勇者1「じゃあ、万物創成の能力で」
女神「おk」
…
女神「勇者1ははじめに自らの力を増幅させるオーブを作った」
女神「次に大量の操り人形を生み出し、自らの軍隊を作った」
女神「そうして魔王軍を壊滅させた」
女神「力をもて余した勇者1は、世界各地の紛争の仲裁に尽力した」
女神「人々は彼の軍隊によって監視され、一切の争いを禁じられた」
女神「世界は勇者1に支配されたのであった」
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感動した
女神「人々の心は勇者1によって支配されています…」
勇者2「じゃあ、万物操作の力を俺にくれ」
女神「おk」
…
女神「勇者2は、最初に勇者1を支配しました」
女神「これにより、勇者1による人々への支配は無くなりました」
女神「その途端、ダムが決壊するかのように世界中で争いが起こり初めました」
女神「なぜなら、勇者1の長い支配の中で、人々は自ら国家を主導する節制を失っていたからです」
女神「勇者2は力はあれど政(まつりごと)を知りません。とにかく、力を持った指導者を支配し、均衡を保たせました」
女神「いつしか勇者2は魔王と呼ばれました」
…
女神「人々は勇者2によって支配されています…」
勇者3「じゃあ、過去改編の力を俺にくれ」
女神「おk」
…
女神「はじめに勇者3は、この世界に勇者2が訪れたという過去を無くしました」
女神「すると世界は、勇者1が秩序を保つ世界へと改変されました」
女神「勇者3は勇者1と戦い、勇者1の存在を無に還しました」
女神「すると世界は、魔王軍が支配する世界へと改変されました」
女神「魔王軍によって、人類の大半は滅ぼされていました…」
女神「勇者3は、魔物たちすべての存在を無に還しました」
女神「すると世界は、人々が戦争を繰り返す世界へと改変されました」
…
女神「やがて人々は、ほら穴の中でマンモスの肉を焼く生活をするようになりました」
女神「勇者3は『これでいい』と考えました」
女神「世界の文明は、勇者3によって大きく退化させられました…」
勇者4「では、能力無効火の力を俺にくれ」
女神「おk」
…
女神「勇者4の力により、すべての改変は無効化されました」
女神「これにより、世界は勇者2によって操作される世界へ再編成されました」
女神「勇者4は、勇者2の万物操作の力と、勇者3の過去改編の力を無効化しました」
女神「すると、支配から解放された勇者1は、自らに『無効化を無効化する能力』を創造しました」
女神「その後勇者1は、万物操作の力を持つ勇者2を殺害しました」
女神「次に勇者1は、過去改編の力をもつ勇者3を殺害しました」
女神「能力無効化の勇者4もまた、なすすべもなく殺害されました」
女神「彼らの死体は、勇者1によって『能力をもつ人形』として操られました」
女神「世界は、再び勇者1が支配しました」
能力無効火ワロリン
女神が勇者に目指すべき方針を示してないのが問題な気がする
いいような感じにしてってふわっとした指示しかしてなさそう
違う価値観を持ったやつを複数カチ合わせたらそら喧嘩するだろう
あと勇者3と4は戦闘能力とか直接的な能力ないんじゃない?
能力を無効にできても、過去に介入できてもそれだけだと何もできない気がするけど
納得のいくオチをつけてもらえるんだろうな?
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