うみほの未来日記 (6)

※オリジナル小説です。書き溜めはしてないので更新遅いです。初めてなので、内容は保証できません。
また、『未来日記』とは全く関係ありません。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1457610711

大丈夫、あれって終盤から日記関係なくなるから元々『ヤンデレ女』を楽しむような漫画だから

あのとき、私は、なぜ――――

最初は夢だと思った。私が日記に軽い気持ちで書いた冗談が、現実になるなんて。
だが、いくら後悔しても彼女たちが戻ってくることはない。これでよかったはずなのに、胸が痛む。
私の日記には、未来が描かれている。そして――――

これは私、如月うみほの、《未来日記》を巡る、物語である。

「うみちゃん、一緒に帰ろう?」
そう私に話しかけたのは、小学校からの幼なじみ、神野詩菜。中学、そして高校までも一緒の仲良しだ。
「うん」
この後特に用事のなかった私は、そう答える。少し重い鞄を持ち上げ、帰路につく。
「最近なんかあった?」
詩菜が聞く。
「別に」
別にといえば、嘘になる。最近、妙なことが起こるようになったのだ。それは、日記。
高校に入学してからずっと続けているのだ。その日記に『未来に起きてほしいこと』つまり、《未来日記》を書くと、現実になる。
最初はただの偶然だと思っていたのだが、それが何度も何度も続いて、偶然ではないことが分かった。
例えば、テストで100点を取る未来を書いてみたり、ちょっとした嫌がらせをしたり。些細なことに使っていた、最初は。

「なんか、最近のうみちゃん、変だよ?」
「え、そうかな?」
「うん、なんか変!」 
「なんかあったらなんでも言ってね!」
なんて優しいんだろう。私は少し感心しつつ、詩菜と別れ家に帰った。
私には、年の離れた姉がいる。姉は数年前に家を出たきり、一度足りとも帰ってきていない。
そして両親と一緒に暮らしている。
そんなことより、まずい。詩菜に気づかれる程、顔に出てるのかな、私。
私はシャワーを浴びながら、

そんなことを考えていた。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom