モバP「モバ島太郎」 (40)

昔々、ある所にモバ島太郎という若者が住んでいました

ある日モバ島太郎が海へ釣りに出かけると・・・

モバ島太郎「お魚さん達、俺に釣られてみる?なんてな、ん?」

いじめっ子「アーハッハッハ!ゲホゲホッ・・・どう踏みつけられる気分は?」グリグリ

亀「や~め~ろ~よ~微妙にツボ入ってて気持ちいいけどさ」

なんと、亀が子供にいじめられていました

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モバ島太郎「おいそこのデコ、そんなに亀をいじめて楽しいか?」

いじめっ子「な、何よ・・・アンタには関係ないでしょ!」

モバ島太郎「ほら、おにぎりやるからその亀よこしな」

いじめっ子「しょ、しょうがないわね・・・好きにしなさい!」

タタタ・・・

こうした、モバ島太郎は亀を助けたのでした

亀「いや~助かったよ~別に困ってなかったけど」

モバ島太郎「そっか、それで何で絡まれてたんだ?」

亀「クジラから頼まれてお使いに来たんだけどさ、帰りに絡まれちゃって・・・」

モバ島太郎「そっか、大変だったな、それじゃ」グウウ

亀「お腹減ってるの?」

モバ島太郎「そういやさっきのおにぎり昼飯だった・・・」

亀「う~ん・・・」

モバ島太郎「どうした?」

亀「そうだ!だったら竜宮城来ない?」

モバ島太郎「竜宮城?」

亀「うん、あん・・・いや私やクジラが働いてるお城なんだけどさ、そこのご飯は絶品だし、色んな海の生物の舞い踊りが見られるよ」

モバ島太郎「そこに連れてってくれるのか?」

亀「面倒だけど私のせいで昼飯食べられなくなったってのも感じ悪いしね、別にいいよ」

亀は誰だろう

亀「じゃあちょっと待ってて」ピポパ

モバ島太郎「何してるんだ?」

亀「あ、クジラ?ちょっとお客さんだから海岸まで来てよ」

モバ島太郎「背中に乗せてくれるんじゃないのか?」

亀「流石に大人1人を乗せては泳げないよ」

モバ島太郎「あ、そう・・・」

~数分後~

ザバーン!

クジラ「にょわー☆」

亀「お、来たね」

モバ島太郎「デケエ・・・」

クジラ「亀ちゃんおっまたせー☆その人がお客さん」

亀「そうだよ」

モバ島太郎「も、モバ島太郎です・・・」

クジラ「島ちゃんよろしくにぃ☆」

クジラ「さぁ、きら・・・私の口の中に入るにぃ☆」くぱぁ

モバ島太郎「だ、大丈夫なのか・・・」

亀「竜宮城に着くまでの辛抱だよ、まぁ溶ける事はないっしょ」

モバ島太郎「そうか・・・じゃあ失礼して」ヨイショ

ゴクン

クジラ「それじゃレッツゴー☆」

亀「おー」

こうして、モバ島太郎は竜宮城へ向かったのでした

~竜宮城~

クジラ「とうちゃ~く☆」ぺッ

モバ島太郎「うおっ!?」ドサ

クジラ「おっつおっつ☆」

モバ島太郎「うう、涎でベトベトだ・・・」

亀「まぁ着いたからいいじゃん」

モバ島太郎「不思議な所だな、海底なのに空気があるなんて・・・」

亀「まぁそういう所だからね」

きらりでかすぎワロタww

亀「そこにシャワー室あるから洗ってきなよ、その間に私は報告してくるから」

モバ島太郎「報告?誰に?」

亀「決まってんじゃん」

亀「この城の主、乙倉姫様だよ」

モバ島太郎「乙倉姫様・・・どんな人なんだろう・・・」

亀「じゃあクジラ、大広間までの案内よろしくね」

クジラ「おっけおっけ☆」

亀は杏か

そして、シャワーを浴びた後、モバ島太郎はクジラに案内されて大広間にやってきました

乙倉姫「よ・・・ようこそ竜宮城へっ!私は乙倉姫といいますっ!」

モバ島太郎「おお・・・」

乙倉姫は短髪で長身なモデルのような美少女でした

乙倉姫「杏亀ときらりクジラがお世話になったようですね」

モバ島太郎「いや、そんな大した事はしてないよ」

きらりクジラ「えへへ・・・」

杏亀「いや、クジラはそんなに世話になってないじゃん」

乙倉ちゃんうおおおおおおお

乙倉姫「お礼に今宵はたっぷり楽しんでいってくださいね」

モバ島太郎「いえいえ、それほどの事は・・・」

乙倉姫「ちひらめさん、宴の準備を」

ちひらめ「はーい」

モバ島太郎「まぁいいか、楽しもう」












蒼シャチ「ふーん、あれが人間のお客さんか・・・」

紅イソギンチャク「うふふ・・・楽しみですねぇ」




太郎さん逃げて

そして、宴が始まりました

乙倉姫「さぁ、楽しんでいって下さいねっ!」

モバ島太郎「ああ、ありがとな」

シーラカンス菜々「さぁ皆さん!舞い踊りをお願いします!」

うづきんぎょ「が、頑張ります!」

未央ヒトデ「テンション上げて行くよ!」

何でウサミンを生きた化石ことシーラカンスにした!!

仁奈サメ「になたちのおどりをたのしむでごぜーますよ!」

こずえハマグリ「ふああ・・・ふたとじるね・・・」

ありすウニ「ちょっと!起きてくださいよ!」

桃華サンゴ「賑やかですわね・・・」

みりあグッピー「あはは・・・」

美嘉イルカ「ふひひ・・・皆可愛いなぁ・・・」

莉嘉イルカ「お姉ちゃんが楽しんでどうするの・・・」

モバ島太郎「ハハハ・・・」

ななみアサリ「お食事の追加れすよー!」

モバ島太郎「あ、どうも」

愛梨ヤドカリ「どんどん食べてくださいねー!それにしても熱いわね・・・殻脱ごうかな」

りーなエビ「あれ、材料が切れちゃった・・・」

あかねマグロ「じゃあ超特急で取ってきます!」

かな子フグ「岩に激突しないでね・・・」

イカ蘭子「さぁ!闇に飲まれよ!」ブシュー

モバ島太郎「おお、周りが暗くなった!」

小梅クラゲ「ここからナイトショー・・・だよ」

あんしょうこう「ヒャッハー!恐怖に包み込んでやるぜエエエエエ!!!」

幸子トビウオ「ほ、ほどほどにして下さいね・・・」

楓エイ「お酌してあげるわ、えーいっ!なんてね、うふふ・・・」

モバ島太郎「も、もうこのくらいで・・・」

瑞樹ガニ「酔っぱらってきたのね、わかるわ」

カジキユッキ「じゃんじゃん飲んでね~」

シーラカンス菜々「わ、私も~」

こうして、宴は続いて行き・・・

ユッコバンザメ「行きます!サイキック張り付き!」

アヤメダコ「忍法吸盤張り付き!」

モバ島太郎「わーすごいな~ふああ・・・」

モバ島太郎の眠気が最高潮に達しようとした時でした・・・

蒼シャチ「ふーん・・・」

紅イソギンチャク「うふふ・・・」

ヤドカリが脱いだところは正直グロい

まゆイソギンチャク「太郎さぁん、夜はこれからですよぉ」シュルシュル

モバ島太郎「わっ!触手が・・・」

凛シャチ「そうだよ、私達もお腹ペコペコなんだからさ」

まゆイソギンチャク「さぁ、搾り取ってさしあげますよぉ」

凛シャチ「私が食べる分も残しておいてよ」

まゆイソギンチャク「私の触手ごと食べないで下さいね?」

モバ島太郎「あわわ・・・」

早苗デンキウナギ「こらーっ!!!」バリバリ・・・

ドカアアアアアアアアン!!!

凛まゆ「」ドサ

早苗デンキウナギ「ふぅ、何とか収まったわね」

モバ島太郎「あ、ありがとうございます・・・」

早苗デンキウナギ「ごめんなさいね、人間のお客さんなんて久しぶりだから皆浮かれてるのよ」

モバ島太郎「はぁ・・・」

こうして夜は更けていった・・・

そして、モバ島太郎が帰る時がやってきました

乙倉姫「もう帰ってしまわれるのですね・・・」

モバ島太郎「ああ、ありがとな、楽しかったよ」

モバ島太郎「でも俺もちょっと寂しいかな・・・」

乙倉姫「そうですか・・・じゃあ・・・」

乙倉姫「ちひらめさん、この方にお土産を」

ちひらめ「はい」

ちひらめ「どうぞ」スッ

モバ島太郎「これは・・・?」

乙倉姫「ガチャ手箱です」

モバ島太郎「ガチャ手箱」

乙倉姫「ちひらめさん、説明を」

ちひらめ「わかりました」

ちひらめ「この箱を開ければいつでも私達にあえる優れものです」

モバ島太郎「それは凄い・・・」

ちひらめ「ただし、この専用コインを投入しないと飽きません」

モバ島太郎「コイン?」

ちひらめ「本来は1枚1万円ですが、特別に無料で2枚さしあげます」

モバ島太郎「あ、ありがとうございます!」

乙倉姫「それではお別れですね、亀さん、クジラさん、この方を地上へ」

杏亀「ええ~」

きらりクジラ「おっけおっけ☆」

モバ島太郎「ありがとな、それじゃ」

乙倉姫「はい、さようなら」

竜宮城一同「さようなら~」








乙倉姫「ところであの箱には誰が入ってるんですか?」

ちひらめ「ランダムですよ♪」

~地上~

きらりクジラ「着いたにぃ☆」ぺッ

モバ島太郎「よっと」スタッ

杏亀「んじゃまたね」

モバ島太郎「おう、もう捕まるなよ」

杏亀「へいへい、早く帰って寝よ」

きらりクジラ「ばいばーい☆」

ザブーン!

モバ島太郎「ふぅ・・・」

モバ島太郎「ガチャ手箱か・・・早速開けてみるか」

モバ島太郎「えっと・・・ここにコインを入れればいいのか?」チャリン

カパッ、モクモク・・・

モバ島太郎「中から煙が・・・その中に誰か・・・」

??「うふふ・・・」

まゆイソギンチャク「またお会いしましたねぇ」

モバ島太郎「」

まゆイソギンチャク「さぁ昨夜の続きをしましょうか♡」ニュルニュル

モバ島太郎「あわわ・・・そうだ、もう1回開けて早苗さんを・・・」チャリン

パカッ

凛シャチ「ふーん、私を当てるなんて運良いじゃん」

モバ島太郎(あ、終わった)

凛シャチ「さて、アンタは私を夢中にさせてくれる味なのかな?」

まゆイソギンチャク「うふふ・・・楽しみましょうねぇ♡」

モバ島太郎「も、もうコインが・・・そうだちひらめさんに・・・ああでもお金が・・・」

凛まゆ「さぁ、宴の続きを!」

モバ島太郎(ああ、亀助けてよかったのかな・・・)

こうして2匹に搾り取られたモバ島太郎は真っ白なおじいさんの様になってしまいました

めでたしめでたし

~おしまい~

これで終わりです

これから夏になって海に行ったら危険な海の生物には注意しましょう


昔話は教訓に満ちているなあ

いじめられていた亀を助けたら
今度は自分の亀をいじめられる羽目になったというわけだな、おつ


亀のかめさんはデカいらしいから、凛まゆも満足する位イジめられたんだろうな(トリビア感)

やっぱり亀を助けるとろくなことにならないな(学習)

あげ

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