結衣「毎月あかりとゆりゆりする」 (100)



しがつ!


あかり「結衣ちゃん!桜だよぉ!」


結衣「見てるよ、今年はキレイに咲いてるね」


あかり「うんっ!」


あかり「ねえねえ、結衣ちゃん!」


結衣「ん?」


あかり「えいっ!」


フワァ...


結衣「わぁ...」


あかり「えへへ...綺麗だね、結衣ちゃん」


結衣「うん、綺麗だな、あかり」



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あかり「もっといっぱい集めてくるね!」


結衣「あ、待ってあかり」


あかり「ん?」


結衣「私も一緒に集めるよ、ふたりでやった方が楽しいだろ?」


あかり「...うんっ///」


カサカサ...


あかり「ふんふ~ん」



結衣「たのしそうだね、あかり」


あかり「うん、結衣ちゃんと一緒だからねっ!」


結衣「あ、ありがとう...///」


ピトッ


あかり「あ...えへへっ///」


結衣「あ......///」


あかり「結衣ちゃんの手、温かいねっ」


結衣「そ、そうかな...///」



結衣「あかりの手の方が温かいよ?」


あかり「えー、そう?」


結衣「うん」


あかり「じゃああかりの手で温めてあげるよぉ!」


ギュッ


結衣「...ふふ、本当にあったかいや」


あかり「えへへ...」


フワァ...


結衣「あ、風が...」


あかり「花吹雪だねぇ...」


結衣「ロマンチックだね、あかり...」


あかり「ね、結衣ちゃん...」



ごがつ!


あかり「はい、お母さん!」


あかり母「あら!ありがとうあかり」


あかり母「これは...カーネーションかしら?」


あかり「うん、母の日の花だからねっ」


あかり母「まぁ、嬉しいわあかり...あら?」


あかり母「もう一つの花束はなぁに?」


あかり「これはね、えへへ...秘密だよぉ!」



あかり「ちょっと用事があるから行ってきまぁす!」

ガチャ


バタン


あかり母「あらあら、うふふ...」



結衣「あ、あのさ...母さん...」


結衣「こ、これ...母の日のプレゼントなんだけど...///」


結衣母「あら、いいの?」


結衣「う、ん...」


結衣「ちょっと恥ずかしいけど...いつもワガママ聞いてもらってるからさ...」



結衣母「あらあら、いつの間にかこんなに大人になっちゃって...ふふふ」


結衣母「それで、後ろに隠してあるもう一つの包みは何かしら?」


結衣「こ、これは違うんだけどね!?///」


結衣「べ、別にあかりにあげるとかじゃなくて...!///」


結衣母「うふふ、なら渡しに行ってくれば?」


結衣「うぅ...行ってくる...///」


ガチャ...


パタン...


結衣母「うふふ、がんばってね」



あかり「あ、結衣ちゃん!」


結衣「あかり、偶然だね...あはは...」


あかり「?」


あかり「結衣ちゃん、なんだか緊張してるように見えるけど...もしかしてまだ渡してないの?」


結衣「あ、そっちは終わったよ」


結衣「照れくさかったけど、喜んでくれてるみたいだったからよかったかな」



あかり「一生懸命選んでたもんね、結衣ちゃん」


結衣「結局あかりに手伝って貰っちゃったけどね」


結衣「あかりの方は?」


あかり「ばっちりだったよぉ!」


あかり「結衣ちゃんがカーネーションがいいよって教えてくれなかったら違うお花を持っていくところだったもんね」


結衣「最初に持っていこうとしてたポインセチアはな...」



あかり「それでね...はいっ」


カサッ...


結衣「これ...花束?」


結衣「なんで私に?」


あかり「えっとね、いつもお世話になってるし...」


あかり「それに結衣ちゃんってなんだかお母さんみたいに安心できるって言うか...えへへ、難しいなぁ」


結衣「あかり...」


あかり「だから、受け取って!」



結衣「...実は私も、あかりにプレゼントがあるんだ///」


あかり「そうなの?」


結衣「うん、これなんだけど...」


ゴソゴソ...


結衣「はい、あかり」


あかり「わあ、嬉しいよぉ!」


あかり「ありがと!結衣ちゃんっ///」


結衣「気に入るかは分からないけどね...あはは...///」



あかり「さっそく帰って開けてみるね、結衣ちゃんっ」


結衣「うん、じゃあまた明日だね」


あかり「ばいばーいっ」


結衣「ばいばい、あかり」



あかり「えへへ...何かな何かなっ」


シュルッ


あかり「わあ、シャープペンとキーホルダーだ!」


あかり「あかり丁度シャープペン欲しかったんだぁ...ありがとう、結衣ちゃん...」


あかり「このキーホルダーはカバンに付けよっと」




結衣「あのシャープペン、気に入ってくれるかな...」


結衣「お、お揃いだけど同じクラスじゃないし分からない...よな?」


結衣「キーホルダーも私の筆入れに付けてるしバレないはず...」


結衣「それにしてもこのピンク色の花、なんて言う花なんだろ...」


結衣「調べてみるか...」



カタカタカタ...


結衣「あった」


結衣「コチョウラン...へぇ、綺麗だな」


結衣「玄関に飾っておこうかな...って、花言葉?」


結衣「なんだろう...っ!?///」


結衣「や、やっぱり玄関に置くのはやめよう...///」


結衣「...部屋に大事に置いておこう///」


胡蝶蘭:純粋な愛

白ー清純

ピンクーあなたを愛しています

また二ヶ月分溜めて来ます、では。



ろくがつ!


ザー...


あかり「雨だね、結衣ちゃん...」


結衣「あかりは雨は嫌い?」


あかり「うん、ちょっと嫌いかな」


結衣「どうして?」


あかり「雨が降っちゃうとお外で遊べないし...」


あかり「小さい頃は結衣ちゃんと京子ちゃんに会えなかったから余計嫌いだったなぁ...」



結衣「でも今みたいに雨宿りするのも悪くないんじゃないか?」


あかり「それはそうだけど...」


結衣「私は好きだな、雨」


あかり「どうして?」


結衣「目を閉じて耳をすましてごらん」


あかり「...」


結衣「...」



ザー...


ピチョン...ピチョン...


パタタッ


ケロケロケロケロ...



あかり「...たくさん音が聞こえるね」


結衣「そう、普段聞こえない色んな音が聞こえるだろ?」


結衣「雨の日じゃないとこんなにゆっくり聞けないしね」


結衣「だから、私は雨は好きだよ」


あかり「じゃああかりも今から好きになったよぉ」


結衣「あはは、嬉しいな」



あかり「結衣ちゃんが雨の日の楽しい事、教えてくれたからねっ」


結衣「...またふたりで雨宿りしよっか」


あかり「雨の日が待ち遠しくなるねっ」


結衣「...うん///」


あかり「...あ、見て結衣ちゃん!」



結衣「虹だ...キレイだな...」


あかり「次の虹も結衣ちゃんと一緒にみたいなぁ」


結衣「え、あ...うん...///」


あかり「お日様が出てるうちに帰ろっか!」


結衣「そうだな...よし、帰ろう」


結衣(もう少し降っててもよかったのにな...なんてね)


あかり「結衣ちゃーん、虹がよく見えるよぉ!」


結衣「うん、今行く」



しちがつ!


ザザー...


あかり「あははっ!」


パシャパシャ


あかり「結衣ちゃーん!こっちにおいでよぉ!」


結衣「元気だなぁ…よいしょっと...」



あかり「えへへ、ねえねえ結衣ちゃん!」


あかり「似合ってるかなぁ?」クルッ


結衣「...うん、似合ってる」


結衣「と、とっても可愛いよ、あかり...///」


あかり「わぁい!ありがとう結衣ちゃんっ///」



あかり「結衣ちゃんに選んでもらったからだね、えへへっ」


結衣「そ、そうなのかな...ちょっと恥ずかしいや...///」


あかり「ほら、結衣ちゃんも上着脱いで遊ぼうよぉっ」


結衣「しょうがないな...///」


パサッ


結衣「変じゃない...?///」


あかり「わぁ...結衣ちゃん綺麗...///」


結衣「う、うるさいっ///」



結衣「このっ///」


バシャッ


あかり「わっ!やったねぇ!」


バシャッ


結衣「うわっ!くらえ!」


バシャッ


あかり「あはは!冷たいよぉ!」


バシャッ


結衣「ははっ、負けるか!」


バシャッ


あかり「えへへ、ふたりともびしょびしょだね」


結衣「そうだね、ふふ...」



あかり「はー...ぷかぷか浮いてるとクラゲさんみたいで気持ちいいね、結衣ちゃん...」


結衣「例えが可愛いな...」


結衣「...あかり」


あかり「なぁに?」


結衣「ラッコは手を繋いで眠るらしいよ」


あかり「へー、なんで?」



結衣「はぐれないようにしてるんじゃなかったかな?」


ギュッ


あかり「じゃああかりたちもこれで迷子にならないねっ」


結衣「...うん」


あかり「あ、海の家だ!」


あかり「かき氷食べない?」


結衣「いいね、いこうか」


あかり「うんっ!」

とりあえずここまで。
また8月9月溜めてきます。

和むような切ないような
おつおつ

切ない…!?
たしかに不在の誰かさんの喪失を2人で慰めあっているような…空気が……


不在とか誰の話をしてるんだか分かりませんねぇ?



はちがつ!


ザワザワ...


あかり「わぁ、人がいっぱいだねぇ」


結衣「これは...あかり、離れないでね?」


あかり「あ、じゃあ...」


キュッ


あかり「結衣ちゃんの服、掴んでるね...えへへ...///」


結衣「...手でもいいよ」ボソッ


あかり「え?なんて言ったの?」


結衣「な、なんでもない!///」



あかり「ねえねえ、結衣ちゃんっ」


結衣「なに?」


あかり「じゃーん、わたあめ!」


結衣「いつの間に買ってきたんだ...」


あかり「くれたんだぁ、可愛いお嬢さんにはサービスだよって!」


結衣「...ふーん」


あかり「えへへ...可愛いなんて...ちょっと嬉しかったなぁ///」



結衣「よかったじゃないか...」


結衣(...面白くないな)


あかり「結衣ちゃん、あーんっ」


結衣「私はいいよ、あかりが食べな?」


あかり「え、でも...」


あかり「隣の恋人と一緒に食べなって...///」


結衣「なっ!?///」



結衣「そ、そういう事なら仕方ないな...///」


あかり「えへへ...///」


あかり「あーんっ///」


結衣「あー...ん...///」


結衣「甘い...///」


あかり「ふふ、結衣ちゃんほっぺに付いちゃってるよぉ?」



結衣「え、どこ?」


ペロッ


あかり「ここ、だよっ!」


結衣「ば、ばか...っ///」


ヒュー...


バーン...


あかり「あ、結衣ちゃん花火!」


結衣「始まっちゃったか、人の少ない場所に移動しよう?」


あかり「はーいっ」



結衣「ここなら静かに見られるね」


あかり「あかりたち以外いないもんね」


ヒュー...


バーン...


結衣「キレイだな...」


あかり「ねー...」



結衣「あかりの浴衣も、綺麗だよ」


あかり「でしょ?これお母さんが買ってくれたんだぁ!」


結衣「そっちじゃない」


結衣「あかりの浴衣姿もって事...」


あかり「ふえ?///」



結衣「何か変なこといった?」


あかり「あ、あかりの浴衣姿が綺麗って...///」


結衣「当たり前じゃないか」


あかり「も、もうっ///」


あかり「あんまりからかっちゃメッだよぉ!///」


ヒュー...


バーン...


あかり「あ、今の大きかったね!」


結衣「そうだな...」



あかり「ね、ねぇ結衣ちゃん...///」


結衣「なに?」


あかり「あかりばっかり見てたら...恥ずかしいよぉ...///」


結衣「大丈夫だよ」


ヒュー...


結衣「ずっとあかりしか見てなかったからね」


ドーン!!


あかり「?何か言った?」


結衣「...ふふ、なんでもないよ」



くがつ!


リーン...リーン...


結衣「落ち着くなぁ...」


スッ


コトッ


あかり「はい、お団子だよぉ」


結衣「ありがとう、あかり」



結衣「隣に来て?」


あかり「うんっ」


スッ


キシ...


あかり「みて、ススキが揺れてる」


結衣「うん、金色の波みたいだね」



結衣「...なげけとて 月やは物を思はする かこち顔なる 我が涙かな」


あかり「なぁにそれ?」


結衣「和歌って言ってね、昔の人は自分の想いを詩に乗せて謳ったんだよ」


あかり「へぇ、なんだかロマンチックだね」


結衣「そうだね」


あかり「...あ、今ウサギさんが跳ねたよ」


結衣「ふふ、月のウサギさんか?」


あかり「うんっ」



結衣「...ねえあかり、みてごらん」


あかり「ん?」


結衣「月がキレイだね」


あかり「うん、月がキレイだね、結衣ちゃん」


結衣「...ふふっ」


あかり「?」


結衣「死にたいとは思わないんだね」


あかり「ええ!?なんで!?」



結衣「ううん、こっちの話さ」


結衣「あかりには難しかったかな?」


あかり「?」


結衣「まあ...そのうち分かるよ、きっとね」


結衣「はい、あーん」


あかり「あーんっ」

今日はここまでです。
また10月11月の分貯めてきます。
あと需要あれば別のカプでやるかもしれません。

ゆいあか良いね



じゅうがつ!


結衣「みて、あかり」


あかり「どれ?」


結衣「ほら、あそこ」


あかり「わあ、リスさんだ!」


あかり「おいでー、ちっちっち」



カサカサッ


ピョン


あかり「あはは、乗ったよ結衣ちゃん!」


結衣「人懐っこいんだな、こいつ」


結衣「よしよし...」



あかり「リスさんも一緒に紅葉狩りする?」


チチッ


あかり「したいって!」


結衣「よし、ふたりと1匹でいくか」


あかり「キレイだねー...」


結衣「ここの参道は本当に真っ赤になるよね」



チチッ


ピョン


あかり「あれ、リスさんどこ行くの?」


ピョン


カリカリカリ


結衣「こいつあかりのフードの中でドングリ食べてる、ふふっ」



あかり「えへへ、温かいのかなぁ?」


結衣「ちょっと休憩しようか」


あかり「そうだね、あかりたちもお昼にしよっ」


あかり「じゃじゃーん、あかりの手作りお弁当だよぉ」


あかり「まあお姉ちゃんとお母さんにも手伝って貰ったんだけどね、えへへ...」



結衣「ごめんねあかり、お弁当任せっきりにしちゃって...」


あかり「ううん、結衣ちゃんに食べてもらいたかったからいいんだよぉ」


結衣「そっか...///」


結衣「じゃあ...いただきます」


あかり「めしあがれっ」



結衣「ん...」


結衣「おいしいよ、あかり」


あかり「えへへ、よかったぁ」


結衣「特にこの卵焼きなんて私の好みの味になってるよ...はむっ」


結衣「この唐揚げも...すごくおいしい」


あかり「えへへ...///」



あかり(全部あかりが味付けしたおかずだよぉ...///)


結衣「あかりはいいお嫁さんになるよ、うん」


あかり「も、もうっ///」


あかり「そんなことばっかり言って...///」


結衣「ははっ、お前もそう思うだろ?」


チチッ


結衣「ほらね?」


あかり「もうっ///」



じゅういちがつ!


結衣「ねえ、あかり」


あかり「なぁに?」


結衣「今日は何の日か知ってる?」


あかり「なんだろう...11月22日だよね?」


結衣「うん」



あかり「えー...あ、分かった!」


あかり「いちいちうるさいにいにいの日!」


結衣「そんな日があったら全国の兄が不服を申し立てるだろうね」


結衣「正解はいい夫婦の日、だよ」


あかり「へぇ、結衣ちゃん物知りさんだねっ」


結衣「ありがとう、それでね...」



結衣「こ、こんなものを用意してみたんだ...///」


パカッ


あかり「わあ、これって指輪?」


結衣「うん、安物だけどね...///」


結衣「あかりにあげるよ」


あかり「も、もらっちゃっていいの?」


結衣「うん、ほら」


スッ


あかり「わぁ...!」



あかり「ありがとう、結衣ちゃんっ!」


あかり「大事にするからねっ///」


結衣「うん...見てあかり」


スッ


あかり「あ、結衣ちゃんにもついてる!」


結衣「お揃いだけど...どうかな?///」


あかり「とっても嬉しいよぉ、えへへ///」


結衣「そっか...喜んでくれたみたいでよかったよ」



結衣「あ、学校には付けていっちゃダメだよ?」


あかり「没収されちゃうもんね、分かったよぉ」


結衣「あかり、ちょっと買い物に付き合ってくれる?」


あかり「いいよぉ、何買いに行くの?」


結衣「駅前にできた喫茶店に行こうと思って」


あかり「なるほどね、もちろんいいよぉ!」



結衣「じゃあ」


ギュッ


結衣「こうしていこうか...///」


あかり「えへへ...うんっ///」

今日はここまで。
また貯めてきます。
ペアリングって友人同士でもするみたいですね。

①①①①



じゅうにがつ!


結衣「メリークリスマス、あかり」


あかり「メリークリスマスだよぉ、結衣ちゃん!」


結衣「雪が降らないからなんか雰囲気でないね」


あかり「そうだねぇ、でも寒くないから過ごしやすいよぉ」


結衣「まあコタツから出られないのは毎年のことだよね、あはは」




あかり「ねー...」


結衣「もしかして眠くなっちゃった?」


あかり「なんだか結衣ちゃんといると安心して眠くなっちゃうんだよね...」


結衣「そ、そっか...///」


結衣「寝ていいよ、あかり...///」


あかり「うん...じゃあちょっとだけ......」



あかり「......くぅ...」


結衣「...」


モソモソ


結衣「ふふ、可愛い寝顔だな...」


ナデナデ



あかり「んー......」


結衣「ちょっとつまんでみるか...」


プニッ


あかり「ひゃー...」


結衣「あはは、あかりのほっぺはマシュマロみたいに柔らかいなぁ」


結衣「あかり...」


あかり「あーい......」



結衣「ふふ...起きて、風邪引くよ?」


あかり「うー...」


モソモソ


結衣「布団敷こう?」


あかり「うん...」


結衣「...しょうがないな、ほら」



結衣「お、おんぶしてあげるから乗って...///」


あかり「わーい...」


ギュッ


結衣「よっと...相変わらず軽いな、あかりは...」


トサッ...


結衣「おやすみ、あかり...///」


ナデナデ


あかり「んへへ...ゆいちゃーん...」



いちがつ!


結衣「あけまして」


あかり「おめでとうございますっ」


結衣「はい、お年玉だよ」


あかり「ええ!?」


結衣「どうしたの、あかり?」


あかり「な、なんで結衣ちゃんがお年玉を!?」



結衣「なんとなく、かな?」


結衣「それよりさ、受け取ってくれないかな?」


結衣「あかりのために用意したんだよ?」


あかり「ありがとう、結衣ちゃん…開けていい?」


結衣「うん」


あかり「よいしょ…」


ブルブルブルブルッ



あかり「うわぁあ!?」


結衣「…ふっ…ふふふ…っ」


あかり「ゆ、結衣ちゃん!///」


結衣「あはは!ごめんねあかり…ふっ!///」


あかり「笑いすぎだよぉ…///」


結衣「だってあかりってば飛び上がって…あはは!///」



あかり「も、もう怒ったよぉ!///」


ゴリゴリゴリ…


結衣「はー、はー…あかり?」


あかり「ええーい!」


ピチャッ


結衣「うわっ!す、墨!?」



あかり「羽子板用の墨だよぉ…結衣ちゃん覚悟っ」


カキカキ


結衣「わ、あかり!ちょ…ごめんって!///」


あかり「まだまだこれからだよぉ!」


あかり「最後にほっぺに…」


あかり



あかり「…できた///」


結衣「おかえしだっ!」


ピチャッ


あかり「ひゃあ!?なんで結衣ちゃんが!?」


結衣「問答無用!」


あかり「ふえぇえん!///」


カキカキ



結衣「…」


ゆい


結衣「よ、よし…///」


あかり「もう、結衣ちゃんってば…///」


結衣「あかりは私になに書いたの?」


あかり「クマさんとー、ハートと…ひみつっ///」



あかり「結衣ちゃんは?」


結衣「私は…マルとかバツとか…」


結衣「…あとは秘密」


あかり「あー、あかりの真似っ子だー」


結衣「ふふ、なんのこと?」


あかり「もうっ///」



結衣「...ねえ、あかり」


あかり「なぁに結衣ちゃん」


結衣「言いたい事があるんだけど」


あかり「あかりもだよぉ」


結衣「じゃあ、せーので言おうか」


あかり「うんっ」


結衣「せーのっ」


結あか「今年もよろしくね」

今日はここまでです。
明日でおそらく最後になります。

おつ

にがつ!


結衣「はい、あかり」


あかり「わあ、ありがとう結衣ちゃん!」


結衣「結構上手くできたと思うんだけど...どうかな?」


あかり「ん...とってもおいしいよぉ!」


あかり「苦くなくて食べやすいね!」


結衣「まああかり用に作ってあるからね、ふふっ」



あかり「じゃああかりも...はいっ」


結衣「ん、ありがとう」


結衣「なんか包装が凝ってるな...」


あかり「えへへ、結衣ちゃんへの特別なチョコだからねっ」


結衣「...てことは本命なの?///」


あかり「そ、それはどうかなぁ!///」



結衣「と、とにかく頂きますっ///」


あかり「...どう?」


結衣「...うん、美味しいよ」


あかり「わあい!やったぁ!」


結衣「トリュフにしたのかな?」


あかり「うん、ちょっと頑張ってみたんだぁ」



結衣「なるほどね...ん、本当においしいよ」


あかり「えへへ...よかった...///」


結衣「はい、あかり」


あかり「へ?」


結衣「ほら、あーん」


あかり「あ、あーん...///」


パクッ



結衣「ね?」


あかり「うん...おいしい...///」


あかり「あ、結衣ちゃん指にパウダー付いてるよ?」


結衣「ほんとだ...ちょっと拭いてくるね」


あかり「...えいっ」


ハムッ



結衣「あ、あかり!///」


あかり「んー...///」


結衣「ふっ...ちょ、ちょっとくすぐったいよ...///」


あかり「ぷは...これで拭かなくていいよね?///」


結衣「う、うん...///」


あかり「えへへ...ごちそうさまでしたっ」



さんがつ!


あかり「ねえ、結衣ちゃん」


結衣「分かってるよあかり」


あかり「あっという間だったね...」


結衣「うん...ほんとにね」



あかり「また、結衣ちゃんと一緒に過ごせるかな?」


結衣「うん、きっと」


あかり「そっか...えへへ...」


結衣「...」


あかり「三年生、頑張ってね」



結衣「...寂しくない?」


あかり「ちょっぴり寂しいけど...ちなつちゃんや櫻子ちゃんもいるから大丈夫だよぉ」


結衣「...そっか」


結衣「あのさ...あかり」


あかり「なぁに?」


結衣「勉強に疲れたり辛くなったらさ、あかりの家に行ってもいいかな」


あかり「...うん、もちろんだよぉ」



結衣「あとさ、受験が終わったら聞いて欲しいことがあるんだけど...」


あかり「今はダメなの?」


結衣「うん...勉強どころじゃなくなりそうだし」


あかり「ふふっ...じゃあ待ってるね」


結衣「うん、待ってて」


サァ...



あかり「...あったかいね、結衣ちゃん」


結衣「そうだね、あかり...」


あかり「あかり、ちゃんと来年の春まで待ってるから」


あかり「忘れないでね?」


結衣「忘れるもんか」


結衣「また、この場所でね...あかり」


あかり「...うんっ」



結衣「あ、そうだ...忘れ物してた」


あかり「結衣ちゃんが忘れ物?珍しいね...」


結衣「うん、とってくるから目をつぶって待ってて」


あかり「なんで目を閉じるの?」


結衣「風が強いから目に砂が入っちゃうぞ?」



あかり「そ、それはやだよぉ...」


あかり「すぐ戻ってくる?」


結衣「うん、すぐだよ」


あかり「わかった、じゃあここで待...


チュ...


結衣「...忘れ物、取ってきたよ」


おわり。

ベネ
とにかくベネ

また結衣あか書いてね

素晴らしい

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