてみるとか」
絵里「今雲一つ無い青空なんだけど」
希「」ユビパッチン
ザーザーザーザー
希「さあ、えりち」
絵里「あなたすでに悪魔の実を食べてるとかなの?」
希「スピリチュアルやろ?」
絵里「そのスピリチュアルでみんなを元に戻しなさいよ」
希「冗談は善子ちゃんやん」
絵里「誰よ」
希「そんなことより、ほらほら!穂乃果ちゃんの名ゼリフのあれを!さあ!」
絵里「わ、わかった……スゥ~…………あーめ、や――――」
ピタッ
希「あ、ゴメン。もう止んでもたわ」
絵里「~ッ!!!///」ベッチーン!
希「いただきましたっ!!」グハァ
絵里「それにしても、なんの能力かわからないっていうのは変な感じね」
希「食べたらなんとなく感覚でわかるんじゃないんや?」
絵里「知らないわよ。悪魔の実……っていうかみんなだけど、食べたことなんかないもの」
希「ほんま何なんやろうね、ホノホノの実の能力」
希「あ、えりち。そろそろご飯にしよか」
絵里「なんでそんな危機感が無いのか知りたいところだけど、そうね……お腹はすいたし」
希「何か食べたいものある?」
絵里「パン食べたい!!なんだかものすごくパンが食べたい!!なにがなんでもパンが食べたい!!朝も昼も夜も!パンパンパンパンパン…………ってもしかしてこれぇ!!!?」ガーン
希「おぉ……パンが食べたくて食べたくて仕方ない能力……これが……ホノホノの実……」ゴクリ
絵里「ゴクリ……じゃないわよ!!究極的に何一つ役に立たないじゃないの!!」
希「あれやない?ビーム的なやつで、うちもパンが食べたくなってしまうとかも出来るんと違う?」
絵里「ビーム的なやつって何よ!!出ないわよ!!」
希「指立てて、えいっ!とかやってみたら?」
絵里「出ないって言ってるで――――」エイッ
BiBiBiBi
絵里「うわっ!!出た!!」
希「あばばばばば!!」
絵里「希!!」
希「……すっごいパン食べたい」
絵里「希ぃ!!」
希「いやぁ、こんなにパンを美味しいと思ったのは初めてや」モグモグ
絵里「そうね……」モソモソ
希「けぷっ、穂乃果ちゃんはいつもこんな感じなんかな?」
絵里「さあね……」
希「えりちえりち」
絵里「?」
希「食後のデザートあるけど食べる?」
絵里「ああ、そうね……いただこうかしら」
希「あーん♪」
絵里「あーん……ングング……なにこれ?チーズケーキ?」
希「トリトリの実。モデル、ことりちゃん」
絵里「あなたホントいい加減にしなさいよ!!?」
絵里「ていうか、マズイんじゃないの!?」
希「チーズケーキ味やったんやろ?」
絵里「そうじゃなくて!!悪魔の実って、たしか二つ以上食べたら身体が……!!」
希「エリィーチの身体は異常やないん?」
絵里「ティーチみたいに言わないでくれる!!?異常なわけないでしょ!!」
希「大丈夫なんやない?実際、食べてもなんともなさそうやし」
絵里「たしかになんともないけど……」
希「いやぁ、楽しみやね。トリトリの実、モデルことりちゃんはどんな能力なんか」
絵里「モデルことりってなによ」
希「いや、適当に付けてるだけやけど。動物(ゾオン)系やったらおもしろいな~って」
絵里「変な能力だったら許さないわよあなた!!」
希「で、ほんまに動物(ゾオン)系やったわけやけど」
絵里(・8・)「…………」
希「えりちの顔変わってる……とかさも生えてるやん……」プププ
絵里(・8・)「…………」
希「かっ!顔だけ覚醒した動物(ゾオン)系!!アッハハハハハハ!!」
絵里(・8・)「希マジで許さないチュン!!!」
絵里(・8・)「どうするチュンこれ!!!どうすればいいチュンこれ!!!」
希「ランブルボールでも食べとけばいいやん」
絵里(・8・)「チュンチューーーーン!!!!」
絵里「はぁ……はぁ……元に……元に戻れた……」ゼェゼェ
希「上手くコントロール出来てよかったなぁ」
絵里「えぇ……あやうく死を覚悟したわ……」ゼェゼェ
希「ことりちゃんに失礼じゃない?」
絵里「穂乃果にしろことりにしろ……ろくな能力じゃないじゃないの……」グター
希「まあ、本物の悪魔の実ってわけじゃないしね」
希「ちょっと一息つこか。お茶淹れてくる」
絵里「ありがとう」
希「お茶請けは……これでいっか。ほら、えりち」
絵里「ん~」モグモグ
絵里「お茶請けに餃子っていうのはどうなの希?」
希「餃子?ウミウミの実やけど?」
絵里「ほんっとに怒るわよ!!?」
希「学習しないえりちもどうかと思う」
絵里「もうヤダ……エリチカおうち帰る……」ズーン
希「この際、能力者になったのを楽しめばいいんや」
絵里「能力者にしたのはあなただけどね……」
希「ほら、得た能力で世界を救う!みたいな?」
絵里「」エイッ
BiBiBiBi
希「めっちゃパン食べたい」
絵里(・8・)「」
希「ブフゥ!!」
絵里「これで救える世界って何よ!!」
希「まあまあ、まだ海未ちゃんの能力が残ってるやん。それに一年生ズwithにこっちの実もね」グッb
絵里「全部食べさせる気満々じゃないの……」
絵里「せめて海未の能力だけでもマシであってほしいわね……」
希「どんな的でも正確に射抜く能力とか?」
絵里「マトマトの実じゃないのそれ」
希「それやったら、ステキな作詞が出来るようになるとか」
絵里「目の前のスピリチュアルおっぱいに対する苛立ちを込めたフレーズならスラスラ出てくるわよ?」
希「……ちなみに、穂乃果ちゃんって可愛いよね」
絵里「それはもう!!ほのまげフリフリしてるところなんか子犬みたいで!じゃれついてきたときには興奮を禁じ得ないわ!マジでほのワン可愛いわよ!ああ穂乃果を舐めたい撫でたい愛でまくりたい!!ほのワンペロペロ!ほのワンモフモフ!ほのワンクンクン!キャッホー♪ああもう海未ぃーーーー!!!!」ガァーッ
希「ほのキチえりちっておもしろいなぁ」
おうヨハネ練習行け
絵里「最っ高に使えないじゃないのウミウミの実!!ただ穂乃果のことが好きすぎちゃう能力ってなによ!元からわりと穂乃果のこと好きよ私!!」
希「ひゅーひゅー♪」
絵里「うるさい!!もうやけよ!!次は誰を食べればいいのよ!!」
希「やーん、えりちほんまウルフや~」
絵里「うるさいスピパイ!!」
希「ではこれを」
絵里「これは?」
希「パナパナの実」
絵里「ハナハナ?」
希「パナパナ」
絵里「あ、花陽ね」パクッ
絵里「安定のご飯味よ」
希「なんていうか……能力も想像にたやすいわぁ」
絵里「たぶん…………」エイッ
シーン
絵里「あら?」エイッ
シーン
絵里「ホノホノみたいにビームが出ないわ」
希「ご飯が食べたくて仕方ない能力と違うのかな?ホノホノの対となる能力やと思ったんやけど」
絵里「おかしいわね……」
絵里「……?」
希「どうしたん?」
絵里「なんかこう、悪魔の実を食べ続けて能力の理解の仕方っていうのがわかってきたかもしれないわ」
希「お、えりちが覚醒した」
絵里「パナパナの実は……」
ホッカホッカ
絵里「こうね……」
ホッカホッカ
希「うわっ……」
絵里「うわってやめてくれない……?一番ビックリしてるの私なんだから」
希「えりちの右腕が炊いたお米になってる……」
絵里「すごく……温かいわよ……すごくね……」
希「まさかの自然(ロギア)系やったね」
絵里「ふっ」ホカホカホカホカ
希「おぉ、えりちの周りにホカホカのおにぎりが……食べていい?」
絵里「どうぞ」
希「パクッ……めっちゃおいしい」
絵里「さしずめ米インタ・フルールってところかしらね……って、パナパナスゴいわね!!?」ガーン
希「そうやね。この能力一つで世界中の食料問題が一気に解決したわけやし」
絵里「前の三人に比べてスペック高すぎるでしょ!?どうなってるのよパナパナの実!!」
希「じゃあこれは?」
絵里「何?もとい誰?」
希「ネコネコの実。モデル凛ちゃん」
絵里「また動物(ゾオン)系なのね……」
希「だから、うちが勝手に言ってるだけなんやけどね」
絵里「ことりのときを考えると、凛なら……語尾に"にゃ"が付くくらいかしら」パクッ
絵里「うん、ラーメン味……」
希「で、どう?」
絵里「……別に、"にゃ"とかは付かないわね」
希「……………………」
絵里「希?どうしたのよ急に黙って。なによその顔」
希「……………………」つ鏡
絵里「?」
絵里「……………………にゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!?私の見た目が凛になってるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!」
希「うっわぁ……外見そのまま凛ちゃんやん……」
絵里「嘘でしょ!?普通に凛よ!?髪も顔も身体も!!」
希「声はえりちなんやけどなぁ……」
絵里「ミトメラレナイワァ!!ガチな動物(ゾオン)系じゃないの!!ことりのが可愛く思えるわ!!」
希「姿が凛ちゃんってことは、それがおそらく獣型なんやろ?」
絵里「え?あ、そうね。そう言えば……って凛を獣型って言うんじゃないわよ……まったく。ってことは……こう?」
希「お、えりちに戻った。人型や」
絵里「元の私を人型って呼ばないで。……で、こう」
希「おぉ!獣人型!!えりちと凛ちゃんの外見が程よく入り交じった超絶美少女!!えりんちゃんや!!結婚しよ!!」
絵里「オコトワリシマス!!」
希「凛ちゃんの真姫ちゃんのマネうまっ」
希「で、ほいっと」ポイッ
絵里「投げるな真姫を」パシッ
希「マキマキの実、ご賞味あれ」
絵里「試食じゃないんだから」パクッ
希「トマト味?」
絵里「トマト味」
絵里「…………」カミノケクルクル
希「真姫ちゃんの癖?それがマキマキの能力なん?」
絵里「いや……ちょっと見てて」カミノケクルクル カミノケギュイィィン
希「えりちの髪がキッレーなフワフワ縦ロールになった!!」
絵里「多分これ……捻れを操る能力ね……強弱を自由に調整出来るわ…………試さないけど、木でも鉄でも捻れさせられると思う。この能力があれば怖いもの無しね……ってなんでこんなに攻撃的な能力なの!!?今までなんやかんやおもしろおかしい能力だったじゃない!!日常にこんな能力使うとこ無いわよ!!いったい世界にどんな恨みを抱えてたのよ真姫ぃ!!!」
希「一年生組すごくない?」
まきちゃん
絵里「最終的ににこが残ったわね」
希「ニコニコの実……これが吉と出るか凶と出るか……」
絵里「吉と出た能力なんて無いけど……」パクッ
希「何味?何味?」ワクワク
絵里「なにかしら……イチゴ?イチゴ牛乳?すっごく加工された味がする……」
希「さすが、キャラ作り徹底してるにこっちやね。そして~?」
絵里「にっこにっこに~♪あなたのハートににこにこに~♪笑顔届ける矢澤にこにこ~♪あぁっ!ダメダメダァメ~♪にこにーは、みーんなの、も・の♪やらせるんじゃないわよにこぉ~!!!」バンッ
希「徹頭徹尾えりちがにこっちをコピっただけやったね」
絵里「なんっの捻りも無いじゃない!!ふざけるんじゃないわよニコニコの実!!」
希「捻りが無いならマキマキの実の力で捻ってあげれば?」
絵里「あぁ、なるほど」ポンッ
絵里「もう、こんなとこまで百合営業なんて♪ほんっとにこまきってば安定のカップリングなんだから♪いやどんなにこまき!!?まったく安定してないわよ!!悪魔の実のカップリングってなによ!!!!!」
希「えりちが勝手に言ったんやけど」
絵里「で?」
希「で?って?」
絵里「どうすればみんな元に戻るのよ。もれなく私のお腹の中よ」
希「まぁ、お腹の中なら出すし――――」
絵里「出すしかないとか言い出したら、マキマキの能力でそのスピパイ捻りに捻り上げるからね」
希「えー、だって~」
絵里「このままってわけにもいかないんだから、早くしなさいよ!」
希「はぁ……しょうがないなぁ」
絵里「なんで私が折れたみたいになってるのよ」
希「それじゃー、ほいっと」
絵里「黒いシート?何に使うの?」
希「えいやっ」パサッ
絵里「なんで私にかけるのよ?って暗い!暗いから!早くシート外して!」
希「まぁまぁ、落ち着いて。よいしょ」ムニン
絵里「希!?///ちょっ!どこ触って!?///」
希「すーぐ終わるからね~」ポイン
絵里「やっ///そんなっ!///だっ……ダメぇぇぇぇぇ!!!//////」
希「……っていう夢を見たんや」
絵里「夢なんかぁい!!!って、まあそれはそうよね……ほんっとに夢でよかったわ……みんなが悪魔の実になるってなによ……」
希「ほんま変な夢やったわぁ。ところでえりち」
絵里「んー?」
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
ほ こ う り は ま に
希「能力者になりたくない?」
おわり。
なんだ夢オチかよ...
なんだ夢か(目逸らし)
酉教えろください
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