『三人のアイドル』 (26)
※元ネタはBUMP OF CHICKENの『三人のおじさん』です。
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遥か昔 有名な
三人のアイドルが
長い 長い
旅をしていた
一人は 賢く
のあ「…………」ジーッ…
一人は 強く
真奈美「………」グッ、グッ…
早苗「待てぇぇぇい!!」ダダダダダッ!!
愛海「へっへーん!あばよとっつぁ~ん!!」ダダダダダッ!!
一人は……素早い
アイドル達は
激しく 荒れる大海原を
力 合わせ
越える事にした
一人は 船を作り
のあ「…ええ、モーターボートを……請求は346プロで。」ピッ!
一人は それを漕ぎ
真奈美「…どうやって漕ぐんだこれ。」
早苗「このぉ!」パァンパァンパァン!!!
愛海「銃は反則!銃は反則だって!!早く船出してぇーー!!!」シュババババッ!!!
一人は……素早い
賢いアイドルが
二人を新天地へと誘ったのだ
のあ「任せなさい。必ずあなた達を新天地…ウサミン星に連れていくわ。」ファサ…
強いアイドルが
二人を守ると堅く誓ったのだ
真奈美「ウサミン星…存在していたのか。ならばその道行き……私が切り開こう。」グッ…
素早いアイドルが
二人を交互に……素早く見たのだ
愛海「(のあさんと真奈美さん…私はどちらからハイホーすればいいんだ…!!)」バババッ!!
恐れず進む 三人に
海は怒り狂って
山の ような
波を起こした
一人は 風を読み
のあ「風見鶏が回転してる…これは一体……」ムゥ…
一人は 舵を切り
真奈美「ふむ…まさかハンドルが取れるとは。」ポッキリ
愛海「あ、これダメなやつだ。」
一人は……素早い
波に打たれ 船は壊れ
三人のアイドルは
暗い 海に
放り出された
一人は 慌てず
のあ「(……思った以上に魚が多いわね。みくに何匹か持って行こうかしら。)」
一人は 猛り
真奈美「(二人は…二人は大丈夫か!!)」ゴボボッ!
愛海「(ヤバイヤバイヤバイ!!)」バタバタバタバタ!!!
一人は……素早く
賢いアイドルは
来た方へと泳ぎ出した
のあ「(そうと決まれば早速みくに調達ね。)」ザバァ!バシャバシャバシャ!!
強いアイドルは
海に挑み深く潜った
真奈美「(皆大丈夫そうだな…さて……)」ゴボボッ!
素早いアイドルは
船の破片に……しがみついた
愛海「な……なんで私がこんな目に………」ハァ…ハァ…
フレデリカ「~~♪」ピューピューピュー♪
ピューピュー♪ピューピューピューピュー♪
ピュピピュー♪
プピィ♪ピューピュー♪
ピィーピィー♪
もう会えないと 泣きながら
頑張るアイドル達の
足掻く 様を
太陽が見ていた
一人は 波を読み
のあ「(この波なら大物が釣れそうね。)」チャキッ
一人は 水を掻き
真奈美「(行ける所まで行ってみるか。)」バシャバシャバシャ!!
早苗「見つけたぞ愛海ぃぃぃ!!」バシャバシャバシャ!!
愛海「ととと、とっつぁぁん!?嘘でしょぉ!!?」バシャバシャバシャ!!!
一人は……素早い
遥か昔
有名な
三人のアイドルに
奇跡 起きた
物語
一人は 賢く
のあ「(この魚は毒を持ってるからダメね。)」ポイッ
一人は 強く
真奈美「岩ごときが私の道を塞ぐとは…感心しないな!」ズカァァァン!!
早苗「伝家の宝刀ロケットランチャーを喰らいなさーい!!」カチャッ、ズドォォン!!
愛海「逮捕の手段がさすがに古臭ぁぁぁい!!」ドカァァァァン!!!
一人は
一人はとてもスゥゥ………ッパ
賢いアイドルは
形を変えて魚になった
のあ「相手の気持ちになる…それは魚を獲る時も同じ。」シュバッ
強いアイドルは
海に打ち勝って島になった
真奈美「泳いでいて分かったよ。新天地とは君の事だったんだな…P。君と同じ名字を名乗るなら木場 真奈美ではなく……島 真奈美か。」
モバP(以下P)「え?いや、確かに俺の名字は島ですけど。」
素早いアイドルは
運よく浜辺に……打ち上げられた
愛海「」コヒュー……コヒュー……
…打ち上げられた
そして魚のアイドルは
やがて鳥になって人へと進化した
のあ「…やはり、魚を獲るためには魚でも鳥でもない……人になることよ。」バリバリッ!!
島のアイドルは
長い時のあと大陸になった
真奈美「君と長い時を過ごし…気付いたよ。私は君と言う大陸に生きていたんだと。」フッ…
P「俺も、あなたと言う大陸に生きているんですよ。」ニコッ
素早いアイドルは
走り続けて
チーターになった
早苗「待てぇぇぇ!!!」ダダダダダッ!!
清良「………」ニコニコスタスタ
愛海「増えてる!なんか増えてる!!もういい!アイドルやめてチーターになるぅ!!!」ダダダダダッ!!
人間アイドルは
国を作って文明を生んだ
のあ「ここは346プロ改め前川王国…魚を食べれる人以外の立ち入りは許されないわ。」バーン!!
みく「なんでにゃ!!」
一方大陸アイドルは
長い目で見ると実は動いている
真奈美「…P!赤ちゃんがお腹を……!」パァァ!
P「俺とお前の子なら元気で逞しい子になるだろうな…」クスッ
そしてチーターアイドルは
速さを求めて
ハーレーを買った
愛海「…はい、バイク……速いやつを。請求は346プロで。」ピッ!
ハーレーアイドルは
趣味が高じて
レーサーになった
早苗「そこのヤンキーども止まりなさーい!」ヴォォォォン!!
愛海「飛ばせ飛ばせたくみんバイクゥ!白バイなんか目じゃないぜぇー!!」モミモミ
拓海「クッ!テメェ振り切ったら覚えてろよ!!」ヴォォォォン!!
レーサーアイドルは
走り続けて
奏「…」
チーターになった
チーターに似た顔 になった
ウォー!ヒューヒュー!ウォー!キャッホゥ!ウォー!キャッホゥ!キャッホゥ!
《346プロ・事務所》
愛海「……という流れを作れば拓海さんの胸を揉めるわけですよ。」ドヤァ…
P「今までの全部前振りかよ。」
愛海「いやぁ…でもこの流れで行けばみんな幸せになれるじゃん?私は揉める、婚期が望まれないプロデューサーは結婚できる……ね?」
P「ツッコミ所がありすぎて何も言えねえよ。」
ありす「………?」ヒョコッ
P「違う違う、呼んでない。」チョイチョイ
ありす「?」タタタッ…ボスン
P「そもそもウサミン星を目指してたのあが何で前川王国作ってんだよ。」ナデナデ
ありす「~♪」パタパタ
愛海「うわぁ、膝に乗ってすっごい笑顔。…登場人物の意思を尊重した結果があの歌なんだけど。」
P「のあの意思かよ…まぁ分からなくはないが。」
P「……ん?じゃあ木場さんもか?」
愛海「うん。」
コンコン、ガチャッ
真奈美「プロデューサー、ちょっといいか。」
P「はい、なんでしょう?」
真奈美「単刀直入に言おう。私と結婚してくれ。」
ありす「!?」ガバッ!
P「……俺でよければ。」
ありす「!!?」ガババッ!!
愛海「わぁー…さすが強い大陸系アイドル。」
ポンポン
愛海「ん?」クルッ
早苗「………」ニコニコ
清良「………」ニコニコ
拓海「………」ゴキゴキッ!
愛海「……来世はチーターになろうかな。」
終わり
こんにちは、スターライトステージにSRかSSRの紗枝ちゃんを望んで止まない紗枝Pです。
奏さんが最後付近に登場したのはCDデビューするまで私が名前を呼び間違えていた事が関係しています。
本当に申し訳ありませんでした。
遅れましたが、明けましておめでとうございます!
今年も色々なssを書く予定ですので、また目を通していただけたら幸いです。
お付き合い、ありがとうございました!
乙
ッそう……
乙ピューピュー♪
何て壮大な前振り…
乙
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