書きかけてるの終わらせてからとかって言ったけどあれは嘘だ
百合
思いつきで進む
痛みと熱の中、目が覚めた。
喉が痛い。ひりひりと、ちくちくと。
部屋の電気がついていた所を見ると、寝落ちしたみたい。
手元に何かあたって、視線を転じる。
写真だ。
たしか、部屋の片づけをしていたんだ。
ついつい夢中になってしまって。
父親が写真好きなこともあり、部屋の中には小さい頃から今までの写真が散在している。
いつ撮ったのか分からず中身が気になって手にとれば、それが最後、時間はいくらでも過ぎていく。
「……」
喉をさする。唾を飲み込むと痛みが走る。
少し重だるい体。意識がぼうっとする。
中学生までの写真とそれ以降のものには、ある線引きができる。
私の二人の幼馴染がいるかいないかだ。
『げんきいっぱい5年3組』
教室の壁に、恐らく担任が書いたであろう横長のポスター。
クラスの個性を表すPOPにしては、個性が無い。
なんて言ったら、悲しむかな。
写真の中央にいる女性――先生の名前は確か、『チョン』先生。
どんな人だったっけ。
忘れたな。
なんだか優しそうな顔をしている。
温かい人だったのかもしれない。
コピペ乙
このプログラムの製作時間って何時間?
あ
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