真美「いやー、最近暑くなってきたよねー!」 (99)

P「あのな真美……いくら暑いからって、女の子がはしたない格好をするもんじゃないぞ」

真美「えー、だって暑いんだもーん」

P「暑いのはよく分かるけど、そういう問題じゃなくてだな……」

真美「んもー! 別にいいじゃん、どうせ誰も見てないんだし!」

P「俺がいるだろ、俺が」

真美「兄ちゃんは別腹なの!」

P「……俺はデザートか!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1370875047

P「いいか真美、世の中には恐ろしい変質者がウヨウヨしているんだ」

P「そういうご時世、そんな格好で気安く出歩くことは、丸腰でライオンの檻の中に放り込まれるのと等しい……」

真美「ふふん、外に出るときはちゃんとするもんねー」

P「……とにかく! 真美はアイドルなんだから、『人に見られる立場』ということを特に意識しなくてはならない」

真美「おぉ、それは確かに」

P「そうだろ? 人より目立つぶん、余計に気を使わないといけないってことだ」

P「真美に万が一のことがあったら、俺も悲しいからな」

真美「……」

P「だから、今度からは気をつけるように」

真美「はーい」

P「正直言って、俺も目のやり場に困るしな……」

真美「あーっ、やっぱり! 兄ちゃん、真美の胸をチラチラ見てくると思ったらー!」

P「お、おい! デタラメ言うなって!」

真美「隠さなくてもいいんだよ……兄ちゃんも、そういうお年頃だもんね……」

P「お前は俺の母ちゃんか!」

真美「でもね兄ちゃん……中学生に手を出したら、犯罪なんだよ?」

P「勝手に俺をロリコン扱いするなぁぁぁぁ!」

P「まったく、大人をからかいやがって……」

真美「んっふっふ〜! ねえ兄ちゃん、真美のスカートの中……見たい?」

P「な、な、な、何を言ってるのか分からないな……」

真美「そんなに遠慮しなくていいんだよ、ほーれ」ピラッ

P「っぐぅぅ!! 見てない、俺は見ていないからな!」

真美「ほれほれー」ピラッピラッ

P「うおおおおおおおおおお!!!」

P「おおお……お……?」

P(不覚にも見てしまった、が……これは……)

真美「じゃじゃーん、スパッツでしたー!」

真美「んっふっふ、兄ちゃんったらあんなに慌てちゃって……パンツが見れるって思った? ねえねえ?」

P「……」

真美「兄ちゃん? 兄ちゃんってばー!」

P「ありがとう……」ボソッ

真美「……えっ?」

P「ふぅ……とにかく、悪ふざけはおしまいだ」

真美「ちぇーっ……兄ちゃん、もっと悔しがると思ったのに……」

P「俺のこと、オモチャか何かと勘違いしてるんじゃないのか……?」

真美「別にそんなこと……ちょっとはあるけど」

P「あるのかよ」

真美「あっ! 兄ちゃん、真美アイス食べたい!」

P「……自由だな、お前は!」

P「アイスはちょうど切れてるんだよな……」

真美「えー、それならコンビニで買ってきてよー!」

P「贅沢いうなよ、我慢しろ」

真美「ぶー! ミキミキにはいちごババロア買ってあげたくせに……」

P「げっ、なぜそれを……」

真美「嬉しそうに言ってたもん、ミキミキ」

P「女の情報網って怖え……!」

P「わかったよ、買ってくればいいんだろ……」

真美「えっへへ……ありがと、兄ちゃん!」

P「おう、行ってくるよ」

真美「いってらっしゃーい!」

P「まったく、世話の焼ける子供だよ……」

真美「むっ……今なんか言った?」

P「いーや、なんにも」

————

P「ただいま戻りましたー」

P「おーい真美、アイス買って……あれ?」

P「おかしいな、誰もいないのか…………」



真美「……わっ!!」


P「うおおおおおおおおっ!?」ビクッ

真美「んっふっふ……ねえ兄ちゃん、びっくりした? ねえねえ!」

P「お、お前なあ……!」

P「誰のために、わざわざコンビニまで行ってきたと思ってんだよ……」

真美「まーまー、こういう時は一緒にアイスでも食べて……」

P「俺はいいよ、そもそもお前の分しか買ってないし」

真美「えっ、なんで!?」

P「いや、俺は仕事があるからさ……テレビでも見ながら食っててくれよ」

真美「……うん」

P「んじゃ、俺はそっちにいるから」

P「……」カタカタ

真美「にーいちゃん!」ヒョイ

P「なんだよ真美……」

真美「ほら、あーんして!」

P「……は?」

真美「このアイス……せっかく兄ちゃんが買ってきたのに、真美が一人で食べちゃったら、ズルいっしょ?」

P「……」

真美「だから、あーん!」

P「真美……」

P「いや……だからって、食べさせてくれなくても」

真美「兄ちゃん、お仕事で手が離せないっしょ?」

P「まあ、そうだけど」

真美「ほらほら、早く食べないと溶けちゃうよ!」

P「……あーん」

真美「んっ……どう? おいしい?」

P「……ああ、美味しいよ」

真美「えへへ、よかった!」

P(美味いけど、その前に……すっげえ恥ずかしい)

真美(やっちゃった、兄ちゃんと間接キス……!!)

見てる

真美はロリコンだけど合法

ハニーはミキが一番だって思うな

支援
ttp://i.imgur.com/bt5k97g.jpg

真美可愛い……(無意識)

真美はロリコン…だと!?

真美はかすみちゃんが大好きなんですね(ジュルリ

真美かわいいよ真美

真美「ふんふ〜ん♪」

P「……」カタカタ

真美「ん……? ねえ兄ちゃん、これってなんて読むの?」

P「えっ? ああ……それは『こうえつ』って読むんだよ」

真美「どういう意味?」

P「文章の間違いとかを調べて、修正するっていう意味だ」

真美「おぉ……兄ちゃん、なんか国語の先生みたいだよ!」

P「うーん……人を導くという意味では、当たらずとも遠からずってとこかな……」

P「あのさ、真美……」

真美「へっ、どったの兄ちゃん?」

P「どうして当たり前のように俺の膝の上に座っているんだ……?」

真美「……そこに兄ちゃんの膝があるから、かな」

P「どこの登山家だ」

真美「んっふっふー、たまにはこういうのも良いっしょ?」

P「まあな、良いっちゃ良いんだけどな……」

真美「あっ」

P「ん、どうした?」

真美「そっか……真美、ここにいたらお仕事のジャマだよね……」

P「……あのな真美、さっきのはそういう意味で言ったわけじゃなくて」

真美「ごめんね兄ちゃん……真美、悪気はなかったんだけど……」

P「いや、別に謝らなくても」

真美「えへへ……そんじゃ真美、ジャマになんないとこでゲームしてるね!」

P「お、おう」

P(真美に気を使わせてしまった……)

P(まあ、色んな意味で集中できなかったのは事実なんだけど)

P(真美のやつ、ああ見えて意外と気にしいなんだよな……伊達に亜美の姉をやってない)

P(亜美と一緒にいられない時間が多くなって、寂しいから誰かに甘えたいけど、一人では何かと遠慮してしまう……そんなとこだろう)

P(……あとでフォローしてやらなくては)


P「……とりあえず、今は目の前の仕事を片付けよう」

真美「……」カチカチ

真美「はぁ……ゲーム、飽きちゃった……やっぱ一人じゃつまんないなぁ」


真美(……兄ちゃんに迷惑かけるつもりじゃなかったのに)

真美(さっきので嫌われちゃったら、どうしよっかな……そこまで嫌がってる感じじゃなかったっぽいけど)

真美(でも、真美に気使ってくれてたのかも……兄ちゃん、ヘタレだからあんまり強く言えないだろうし……)

真美(……こんなとき亜美がいてくれたら、あんまり悩まなくて済むのになぁ)

真美(……しょうがないや、あとでもう一回謝ってみよっかな)

ぶつ切りになってすまん
恐らく次の投下で完結する

おいおい、まだスレは900以上残ってるんだぜ?

乙!


なんてかわいい真美なんだ
もう完結なのか。もっと続いてもいいんだよ

P「……」カタカタ

P「……おっと、もうこんな時間か」

P「真美、そろそろレッスンに行くぞ!」

真美「……」

P「……真美?」

真美「へっ……? あ、そっか、レッスンだよね! 了解だよ兄ちゃん!」

P「よし……それじゃあ、車出してくるから待っててくれ」

真美「アイアイサー!」

http://mup.vip2ch.com/up/vipper41825.jpg

私怨!

————

P「……」

真美「……ねえ、兄ちゃん」

P「ん?」

真美「その……さっきのことさ、怒ってたりする?」

P「ああ、ちょっとな」

真美「ご、ごめんね……」

P「この暑い中、わざわざアイスを買いに行かされるとは」

真美「そっち!? っていうか、アイスは兄ちゃんも食べたじゃん!」

P「そ、そういえばそうだったな……ハハハ」

真美「ハハハ、じゃないよ!」

>>30
こんな可愛い子に懐かれたら
捕まるの覚悟でイタズラしちゃうだろバカ

P「いやーすまん、冗談だよ……本当は全然怒ってない」

真美「もー、ビックリするじゃん」

P「……なあ、真美」

真美「……なに? 兄ちゃん」

P「亜美と二人で遊ぶ時間が減って、寂しいって思うか?」

真美「そりゃ…………寂しいよ。真美、今までずっと亜美と一緒にいたんだもん」

P「だよな……」

真美「亜美が新しいユニットに選ばれたって、初めて聞いたときは、メッチャ嬉しかったんだけど……」

真美「しばらくしたら、だんだん真美だけ置いてけぼりっていうか……」

真美「なんて言っていいかわかんないけど……亜美が、まるで真美とは別の世界にいるみたいな感じがしてきて」

P「……」

真美「……でもでも! 今は兄ちゃんと一緒にいられるから、あんまり寂しくないよ!」

P「真美ィ……」

真美「えへへ……」

http://mup.vip2ch.com/up/vipper41826.jpg

バカ言われたから怒ったのでもう二枚貼ってやる

http://mup.vip2ch.com/up/vipper41827.jpg

姉妹の場合二人とも合法?

http://mup.vip2ch.com/up/vipper41827.jpg

双子の姉妹って合法?非合法?

P「でもな、真美……それなら、俺にあんまり気を使わなくていいんだぞ?」

真美「……どういうこと?」

P「例えば……亜美と一緒にいても、亜美に対して遠慮してしまって、言いたいことが言えないってことは無いだろ?」

真美「うん! 真美たち、言いたいことはズバズバ言っちゃうからね!」

P「つまり、俺たちもそういう関係でありたいってことだよ」

真美「……そっか、なんとなくわかったかも」


真美「兄ちゃん……真美の弟になりたいんだね!?」

P「……ぜんぜん違うわ!」

P「なんて言えばいいんだろうな、その……」

真美「んっふっふ、ジョーダンだって! 兄ちゃんの言いたいこと、ちゃんと伝わったよ!」

P「本当だろうな……」

真美「うん! よーするに、『気楽に行こうぜ』ってことだよね?」

P「ああ……うん、まあ、大体そんなところだ」

真美「ほいほい! 了解であります、兄ちゃん司令官!」

P「ハハハ……」

P(なんにせよ、いつもの調子が戻ったようだな……よかったよかった)

真美「あっ、そうだ! 兄ちゃん、真美、レッスンが終わったら寄りたい場所があるんだけど……」

P「寄りたい場所? うーん……」

真美「ダメ……かな?」

P「いや、まあ……アレだ、ちょっとくらいなら良いぞ」

真美「やったぁ! いやー、楽しみだなぁ」

P「なんでもいいけど、レッスンはしっかりやるんだぞ?」

真美「そんなのわかってるよ! ここで手ぇ抜いたら、亜美にどんどん置いてかれちゃうもんね!」

P「よしよし、そうこなくっちゃな」

真美「それとさ、兄ちゃん……」

P「なんだ?」

真美「……真美が兄ちゃんの膝の上に座ってたの、イヤだった?」

P「ああ……別に、嫌ってわけじゃないんだけどな……」

真美「でも兄ちゃん、『なんで膝の上に座ってるんだ』って……」

P「それはな、なんというか……」

真美「あれ聞いて真美、兄ちゃん怒ってるのかなーって思ったんだけど……」

P「うん、怒ってたわけじゃなくってだな……」

真美「?」

P「アレだよ……なんか、その、恥ずかしいだろ? ああいうの」

真美「あーそっか! 兄ちゃん照れてたんだー」

P「べ、別に照れてねーし!」

真美「兄ちゃーん、いくら真美がミリョク的だからって……そういう目で見ちゃダメだよ?」

P「だから俺はそういうんじゃ……ほら、スタジオに着いたぞ!」

真美「んっふっふ〜、兄ちゃんの照れ屋さーん!」

P「う、うるさい! ほら、早く降りなさい!」

真美「ほーい!」

P「まったく……真美のやつ、少しスキを見せるとこれだからな……」

真美は合法

終わらせるつもりだったが終わらなかった
もうちょっとだけ続くんじゃ……

もうちょっとと言わずどんどん続けちゃって、あと三年くらい

甘々でだらだらと続いてもいいのよ

いやー見事に間が開いてしまった、すまんちん
ひっそり書いていきまーす

いえ→い!

————

P「……」

真美「兄ちゃんお待たせ〜!」ギュッ

P「うおっ!! ちょっ……真美、そんな抱きつくなって!」

真美「えっ? あっ……ご、ごめんね兄ちゃん!」

P「まったく……公衆の面前で、困った奴だな」

真美「そっか、そうだよね……レッスンの後に抱きついたら、汗臭くて困っちゃうよね……」

P「えっ? いや、そんなことないぞ……むしろ、いい匂いすぎて困る……って、違う! そうじゃなくてだな、えっと……」

真美「……じゃあ、ホントは臭いってこと?」

P「いや、そうじゃない! そこは違わないけど、なんていうか……」

P「……ほら、分かるだろ? 恥ずかしいんだよ、ああやって抱きつかれるとさ」

真美「……そっかそっか! 兄ちゃんは照れ屋さんだもんねー!」

P「うっ、うるさいな……」

真美「ねえ兄ちゃん、今日のレッスン、どうだった?」

P「うーん……今の時点ではまずまずってとこかな」

真美「えーっ、なにそれ……メッチャ中途半端だよ……」

P「まあ、まだプロデュースも始まったばかりだからな……そんなもんだろ」

真美「兄ちゃんが見てるって思って、ダンス頑張ったのになー」

P「ああ、頑張ってたのは伝わったよ。あの調子でいけば、次のオーディションは問題無さそうだな」

真美「んっふっふー、それじゃバッチリって感じだね!」

P「そう思って、あんまり油断してると足をすくわれるぞ」

真美「わーかってるよ! 『ダイタンフテキ』ってことだよね!」

P「……『油断大敵』って言いたいのか?」

P「ところで真美、行きたい所ってどこなんだ?」

真美「んー、どこにしよっかな……」

P「おい」

真美「あ、そうだ! 真美、レッスンでお腹減ったから、なんか食べに行きたい!」

P「なるほど……それじゃ、ファミレスでいいか?」

真美「えー……」

P「な、何が不満なんだよ」

真美「兄ちゃん、大人なんだからさ……もっと、オシャレなフレンチのお店とか、隠れ家的な料亭とかあるっしょー!」

P「そういうのは、お前には10年早い」

真美「ぶー、そんなことないってばー!」

P「大体な、『隠れ家的な料亭』ってなんだよ……お前は政治家か」

真美「真美、いっぺん『殿、おたわむれを……あーれー!』ってやつ、やってみたいんだよねー」

P「それは時代劇か何かじゃないのか……?」

————

店員「お待たせしました、マルゲリータピザでございます」

真美「わー、美味しそうなピザ!」

P「そうだな」

真美「そんじゃ早速、いただきまーす!」

P「おう、ゆっくり食えよ」

真美「……あれ、兄ちゃんは食べないの?」

P「俺はいいよ、動いてないから腹も減ってないし」

真美「ふーん……」

真美「もぐもぐ……あっちち!」

P「おいおい、だからゆっくり食えって」

真美「うひぇ〜……今ので舌、ヤケドしちゃったかも」

P「マジかよ……ちょっと口の中、見せてみ……」

真美「あー……」

P「……」

真美「……」

P「……」

真美「んっふっふ……兄ちゃん、今ヘンなこと考えてたっしょ」

P「……見た感じ大丈夫そうだな、心配して損した」

真美「ちょっと、酷いよ兄ちゃん!」

P「はいはい、熱いなら水でも飲んでましょうねー」

真美「ぐぬぬぬ……」


店員(仲のいい兄妹だなぁ……)

すまん、眠いので一旦中断
続きはまた今夜書くと思う


待ってた。真美かわいいよ真美
もっと続け。いや、もっと続けてくださいww

真美を性的な目で見ないのは無理(断言)

並みの精神力ならそこからディープキス

真美「ふー、ふー……」

P「……」

真美「もぐもぐ……」

P「……」

真美「ごっくん! ……ねえ、兄ちゃん」

P「ん、どうした?」

真美「兄ちゃんさ、ホントはお腹減ってるんでしょ?」

P「いやいや、何を根拠に……」

真美「だって兄ちゃん、真美が食べてたらジロジロ見てくるしさ」

P「うぐっ」

真美「ほら、兄ちゃんも食べなよ! どうせお代は兄ちゃん持ちなんだから!」

P「お、お前なあ……」

真美「あのさー……あんまり遠慮とかしないで行こうって言ったの、兄ちゃんでしょ?」

P「うぐぐっ」

真美「ねえ兄ちゃん、ホントのこと言ってよー」

P「……まあ、実際のところ、少しは腹が減ってるよ」

真美「やっぱり……それじゃ、残りのピザ半分こしようよ!」

P「そんなには食えないよ……一切れだけ、もらうな」

真美「仕方ないなぁ……」

真美「そんじゃ……はい、あーん!」

P「ちょっ、やめてくれよ真美! 自分で食うって!」

真美「だーめ、約束破ったバツだもんね! ほら、口あけてー」

P「あのな……事務所でならいいけど、こんな人前じゃ」

真美「ほらほら、早くしないとスーツにチーズが垂れちゃうよ!」

P「……あーん」

真美「んっふっふ〜……それっ」

P「……」

真美「どう、兄ちゃん? 美味しい?」

P「ああ、美味しいよ」

真美「よかった! きっと、真美が食べさせてあげたお陰だね!」

P「そ、そうかもな……ハハハ」

P(だ、誰も見てないよな……穴掘って埋まりてえ……)

店員(羨ましいなぁ……)

真美「はぁ……」

P「ど、どうしたんだよ……ため息なんかついて」

真美「いやー……なんか、誰かと一緒にご飯食べるのって、いいなーって」

真美「最近ずっと、家に帰ったら一人でご飯だったからさ……」

P「真美……」

真美「あっ……ご、ごめんね! いきなり、ヘンな空気にしちゃって!」

P「いや、気にしなくていいよ」

真美「うん……」

P(真美のやつ、思ったよりずっと寂しい思いをしてたんだな……)

P「……それじゃ、そろそろ事務所に戻るか」

真美「ねえねえ兄ちゃん! 真美、ちょっと買い物に行きたいんだけど……」

P「あのな、真美……俺にも仕事があるんだよ」

真美「そっか……そうだよね……ワガママ言ってごめんね、兄ちゃん……」

P「……」

真美「……兄ちゃん?」

P「……ちょっとだけなら、寄ってもいいぞ」

真美「えっ、ホント!?」

P「ああ、でも本当にちょっとだけな」

真美「うん、わかったよ! ありがとー兄ちゃん!」

P「それで真美、何を買いに行きたいんだ?」

真美「えっとねー……お洋服!」

P「……わかった」

P(こりゃ、本当に『ちょっと』で済むか怪しいところだな……)

————

真美「ねえねえ兄ちゃん! これとこれ、どっちの方が似合ってる?」

P「うーん……そっちのは、少し大人っぽすぎるんじゃないか」

真美「えー、そっかなー……」

P「それに、明るい色のほうが真美には似合うと思うぞ」

真美「それは確かに……うん、それじゃ、こっちにしようっと!」

P「……なあ真美、そろそろ帰らないと」

真美「もうちょっとだけ付き合ってよ! ねえ兄ちゃん、今度は……」

P(やっぱり、当分帰れそうにないぞ……お詫びに、音無さんにはお菓子でも買っておいてあげるか)

今回はここまで、次はまた夜に書きまっす
おやすみなさい!!


ちょっと背伸びして大人な服選ぶ真美かわいい

————

真美「家まで送ってくれてありがとね、兄ちゃん!」

P「おう、それじゃまた明日な」

真美「……ホントは、まだ帰りたくなかったけど」

P「ん? 何か言ったか?」

真美「ううん、なんにも!」

P「そうか……それじゃ、俺は事務所に戻るから」

真美「んっふっふ〜、ピヨちゃんに怒られないように祈ってるね!」

P「……そもそも、誰のせいでこんな時間になったと思ってんだよ!」

P「まあいいや……真美、夜更かしせずに早く寝るんだぞ」

真美「むーっ、子供扱いすんなー!」

P「ハハハ、そういう所が子供なんだよ……じゃあな!」

真美「ぐぬぬぬ…………行っちゃった」


真美「さーて……カギ、開けないと」

真美「ただいまー! ……って、誰もいないよね」

真美「ご飯はもう食べてきたし……お風呂でも入ろっかな」


真美「ふぅ……なんだかんだ言って、今日はけっこうジュージツしてたよね〜」

真美「兄ちゃんと買い物デートもできたし……えへへ」

真美「ちょっと長いこと付き合わせちゃったけど……たぶん、大丈夫だよね! うん!」

真美「そーだ、明日さっそく事務所に新しい服着て行ってみよう!」

真美「兄ちゃん、どんな反応するだろ……楽しみだなぁ」

真美「……あっ、後で亜美にメールしとかないと!」

————

P「ただいま戻りましたー」

小鳥「おっそいですよプロデューサーさん! 一体、何やってたんですかぁ!」

P「す、すみません音無さん……お詫びにお菓子買ってきたので、食べてください」

小鳥「お菓子なんかで釣ろうったって…………」

P「……」

小鳥「……まあ、いただきますけど!」

P「はあ」

小鳥「それはそれとして……どうして、こんなに遅くなったんです?」

P「それなんですが……色々あって、真美に食事と買い物に付き合わされまして」

小鳥「プロデューサーさん……真美ちゃんのこと、あんまり甘やかしちゃダメですよ?」

P「ええ、それは分かってるんですが……真美のやつ、寂しそうな素振りを見せたものですから」

小鳥「……あの真美ちゃんが、ですか?」

P「はい、それで放っておけなくて」

小鳥「うーん、なるほど……」

小鳥「それは、平たく言えば『帰りたくない』と」

P「ええ、そういう含みも感じましたね」

小鳥「そうですか……確かに、真美ちゃんたちのご両親は、帰りが遅くなることが多いと聞いてますね」

P「それに、竜宮小町は営業で地方に行ってますからね……最近は、家に一人でいることも多いと」

小鳥「……わかりました。そういうことなら、今回のことは大目に見ましょう」

P「本当ですか! ありがとうございます、ピヨちゃん!」

小鳥「ちょっ……い、いきなりそんな風に呼ばないでください! 反応に困りますから!」

小鳥「でも……真美ちゃんがそんな素振りを見せるなんて、意外ですね」

P「真美のやつ、ああ見えて意外と繊細ですからね……感情を外に出せずに、抑え込んでしまうことも多いみたいです」

小鳥「なるほど……」

P「でも俺は、真美にはいつも笑顔でいて欲しいと思うんですよ」

P「そのために俺ができることは、可能な限り多くの時間、そばにいてあげることではないかと……」

小鳥「……」

眠いので今回はここまで
続きはまた夜に……おやすみなさい


よしもう真美と結婚しちゃえ合法合法

相変わらず深夜ですがもっさり書いていきます
これで今度こそ完結するものと思われます

小鳥「確かに、プロデューサーさん個人にできることは、そのくらいかも知れません」

小鳥「でも、『私たち』が真美ちゃんにしてあげられることなら……例えば、誰かとユニットを組ませてあげるというのはどうでしょうか?」

P「ユニット、ですか……」

小鳥「ええ……私の考えでは、亜美ちゃんには竜宮小町という居場所があって、真美ちゃんには
     それに代わるものがないという状況そのものが、真美ちゃんに寂しさを感じさせている大きな原因ではないかと」

P「それはつまり、真美にも竜宮小町のような居場所を作ってあげればいいということですね」

小鳥「その通りです! それに、新しいユニットで活動するとなれば世間の注目も集められますし、仕事にもプラスの効果が期待できますから!」

P「なるほど、魅力的な提案ですね! 俺一人の意思では到底無理なことですけど……」

小鳥「きっと皆、協力してくれると思いますよ。ソロで活動している子たちにとっては、ユニットに加われるということは大きなチャンスにもなりますから」

P「そうですね……それじゃあさっそく明日、真美にも意見を聞きたいと思います」

小鳥「でも、この提案はあくまで私個人の意見ですから……必ずしも本当に上手くいくかどうかは保証できませんけどね」

P「大丈夫ですよ、きっと上手くいかせて見せますから!」

小鳥「ふふふ……やる気が出てきたみたいですね、プロデューサーさん!」

P「もちろんですよ!」


小鳥「それじゃ、今日のところは残りの仕事を片づけましょうか!」

P「げっ」

小鳥「プロデューサーさん! 残業ですよ、残業!」

P「お、大目に見てくれるんじゃなかったんですか……」

————

真美「おっはよー!」

P「……おはよう真美」

真美「……兄ちゃん、なんか眠そうだよ? 大丈夫?」

P「ああ、大丈夫だよ……たぶん」

真美「真美には『夜更かししちゃダメだぞ』とかエラソーに言ってたくせに……」

P「やむを得ない事情があるんだよ……社会人にはな……」

真美「ふーん……なんか大変なんだね、プロデューサーって」

P「まあな……」

真美「それよりさ、兄ちゃん! 昨日のデート、楽しかったね!」

P「デートって……ただメシ食って買い物に行っただけじゃないか」

真美「んっふっふ、それでも周りの人たちにはカップルだって思われたかもしんないよ?」

P「そりゃないだろ……いいとこ仲のいい兄妹くらいじゃねえの」

真美「もー! 兄ちゃんにはデリバリーが足りないんだよ!」

P「『デリカシー』って言いたいんだよな……? 大きなお世話だよ」

P「あ、もしかして真美が今着てるのって……昨日買った服か、それ」

真美「うん、そだよ! どうどう? 似合ってる?」

P「そうだな、よく似合ってるぞ……うん、やっぱり真美には明るい色が似合うな」

真美「えへへ……兄ちゃんって意外とセンスいいんだね! 亜美に写メ送ったら、メッチャ羨ましがってたよ!」

P「そりゃ、こう見えてもプロデューサーだからな。コーディネートには自信があるんだよ」

真美「プロデューサーってすごい!」

P「ハッハッハ、そんなに褒めるなって! 照れるだろ!」

真美「それで兄ちゃん、今日のスケジュールは……」

P「あ、そうだ……その前に真美、今後の活動について聞きたいことがあるんだけど」

真美「えっ、なになに? なんでも聞いていいよ!」

P「それじゃ、聞くぞ…………真美、ユニットでの活動って興味あるか?」

真美「……ユニットって、竜宮小町みたいな?」

P「まあ、そうだな……必ずしもああいう路線でいくってわけじゃないけど」

真美「うーん……興味あるっていえば、興味あるけど……」

P「……あるけど?」

真美「……やっぱ、なんでもない!」

P「……本当か?」

真美「……うん」

P「なにか言いたいことがあるなら、隠さなくてもいいんだぞ」

真美「……」

P「……真美?」

真美「あのさ、兄ちゃん……なに言っても、笑ったりしないでくれる?」

P「もちろん、真剣な話なんだから笑ったりはしないさ」

真美「そ、それじゃあ……」

真美「もし、ユニットとか組んだらさ……」

真美「兄ちゃんが他のメンバーにかまって、真美のこと、あんまり見てくれなくなるんじゃないかなって……」

P「……」

真美「そりゃ、ユニットの皆でワイワイやるのも楽しそうだし、おっきいお仕事が貰えるようになるのは嬉しいけど……」

真美「……なんていうか、フクザツな気分かも」

P「……」

真美「あっ……で、でも、べつに兄ちゃんに甘えたいとかじゃなくって! 今までずっと二人でやってきたから……」

P「ふっ……」

真美「……兄ちゃん?」

P「ふふっ、くふふっ……ハッハハハハ!」

真美「ちょっ……酷いよ兄ちゃん! 笑わないって言ったじゃん!」

真美「そりゃ確かに、ちょっと子供っぽい考え方かもしんないけどさ……」

P「ハハハ、悪い悪い……まさか、真美がそんなことで引っ掛かってるとは思わなくてな」

真美「そ、そんなことって……」

P「あのなぁ……俺が真美のことを、ぞんざいに扱うわけないだろ?」

真美「……えっ?」

P「そりゃ確かに、ユニットを組むことになったら、真美のことだけを贔屓するわけにもいかないけどな」

真美「うん……」

P「それでも真美とは一番付き合いが長いわけだし、俺にとって真美は特別な存在なんだよ」

P「だから、もし誰かとユニットを組むことになっても、真美のことを疎かにはしないさ」

真美「……」

P「俺は、いつまで経っても真美のプロデューサーだよ」

真美「……兄ちゃん」

真美「ううう……ぐすっ」

P「えっ……ちょっ、真美、泣いてるのか?」

真美「う゛えええええええ!! にいちゃあああああん!!!!」ガバッ

P「えっと、その……俺、もしかして、なんかマズいこと言っちゃった?」

真美「ちがっ……ヒッグ……うれっ、うれしくて……まみ……」

真美「うぅぅ、うえええええええええええ!!!」

P「ま、まったく、お前は困った奴だな……よしよし」

————

P「真美、そろそろ落ち着いたか」

真美「……うん」

P「そりゃ良かった」

真美「ねえ、兄ちゃん……真美、これからユニット活動になるんだよね?」

P「それなんだけど、実はまだ決まったわけじゃないんだよ……そもそもメンバーすら決まってないしな」

真美「え、そうなの? てっきり、もう決まってるんだって思ってたんだけど……」

P「一応、本人の意思を尊重したいと思ってな」

真美「そんじゃ、真美はユニット活動でもいいよ! なんか楽しそうだし!」

P「おお、そうか。それじゃあ、その方向で考えてみるよ」

真美「んっふっふ〜……あ、そうだ! 兄ちゃん、そこに座って!」

P「なんだよ、いきなり……よいしょっと」

真美「えいっ!」

P「ぐおっ……おっ、お前なあ、いきなり上に乗ってくるなって!」

真美「えっへへ……だって、今日が二人っきりで活動できる最後の日になるかもでしょ?」

P「いや、それはまだ気が早いと思うが……」

真美「なんでもいいの! とにかく、今日は兄ちゃんのこと、一日じゅう独り占めしちゃうもんね!」

P「一日じゅうって……勘弁してくれよ!」

小鳥(まったく、さっきからイチャイチャしてくれちゃって……)

小鳥(妄想に……もとい、仕事に集中できないじゃないの……)

小鳥(二人とも、あたしがいるってこと忘れてんじゃないかしら……まったく……)

小鳥(一度、先輩としてガツンと言ってやるべきかしらね……)

小鳥(最初は、そうね……やっぱり、皮肉をきかせて……)



小鳥(『二人とも、最近おアツくなってきましたねぇ』とでも)



おしり

真美とイチャイチャしたい一心で書き始めたのでグダグダな箇所も多いけど、読んでくれてありがとう
オチは最初から考えてたので、某スレと微妙に被っちゃってるのは偶然です
おやすみなさい


イチャイチャよかったよ!
マジ真美かわいい

ギャーギャーギャーギャーうるせーな
曲がってんなら直せばいいだけの話だろ
どんだけ工作スキル低いんだよ

綺麗にオチたな!乙

乙乙

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