妹「あにうえーさめるでござるよー」
兄「......」
妹「じゃあ先行くでござるよ!」フリフリ
兄「......」
兄「......」
妹「美味しいでござるか?」
兄「......」
妹「そうか、それはよかった」
兄「......」
妹「一緒にお風呂はいるでござるよ」
兄「......」
妹「いやでござるか?」
兄「......」
妹「いやはやかたじけない。では一緒にはいるでござるよ」
兄「......」
妹「お背中お流しするでござるー」
兄「......」
妹「湯かげんどうでござるか~」
兄「......」
妹「少し熱い....でござるか?」
兄「......」
妹「一緒に寝るでござるよ」
兄「......」
妹「むぅ......」
兄「......」
変な夢を視た
特別変な夢だった
私はおもむろに寝所から出て、遮光幕を上げた。
視線の先には、夥しい数の人がいた。
それらは呻き、奇声をあげ我が家に突進していた。
シェルターによって群衆が我が家に来ることを拒んでいる。シェルターの上部には沢山の穴が空いており、そこから銃口が覗く。
毎秒数千もの発砲音が響き、群衆を一掃していく。
しかし、群衆の進撃は未だ止むことはない。
銃身は次第に発熱していった。
銃声は徐々に止み、聞こえるのは群衆の声のみとなった。
群衆が一斉に我が家のバリケードを破壊しようとする。
非常に硬いバリケードも群衆の力によって見るも無惨な姿になり、開いた穴から一人、また一人と我が家に這い入ろうとする。
私は事の重大さに気付き、ようやくアサルトライフルのスリングを肩に掛けた。
窓を少し開け、そこから銃身を突き出し群衆を狙い撃ちしていく。
しかし弾が直ぐにきれた。
手榴弾をおもむろに持つ。
ピンを抜き投げつける。
持っている物は手榴弾3つだけであった。
残り2つ、1つと手榴弾も減った。
手持ちの武器はアサルトライフルだけだ。
しかも弾がもうない。
鈍器として使用するにも効果はあまりないだろう。
なぜなら、この群衆は人間でないのだから。
妹物かと思ったら世紀末物だった
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