みくにゃんとまったりじゃれあうだけ
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――事務所
ちひろ「…………」カタカタカタカタ
ちひろ(皆さんこんにちは、頼れる可愛いアシスタントでお馴染み、千川ちひろです)
ちひろ(今、仕事がひと段落ついたプロデューサーさんはみくちゃんと休憩中なのですが……)
みく「Pチャンなでてなでてー♪」
P「ほれほれうりうり~」
みく「うにゃあ~♪」
ちひろ(…………)
ちひろ(こ、この空間居づらい……!!)
ちひろ(私がいるの忘れてるんじゃないですかね?)
ちひろ(まあ、みくちゃんとプロデューサーさんが仲良しなのは知ってますよ、ええ)
ちひろ(それに、アイドルとコミュニケーションをとるのも大事なことです、ええ)
ちひろ(さらに言えば、みくちゃんもまだ15歳。誰かに甘える時間も必要でしょう、ええ)
ちひろ(とはいえ……)チラッ
P「ほーれみくにゃんわしゃわしゃーわしゃわしゃー」
みく「にゃあ、気持ちいいにゃ……って、なんか扱いが犬っぽくない?」
P「はっはっは」
みく「ちょっと!? Pチャン!?!?」
ちひろ(……)
ちひろ(いちゃつきすぎじゃないですかね!?)
ちひろ(あのー? 私もいるんですけど??)
ちひろ(……いや、でも、ん~、普段からあんな感じ、かも?)
ちひろ(いやいや、だからどうしたって話ですよ!)
ちひろ(……あっ、プロデューサーさんがまたなで始めましたね)
ちひろ(あーあー、みくちゃんとろけきった顔しちゃって、あー)
ちひろ(……)
ちひろ(じゃれてるみくにゃ、んん゛っ、みくちゃん可愛いですね……)
ちひろ(……)
ちひろ(こ、これは監視が必要じゃないですかね、ええ、そのはずです)
ちひろ(ないとは思いますが? プロデューサーさんとみくちゃんが行き過ぎることのないよう? 有能なアシスタントが見ている必要があります、ええ)
ちひろ(仕事はまだ残っていますが……)チラッ
P「ほれほれにゃんにゃん」
みく「にゃ、にゃ~♪」
ちひろ(これを監視するのも仕事のうちです!!!)
ちひろ(まあ? そのついでに? 可愛いみくちゃんを堪能するとしても副次的なあれですよね?)
ちひろ(それに、普段プロデューサーさんとみくちゃんがどんなコミュニケーションをとってるのか、じっくりみてみたかったんですよねぇ)
ちひろ(というより、こんな空間で一人寂しく仕事なんて出来ますかね? 出来ませんよ!)
ちひろ(……)
ちひろ(さーて、二人は何をしてますかね)
P「……よし、レッスンの時間も迫ってきたし、ねこチャンパワーを高めておこうか」
ちひろ(お、何か始まりましたね)
ちひろ(というか、ねこチャンパワーとはいったい……)
みく「よーし、やったるにゃ!」
P「まずは何からにしようか?」
みく「んー……まずはネコミミ着せ替えゲームをやるにゃ。これでスイッチを切り替えていくのはどうかにゃ?」
P「ネコミミ着せ替えゲームだやったー!!」
ちひろ(え、え、なにそれ??)
みく「よーし、いくよ! まずはネコミミを~?」
P「つける!」
みく「シャキーン! 誰もが振り返る可愛いねこチャンアイドル、前川みくにゃ! いーっぱい可愛がってほしいにゃ♪ にゃふふ☆」
P・ちひろ(かわいい)
みく「さてさて、次は~?」
P「う~ん……はずす!」
みく「うへぇ~、もうだめにゃ……ち、力が出ないにゃ……。」
P「隠しコマンド、眼鏡をつける!」
みく「でも、事務所ですから人の目もありますし、だらけた姿は見せられませんね!」
みく・P「いぇーい!!」
ちひろ(見事な連携)
ちひろ(しかし、眼鏡のみくちゃんも可愛いですねぇ)
みく「次が最後にゃ! どうする~?」
P「そうだなぁ……よし、はずす!」
みく「うにゃにゃにゃ~! ねこちゃんパワーマーックス!!」
ちひろ(……ん?)
みく・P「って、逆ー!」
みく「……よし、ばっちしにゃ♪」
P「ああ、今日もいい感じだったな」
ちひろ(お、おう)
みく「次は、Pチャンもネコミミつけたり、はずしたりする~?」
P「い、いや、俺はいいよ」
ちひろ(賢明な判断ですね)
みく「ところがどっこい! 突発的にゃんにゃんゲーム! えいにゃっ!!」
P「うわっ、頭に猫耳が!?」
みく「ネコミミをつけた人は「にゃあ」をつけてしゃべるのにゃあ!」
ちひろ(酷い絵面だぁ……)
P「……ふっふっふ、甘いにゃみくにゃん」
みく「!?」
P「こうくることはわかっていたにゃ! Pチャンの本気、とくと見るのにゃあ!」
みく「あ、はい」
ちひろ(あ、はい)
P「おっはにゃー♪ Pはアイドルのプロデューサーをしているのにゃ! 今日もアイドルの皆をキラキラさせちゃうから、ちゃーんとみんなのこと見ててほしいにゃ☆ にゃあん♪」
みく「……」
ちひろ(……)
P「にゃふふ、どうかにゃ~? 参ったかにゃ~??」
みく「うわぁ……」
ちひろ(うわぁ……)
P「え、ひどくない?」
みく「気を取り直して……気 を 取 り 直 し て ! もっとねこちゃんパワーをあげていくよ!」
P「ウィッス」
みく「Pチャンは今、ネコミミ持ってるかにゃ?」
ちひろ(いやいやいやいや)
P「みくから貰ったネコミミならいつも通り持ってるぞ。えっと……ほれ」
ちひろ(ええ、ネコミミを常備している社会人とはいったい……)
ちひろ(まあ、私もみくちゃんから貰ったものが衣装室に保管してありますが)
P「ネコミミを用意させた、ということは……」
みく「その通りにゃ!」
みく・P「叩いて被ってじゃんけんにゃん! いぇーい!」
ちひろ(絶妙にひねりがない!!)
みく「じゃ、ハンマー代わりの猫の手を用意してと……」
みく・P「せーの、叩いて被ってじゃんけんにゃん!」
みく「! みくの勝ちにゃ、うにゃああ!!」
P「っ! ネコミミガード! っていったい!!」
ちひろ(ネコミミの意味)
みく「……やっぱり、改善が必要だね」
P「……そうだな。なかなかネコミミを活かしたゲーム出来ないもんだな」
みく「……ふぅ、仕上げにイメージトレーニングにゃ」
P「レッスンの時間も迫ってきたしな」
ちひろ(ただ遊んでたのかと思えば……やっぱりみくちゃんは真面目ですねぇ)
みく「い、いくよ?」
P「おう……」
ちひろ(……ん?)
みく「にゃ、にゃあ♪にゃ~お」
P「ほ~れ、おいでおいで~」
みく「んにゃあ、にゃ~」
P「わしゃわしゃわしゃ~顎もなでなで~」
ちひろ(!?!?!?!?)
ちひろ(み、みくちゃんが猫になりきってプロデューサーさんにすりすりしてる……!)
みく「ん~んな~んんん~♪」
P「ほれほれ~」
みく「にゃあお♪」
ちひろ(胸に額をこすりつけてる……)
ちひろ(ねこチャンになりきってるみたいですね)
ちひろ(こ、これは、セーフ? アウト?)
ちひろ(ま、まだ様子を見ましょう)
ちひろ(……かわいい)
みく「ん……にゃ、にゃあ~……」
P「!」
ちひろ(!)
ちひろ(プロデューサーさんの膝の上でお、お腹を向けて、え、え、ちょ)
P「みくにゃんは可愛いにゃあ~」
みく「にゃっ❤……んにゃあ、っ❤」
ちひろ(おおおおおおおいいいい!!!)
ちひろ(平然と慣れた手つきで腹を撫で回すなあああああ!!!)
みく「……ぴ、Pチャン」
P「……みく」
ちひろ(お、おう?)
みく「Pチャンっ!」
P「みくっ!」
ちひろ(アカンアカンアカーーーーーン!!)
みく「Pチャン!!!」
P「みく!!!」
ちひろ「エッフゲッフオホンッ!!」
みく・P「!」
みく「…………」
P「……………」
ちひろ「…………」
P「……イメージトレーニングはいい感じだったな!」
みく「そ、そうだね! ねこちゃんパワーマックスにゃ!」
ちひろ(お、おう)
P「よ、よし、そろそろレッスンだから準備して行ってこい」
みく「うん、行ってくるにゃ」
みく「……もうっ、ちひろさんいるなら言ってにゃっ!(小声)」
ちひろ(聞こえてますよー、それに今日みくちゃんがきたとき挨拶もしましたよね? あれー?)
P「ねこチャンパワーを高めてただけだし、いつものだから別にいいだろ(小声)」
みく「で、でも、誰かに見られるのは恥ずかしいのっ!(小声)」
ちひろ(い、いつもの……)
みく「えっと、じゃあPチャン、ちひろさん行ってくるにゃ!」
ちひろ「は、はい、いってらっしゃい、みくちゃん」
P「おう、頑張ってこいよ」
ガチャン
P「……」
ちひろ「……」
P「さぁて、俺も仕事再開しま――」
ちひろ「プロデューサーさん?」
P「ひゃ、ひゃい」
ちひろ「ちょっとお話いいですか? いいですよね?」
P「にゃあ……」
ちひろ「もうっ! みくちゃんと仲が良いのは構いませんが、限度ってものがありますからね!」
P「は、はひ……」
ちひろ「年頃の女の子に、あ、あんなかっこうさせて……」
P「でも、みくにゃんはねこチャンだから――」
ちひろ「 は い ? 」
P「い、いえ、なんでもありません……」
ちひろ「まあ、今後はもう少し節度をもってくださいね、いいですか?」
P「はい……」
ちひろ「それで、そ、その……」
P「はい?」
ちひろ「わ、私もねこちゃんパワー高めるの、手伝うことってできます、かね……?」
P「……!?」
ちひろ「わ、私だってうちのアイドルのファンなんですよ! いいじゃないですかっ!!」
ちひろ「ネコミミ着せ替えゲームとか、突発的にゃんにゃんゲームとか、他にもネコミミを使ったゲームしてみたいですし、みくちゃんをなでなでしたいですよ! 何か問題でも!?」
P「え、あ、はぁ……」
ちひろ「……もし、認めてくれないなら今日のことは然るべき場所に――」
P「い、いや、構わないです、構わないです、ええ!」
ちひろ( 計 画 通 り )
P「まぁ、決めるのはみくですから、どちらにせよ僕が言うことはないですよ」
ちひろ「あー、そうなりますか」
P「普段からしょっちゅうなでてーとか言ってますし、頼めば喜んで応じてくれると思いますよ」
ちひろ「そ、そうですかね?」
ちひろ(私は言われたことないですけどね……)
ちひろ「さーて、そうなるとみくちゃんが帰ってくるのが楽しみですね♪」
ちひろ「どうせなら、可愛い衣装を着てもらいましょうかね~♪ みくちゃんにはどんな衣装が似合うかしら」
P「ははは……」
P「ところでちひろさん?」
ちひろ「なんですか?」
P「ずいぶんと、えっと、ねこちゃんパワーを高めているところを見ていたようですが、あの、お仕事の方は大丈夫ですか?」
ちひろ「……」
P「……」
ちひろ「にゃ゛あ゛あ゛あああ!!!」
P「ち、ちひろさん!?」
ちひろ「ははは、猫の手も借りたい、ってやつですね……」
終わりです。なでなでを要求したり、すりすりしてくるみくにゃんはめちゃくちゃ可愛い
デレステの思い出エピソード4の「ネコミミ着せ替えゲーム」はほんと可愛いし楽しいからぜひ!みんなもみくにゃんを猫可愛がりしよう!
本番はマダー?
に可愛い事務員さんが逆に猫耳つけられて猫耳使ったゲームひと通りやらされるとこまで書くんだよあくしろよ
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