提督「何故に指輪?」
明石「アレじゃないですか?噂のケッコンカッコカリ」
提督「あー言われてみれば、任務の名前も式の準備だったな、観艦式か何かかと思ってた」
明石「というかウチの店にも置いてますけど、指輪と書類一式ですよね?書類はどこですか?」
提督「大本営の五月雨が持ってきたんだが、説明とかの書類はなくしたらしい、多分サイン用の書類も」
明石「むしろ説明書をなくしたと勘違いしてる可能性も……」
提督「……まぁいい、指輪だけでも大丈夫らしいし、何か分かってれば大丈夫だろ」
明石「それで?誰に渡すんですか?」
提督「……んーそれなんだよなぁ……どうするか」
明石「あら迷うんですか?」
提督「迷うわそりゃ」
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提督「まず練度99だろ?ウチだとそんなにいないし、他にもケッコンカッココリしたいって艦娘はいるだろうし」
アイテム屋「ジュウコンはどうですか?」
提督「商魂逞しいな、だがそれはない」
明石「あっそうですか、では真面目に考えますと、やはり戦艦の方がいいんじゃないですか?燃費向上が見込めると聞きますし」
提督「ウチで一番高いの比叡だぞ?まだ90も行ってない」
明石「ならいっそ陸奥さんや山城さんを上げるのもありですね」
提督「いや……まぁそれも一つの考えだが、仮とはいえケッコンだぞ?そんな燃費で決めましたみたいな人選は何か嫌だ」
明石「なら提督が一人選べばそれでいいんでは?」
提督「それが出来んから困ってる、正直な話そういう目で皆を見てこなかったからな、まだ大分先の話と思ってたし」
明石「そう言えばそうですね」
提督「どうしたもんか」
明石「では今から一人決めましょうよ」
提督「うーむ……難しいな、考えてなかったとは言え皆魅力的な子なのは分かってるし、俺も男だからな、勿論艦娘の誰かとそういう関係になるというのは吝かではない」
明石「でも決め手に欠けると」
提督「そうなんだよなぁ……これといって、さすがに本人にその気がなければするつもりはないが、こちらとしては誰とそうなっても嬉しい事ではあるからな」
明石「うーん、ならいっそのこと後腐れなく競争とかは?」
提督「競争?」
明石「そうですよ、提督は誰が相手でも嬉しい、そして本人の意思は尊重する、ならもう競争でもして優勝した人に渡せばいいじゃないですか」
提督「だが競争って何をする気だ?かけっこなら島風が勝つだろうし、戦果なら戦艦や空母に分があるぞ?」
明石「いえいえそんなのじゃなくて、この後一番初めにこの執務室に来た人とか」
提督「ふむ、確かにそれもありか、下手に競争と言って皆に無茶をされても困るし、本人が嫌がれば次の人にすればいいしな、明石にしてはいい提案だな」
明石「私にしてはって、まぁいいですけど、所で私工廠に用事があったんで行ってきますね」
提督「忘れ物とか言って戻ってきても指輪は渡さんぞ」
明石「やだなぁ提督ったら、勘違いでした」
提督「まったく」
コンコン
提督「きた!」
明石「来ましたね誰か……妖精さんよ憲兵だったら」
提督「艦娘以外ならやり直しを要求するぞ、開いてるぞー」
明石「一体誰が」ドキドキ
提督(今から入ってくる艦娘とケッコンカッコカリ……なんか緊張してきた)ドキドキ
青葉inタンス(カメラの準備オッケーです!)スチャ
ギィ
チ級「提督ー遊ビニ来タヨー」
提督「一旦ストップ、集合」
チ級「?」
提督「何故チ級がここにとか、どうやって」
ドM水母さんならイケる
提督「何故チ級がここにとか、どうやってとか、その辺はとりあえず置いとこう」
明石「置いとくんですか?」
提督「今問題なのはそこじゃないからな、深海棲艦は艦娘になるのかどうかだ」
青葉「微妙なラインですね、基本的には艦娘とそんなに変わらない所もありますが、根本的な部分は違うでしょうし」
提督「何故青葉がここにいるのかも置いとく、とりあえずチ級をどう扱うかだ」
明石「艦娘として扱うなら提督のケッコン相手ですね」
青葉「それ以外と扱うならやり直しですか」
提督「一つずつ検証していこう」
チ級「チー?」
チー?
提督「まずさっきチ級は遊びに来たと言った、つまり戦闘の意思はないと言うことだ、なら敵ではないことになる」
明石「ですが遊び=提督狩りの可能性も」
提督「なにそれ怖い……聞いてみるか、なぁチ級?今日は何しに来たのかな?」
チ級「提督ト一緒ニ遊ビニ来タンダヨ、何スルカハ決メテナイケド」
提督「やはり戦闘の意思ほなさそうだな」
青葉「まず一つクリアですね、さすがに戦闘するつもりの相手とケッコンは無理でしょうし」
提督「そうだな」
チ級「マダカナ?」
提督「次にチ級は艦娘なのかだ、艦娘ならはれてケッコン相手の候補になる」
明石「艤装を持っていますし艦娘と同じと言えば同じですね」
青葉「でも深海棲艦である以上敵でもありますよ?艦娘とは深海棲艦と戦うのが仕事ですしその深海棲艦を艦娘と呼んでいいものか」
提督「そもそもどうやって入ってきたのか、俺に対する敵意はなさそうだがなぁ、聞いてみるか、なぁチ級?どうやって中に入ったんだ?」
チ級「コレ!」スッ
明石「許可証?ちょっと失礼……誰かの手製ですね」
チ級「コレ見セタラ通シテクレタヨ」
提督「警備ザル過ぎだろ……だがまぁ少なくとも強行突破してきたわけではないから、やはり敵でほなさそうだな」
青葉「二つ目クリアですね」
提督「次にチ級の意思だな、チ級に俺とケッコンカッコカリするつもりがなければお流れだからな」
明石「それ以前に提督はどうなのかも問題ですけど」
提督「俺?……うん大丈夫みたい」
青葉「何がですかね?」
提督「じゃあ後はチ級の意思だな、とは言えさすがに俺が直接聞くのは恥ずかしいな」
青葉「じゃあ青葉が聞いてきますね」
明石「お願いします」
青葉「チ級さんちょっといいですか?」
チ級「何?」
青葉「司令官の事どう思いますか?」
チ級「大好キ!」
青葉「ありがとうございます……だそうですよ」
提督「マジか全部クリアじゃん、もうケッコンカッコカリ申し込んでいいじゃん」
明石「というかどこで提督を好きになったんでしょうか?」
チ級「長イナ?」
チー?
チ級にも恥丘はある…つまり閃いた
通報した
提督「確かに、俺チ級と直接会った事ないしな、指示はここから出してるし」
青葉「つまり海域以外の場所になりますね」
提督「聞いてみるか、なぁチ級俺達前にどっかで会ったっけ?」
チ級「忘レチャッタノ?」シュン
提督「えっいやその」
明石「なーかしたなーかした、提督がなーかした」
提督「うるさい明石」
チ級「アッソッカ!コレナラ分カルヨネ」スポッ
青葉「仮面を外しましたね」
提督「ん?あっこないだの!ちーちゃん!」
チ級「覚エテタ!ヨカッタ!」
明石「ちーちゃん?」
提督「この間海辺でな、物をなくして困ってた女の子が居たんだよ、それで一緒に探してあげたんだけど、そうかあれがチ級だったのか仮面してなかったから分からなかった」
青葉「確かに仮面も艤装もなかったら分からないかもしれませんね」
チ級「アノ時ノ提督優シクテカッコヨクテ、提督ノ事大好キニナッタヨ!」
提督「これで謎も解けたな」
明石「まさかのオールクリアですね」
青葉「じゃあ申し込むんですか?」
提督「そうなるな……緊張してきた」
明石「提督ファイト!」
青葉「司令官頑張って!」スチャ
提督「おう!あーチ級?ちょっといいかな?」
チ級「何?」
提督「俺とケッ「ちょっと待ったー!」何!?」
>>15「そのケッコン待ったー!」
再安価↓2
漣
武蔵
ふむ
憲兵さん
武蔵「そのケッコン待ったー!」バターン
提督「うおっ武蔵!?何故ここに!?」
武蔵「提督!それは早計というものだ!ケッコンは提督と艦娘の繋がりをより強くするためのもの!ならばこそ鎮守府の最大戦力である私や大和を選ぶべきだろう!」
提督「いやその前に」
武蔵「何だ?提督」
提督「まず艤装が建造されてないじゃん二人とも」
武蔵(未着任)「……関係ない!」
提督「あるから!いくらなんでもむりだから!ケッコン以前の問題だよ!というかどこから来たの!」
武蔵「この大和型二番艦武蔵に不可能などない!」
青葉「じゃあ潜水艦倒して下さい」
武蔵「この大和型二番艦武蔵に不可能などあまりない!」
明石「じゃあ駆逐艦並みの燃費で出撃してください」
武蔵「この大和型二番艦武蔵に不可能などそんなにない!」
提督「どんどん変わってるじゃん!とりあえず武蔵はまず建造されてきてくれ」
武蔵「くそっ納得がいかん!何故深海棲艦が良くて未着任はダメなのだ!」
提督「物理的に無理ですよね!?今ここにいるのがすでにお化けみたいなものだからね!?」
武蔵「ええい埒があかん!ならば実力行使だ!」
青葉「未着任なんだから艤装ありませんよ?」
武蔵「……くぅっ覚えていろ」タイハ
明石「……何だったんでしょうか?」
チ級「提督?今ノ誰?初メテ見タヨ?」
提督「武蔵っていってな、まだ居ないはずなのになぁ」
青葉「まぁとりあえず撃退しましたし」
提督「うんそうだな、では改めてチ級「ちょっと待ったー!」また!?」
↓2「武蔵さんの仇はとります!」
ヲ級
蒼龍
ツ級
チ級とのやりとりが粛々としててワロタ
蒼龍「武蔵さんの仇はとります!」
提督「なんで武蔵が普通に居たみたいになってんの?」
蒼龍「提督!確かに武蔵さんは未着任でした!ですが私なら!全空母中最初に着任し練度も空母で二番手の私なら何の問題もないはずです!さああと14あげましょう!すぐに!」
提督「む……確かにそうだが」
蒼龍「それに提督は言いましたよね?私の九九艦爆はすごいって」
提督「言ったけど?それが?」
蒼龍「私のこの九九艦爆乳がすごいって言いましたよね!」
提督「言ってない!普通の九九艦爆が沢山積めてすごいって言ったんだ!空母見たの初めてだったから!」
明石「そう言えば開発は出来ても誰も装備出来ませんでしたからね」
蒼龍「さあ提督!責任を取って下さい!」
提督「なんの!?」
青葉「練度的には十分射程圏内ですけどね85なら」
明石「そう言えばチ級さんの練度は?」
チ級「私?↓2ダヨ?」
99
114
もうケッコンしてんじゃねーかwww
チ級「私?114ダヨ?」
提督「チ級以外集合!」ピッ
チ級「マタ?」
提督「もうしてんじゃんケッコン、こるで申し込んだら俺横恋慕てか不倫相手とかになるぞ」
青葉「いえまだ決まった訳では、深海棲艦の練度上限が99ではない可能性も」
蒼龍「もうこの際ですからすっぱり諦めて私を選んで下さい提督」
提督「いやいや落ち着け蒼龍、まずは一つずつ確認していこう、なぁチ級?お前ってケッコンカッコカリって知ってるか?」
チ級「ケッコンカッコカリ?↓2」」
知らない
夢の中でした
チ級「ケッコンカッコカリ?夢ノ中デシタヨ」
提督「……誰と?」
チ級「提督ト」テレテレ
提督「えっ?なにこれ?俺ってすでにチ級とケッコンカッコカリしてたの?」
青葉「いえ……でも……うーん実際練度があがってる訳ですし」
明石「深海棲艦ですからないとはいえませんけど」
蒼龍「夢でチ級さんとケッコンカッコカリしてるなら現実では私としましょう提督」
提督「ちょいちょい挟んでくるな蒼龍、しかしこれは……うーん」
明石「夢の中でしたのならやはり現実でもするべきでは?」
提督「だよなぁ……よし!ちょっと行ってくる」
蒼龍「させません!」バッババッ
提督「くっ蒼龍のカバディが!」
チ級「楽シソウ」
青葉「司令官!こうなったら↓2をして」
卓球
蒼龍さんにハグ
飛龍と結婚する
青葉「司令官!こうなったら蒼龍さんにハグをして」
提督「こうか?」
蒼龍「もらった!提督はいただいていきますね!」ダダッ
提督「うおっ担ぐな!」
青葉「司令官!」
明石「大変!」
チ級「楽シソウ!私モヤリタイナ」
青葉「とりあえず二人を追いかけましょう」
明石「待って下さい蒼龍さーん」
チ級「私モ行クー」
↓2蒼龍の逃げた先
山奥のアジト
解体所
解体所あいあい、今日はここまで。
乙
なるほど、自分を解体して鎮守府の外に逃げる気か
どうも1です、とりあえずちょこっと続きを……誰もいないかな?
提督「くっ離せ!」
蒼龍「暴れないで下さい提督」
提督「くそっここは?解体所か?何故こんな所に?」
蒼龍「ふふふ……それはですねぇ?」
提督「それは?」
蒼龍「それはですねぇ!」
提督「それは?」
蒼龍「なんと!」
提督「なんと?」
蒼龍「ずばり!」
提督「なあ蒼龍?もしかして何も考えてなかったのか?」
蒼龍「なっななな何を言って!?私はちゃんと考えてましたよ!?」ダラダラ
提督「汗すごいぞ?」
蒼龍「あっついなぁ冷房壊れてるのかな?それとも加賀さんがいるのかな?」
提督「いたら助け求めるぞ」
蒼龍「とにかく!これから私は↓2をするんですよ!」
青葉「司令官達はどこへ?」
明石「あっちょっとそこの人!提督見ませんでした?」
チ級「チー?」
↓4「ん?」
ksk
艦娘を引退して提督と添い遂げる
早霜
如月
島風
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