ミーナ「尻相撲」(224)
ミーナ「えいっ!」ドン
サシャ「うわぁ!」
ズシャアアアアアアアアアアア
クリスタ「え…なに…?」ビックリ
ユミル「芋女が金の鯱みたいにスライディングしてきやがった」
クリスタ「ちょっと…サシャ…だよね?」カケヨル
サシャ「うぐぐ…」ピクピク
ユミル「おいおい、一体なにがあったんだ?」
ミーナ「大丈夫? サシャ!」ブルンブルン
クリスタ「ミーナ? 何がどうなってるの?」
ミーナの尻って元ネタなんですか?
ミーナ「えっと…これは」
ユミル「大丈夫だ。被害者は芋女だけだから、負い目を気にする必要はねえ」
クリスタ「ちょっとユミル!」
ユミル「はいはい」
ミーナ「尻相撲をしていたの」
クリスタ「尻相撲?」
ミーナ「うん…私が言ったことが発端なんだけど…」
ユミル「ほう…面白そうだ。話してくれよ」
ミーナ「ついさっきの出来事なんだけど――――」
――――
―――
――
ケツブルンブルンやめろwww吹くwwwwwwwwwwww
尻のミーナ 乳のペトラ 脚のリコ
異論は認める
サシャ「ふぅ…お腹すきました」グゥー
ミーナ「サシャってよく食べるのによくお腹すくわね」
サシャ「はい…成長期でしょうか?」
ミーナ「違うと思うよ…前からだし」
サシャ「はぁ…早くパンが食べたいです…」
サシャ「パンの皿の横にはスープ…ああ…そして手前にスライスされたお肉が…」
ミーナ「サ、サシャ?」
サシャ「想像してみてくださいミーナ」
サシャ「スライスされたお肉をパンで挟み、…あ、チーズもあります」
サシャ「とろけたチーズとお肉とパンですよ。最強じゃありませんか」
ミーナ「ちょっとよくわからない」
サシャ「…薄暗い室内で、わずかな光を反射するチーズ…」
サシャ「お肉とチーズ…ふふふ…」ウヘラウヘラ
ミーナ「サシャ、落ち着いて」
サシャ「ああ、話していたら余計お腹がすきました」グオーン
ミーナ「でも、あともうちょっとで食事だし、少しの辛抱よ」
サシャ「我慢できません…」ギューゴロロ
ミーナ「まさか、盗みにいくつもり!?」
サシャ「そのまさかじゃないなら、一体何なのでしょうか?」
ミーナ「駄目よ。捕まったら独房にぶち込まれるわよ」
サシャ「…確かにそうです」
サシャ「しかし、捕まらなければ、見つからなければどうということはありません」
ミーナ「サシャ!」
サシャ「…冗談ですよ」
ミーナ「ほっ…」
サシャ「…でも待ちきれないのは確かです」
サシャ「何か気を紛らわすものはないですかね…」グールルル
ミーナ(下手すると、目を離した隙に盗みにいくかもしれないわ)
ミーナ(信用していないわけじゃないけど、万が一…そんなことがあったらいけない)
ミーナ「…そうだ。ちょっとした遊びなんだけど」
サシャ「遊び?」
ミーナ「よいしょっと…」ガリガリ
サシャ「いきなり石ころで地面に輪を描いて…それはパンを表しているんですか?」
ミーナ「違うわよ! ってかパンって細長いわよ!?」
サシャ「私は丸いパンも知ってます」
ミーナ「…そう」
ミーナ「こほん」
ミーナ「えっと、これは…まあ土俵みたいなもんかな」
サシャ「土俵?」
ミーナ「うん」
サシャ「ってことは相撲するんですか?」
ミーナ「そうよ」
サシャ「どうして相撲を今するんですか?」
ミーナ「時間つぶしも兼ねて…」
ミーナ「それに相撲をしたら、よりお腹がすいて、ご飯がいっそうと美味しく感じるかもしれないわよ」
サシャ「成る程…考えましたね」
ミーナ「ふふ、そうでもないわよ」
ミーナ「さあ、この円の中に入って」
サシャ「…?」スタスタ
サシャ「…あの、えらくせまいんですが…」
ミーナ「そりゃそうよ。これは尻相撲だもん」
サシャ「…尻相撲?」
サシャ「何ですかそれ?」
ミーナ「知らないの?」
サシャ「はい。相撲といえば取っ組み合うもんだと思っていましたが」
ミーナ「確かに、相撲は取っ組み合うものだわ」
ミーナ「でも尻相撲は違うの」
ミーナ「お尻で押し合って勝負を決めるのよ」
ミーナ「それに、お尻だと痛くないでしょ?」
ミーナ「ぶつかったとき ガンッ って感じじゃなくて ボヨン って感じじゃない?」
サシャ「あー… んー… あー」ウンウン
サシャ(なんとなく…)
ミーナ「ちなみに、私のお母さんは尻相撲チャンピオンだったわ」
サシャ「何ですかそれは…」
ミーナ「私はお母さんによく教えられたわ…」
ミーナ「尻の使い方を…」トオイメ
サシャ「はあ…そうですか」
ミーナ「…って、懐かしんでる場合じゃないわ」
サシャ「…」
ミーナ「さあさあ、後ろ向いて」
サシャ(話のペースを持っていかれました)
サシャ(まあ、なる様になるでしょう)クルッ
サシャ「向きましたよ?」
ミーナ「ふふふ…これで準備OKよ」クルッ
サシャ「で、どうするんですか?」
ミーナ「これで、お互いにお尻で押し合うの」
サシャ「はあ」
ミーナ「こういう風に」ドンッ
サシャ「わっ」ヨロ
ミーナ「ね?」
ミーナ「まあ、今のは軽目だったんだけど」
サシャ(今ので…)
ミーナ「ほら、立ち位置に戻って」
サシャ「…はい」ドキドキ
ミーナ「じゃあ一回戦張り切っていってみよー」
サシャ「はい…」
サシャ「…」
サシャ(あかん)
ミーナ「はっけよーい…」
サシャ「ゴクッ…」
ミーナ「のこった!」グオッ ビュオオオオオオ
ズドンッッ
サシャ「なんや…この衝撃は…」ヒュオオオ…
サシャ(やっぱりここは辞退したほうが…)
ズシャアアアアアアア
サシャ(…よかったばい)
――
―――
――――
ミーナ「ってことなの…」
ユミル「……うん」
クリスタ「そうなの…」
今日はここまで。
またそのうち。
乙乙
乙乙乙
乙乙乙
乙乙乙
乙乙乙
乙乙乙
アニか父から格闘術を教えられたのに対しミーナは母から尻相撲を教えられたわけか…
ミーナ・ブリケツコ
まさかだけどエロゲの人か?
>>30 すまんが、違います
ユミル(くそっ…足を踏み込んではいけなかった気がする)
クリスタ(尻相撲?っていうのちょっと楽しそう…)チラッ
サシャ「」
クリスタ(でも、サシャのこの状態を見る限り、相当危険な遊びよね?)
ユミル(身の危険を感じる。とりあえず適当に話をして帰ろう)
ユミル「なあミ―――
ミカサ「…サシャ?」
アニ「…何してるんだ? こんなところで」
ユミル「!?」
ミーナ「アニ、ミカサ、どうしたの?」
ミカサ「どうした はこっちの台詞」
アニ「どうしてサシャがうつ伏せで倒れてるの?」
ミーナ「それは…その…」
ユミル「…尻相撲ってやつだ」
ミカサ「尻相撲…?」ピクッ
ミーナ「知ってるのミカサ?」
ミカサ「うん…。昔、カルラおばさんに教えてもらった」
ミーナ「カルラおばさん?」
ミカサ「私の… エレンのお母さん」
ミーナ「エレンのお母さんって…」
ミカサ「…」
ミーナ「あっ ごめん…」
ミカサ「…構わない」
ミーナ「ごめんね」
ミカサ「……で、ミーナは尻相撲できるの?」
ミーナ「うん、できるけど…」
ミーナ「けど意外。ミカサが尻相撲できるなんて思わなかったな」
ミカサ「そう思っても仕方ない…披露する機会がなかったから」
ミーナ「確かにそうだけど」
ミカサ「私は、常日頃から一度だけでも尻相撲がしたかった」
ミーナ「ミカサ…! 私もよ!」クワッ
ミカサ「ので、私はミーナと尻相撲がしたい」
ミーナ「いいよ! 喜んで!」
ミカサ「…では、新たな土俵を描く」
ミーナ「石は…これでいいかな」ヒョイ
ミカサ「貸して。私が描く」
ミーナ「うん」
ミーナ「でも…ミカサが…ねえ」
ミカサ「…?」ガリガリ
ミーナ「エレンとはしなかったの?」
ミカサ「!」ピタッ
ミカサ「…したことは、ある」
ミーナ「あるの!?」
ミカサ「うん」
ミーナ「教えてよ。ちょっと気になるわ」
ミカサ「あれは私が10歳ぐらいのとき―――」
クリスタ「…別空間ができちゃったね。話に入っていけないよ」
ユミル「まったくだ」
ユミル「なあクリスタ。今のうちにこっそり帰るか」
クリスタ「そういうわけにはいかないよ。サシャを医務室に運ばないと」
ユミル「ほっとけほっとけ。サシャなら大丈夫だろ」
クリスタ「ユミル! …そういうわけにはいかないわ」
ユミル「…さすが私のクリスタ。天使力が高い」
クリスタ「天使力?」
アニ(何それ?)
ミカサ「―――――ということがあった」
ミーナ「へえーー…」
ミカサ「そこで、エレンと一緒にお風呂に入ったとき、唐突に尻相撲がしたくなった」
ミカサ「だから、大まかなルールを伝え、尻相撲をした」
ミカサ「しかし、風呂場でエレンと尻相撲をするのは場所が悪かった」
ミカサ「エレンが滑って転んでしまった」
ミーナ「確かにね。お風呂場って滑るもん」
ミカサ「…反省」
ミカサ「ちなみに、エレンがこけたのは私が突き飛ばしすぎたせい。…まだ慣れていなかった。」
ミカサ「そして、その後エレンは より巨人を駆逐したがるようになった…気がする」
ミーナ「へぇーーー…」
ミーナ「ま、色々あるのね」
ミカサ「うん。色々あった」
とりあえずここまで。
できれば夜に、無理なら明日になります
乙!
楽しみに待ってるよ
ミカサ「…」ガリガリ
ミカサ「…描き終わった」スッ
ミーナ「さ、始めよっ」パンパン ブルンブルン
ユミル「ん…あいつらおっぱじめるのか」
アニ「どうなるんだろうね」
ユミル「さあな。ま、ミカサのことだ。芋女みたいなことにはならねえと思うが」
アニ「どうだろうね…」
ユミル「は?」
アニ「見たところ、ミーナはかなりの猛者だよ」
ユミル「どうしてそんなことがわかんだよ?」
アニ「尻構えが違う」
ユミル「は? 大丈夫か?」
アニ「尻に纏う雰囲気が違うとでも言うのかな…」
ユミル「全然わかんねえから具体的に言ってくれ」
アニ「まず、尻の大きさが違う」
アニ「そして、経験の差」
アニ「多分ミーナは経験豊富。様々な人と戦ってきたと思う」
アニ「けど、ミカサは殆どない」
ユミル「なんだそりゃ…実戦経験と尻の大きさで勝負が決まるって言いたいのか?」
アニ「…まあそんなところ」
ユミル「…はっ」
ユミル「…馬鹿らしい」
ユミル「…なあアニ」
アニ「何?」
ユミル「私と飯を賭けようぜ」
アニ「は?」
ユミル「こいつらの戦いは面白そうだ。ミーナは強いんだろうが、正直ミカサが負ける姿ってのも想像できねえ」
ユミル「…どうだ?」
アニ「…馬鹿らしい」
アニ「…けど、乗った」
キターーーーーーーーーーーーーー!!!
ユミル「じゃあ私はミカサにパン一つ」
アニ「私はミーナにパン一つ」
サシャ「私はミーナにパン一つ」
ユミル「何でお前がいるんだ」
サシャ「はい? さっきからいましたよ」
ユミル「それはそうだが、さっきまでのびてたじゃねえか」
サシャ「あの程度、数分もあれば大丈夫です」
ユミル「…それに何さりげなく賭けに――――
サシャ「あっ 始まりますよ!」
ユミル「…ちっ」
アニ「…」
ミーナ「いい? ミカサ」ジリジリ
ミカサ「…いつでも望むところ」ジリジリ
ミーナ「…」
ミカサ「…」
シーーーーーン……
サシャ「ゴクッ…」
ミーナ「ふっ―――!」ゴオッ
サシャ「ああっ あれは私を吹き飛ばした尻技!!」
ユミル「うるさいから黙ってろ!」
サシャ「もがもが」
ミカサ「…!」
ズドンッ
シュウウウ…
ミーナ「…さすがね、ミカサ」
ミカサ「私はそんなに甘くない…」グラッ
サシャ「何をしたんですかミカサは…」
アニ「尻と尻が衝突する瞬間、尻を後方に回避させて、衝撃を和らげた」
アニ「それでも、ミカサがぐらつくぐらいの威力はあったみたいだけどね…」
ユミル「お前何者だ?」
ミカサ「…次は私の番」ビュッ
ミーナ(スピードタイプね!)ブルン
バンッ ボンッ ブルン
サシャ「音だけ聞いていたら平和ですね…」
ユミル「聞いても見ても間抜けだぞ…」
アニ「しかし、その両方が組み合わさると尻相撲になる。不思議だね」
ボンッ ボンッ バヨンッ
ミカサ「―――ここっ!」ビュオッ
ミーナ「甘いわ!」スッ
サシャ「あっ あれはさっきミカサがした回避…!」
ミカサ「っ!」グラッ
アニ「まずい…ミカサは尻を突き出しすぎでる…」
ユミル「カウンターが来るんじゃねえか…?」
サシャ「何気なくユミルもはまってるんじゃないでしょうか?」ボソッ
アニ「かもしれないね」ボソッ
ユミル「…」グリグリ
サシャ「ああああああ!」
ミーナ「もらったわ!」ブオッ
ミカサ「ぐっ…!」(駄目…恐らくこれは耐えられない…)
ミカサ(ごめんエレン…)
ミカサ(…いい尻相撲だった…)
『―――戦え!』『戦うんだよぉ!』
ミカサ「!?」ビリビリ
――――そのとき私の尻に電流が走った。
今土俵に立っていることが奇跡のように感じた…
その瞬間、尻の震えが止まった――――
ミカサ「ふっ!」
ズバァン!
ミーナ「もらったわ!」ブオッ
ミカサ「ぐっ…!」(駄目…恐らくこれは耐えられない…)
ミカサ(ごめんエレン…)
ミカサ(…いい尻相撲だった…)
『―――戦え!』『戦うんだよぉ!』
ミカサ「!?」ビリビリ
――――そのとき私の尻に電流が走った。
今土俵に立っていることが奇跡のように感じた…
その瞬間、尻の震えが止まった――――
ミカサ「ふっ!」
ズバァン!
ミカサ「…私はまだ負けるわけにはいかない」シュウウウ…
ミーナ「…凄いよミカサ…」シュウウウ…
ユミル「何てやろうだ…」
アニ「まったくだね…」
アニ「ぶつかるまではさっきと一緒」
アニ「…でも、後方に退きながら体を捻って衝撃を分散させるなんてね…」
サシャ「化け物…ですか?」
アニ「…」コクリ
二重投稿は気にしないでください。
ちょっと休憩
ミカサ「さあ、続きをしよう」シュウウウ ブスブス
ミーナ「…望むところよ!」
ユミル「!? おい、ミカサの尻を見ろ!」
サシャ「あっ! ズボンが摩擦で破れかけています!」
アニ「凄まじいエネルギーが発生したんだね…恐ろしい」
クリスタ「…恐ろしい」
アニ「ズボンはもって後 数秒」
アニ「これ以上の尻相撲をすると、ミカサのズボンが犠牲になる」
ユミル「まあ尻丸出しになったところで 私は気にしないがな」
サシャ「私もです」
クリスタ「わ、私も!」
ミカサ「…はっ!」ビュオッ
ミーナ(仕方ないわね…)グッ
ミカサ「!?」
ミカサ(大地を踏みしめて…一体!?)
ズドンッッ ビリビリ
ユミル「なんだ…なぜ避けなかった…?」
ユミル「ミーナならあの程度の速度は余裕綽々で避けられるだろうに…」
アニ「…まだ終わってない」
ユミル「え?」
アニ「あれで終わるミーナじゃない」
ユミル「…まさか」
クリスタ「???」
ミーナ「…」
ミーナ「…っ!」ググッ
ミカサ「な…んて…力…」グググッ
ミカサ(押し切れない!)
ミーナ「はぁっ!!」グッ
ズドンッ
ユミル「あれは…」
アニ「1インチパンチ(尻ver)」
ユミル「たった1インチからミカサを吹っ飛ばしたってのか!?」
アニ「そのようだね」
アニ「化け物はミーナのほうだった」
サシャ「うわぁ…ミカサが…」
ヒュウウウウ…
クリスタ「…大丈夫かな?」
ズシャアアアアア
ずいぶんと意味不ですね。
とりあえずここまで。
おつです
乙
下手な少年漫画読むよりずっと少年漫画読んでる気分になっていた…なんでだろう…
ミーナの尻の破壊力www
たかが尻相撲されど尻相撲
今更ですがキャラ崩壊注意
設定とか勝手につけているので注意
色々おかしいところもあると思いますので注意
ミカサ「」
ユミル「あのミカサが負けるなんてよ…」
サシャ「そうですね…今までにない逸材と評価されてるあのミカサが…パンよろしくです、はい」
ユミル「お前にやるパンはねえ」ガシッ メキメキ
サシャ「いたぁっいです」
クリスタ「ユミル、そんなことよりミカサを手当てしないと」
ユミル「案外平気なんじゃねえか…?」
ミーナ(ふう…手ごわかった)
ミーナ(さすがミカサ。一筋縄ではいかなかっただけあるわ)
ミーナ(でも、いいダイエットにもなったし、一歩高みへ近づいた気がするわ)
ミーナ(あぁ~なんだか高揚してきたわ。もっと戦いたい)ブルブル
アニ「…ユミル」
ユミル「あん?」
アニ「パン、忘れないでね」ザッ
ユミル「お前…!?」
ユミル「まさかミーナとするのか!?」
ユミル「ミカサですら勝てなかったんだぞ!」
ユミル「ズシャアアアアってなるのがオチだ! やめとけ!」
アニ「…何でだろうね…何故かミーナと尻相撲がしたいんだ」ザッザッ
ミーナ「…次はアニね」
ユミル「くっ…」
ユミル(そういやアニは何で尻相撲に詳しいんだ?)
ユミル(まさか経験者か!?)
????「ちょっと待てよ」
ユミル「この声…誰だ!?」バッ
ライナー「俺だ。ライナーだ」
アニ「ライナー…?」
ユミル「ライナー…どうしてお前がここに?」
ライナー「何やら騒がしくてな、気になってちょっと来た」
ライナー「そしたらこれだ。…随分と懐かしいことしてるじゃねえか」
ユミル「懐かしい…?」
アニ「懐かしいねライナー…」
ライナー「ああ」
ユミル「ちょっと待て…お前ら一体どういう関係だ!?」
ライナー「俺たちは同じ地域の出身だ」
ライナー「俺たちは昔 幼い頃、よく尻相撲をする仲だった」
ライナー「伝統ってわけじゃないが、その地域の小さい子供は尻相撲で遊んでいた」
ライナー「…今でもそのときの光景が目に浮かぶ」
アニ「…私もだよ」
ベルトルト「…僕も」
ユミル「…お前らがそんな関係だったとはな」
ライナー「あの時の俺は勇ましかった…」
ライナー「地域でも持て囃され、ちびっこ尻相撲チャンピオンに輝いたこともあった」
ライナー「敵なし同然だった」
ライナー「しかし時は残酷だ」
ライナー「この状況を見て、誰もミーナには勝てないんじゃないか と萎縮しちまっている」チラッ
ミカサ「」
ライナー「俺はこの数年間、尻相撲から離れていたせいか…」
アニ「大丈夫だよライナー」
ライナー「! アニ…」
アニ「ミカサが逸材だったとしても、それはあくまで兵士として」
アニ「尻相撲に関しては素人も同然だから」
アニ「…私が思い出させてあげる。ライナーはちびっこ尻相撲チャンピオンだったということを」ザッザッザッ
ベルトルト「待つんだアニ」
アニ「…!」ピタッ
ユミル(かっこよく行かせてあげろよベルトルさん!)
ベルトルト「僕 が 行 く よ」ボタボタ
ライナー「ベルトルト!?」
アニ「どうしてあんたが…」
ベルトルト「…」ボタボタ
ユミル「…ベルトルさんの足場に小さな水たまりが…」
アニ「…冷や汗だね…」
ベルトルト「ミーナとは僕がやる」ボタボタ
ライナー「どうしたんだベルトルト…」
ベルトルト「アニを危険な目にあわせたくないからね」ボソッ
ライナー「ベルトルト…」
ベルトルト「アニを頼んだよ」
ライナー「…ああ。わかった」
ザッザッザ…
ライナー(それにしても、自分もミカサのようになってしまうかもしれねえってのに…)
ライナー(恐怖に耐えて…もう立派な戦士なんだなお前は)
アニ「ベルトルト…」
ベルトルト「アニはそこで見ててよ」
アニ「…うん」
ミーナ「ベルトルトも尻相撲ができたのね…」
ベルトルト「…うん」
ベルトルト「言っておくけど、僕はミカサとは違うよ」
ミーナ「それは楽しみね」
ユミル「アニ…」
アニ「ベルトルトなら大丈夫だよ」
アニ「……賭けの話だけど」
アニ「私はミーナの負けに賭ける」
ユミル「…信頼してんのか?」
アニ「…うん」
ユミル「じゃあ私はベルトルさんの負けに」
サシャ「右に同じく」
ベルトルト「さて、ミーナ。やろうか」クルッ
ミーナ「いいよ」クルッ
サシャ「どうなるんでしょうか…?」
ユミル「さあな…」
ユミル(正直、ベルトルさんは未知数)
ユミル(もしかすると もしかするのか…?)
ベルトルト「…」ジリジリ
ミーナ「…」ジリジリ
サシャ「両者共々間合いをとっています」
ユミル「ああ…迂闊には近づけねえからな」
ユミル「ミーナの射程範囲内で ぼさっとしてるとすぐやられちまうからな」
ミーナ「―――ふん!」ビュオッ
サシャ「ミーナが先制しました!」
ベルトルト「…!」クイッ
ユミル「突っ込んでくる尻にあわせて 尻を上に突き上げた…!?」
ベルトルト「沈んでもらうよ」
ミーナ「!?」
ズドンッ
アニ「…あれは」
ユミル「何なんだ!?」
アニ「ヒップドロップ」
アニ「ベルトルトの得意技だよ」
アニ「ミーナとベルトルトの身長の差は歴然。当然尻の位置も違う。身長が高いこと利用した技だ」
アニ「真っ直ぐ突っ込んできたミーナの尻を上から潰すって魂胆だね」
アニ「まともに押し合うと勝ち目がないから」
ユミル「ベルトルさんがそんな策士だったとはな…」
ユミル「だが迫力がねえ…!」
アニ「それはまあ…仕方がないことだよ」
ベルトルト「…?」
ミーナ「残念ね」グググッ
ベルトルト「そんな…全体重を掛けているのに…!?」グググッ
ユミル「すげぇ…耐えてやがる」
ライナー「…そうか! くそっ…認識が甘かった」
ユミル「どういうことだ…?」
ライナー「俺も背が高いほうで、体重もあるから、ミーナとやる時は上から潰そうと思っていた」
ライナー「だが、それはミーナの前では無力」
ユミル「なぜだ?」
ライナー「あの巨尻だ」
ライナー「恐らく、その尻を支えている足が自然と鍛えられている」
ライナー「ベルトルトが上から乗っかっても、それを支えることができる」
ユミル「上からも駄目なのかよ…」
アニ「死角がないね…」
ライナー「ああ…手ごわいな」
ベルトルト(くそっ…上には乗っかった…後は潰すだけ…潰すだけなのに…)グググッ
ベルトルト(どうしてミーナは崩れない…!?)グググッ
ミーナ「タイミングは ばっちりだったけど、パワーが足りなかったわね」グググググ
ベルトルト「…!」ゾワッ
ミーナ「はぁあああ!」グオオオ
ベルトルト「うわあぁっ!?」
ビュウン!
これ見ていると尻相撲って公式オリンピック競技でもおかしくないように感じられる
ユミル「ミーナがカブトムシのように下から上に持ち上げた!」
ユミル「そしてベルトルさんが飛ばされた!」
サシャ「ベルトルトが空を舞ってます…」
クリスタ「ベルトルト…」
ライナー(女神に心配されるベルトルト羨ましい)
ヒュウウウ…
ズシャアアアアア
ベルトルト「」
アニ「…駄目だったか」
サシャ「60度ぐらいの角度ですかね今のは?」
ユミル「どんな力してんだよ…無理があるだろ」
サシャ「…そういえば賭けは私の勝ちですね」
ユミル「何故かお前が一番勝ってるな」
アニ「…」
ユミル「そういやアニはミーナの負けに賭けてたよな?」
アニ「…」
ユミル「私とサシャはベルトルさんの負けに賭けてた」
ユミル「ミカサの件では私の負け、今回は私の勝ちだから おあいこだな」
アニ「…いや」
サシャ「私はおあいこじゃないですよ」
ユミル「わかってるから黙っていてくれ」
アニ「…」
アニ「私が勝てば問題ないはずだよ」
ユミル「アニ…?」
アニ「ベルトルトの勝ちとは言ってない。ミーナの負けって言ったんだから」
アニ「私がミーナに勝てば、さっきの賭けは私の勝ちになる」
ユミル「屁理屈じゃねえかそれ? おかしいだろ」
ユミル「というか、さっきのはベルトルさんが負けた時点で決定されたことだろ」
アニ「ひとまずあんたは賭けに勝った。…でも」
アニ「私が賭けたのはここからだから」
ユミル「聞けよ」
ライナー「よせアニ!」
アニ「心配いらないよ」ギロッ
ライナー「アニ…」
????「待つんだ! アニ!」
アニ「!?」
ライナー「誰だ…!?」
飯食ってきます。
ちなみにヒップドロップはダウンした相手に尻を落とす技のようです。
本来のそれとは違いますが、あんまり気にしないでください
乙
楽しみにしてる
あと、東京オリンピックの種目に尻相撲入れて良いかもしれない
ベルトルさんが宙に舞って地面に叩きつけられる姿がスローモーションで再生された
アルミン「待つんだアニ!」タッタッタ
アニ「アルミン…!」
ライナー「どうしてお前がここに…?」
アルミン「ちょっと前からいたよ。少し離れたところで見てたんだ」
アルミン「でも、ベルトルトが上に吹っ飛ぶのを見て、これは危険なんじゃないかって思ったんだ」
アルミン「そしたら、アニが土俵へ向かっていったから…止めないとって思って」
ライナー「成る程…心配してきたんだな?」
アルミン「うん…こんなことで怪我をして、後々の訓練兵の生活に悪影響がでたら損だ」
ライナー「確かにそうだな…」
アルミン「ん…」
ミカサ「」
アルミン「…」メヲゴシゴシ
ミカサ「」
アルミン「…って えぇぇえミカサ!?」
アルミン「どうしてミカサが倒れているの!?」
ユミル「敗北者だ」
アルミン「ユミル!?」
アルミン「もしかしてミカサも…?」
ユミル「そうだ。ミーナに挑んで華麗に散った」
アルミン「そんなぁ…ミカサが負けるだなんて…考えられない…想像がつかない…!」ギリリ
ユミル「私もそうだった…しかし、負けたのは事実だ」
ユミル「そして賭けにも負けた…」ギリリ
アルミン「相手は…?」
ユミル「?」
アルミン「あのミカサをこんな風にした相手は誰なんだ!?」
ユミル「ミーナだよ」
アルミン「ミーナ…」バッ
ミーナ「やっほーアルミン」
アルミン「ミーナが…ミカサに…そんな馬鹿な…」
アルミン「…!!」ハッ
ユミル「どうした?」
アルミン「そうだ…思い出した」
ユミル「何がだ?」
アルミン「ミーナの姓は カロライナ だよね?」
ユミル「多分…」
サシャ「そうですよ」
アルミン「間違いない…」
アルミン「カロライナといえば尻相撲界の重鎮といっても過言じゃない存在だった」
アルミン「かの尻相撲大会では…」
ユミル「ちょいちょい ちょっと待て! 全然知らないぞそんなこと」
アルミン「結構こっそり開催されていたらしい」
アルミン「それに一つの大会の規模は大きくなかった」
アルミン「小さい規模で、あちらこちらで開催されていたらしい」
アルミン「表向きにはちびっ子たちによる余興…」
アルミン「子供たちが尻相撲をしている様を見て、大人たちが 平和だなぁ… と感慨に浸る為だったらしい」
アルミン「この残酷な世界から、気分だけでも離れたかったんだろう…」
アルミン「…しかし、裏では賭けが蔓延っていた」
アルミン「誰がどのように勝つのか…」
アルミン「こぞって様々な人が参加したという」
アルミン「もちろん、憲兵団はそんな賭けごとを取り締まることはなかった。むしろ積極的に参加していたらしい」
アルミン「今でも多分どこかしらで開催されているんじゃないかな?」
ユミル「マジかよ…展開が唐突すぎてついてけねえ…」
ライナー「それにしてもよく知っているなアルミン?」
アルミン「って全部おじいちゃんの本に書いてあった」
ライナー「そうか…」
ユミル「どうしてお前はこんなことまで覚えているんだ?」
サシャ「無駄頭脳です」
無駄言うなwwww
アルミン「…ちなみに本に書いてあった内容は大体覚えているよ」
ライナー「マジか…」
ユミル「この知識は大していらなかったな。記憶から消去しとけ」
サシャ「話が反れる様で悪いんですが、美味しい食べ物とか調理法とか覚えてますか?」
アルミン「うーん…」
サシャ「頑張って思い出してください!」
アルミン「う~ん…」
アルミン「ごめんね。覚えてないや」アハハ
サシャ「そんなぁ!」
サシャ「アルミン、そのおじいちゃんの本ってありますか?」
アルミン「消失しちゃったよ」
サシャ「自分で探そうと思ったのに…」シュン
アルミン「…」
アルミン「っと、それよりアニを止めないと!」ダッシュ
アニ「もう止まってるよ」
アルミン「それならよかった」ピタッ
アニ「どうしてあんたはそう心配するの?」
アルミン「え?」
アニ「だから、どうして心配するのって聞いてるんだ」
アルミン「それは怪我をして欲しくないし…」
アニ「…あんたは私がむざむざとやられにいくと思ってるの?」
アルミン「いや、そういうわけじゃないんだけど…」
アニ「なら、黙ってみてて」
アルミン「アニ…」
アニ「心配してくれるのは嬉しいよ」
アニ「それに、アルミンの言い分は正論だと思う」
ライナー(ごもっとも)
アニ「だけど…引けないこともある」
アニ「例えアルミンが立ちはだかっても」
アニ「私は決めた道を進む」
アルミン「…」
アニ「今、土俵に乗らないのは敵前逃亡のようなもんなんだ」
アニ「だかが尻相撲、されど尻相撲なんだ」
アニ「私達からすれば…ね」チラッ
ライナー「!」ドクン
ライナー「そうだな…」
アルミン「ライナー…」
ライナー「アルミン。すまないが、いかせてやってくれ」
ライナー「無理やり引き止めてもアニは納得しない」
アルミン「だけど…」
ライナー「お願いだ」
ライナー「引き止めると後々俺に理由の無い暴力が襲い掛かるかもしれん」
アルミン「…そこまで言うのなら…仕方ないね」
アルミン「わかった。それで納得するなら仕方ないと思う」
アルミン「どんな結果になろうとも、ね」
ライナー「ありがとよ」
ライナー(すまんベルトルト…アニを引き止められるほど大人じゃなかった…俺は)ギュッ
アニ「…」ザッザッザ
ミーナ「アニ…」
ミーナ(正直全然わからない…どのようにして戦うのか)
ミーナ(けど、まともに押し合えば私が圧倒的に有利)
ミーナ(でも…背筋がそっと撫でられてるような気がするのはなんで!?)
アニ「…始めるよ」
ミーナ「…うん」
アニ「…」クルッ
ミーナ「…」クルッ
ユミル(アニ…勝算はあるのか?)
ユミル(もはや土俵でのミーナは暴君のそれに近い)
ユミル(一体どうするんだ…?)
アニ「…」ジリジリ
ミーナ「…」ジリジリ
サシャ「静かですね…」
ユミル「ああ…土のこすれる音と風の音しか聞こえねえ」
ジャリッッ
アニ「っ!」ダッ
サシャ「アニがダッシュ! しました!」
ユミル「後ろ向きにな!」
アルミン「速い! 脱兎のごとく 疾風のごとく!」
クリスタ「アニ凄い!」
ミーナ(ただ真っ直ぐ突っ込んでくるだけ?)
ミーナ(そうだとするなら期待はずれなんだけどっ!)ブン
サシャ「カウンターです!」
アニ「!」バッ
アルミン「横っ飛びで回避した…!」
スカッ ビュオオオ
ミーナ「へえ…やるじゃない」
アニ「…」ニッ
ミーナ「でも避けられないほどの攻撃がきたとすれば! どう!?」ブルババババ
アニ「…!」
サシャ「マシンガンのような尻捌き!」
アルミン「まるで鉄球! 鉄球のような気迫が伝わってくる!」
クリスタ「ぶどう弾みたい!」
ユミル「どうすんだアニ…!」
アニ「…っ!」シュッシュッ
アルミン「避けている! 紙一重で避けているっ!」
サシャ「恐らく かすめる尻と尻の距離はミリ単位でしょう!」
サシャ「ギリッギリで避けています!」
サシャ「この攻防をどう思いますかアルミン!?」
アルミン「凄いよね。凄まじいミーナの攻撃を避けているっていうのが凄い」
アルミン「あれはもはやその世界のプロといっても過言じゃないんじゃないかな」
サシャ「ははあ…そう思いますか」
サシャ「…さてさて一体どうなるんでしょう!」
アニ「くっ…」シュッシュッ
ミーナ「ちょこまかと…全く、凄いわ」ブルババババ
アニ「そうだね…正直言って、かなりしんどいよ」シュッシュッ
アニ「スタミナ切れになりそう」シュッシュッ
ミーナ「どの口が言ってんのよ、アニ!」ブルババババッババ
サシャ「ああっと 勢いが増しました!」
アルミン「あんなの…アニじゃなかったら今頃…」ブルブル
ユミル「ああ…もう吹き飛ばされて尻の一つや二つはなくなってるだろうな…」
ミーナ「くっ…」ブルババババ
アニ「ミーナ…」シュッシュッ
ミーナ「何…?」ブルババババ
アニ「それじゃ私は仕留められないよ」シュッシュッ
ミーナ「……どうやらそのようね」ピタッ
アニ「…ここ」ダッ
ミーナ「!」
サシャ「!? アニが尻を突き出して、ミーナに突撃を仕掛けました!」
アルミン「だが…カウンターが来るであろうことぐらい承知のはず…」
アルミン「一体アニは何をしようとしてるんだ…!?」
クリスタ(私空気…)
落ち
尻相撲ってレベルじゃなくなってるけどまあいいや
これでいいのだ
ケツだけ星人が思い浮かんだ
あらすじ
ミーナ強すぎ尻止まんねえ。アルミンとサシャが実況してる。ライナー空気
>>117クリスタよりライナーが空気化してた
ミーナ「せいっ!」ビョオ
アルミン「ミーナのカウンター! 決まるか!?」
アニ「…」ヒョイッ
サシャ「アニ平然とかわす! 決まらないです!」
ミーナ「また避けて…?」ガクン
ミーナ(くっ…体勢が崩れた…まずいかも…!)
アニ「…」バッ
ミーナ(え?…離れた?)
サシャ「…何をしているんでしょうかアニは!?」
アルミン「わからない…カウンターを外したミーナは体勢が崩れ、迎撃のチャンスはあったはずなのに…」
アルミン「あえて 自ら距離をとった…?」
ユミル「…何か意図があるんだろ」
クリスタ「そうだよアニのことだもん」
ミーナ「逃げてばっかだといつまでたっても勝てないわよ!」
アニ「そうだね…きっとそれは正しい」
アニ「でも…」
ミーナ「?」
アニ「時には逃げることが勝利に繋がることもある」
ミーナ「言うわねアニ!」
ビュオオオオオ…
サシャ「風が強いですね…」
ユミル「近頃風が強いからな」
アルミン「今日も風が強い」
尻相撲って田んぼにクビから突っ込んだアナウンサー思い出すな
あの人元気なんだろか
サシャ「……いつまで続くんでしょうか?」
アルミン「どちらかが倒れるまで…突き飛ばされるまで…」
アルミン「でも確かに、さっきから ミーナの攻撃→アニが避ける の繰り返しだね」
ユミル「時間ばっかりが過ぎてるぞ…」
クリスタ「長期戦…?」
アルミン(一体何をしようとしているんだ…!?)
ビュオオオオオオオ…
ミーナ「くっ…」ハァハァ
アニ「…どうしたの?」
ミーナ「なんでもないわ!」
クリスタ「もしかして体力切れを狙っているの?」
ユミル「かもしれねえ…だが、それは動きまわってるアニも同じだろう」
ユミル「むしろ不利になる気がするんだが」
アルミン(…………長考…………)
サシャ「アルミンが一休さんと菩薩が入り混じったような表情に!」
ミーナ「はっ! てぇや!」ビュッビュッ
アニ「ふっ! ふっ!」スッスッ
ミーナ(さっきからうろちょろして…)
ミーナ(! これは…)
ミーナ(私の周りをぐるぐると横っ飛びしながら回っている!?)
アニ「…」シュパパパパパ
ザァッ…
ミーナ「くっ…」(砂埃が目に…)
ビュオオオオオオ…
ザアァァァァッ…
サシャ「風で砂が…」
ユミル「まさか…」
アルミン(…!)ポクポクポクチーン
アルミン「これが狙いだったんだ!」
サシャ「何がですか!?」
アルミン「風だよ! 風が吹いてる!」
サシャ「そんなのわかりますよ! 今ビュービュー吹いてるんですから!」
ビューーービュウウウウウ…
アルミン「アニは動き回ってミーナから体力を奪うだけじゃなかったんだ」
アルミン「動くときに生じる砂埃、加えて自ら少しだけど土を蹴り上げていたんだ」
サシャ「それがどうしたんですか!?」
アルミン「舞い上がった土を、砂を自然に吹く強風に乗せ、さらに自身がミーナの周りを回転することによって 塵旋風を作り出した!」
サシャ「ええぇぇええ ちょっとおかしくないですか ありえないですよ!」
アルミン「だけど今目の前で起こっている! 否定はできない!」
サシャ「ぬぐ…」
ユミル「サシャ…アルミンの言うとおりだ」ポン
サシャ「ユミル!」
ユミル「癪だが確かに今 目の前で起こっている…」
ユミル「ありえないなんてことはありえないんだ」
サシャ「う…」
クリスタ「きゃあっ!?」
ビュウウウ…
クリスタ「目に砂が…」ゴシゴシ
ユミル「この辺まで砂埃が来るな。ちょっと離れるか クリスタ」ギュッ
クリスタ「うん」ゴシゴシ
サシャ「認めるしかないようですね…」
ミーナ「うっ…」
ミーナ(なんてことをするのアニ!)
ミーナ(こんなことする相手なんて今まで一度もいなかったわ!)
サシャ「ここからどうするんでしょうかアニは…」
アルミン「わからないけど、ミーナの動きは止まった」
アルミン「多分アニはこのチャンスは逃さずにヒップアタックすると思う」
アルミン「いくらミーナといえど、見えない攻撃は対処できない」
アルミン「この勝負、アニがとるのか…!?」
アルミン「ライナー!ゴングの用意だ!」
ライナー「え?ねえよ」
アルミン「くそっ!」ユカドン
アニ「ミーナ」
ミーナ「なに!?」
アニ「いくよ」
ミーナ「っ!」
ドムッ ドムッ
アルミン「アニの猛攻撃! アニタイムだ!」
アルミン「しかしミーナはぶれない!」
サシャ「しかし、アニはどうして見えるのでしょう?」
アルミン「え?」
サシャ「砂埃がひどいというのに、どうしてアニはミーナを視認できるのでしょうか?」
アルミン「塵旋風ができたといっても一瞬。ミーナの目晦ましさえできればよかったんだ」
アルミン「だから、塵旋風が吹き荒れてるときは目を瞑ってすごした」
アルミン「そして、結果アニは目が見える。ミーナは見えない」
アルミン「ミーナは今、暗闇のなかだ」
アルミン「目に入った砂は中々とれない。尻相撲中なら尚更ね」
アルミン「卑怯と言われるかもしれないが、立派な戦略だ」
サシャ「成る程…なんとなくわかりました」
ユミル(突っ込んだら負け。突っ込んだら負け)
アニ「…耐えるね」
ミーナ「当然よ!」
アルミン「左フック、右フック、ストレート! 自在に尻を操り、ミーナを屠ろうとするアニ!」
サシャ「尻を引き締めて硬くしているんでしょうか!? ミーナの尻はプルプル震えています!」
アルミン「攻撃攻撃攻撃! しかし尻の要塞は崩れない!」
ミーナ「アニ」
アニ「なに」
ミーナ「あなたって凄いわ」
アニ「急にどうしたの?」
ミーナ「ここまでしてくれたのはあなたが初めて」
アニ「それは嬉しいね」
ミーナ「だけど、勝たせてもらうわ」
アニ「そう。それは私のこと?」
ミーナ「私のことよ!」
アルミン「ミーナの勝利宣言!」
サシャ「ここいらで決めるつもりでしょうかミーナ!」
アルミン「ミーナにはこの不利な状況から打開する術でもあるのか!?」
ユミル(そろそろこいつらうるせえ…)
クリスタ(なんだか楽しくなってきちゃった)フンス
アニ「はっ!」ビュオッ
アルミン「アニ突っ込む!」
サシャ「激突寸前です!」
ミーナ「かかったわね!」グルンブルン
アニ「!?」
アルミン「どうしたミーナ!? その場で回転を始めたああああ!」
ミーナ「」グルンブルングルンブルン
アルミン「ミーナの全方位同時攻撃!」
サシャ「攻撃は最大の防御です!」
アニ「…くっ!」キキィ
アルミン「だが、さすがアニ! 衝突寸前のところで踏み止る!」
サシャ「……いや! まだです!」
アルミン「なんと!?」
ミーナ「」ズドドドド グルンブルングルンブルン
アニ「なっ…!?」
サシャ「あれは…!!」
アルミン「なんてことだぁああああああああ!」
アルミン「回転を維持したまま進撃してきたあああ!!」
サシャ「まさに駒! 嵐を呼ぶ尻!」
アルミン「国宝級の技を体現! こんな技を見れるとは!」
アニ「…」
アニ(負けた…)
アニ(もう私にはなす術がない…)
アニ(ライナー)チラッ
ライナー「!」
アニ(頼んだよ…)
バチイイイイイィィィィィッッ
ヒュウウウ…
アルミン「受け切れなかったアニ!」
アルミン「無残にも 摩擦によって破けたズボンを撒き散らしながら吹き飛んだ!」
アルミン「しかしパンツまでには到達していない模様!パンツは破けていない!」
サシャ「パンツは守られました!」
ズシャアアアアアアアアアアア
一旦ここまで
ライナー戦いる?
インフレがト○コ並だけどまあ気にすんな
ライナー線もみたいがその前に、アルミン対クリスタがみたいです。
アニに頼まれたからにはライナーに頑張ってもらいたい
これが伝説の炎のコマか…
クリスタ「アニ…!」ドクン
サシャ「アニ…!」ドクン
ユミル「アニ…!」ドクン
アルミン「アニ…!」ドクン
ライナー「…!」ドクン
アニ「」
クリスタ「アニは…もう…」フイッ
ユミル「くっ…駄目だ…ズシャっちまった後は…もう駄目だ…」
サシャ「アニ…あなたの勇姿…忘れません…。いや! 忘れられません!」
アルミン「悲痛!」
アルミン「ああっ僕達に悲痛が襲う!」
アルミン「アニよ立ち上がってくれと叫んでも届かない!」
サシャ「いや…届いてますよ…」
アルミン「!? だってアニは…」
サシャ「アニじゃありません」
サシャ「ライナーです」
ライナー「」ビクッ
アルミン「はは…そうか」
アルミン「僕達には! まだライナーがいる!」
サシャ「ライナー…!」キボウノマナザシ
アルミン「ライナー…!」キボウノマナザシ
ライナー「いや、俺は…」
クリスタ「ライナー頑張って!!」
ライナー「クリスタ…!」ドクン
ユミル「色目つかってんじゃねえぞメンヘラゴリラ」
クリスタ「ユミル! 今はいいじゃない!」
ライナー(どうする…)チラッ
ミーナ「はぁ…はぁ…」
ライナー(ミーナは負傷し、さらに疲労している)
ライナー(確かに勝てるかもしれん…しかし)チラッ
アニ・ベルトルト・ミカサ「」
ライナー(負ければ…)
ライナー「くっ…」プルプル
サシャ「どうしたんですかライナー!? 震えていますよ!」
サシャ「もしかして怖いんですか!?」
ライナー(ああそうだ…怖いに決まってるだろ…)
アルミン「もうサシャ…」
アルミン「あれは武者震いだよ」
ライナー「」
サシャ「なんだ…そうだったんですか」
アルミン「そうだよ」
ライナー(んなわけねえだろ!?)
クリスタ「ライナー…もしかして怖いの?」
ライナー「!」
クリスタ「怖いなら…その、やめてもいいんだよ?」
アルミン「クリスタ!?」
クリスタ「だって、誰しも怖いことってあるじゃない」
クリスタ「私だってライナーのかっこいいところ、見てみたいよ」
クリスタ「だけど、恐怖を抑えてまで…私は…」
クリスタ「ライナーに無理してほしくない」
ライナー「…!!」
ライナー(クリスタがそんな風に思ってくれてたなんてな)
ライナー(やっぱりクリスタは俺に気があるんじゃねえか?)
ライナー(期待に答えたい…だが…しかし…くそっ…)ブルブル
ユミル「ライナーさんよ…」
ユミル「クリスタにここまで言わせたんだ」
ユミル「土俵に乗るか乗らないか…はっきりしろよ」
クリスタ「ライナー、自分に正直になって」
クリスタ「それから決めて」
ライナー「………」
ライナー「…やってやる」
ライナー「ミーナと、勝負するぜ」
ユミル「はっ…よく言った」
クリスタ「ライナー!」
ライナー「…俺が半端なクソ野郎じゃなかったら、愉快にケツ振って逃げ出してるところなんだがな…」
ライナー「決めたぞ…俺はミーナに勝つ」
ベルトルト「さすがだよライナー。君は兵士じゃなくて戦士だ」
ライナー「!?」
ライナー「ベルトルトッお前っ」
アルミン「無事だったんだね!」
ベルトルト「ああ…顔面全部擦りむいたけど、なんとか大丈夫だ」ポタポタ
クリスタ「ちょっとひどいよ!? 医務室いったほうがいいよ!」
ベルトルト「大丈夫。僕は平気」(どうせすぐ治るし)
ミカサ「その通り」
アルミン「ミカサ!?」
クリスタ「ミカサはどうなの!?」
ミカサ「私は頭を強く打ったけど、なんとか大丈夫」
アルミン「そう…でも無理はしないでね」
ミカサ「平気。このぐらいなんともない」ズキズキ
ユミル「ちょうどいい時に目が覚めたなお前ら」
ユミル「今からライナーがミーナとやるんだ」
サシャ「夢のカードです!」
ライナー「よし…行って来る」
ベルトルト「頑張るんだライナー!」
ミカサ「…頑張れ」
アルミン「勝つ! それしかない!」
サシャ「待ってますよ!」
ユミル「クリスタをがっかりさせんなよ」
クリスタ「頑張ってねライナー!」
ライナー「ああ。必ず…勝つ!」
アルミン「こうして一人の兵士、いや、戦士は土俵へ向かっていった…」
アルミン「もう戻れない。引き下がれない」
アルミン「彼の頭の中は、勇気、愛(クリスタへの)、恐怖が支配しているだろう」
アルミン「そして、僕達の期待と希望を背中に乗せて…」
アルミン「自らの使命感を胸に、ライナーは往く…」
ユミル「アルミンって何で実況キャラみたいになるんだ?しかもこいつはくせえ」
ミカサ「…それが使命。神からの」
ユミル「なんだそりゃ…」
>>145 わかりました。ライナー戦終わった後、おまけでします。ライナー戦の前じゃなくてすまん
アルミン実況解説キャラ化の便利さは異常
ライナー「…」
ライナー(俺は戦士俺は戦士)
ライナー「おおおおおおおおおお!!」ゴオッ
ミーナ「!」ビリビリ
アルミン「突然の咆哮!」
サシャ「気合入れでしょうか?」
アルミン「それもかねてのケジメかな?」
サシャ「ライナーにはがんばって欲しいですね」
ベルトルト(ライナーが戦士になった…!)
ライナー「…」クルッ
ミーナ「…」クルッ
アルミン「互いに尻を向け…ファイッ!」
ミーナ「っ!」ダッ
ライナー「!」
サシャ「ミーナいきました!」
ライナー「ふっ!」ビキビキ
ミーナ「っ!?」
ドゴンッ
ミーナ「がっ…」ズキン
サシャ「ミーナ苦痛の表情を浮かべております!」
アルミン「珍しい」
ライナー「残念だったな…」ズルッ
アルミン「ライナー突然ズボンを下ろし始めた!」
ライナー「…」ヌルヌル
アルミン「脱ぐのに奮闘してる!というか何で今!? 」
ライナー「よっと…」スポッ
アルミン「やっと脱いだ! 事前に脱いでおけよ!」
アルミン「って…!?」
アルミン「ふんどし!? 何故ふんどし!?」
ベルトルト「ライナーはふんどし派なんだよ」
アルミン「ここで明らかになったどうでもいい事実!」
クリスタ「きゃあっ///」
ユミル「汚ねえもんみせつけやがって…」
ミカサ「赤フン…」
ライナー「俺の尻はそこいらのとは違うぞ」キュッ
アルミン「しかし凄いぞ! 大臀筋が引き締まっている!」
アルミン「尻の横側が凹んでいる! 尻のクレーターだ!」
アルミン「自慢の尻を見せ付けたところで一体どうするんだ!」
ライナー「いくぞ」
ミーナ「!」
ライナー「」ズシンズシンズシン
ドゴォオオ
ミーナ「ぎっ…!」
アルミン「ライナーの尻タックル!」
アルミン「単純だが、強烈な一撃!」
ミーナ「あぁあっ…」
アルミン「一体ミーナはどうしたんだ!?」
アルミン「さっきから様子がおかしい!」
アニ「ミーナは…」
アルミン「あれっアニ?」
アルミン「もう大丈夫なの?」
アニ「うん…なんとか」
ベルトルト「よかったよ重症じゃなくて」
ミカサ「顔を少し怪我をしている…あとで医務室に行こう」
クリスタ「私も付き添うよ」
アニ「うん…うん」
ユミル「喋らせてやれ」
アニ「…ミーナは」
アニ「もう尻に限界が来ている」
アルミン「どういうこと?」
アニ「サシャ、ミカサ、ベルトルト、そして私」
アニ「激戦を潜り抜けてきたミーナの尻はもうぼろぼろだ」
アニ「ライナーと戦う余力がもうない」
アルミン「成る程…」
アニ「これ以上戦うと、後日激しい腰痛がミーナを襲う」
アニ「尻に激しい筋肉痛が伴う」
アニ「座学時間とか大変だろうね」
アニ「ミーナは尻を振りすぎた」
アルミン「成る程…」
アルミン「しかし僕達の会話は他所に、ライナーがミーナを襲う!」
ライナー「うおぉぉおぉおおぉ!!」ズドドドドド
ミーナ「がっ ひっ あっ」バインバイン
アルミン「悲痛な声をあげながらも体勢は崩れない! ここら辺はさすがといったところ!」
ミーナ(もう駄目…)ガクガク
ライナー「おらっ!」ズドッ
ミーナ「あっ」
ベルトルト「目を瞑ればそれはもう…」
アニ「ベルトルト」
ベルトルト「ごめん」
ミーナ「けど…負けない!」ググッ
ライナー「!」
アルミン「負けじとライナーに食らいつく!」
ライナー「まだこんな余力があったのか」
ライナー「だが負けん…!」グッ
ミーナ「はあああああ!」ズドドドド
アルミン「ライナー総受け!」
アルミン「ミーナの攻撃を受けている…!」
ズドドドド…
.
.
.
.
.
…ドドドド
ミーナ「…うっ」ガクン
アルミン「ミーナが崩れた…!」
アニ「ミーナはもう自分の攻撃すら満足にできないほど疲弊しきっている」
アニ「ライナーのケツは硬い。攻撃するだけでも、自分に反動が跳ね返ってくる」
アルミン「まるで鎧だ…鎧のケツだ…」
ミーナ(衝突するのは駄目ね…痛い)ズキズキ
ミーナ(なら…!)ズイッ
ライナー「!」
アルミン「っとミーナ! 自分の尻をライナーの尻に密着させた!」
アニ「力勝負するつもり…?」
アルミン「確かに単純な押し合いなら、反動もほぼ無い」
アルミン「これは考えた! というかこれが本来の尻相撲な気がする」
アニ「ミーナとか超人化してたからね」
アルミン「アニもね」
ライナー「うっ…!」
ライナー(なんて力だ! 単純な押し合いが俺より強い…!?んな馬鹿な…)
ズズズッ
ミーナ「あっ…!」ズキン
ミーナ(腰痛い尻痛い でも負けたくない)
アルミン「不思議だ…ライナーのほうが力は強いはず…なのにどうしてミーナが押しているんだ?」
アニ「力の使い方…」
アニ「尻の支え方、足の踏ん張り、押すときの角度、その他色々がミーナは上手い」
アニ「ライナーも単純に押しているだけじゃないだろうけど」
アニ「総合力の差がでていると思うよ」
ライナー「ぬぐぐっ…!」ズズズッ
ミーナ「ぬうぅ…!」グググッ
アルミン「ミーナ押している! このまま場外へ押し出すか!?」
ピキィィィ
ミーナ「――――っ」
ライナー「!?」
ライナー(なんか知らんが力が弱まった? これはチャンスだ!)
ライナー「ぬぅうああああ!」グオオオオ
アルミン「ライナーいきなり押し返す!」
アルミン「ミーナ! ミーナ! ミーナ!」
アルミン「駄目だ ミーナは力尽きているのか!?」
ミーナ「」
ライナー「おおおおおおお!」ズオッ
アルミン「ライナーが押し出した!」
アルミン「その勢いのあまりミーナが飛ばされた!」
アルミン「ミーナが土俵の外に…!」
アニ「ミーナ…よくやったよ…。後ライナーも」
ユミル「マジかよ…」
ズシャアアア
ミーナ「」
アルミン「ライナーが勝ったウ゛ォ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!」
サシャ「アルミンどうかしましたか!?」
ユミル「テンション上がりすぎて、頭のネジ外れたんだろ」
ユミル「ネジ拾ってやらねえと…」
ユミル「…ってのは冗談で」
ユミル「まさかライナーがミーナに勝っちまうとはな」
ライナー「ふぅ…」
ライナー(危なかった…)
ライナー(もし、ミーナが万全の状態だったら俺は負けていたかもしれんな)
ライナー(勝ったようで俺は負けている…)
ゴーンゴーンゴーン
アルミン「!」
アルミン「ここで鐘が鳴る!」
アルミン「夕食の知らせだ!」
アルミン「今聞くと勝利の鐘に聞こえるぞ!」
クリスタ「ミーナ!」タタタタ
ミーナ「」
クリスタ「大変…医務室へ運ばないと…」
ユミル「どれ…私が」グイッ
ユミル(うっ…)ズッシリ
クリスタ「大丈夫?」
ユミル「大丈夫だ…尻のほうに重心が偏ってるが、このぐらい平気だ」
アニ「ベルトルトも一応行っておいたほうがいいんじゃない?」
ベルトルト「そうだね…」
ベルトルト「…アニは」
アニ「…」
ベルトルト「アニも行こうよ。ライナーも来るだろうし」
アニ「…そうだね」
ミカサ「アルミン」
アルミン「なに?」
ミカサ「私も医務室にいってくる」
ミカサ「だから、エレンをお願い」
アルミン「…わかった」
アルミン「エレンはミカサがいなくても平気だろうけどね」
ミカサ「…」
アルミン「悪い意味じゃないよ」
ミカサ「…とにかくよろしく」
アルミン「うん」
ザッザッザッ
アルミン(なんだか今日は楽しかった)
アルミン(夕食でエレンに話してみよう)
アルミン(エレンってばどういう反応するんだろう?)
アルミン(……あんまり興味ないかもしれない…)
アルミン(…それにしても、尻相撲がこんな熱いものだとは思わなかったな)
アルミン(……)
アルミン(なにはともあれ、これにて終ケツ!)
一旦終わりです。
この後、おまけとしてアルクリ尻相撲と、個人的に書きたいユミクリ尻相撲書こうと思っています。
それにしても長くなりすぎた…
ミーナ…お前は戦士だったぜ
以下おまけ
クリスタ「…」
ユミル「クリスタ」
ユミル「もう半年もたつんだな」
クリスタ「うん」
クリスタ「凄かったね」
ユミル「ああ。異常なテンションが支配してたな」
クリスタ「…」
ユミル「…」
クリスタ「ここに立ち寄る度に思い出すよ」
クリスタ「なんだったんだろうあの空気…」
ユミル「さぁな…」
クリスタ「ねぇユミル」
ユミル「ん?」
クリスタ「尻相撲しよ」
ユミル「えっ」
クリスタ「あと少しで私たちは卒業する」
クリスタ「最後に、少しだけでもしてみたい」
クリスタ「…駄目かな?」
ユミル「…わかった」
ユミル「私のクリスタからの頼みなら、聞かねえわけにはいかねえな」
ユミル「少し待ってろ」
クリスタ「ありがとう」
ユミル「っと…」ガリガリ
ユミル「このぐらいでいいか」
ユミル「ほらクリスタ」
クリスタ「うん」トテトテ
ユミル「互いに尻向けてー」クルッ
クリスタ「…」クルッ
クリスタ「はっけよーい」
ユミル「…」
クリスタ「…」
クリスタ「いたた…」
ユミル「お、おお。悪い」
ユミル(今軽くグッて押しただけなんだけどな)
クリスタ「いきなり押すなんてひどいユミル…」
ユミル「いや、クリスタが―――」
ユミル(可愛い! こけて顔に土つけたクリスタ可愛い)
クリスタ「…」
ユミル「しかめっ面になんなよ」(これも可愛い)
>>192 はなし。ミス
クリスタ「…ユミル? 言ってよ」
ユミル「え? クリスタが言え」
クリスタ「何でよ。流れからしてユミルが『のこった』って言うんじゃないの?」
ユミル「…そうなのか?」
クリスタ「そうよ」
ユミル「じゃあ のこった」ドンッ
クリスタ「わっ!」ベシャッ
クリスタ「いたた…」
ユミル「お、おお。悪い」
ユミル(今軽くグッて押しただけなんだけどな)
クリスタ「いきなり押すなんてひどいユミル…」
ユミル「いや、クリスタが―――」
ユミル(可愛い! こけて顔に土つけたクリスタ可愛い)
クリスタ「…」
ユミル「しかめっ面になんなよ」(これも可愛い)
ユミル(ふー…精神安定)
ユミル「クリスタ。ほらよ」スッ
クリスタ「うん」グイッ
ユミル「まずな、私とお前では体格差があるから、まともな押し合いは不利だ」
ユミル「ミーナたちがしてただろ? 相手が空ぶって体勢が崩れたときに押すのを」
クリスタ「うん」
ユミル「前にのめり過ぎた尻を戻そうと引いたときに、重心が後ろに傾く」
ユミル「その時、押し込んでやればいい。尻を」
ユミル「重心がずれていれば、相手がどんなにでかかろうが関係ねえ」
ユミル「グッと押してやれば倒れる」
クリスタ「う~ん…??」
クリスタ「どういうこと?」
ユミル「まあ、百聞は一見にしかず。説明しづらいしな」
ユミル「私が直々教えるから、クリスタはゆっくり覚えればいい」
クリスタ「う、うん」
ユミル「じゃあもう一度尻を密着させて…」
キース「貴様ら! 何油を売っている!」
ユミル「ちっ キース教官か…これからいい時だってのに…」
キース「ピーチクパーチク」
ユミル「クリスタ、いくぞ」
クリスタ「うん」
クリスタ「ユミル。また明日教えてね」
ユミル「当然だ」
翌日
アルミン「…」
クリスタ「あっルミン」
アルミン「え?」
クリスタ「アルミンどうかしたの?」
アルミン「いや、特になにも…」
アルミン(なんかへんな呼ばれ方した気がする…)
クリスタ「もしかしてアルミンも尻相撲を…?」
アルミン「えっ」
クリスタ「奇遇ね」
アルミン「ってことはもしかしてクリスタも?」
クリスタ「うん」
アルミン「意外だな…」
クリスタ「え?」
アルミン「いや、だってクリスタが尻相撲するなんてちょっと想像しがたいっていうか…」
クリスタ「そうかな?」
アルミン「うん」
クリスタ「それをいうなら、アルミンも意外だよ」
アルミン「そう?」
クリスタ「そうよ」
クリスタ「今ここにいたってことは、尻相撲のこと考えてたんでしょ?」
アルミン「うん…まあ」
クリスタ「…そういえばあの時のアルミン、凄かったよね」
アルミン「え゛」
アルミン(まさか)
クリスタ「今思い出しても凄い実況…」
アルミン(うわあああああああ!)
クリスタ「『ウ゛ォ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛』とか言っちゃって」
アルミン「クリスタがそんなこと言っちゃ駄目だあああ!」
クリスタ クスクス
アルミン(ああああああああ恥ずかしいいいいいい)
アルミン(忘れろおおおおおおォ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛)
クリスタ「…ねえアルミン」
アルミン「! なにクリスタ」
クリスタ「私たちもしよ」
アルミン「えっ」
天使と天使の尻繰りあいktkr
アルミン「しよって…尻相撲?」
クリスタ「うん。私はミーナ達みたいにできないけど…」
アルミン「僕もだよ。というかあれが異常なだけで、僕達のレベルが普通ぐらいなんじゃないかな」
アルミン(あんなレベルの試合されたら僕の尻なくなっちゃうよ)
クリスタ「それもそうね」
アルミン「じゃあ、僕が土俵を描くよ」
クリスタ「ありがとうアルミン」
アルミン「…よし」ガリガリ
アルミン「じゃあしよっか」
クリスタ「うん」
アルミン(まさかクリスタとできるなんて…)
アルミン(ごめんねライナー…このことを君に話したら、君は瞬時に尻タックルかまして来るだろうね)
アルミン(だから心の中にそっとしまっておくよ)
クリスタ「アルミン?」
アルミン「…よし」
クリスタ「?」
クリスタ「それじゃあ」クルッ
アルミン「うん」クルッ
クリスタ「はっけよーい」
アルミン「…のこった!」
アルミン(これって思いっきり突っ込んでいいのかな―――
クリスタ「ふんっ」ドスッ
アルミン「ぐぇっ」
クリスタ(ふふ…悪いけどぶちかましよ)
アルミン(負ける…って)
アルミン(あれ? そんなに…)
クリスタ「ん~~~」グググ
アルミン(…)
アルミン(もしかして全力?)チラッ
クリスタ「ん~~~~」グググ
アルミン(がんばって踏ん張って押してるクリスタ…)
アルミン(可愛い)
アルミン(僕から顔は見えないけど、一生懸命力入れてるから顔赤くなってたりして…)
アルミン(って事細かに感想述べてる場合じゃなくて)
アルミン「んっ」グググ
クリスタ「む~~~」グググッ
アルミン「んんっ」ググッ
クリスタ「むぅ~~~っ」ズザザザ
アルミン(このまま押し出して…いいのかな?)
アルミン(それはそうと、クリスタの尻丸っこくてなんだか心地いいぞ)
アルミン(枕にしたい…)
アルミン(…だめだろ!)バチーン
クリスタ「!?」ビクッ
クリスタ「アルミンいきなりどうしたの!?」
アルミン(痛い…)ヒリヒリ
アルミン(顔叩くんじゃなかった…)ヒリヒリ
アルミン(…よし!)
アルミン「クリスタ!今のは気にしないでくれ」
クリスタ「え? そういうなら…」
アルミン(心配かけてごめん)
アルミン「じゃあいくよ!」
クリスタ「うん!」
アルミン「ふんっ」スカッ
アルミン(ええっ)
クリスタ(避けれた!)
アルミン「これは…回避!」
アルミン(体勢を立て直さないと!)スッ
クリスタ「ここよ!」
アルミン「あっ!」(しまった!)
クリスタ「えいっ!」ドンッ
アルミン「うわぁぁ!?」グラッ
ズシャア
アルミン「いてて…」
アルミン(僕は負けたのか…クリスタに)
クリスタ「やった! 初勝利!」ピョンッ
アルミン(…女神)
アルミン「それにしてもよくできたね」
クリスタ「うん。昨日ユミルに言われて、なんとなくしかわからなかったけど試してみたの」
アルミン「ユミル?」
クリスタ「うん」
ユミル「クリスタとアルミンじゃねえか」
クリスタ「ユミル!」
ユミル「おいおい負けたのかアルミン。クリスタに」
ユミル「まさかお前がここまで弱かったとはな…」
クリスタ「アルミンに失礼だよ、ユミル」
ユミル「だってそうだろ?」
アルミン「いいよクリスタ」
アルミン「実際僕が負けたんだし…」
クリスタ「でも…」
ユミル「あーそういうのはいいから」
ユミル「しようぜクリスタ」
クリスタ「え?」
ユミル「昨日言ってただろ?私が直々教えるって」
ユミル「キース教官に見つかる前にな」
クリスタ「…うん」
クリスタ「アルミン。私、ユミルに勝つよ」
アルミン「うん。頑張ってね」
ユミル「そりゃ無理だ」
クリスタ「なんでよ。やってみないとわからないじゃない」
ユミル「…それもそうだな」
ユミル「つーかほら、さっさと尻向けろ」
クリスタ「うん」クルッ
ユミル「よーし」クルッ
クリスタ「アルミン」
ユミル「行事頼んだ」
アルミン「わかった」
ユミル「熱くなんなよ。うるせえから」
アルミン「ははは…」
クリスタ「私はいいけどね」
アルミン「ありがとう。…じゃあ」
アルミン「はっけよーい…」
アルミン「のこった!」
終わり
長引きすぎた。
途中レスありがとう
アルクリ戦は白熱(アルミンがうるさい)してたほうがよかったですか?
特にないならこれで終わります
かわいらしかったから、良い
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