敷波SS少ないんで自家発電。
拙いですが、楽しんでもらえると幸いです。
※キャラや口調がイメージと異なるかもしれないです。すいません。
過去作
【艦これSS】鳥海(摩耶が梅雨ボイスを練習してる・・・)
【艦これSS】鳥海(摩耶が梅雨ボイスを練習してる・・・・) - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1466788773/)
早霜「…やんでれ?」 提督「そうだ」
早霜「…やんでれ?」 提督「そうだ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1466847932/)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1466888099
執務室―――
敷波「最近暇だねー」
提督「だなー」机に突っ伏し
敷波「司令官だらしないよ」
提督「んー」突っ伏し
敷波「んもう」
提督「なんにもしたくない…」突っ伏し
敷波「デイリー任務くらいはこなさないと」
提督「そーだな」突っ伏し
敷波「さぁさ、起きて」
提督「むりだー」突っ伏し
敷波「起こすの手伝ってあげるから」グイグイ
提督「んー」抵抗
敷波「っもう!いいーかげんにっ!」グイグーイ
提督「うー…」だらー
格闘することおよそ五分
敷波「はぁ、はぁ…」
提督「ふぁーあ」のびー
敷波「やっと…起きたね…」はぁ
提督「…よしっ、やる以上はシャキっとな!」
提督「ん?」
敷波「つかれた…」ぐったり
提督「おいおい、だらしないぞ」
敷波「誰のせいだよ!!」くわっ
工廠―――
提督「まずは開発からだな」
敷波「はいはーい」
提督「輸送用のドラム缶欲しいし、最低値でもいいか」
敷波「最低値でいいの?」
提督「どうせ出やしないし」
敷波「むっ」
提督「まぁ、三回開発してくれ」
敷波「ふんっ、見てなさい!」
ガガガガガー(開発中)
提督「なん……だと…」
ペンギン・ドラム缶・ペンギン
敷波「ふふーん」どや!
提督「やるじゃん!敷波!!」
敷波「たまたまだって!」えへへ
提督「今度から敷波に開発してもらうとするかな」
敷波「!?」
敷波「そ、それってさぁー、秘書官を毎日敷波にするってこと…なのかな?」
提督「いや、流石に毎日はかわいそうだろ」
敷波「……そんなことないけど」ゴニョゴニョ
提督「心配するな今まで通り交代制にするよ」
敷波「そう…」シュン
提督「?」
明石さんの工廠―――
提督「ドックがギリギリだから建造は控えよう」
敷波「だね」
提督「んじゃ、あとは…明石さんに改修工廠をしてもらおう」テクテク
敷波「はいはーい」テクテク
明石「ようこそー」
提督「どもー」
敷波「こんにちはー明石さん」
明石「こんにちは」
明石「で、何を改修されます?」
提督「そうだな、基本的に作るべきものはあらかた作ったからなぁ」
提督「んじゃ、いつもの12.7cmお願いします」
明石「了解です!」
ガッガガガガガガガー(改修中)
明石「失敗しました!」てへっ
提督「そうか、まぁ、失敗したものはしょうがないな」
明石「すいませーん」ペコリ
提督「いや、いいよ。また明日頼む」
明石「はいっ、お待ちしております」
提督「さて、執務室に戻ろうか」
敷波「司令官さぁ、明石さんに甘くない?」
提督「明石は可愛いからなぁ」
敷波「可愛いから…か」ボソッ
敷波(さっきドラム缶造れなくても司令官は敷波を許してくれたのかなぁ…)
提督「まぁ、失敗しても工廠の任務は消化できるからな」
提督「できたらラッキーぐらいにしか思ってない」
敷波「そっか…そうだよね」
提督「そうさ」
提督「だから、さっきのドラム缶は超ラッキーだった」ニッ
提督「ありがとう敷波」ナデナデ
敷波「え…あ、ああ…」オロオロ
敷波「い、いきなり撫でないでよ!!」
敷波「……べつにいいけどさ//」ゴニョ
執務室―――
敷波「出撃任務どーしよっか?」
提督「出撃といってもあらかた海域は制覇してるし」
提督「前回の大規模作戦で消費した資材も完全には回復してない」
提督「出撃は無しだ」
敷波「りょーかーい」
提督「んじゃ、あとは演習と遠征か」
敷波「遠征組はシフト通り今朝方出て行ってるよ」
提督「あーなら、残るは演習だな」
敷波「編成はどーしよっか?」
提督「飛龍を旗艦に相手の錬度に合わせて組んでくれ」
敷波「はいはーい」
提督「あと潜水艦の場合はレーベ旗艦で山城加えて残りは駆逐を」
提督「あと、陣形と対潜装備しっかりな」
敷波「はーい」
午前の演習
A勝利1・S勝利3・完勝1
提督「全勝か」
飛龍「そうですね!」
提督「この調子なら今週中に改二にできそうだな」
飛龍「ええ、やっと蒼龍に追いつけます!」
提督「まぁ、午後もあるからゆっくり休んでてくれ」
飛龍「はい、失礼します」
バタン
敷波(改二か…)ぼー
提督「…敷波?」
敷波「…………」無反応
提督(無反応か。いや、それにしても素晴らしほっぺだな…)じぃー
提督「えいっ」ムニッ
敷波「きゃあっ」
提督「ほれほれ~」モニッ
敷波「やめへよーほっへたつっつかないへー!!」
提督「いや、せっかくだからね」プニッ
敷波「せっかふってなにひよ!?」
提督「さて、昼食にしよう」手離すー
敷波「んもう!人が考え事してるときにぃ!!」うがー
提督「ほら、行かないなら置いてくよ」ドアノブに手がけー
敷波「あっ、行く、行くから待ってって!」
食堂―――
提督「なに食べよっかな」
敷波「うどんかなー」
提督「うどんは夕食まで腹が持たん」
敷波「ふんっ、敷波は持つからいいもんね!」トテテー
提督「置いて行かれたか…早く決めないと待たせてしまうな」
早霜「あら…司令官」
提督「お、早霜」
早霜「お昼…いただかないのですか…?」
提督「いや、迷ってしまってな」
早霜「では…このお弁当をたべませんか…?」
提督「え、いいのか?」
早霜「清霜さんが…遠征に持っていくのを忘れてしまって…流石に…私も二つは」
提督「あー清霜は…夕方まで帰ってこない、か」
早霜「ええ…ですから」
提督「んじゃ、いただこうかな」
早霜「ふふ…せっかくですし…その…ご一緒に…」
提督「ああ、かまわないよ」
敷波「しれーかーん、まだー?」トテテー
敷波「もう敷波うどんもらってきたよー…って」
早霜「あら…敷波さんもご一緒…でしたか」
敷波「こんにちは、早霜」
早霜「こんには」
早霜「あの…やっぱり…お邪魔でしょうから…私は…これで」
提督「いや、いいよ」
早霜「え」
提督「いいだろ敷波?」
早霜「……」チラッ
敷波「……ふんっ、敷波はどっちでも」ぷくー
早霜(明らかに…不満げ…でも…ふふ…かわいいですね敷波さん)
早霜「では…許可もおりましたので」
提督「いただきますっ」
敷波「…いただきます」提督の対面
早霜「いただきます」提督の隣
提督「お、うまいな」ムグムグ
早霜「ふふ…その煮物…私がつくったんですよ…」
敷波「ちゅるちゅる」
提督「すごくうまい。これなら毎日でも食べたいな」
敷波「ぷふっ!?」
提督「どうした敷波!?」
敷波「けほっ、大丈夫、むせただけ」
提督「そうか」
早霜「司令官…その…軽はずみな発言は」
提督「?」
早霜「はぁ…なんでもありません」
提督「??」
敷波「…ふんっ」
提督「ごちそうさまでした」
敷波「…ごちそうさま」
早霜「ごちそうさまです」
提督「ありがとう、おいしかったよ」
早霜「ふふ…弁当が無駄にならずに済んで…助かりました」
提督「また機会があればいただきたい」
早霜「前日に言ってくださったら…ふふ…いつでも」
提督「そうか」
早霜「はい」
敷波「司令官、午後の演習…」
提督「おお、そうだった!じゃあ」タタター
早霜「ええ」
執務室―――
敷波「………」ムスー
提督(明らかに不機嫌だよな…)
提督「本日のデイリー任務は午後の演習で終わりだったよな?」
敷波「…そうですね」ムスッ
提督「終わったら間宮さんのとこにでも行く?」
敷波「お腹いっぱいだからいいです」ムスムス
提督(まぁそんなにチョロくはないわな。あと敬語が地味に胸に刺さる)
敷波「…………」
提督「…………」カキカキ
敷波「………………………」
提督「………………………」カキカキ
敷波「………………………………………………」
提督「………………………………………………」カキカキ
提督(ふぁあああ!気まずい!!重力を感じる!!!)
コンコン
提督(救いの神来るか…!!)
提督「どうぞ」
ガチャ
初月「僕だ!」
提督「おぉ、遠征お疲れ」
敷波「おつかれさま」
初月「………」
提督「どうした?」
初月「いや、その、分かりづらいボケはしない方がいいな、と」
提督「?」
初月「気にしないでくれ、こちらの話だ」
提督「そうか」
初月「あぁ、では、失礼する」
バタン
提督「なんだったんだ」
敷波「………さぁ」
午後の演習
S勝利5
提督「また全勝か、最近勝率が安定してきたな」
飛龍「そうですね!」
提督「んじゃ、明日も旗艦よろしく頼む」
飛龍「はい、お任せください!失礼します」
バタン
提督「よしっ、本日の任務は終了だな」
敷波「……ですね」
提督(まだ怒ってるのか…)
敷波(態度悪くしてしまった手前、後に引けなくなっちゃった…)
提督「敷波この後、予定は?」
敷波「…ないです」
提督「そうか」
提督「ちょっと外に出るのだが、付き合ってくれないか?」
敷波「…ちょっとだけなら」
提督(ついてきてくれるだけ望みはあるか)
敷波(素直に…意地張ってごめんなさいって言わないと)
波止場―――
提督「水平線がよく見えるな」
敷波「…そう、だね」
提督「その、直球で申し訳ないが敷波、不満があるなら言ってくれないか?」
提督「できるだけ直すようにするし」
敷波「………」
敷波(不満…確かにある。気の多いところとか、軽率な発言、不意のスキンシップ)
敷波「多すぎて言えない」
提督「そうかぁ…」絶望
敷波「でも、司令官がぜんぶ悪いんじゃない」
提督「どういうことだ?」
敷波「敷波にも非はあった。勝手に思い込んでるとこがあった」
敷波(秘書官なんだから他の子よりも優先してよ!!ってね)
敷波「とにかく、今日のことは勝手にいじけて、意地を張った敷波が悪いんだ」
敷波「だから、その、ごめんなさい」
提督「そうか」
提督(こんな子に謝らせるような提督じゃ俺もまだまだだな…)
敷波「だから、その、仲直り…」
提督「どーしよっかなー」
敷波「!?」
提督(でもせっかく謝ってるんだし少し遊ばせてもらおう!!)
提督「午後の敷波冷たかったし」はぁー…
提督「おじさん結構、傷ついちゃったヨ…」
敷波「わわ…」オロオロ
提督「あぁ……心が…寒い」ブルブル
提督「温もり、欲しいな…」チラッチラッ
敷波(っは、これは罠!でも司令官が敷波のこと待ってくれている…)
提督「サムイワー、ココロガサムイワー」チラッチラッ
敷波(段々いい加減になって…)
敷波(でも温めるってどーすれば……抱き着くとか?)
敷波(ダメ、ムリムリ!!恥ずかしくて死んじゃう!!)カオマッカ
提督「コナイカナーヌクモリ!コイコイー!」じぃー
敷波(露骨ってレベルじゃない!!)
敷波(うぅ…大丈夫…恥ずかしくなんてない!温めるだけ!!)マッカ
敷波(近づいて触れるだけ…ただそれだけ…)デモマッカ
敷波「……//」テクテク
提督(お、きたきた!カモーン、ヌクモーリー!!)
ペタッ(敷波の右手が提督の左胸に添えられる)
提督(おうふ)これが天使の温もり
敷波「こ、心だけ温めればいいんだよね//」
提督(少し物足りないがこれはこれで…いいものだ)
敷波「ねぇ……もう、いいよね?」マカッカ
提督「まだかなー」ニヤリ
敷波「っ!!//」
「もう、いいでしょ?」
「まだだなー」
「もう」
「まだまだー」
―――――
――――
――
―
執務室―――
提督「いやー良かった!」キラキラ
敷波「うぅ…」机突っ伏し
提督「お、敷波だらしがないぞ」キラキラ
敷波「あぅ……」突っ伏し
提督「ほら、執務時間も終わりだ自室に帰るぞ」グイグイ
敷波「顔あげらんないよぉ~」抵抗
提督「ほらほら!」グイグイ
敷波「うー……」カオマッカ
提督「顔真っ赤じゃないか、大丈夫か!?」
敷波「誰のせいだよ!!//」マッカッカー
おわり
以上です。
ここまで読んでくださった方感謝します。
敷波提督に楽しんでいただけるよう尽くしてみましたが…
なかなか難しいですね。すいません
おつ
初月ーノ、お前だったのか!
某秘書官にしたくなる薄い本シリーズから
敷波の良さに気付いたおいらにはたまらんかったです。
乙であります。
乙
敷波かわいい
嫁にしたいタイプ
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません