猿「信長様。このような物が空から降ってまいりました。」
信長「なんじゃこれは・・・ん、黒船来航?」
信長「ほぉ・・・・これまでの歴史が刻まれておるようじゃのぉ・・・」
猿「はっ!」
信長「・・・なんじゃこれは。織田信長、本能寺にて焼き討ちに合い死亡とな?後に、本能寺の変と呼ばれる・・・」
信長「なんじゃこれは!」ばしっ
信長「もっと南蛮風の名前をつけさせよ!」
信長「もっとこう・・・あるじゃろ!ファイナルアタックとか!スタープラチナ・ザ・ワールドとか!」
猿「そう言われましても・・・・既に記述されております故・・・・・。」
今、本能寺がアツい!!
信長「ふむ・・・まぁよい。で、ワシが明智に殺されるとな?」
信長「ぐはははははは、殺せ」
猿「は?」
信長「明智光秀をさっさと打ち首にして殺せと命じておる。」
猿「恐れ多くも信長様。理由をお聞かせ願えませんでしょうか?」
信長「どうやらこの書物には未来のことまで書かれておるようじゃのぉ・・・猿ぅ・・・・・?」
猿「(ビクッ!)そ、その様でございましたか・・・。」
信長「豊臣秀吉かぁ、どこかで聞いた名前が混じっておるのぉ・・・・」
猿「た、確かにそうでございまするが・・・・。」
信長「まぁ良い。良いものが手に入った。これは南蛮でいう所の『印刷』という技法が使われておる」
信長「それだけでもワシとしては南蛮物の収集品の1つとして価値のある物じゃわい。」
猿「お喜び頂き、恐悦至極にございまする。」
信長「猿、褒美を遣わす。これをやろう。」
猿「こ、これは・・・・!茶人として、かの高名な足利義政様が遣われていた・・・!」
信長「それを持ってゆけ!ぐはははははは!」
猿「家宝にさせていただきまする!ははぁ・・・」
夜 信長 自室
信長「ほぉ・・・エジソンとな?」
信長「なんじゃ、わしが命がけで戦った戦がたったの3行で書かれておるでは無いか!」ぷんすか
ぺらぺら
信長「猿は・・・世継がなかなかできずに滅んだと、猿らしいのぉぐはははははは!」
信長「ほぉ・・・徳川家が天下を取る、か・・・。全員打ち首じゃのぉ」
信長「なにぃ!踏み絵じゃと!?キリスト教信者が迫害!?絶対に許さんぞ!寺を全て焼き払ってやる!」
翌日
明智光秀「な、なぜこのようなことを!」
信長「お主が謀反・・・・あぁ、南蛮風に言うところの『くぅでたー』という奴を働いておることはわかっておるのじゃ」
光秀「(な、なぜ知られてしまった・・・)し、しかし納得が行きませぬ!一族全員打ち首など!」
信長「わしゃぁ五月蝿い犬は嫌いでのぉ・・・・・殺れ」
「はっ!」 ずしゅっ
信長「天下はワシのもんじゃい!ぐははははは!!」
なんだろう教科書の写真が喋ってる姿が頭に浮かんだ
教科書だとすると信長クラスの人間しか歴史が分からんなw
>>8
でも勝ち組大名わかるだけでも仕官先とかで参考になるんじゃね
信長「(あっ、そういえばわし、明智殺してしもた・・・・。)」
信長「(もしかして、わし目立つような名前の死に方にする機会逃したんじゃろかぁ・・・・)」ぼへー
信長「(誰に殺してもらおうかのぉ・・・・かっこいい殺し方してくれる様なのはおらんかのぉ・・・・・)」
猿「信長様、朝廷より献上されました、みたらし団子にございます」
信長「ほぉ・・・猿、では毒味を・・・・(いや、待て!『朝廷』から献上された、みたらし団子で毒殺された・・・これじゃ!)」
猿「では・・・」あーん
信長「待て、猿!」
猿「はっ?どうされましたか?」
信長「さ、猿に毒味をさせると、心が痛むんじゃ。他の者を呼んで参れ。」
猿「の、信長様・・・・一生尽いていきまする!」ダッシュ
信長「今のうちじゃ!」パクパクパクパクパクパク
信長「・・・・・なんとも無いのぉ・・・・・おもしろうないわい」
猿「信長様!連れて参りまし・・・・・?」
信長「もう全部食うてしもうたわい。」ごろんごろん
猿「(信長様は一体何をお考えなのだろうか・・・・)」
ぺらぺら・・・
信長「ほぉ・・・珍妙な例え話が載っておるのぉ・・・・」
・ば信長「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」
・秀吉「鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギス」
・家康「鳴かぬなら鳴くまでまとうホトトギス」
信長「わし・・・・ホトトギス好きなんじゃがのぉ・・・・・」指ちゅっちゅ
家臣「信長様!」
信長「なんじゃ、そうぞうしい!」
家臣「山火事にございまする!すぐにお逃げ下さい!火の手がこちらへ向かっております!」
信長「なにぃ!」
信長「(・・・・・・家臣を守る為に必死に山火事に立ち向かい死亡、これじゃ!)」
信長「・・・・逃げぬ。」
家臣「な、何を言っておられるのですか、信長様!早くお逃げ下さい!」
信長「逃げぬと言ったら逃げぬ!お主らを助けるためじゃ!!ぬぉおおおお!!」
信長「あれか!ここがわしの死に場所じゃああああ!!(水をかける振りをするんじゃ!)」ばしゃーんばしゃーん
家臣達「の、信長様・・・・・我々もお供いたしまする!」
信長「来るな!逃げるんじゃ!!」
家臣達「逃げませぬ!我々は信長様と共にありまする!」ざばーんざばーん
家臣「ぐ、ぐはぁああああ!!」バタリ
信長「そ、それはわしの役目じゃろうがぁああああ!!」ぷんすか
家臣達「の、信長様・・・・なんと慈悲深い御人!信長様に続くのじゃー!!」ざばーんざばーん
鎮火
信長「(どうも納得いかんのぉ・・・・死に場所探しが裏目裏目にでておるような気がするのぉ・・・・・)」
信長「(例の書物でも読んでみるかのぉ・・・)」ぺらぺら
信長「真田隊は大阪夏の陣で特攻・・・・戦が無いからのぉ・・・・」ぺらぺら
信長「なんじゃこれは、生類憐みの令?アホらしい・・・・しかしホトトギスはかわゆいから許す」ぺらぺら
信長「おもしろぉ無いのぉ・・・江戸時代は戦乱とは程遠い・・・・。」ごろごろ
信長「第二次世界大戦じゃと!?あの亜米利加と戦争などと・・・キリスト教をバカにしとるのか!」ぷんぷん
信長「そもそも、わし寿命で死ぬのぉ・・・・老衰では格好がつかん・・・・・・。」
信長「明智・・・惜しい男を無くしてしもぉたのぉ~。」
信長「残されたのは、暗殺されるか、追い詰められての自害かのぉ・・・。」
信長「誰かわしを襲ってくれんじゃろうか・・・・・。」ごろごろごろごろ
光秀除去したら死に方じゃないところでもっと名を残せるだろww
アメリカに突っ込みてぇ……
どんだけホトトギス好きなんだよ
信長「この歴史書によると、わしが本能寺の変(仮)で死んだ後に」
信長「猿が天下を治めて天下人になる。それから徳川が戦で天下を奪い、治めるんじゃのぉ・・」
信長「要するに、わしが死ねば猿が天下を取るわけじゃ!嬉しいのぉ!猿にわしを下克上させるぞ!」
信長「・・・・・・・しかし、それでは猿の『いめえぇじ』が悪くなってしもうて、戦や一揆が起きかねんのぉ・・・」
信長「ならば、直接徳川にわしを殺させて、猿が少しの間天下を採る!」
信長「そして、基盤を整えた後に、わしの仇を取る為に徳川に戦をしかける!」
信長「この流れじゃ!猿もわしも際立つぞ!」
信長「猿ー!猿ー!猿はどこじゃー!」
猿「はっ!」
信長「わしの遺言じゃ。わしが死んだ後は猿、お前が引き継ぐんじゃ。」
信長「そしてわしが死んでから10年後に徳川に攻め入れ!」
猿「は・・・?」
信長「遺言じゃと言っとろうが!」
猿「・・・はっ!」
信長「後は・・・・」
信長「この文を徳川に頼む。」ぺ~らぺ~ら
家臣「必ずや!」ひひーん・・・ぱからっぱからっ・・・・
信長「これで万事okじゃ!」
徳川家
家康「・・・・・・なんということだ」
家臣「どうされましたか、家康様?」
家康「信長様が10日後にいらっしゃる。しかも内容は2人きりで、との事。」
家臣「(うわ~絶対ヤバイ系だよこれ。)・・・・・」
家康「とりあえず準備をしておいてくれ・・・失礼の無い様にな・・・・・。」
10日後
信長「ほぉ、徳川も良い城を持っておるのぉ~」
家康「信長様の城とは月とすっぽんにございまする・・・・」
信長「でじゃ、本題じゃが・・・・・」ごにょごにょ
家康「何をお考えなのですか!」
信長「言いたいことは分かるが、こちらも引けに引けぬ理由があるのじゃ!」
家康「その様なことをすれば、徳川一生の恥!信長様がそのお考えを曲げないと言われるのなら・・・」
家康「切腹い致しまする!」がばっ、チャキン
信長「分かった分かった!待て待て!(なんちゅー石頭じゃぁ・・・)」
信長「では、こうしよう。家康の気が向いたらわしを暗殺せよ。それで良い。わしはお主を恨まぬ。」
家康「それでご納得いただけるのであれば・・・・・。」
信長「(準備万端じゃ!はよぉ殺しにこんかのぉ!)」
50年後
家康「れ、例の件につきましては・・・毎日考えておりましたが・・・・」
家康「信長様の様な家臣思いのお方を殺すなどとは、できませんでした・・・」ガクッ 家康 老衰 チーン
信長「家康ーっ!!」
更に、5年後
猿「す、すみませぬ・・・信長様。約束を破ってしまい・・・・ました・・・・・」ガクッ 猿 老衰 チーン
信長「猿ー!」
信長「はぁ・・・もうなんかどうでもよぉなってきたわい・・・・・・」
家臣「お茶が入りました、信長様。」
信長「うむぅ、すまぬのぉ・・・・」じゅるるるるるる
家臣「(良い御人に仕える事が出来て私は幸せにございます・・・)」
信長 135歳
信長「お迎えが来たようじゃのぉ・・・・」ガクッ チーン
家臣達「の、信長様ぁぁぁああああ!!」
教師「っというわけで、織田信長は最後まで家臣に慕われ、信長を表したこんな言葉が残っている。」
教師「『泣かぬなら、死ぬまで待とうホトトギス。』、ギネス記録第2位との間を大きくあけての長寿」
教師「さらに家臣への優しさが伺える良い言葉ですね。」
中学生「でも、ダサくね?」うひひひひ
教師「そこっ!信長は長寿の神様として京に東京ドームほどの神社があるのを知らんのか!」
中学生「あっ・・・あれ、信長にちなんで作ったんだ・・・・すげぇ・・・・・。」
ざわざわ
信長幽霊「まぁ、こういうのもありじゃのぉ・・・・教師、『ぐっどじょぶ』じゃ・・・・・」ふらふら~
終
そんなに死にたいのか信長よ…支援
おつ
支援直後に死んでた
>>1乙
人間五十年とは程遠いなwww
乙
なにこれ
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