真姫「あのカタカナ英語のラップは何よ。もうちょっと頑張りなさいよ」
凛「凛だって一生懸命歌ったにゃ」
真姫「どこが一生懸命なのよ...まあ可愛らしさは伝わってきたけど」
凛「一生懸命指示通りにカタカナ英語で歌ったにゃ」
真姫「演技だったの!?」
参照動画 : https://m.youtube.com/watch?v
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1451931445
凛「当たり前にゃ。指示もないのにあんなやる気のない歌い方したらスクールアイドルとして恥にゃ」
真姫「別に恥って程でもないと思うわよ?ところで誰の指示でそんな歌い方を...」
凛「理事長にゃ」
真姫「あっ、理事長が」
凛「星空さんはそういうキャラで行きましょうって理事長室で言われたにゃ」
真姫「あっそう...ところで凛の語尾についているにゃ、は」
凛「ふざけないで。これは私の意思だよ」
真姫「そ、そうですか」
凛「あと希ちゃんと絵里ちゃんも指示を受けたらしいよ」
真姫「あの2人も?μ'sって結構危ういグループに思えてきたわ」
凛「なんでも希ちゃんはおっとり系で、絵里ちゃんは頭からっぽにして行きましょう、だって」
真姫「希はともかく絵里は怒ってもいいわね」
凛「何故か希ちゃんが怒ってたけどね。ウチ、そんなおっとり系やないのに〜〜〜って」
真姫「いや語尾の伸ばしようからしてどうしようもないおっとりさんよ」
凛「絵里ちゃんはおっとり系の希もハラショーよってなだめてたよ」
真姫「頭からっぽにしろって指示いらないでしょ」
凛「ところで真姫ちゃん、他のみんなでラップの上手い子っているかにゃ?」
真姫「うーん、やっぱり海未ね。にこちゃんもいいと思うけど、発音がみんなの中で一番だから」
凛「そうだね。みんなより強弱アクセントが日本語にも効いてて、"Life is"を"Lifis"
で歌ってる感じもあっていいね」
真姫「強弱アクセントが日本語に効いてる?」
凛「日本語は高低アクセントなんだけれど、強弱アクセント、英語でアクセントっていえばこのプロミネンスアクセントね、これにすると英語っぽく聞こえるよ」
真姫「な、なるほど。例えば?」
凛「真姫ちゃんのMaki(まき)を、棒読みにして、「Ma」は強く、「Ki」は弱く言ってみて。そしたらアメリカンになるにゃー」
真姫「棒読みなら得意よ...ってナニイワセルノ!とにかく、分かったわ」
凛「あとLとRの発音の違いは分からなかったし、jumpのpも言ってないみたいだし、ZEROもみんなゼロだったにゃ」
真姫「そんなの誰も気にしないでしょ。だいたい、ZEROはゼロでいいじゃない」
凛「なら最初から零って表記したほうがいいよ?ZeroはZirou、ズィロウって言ったほうが...」
真姫「ズィロウって何よ。ういろうの海外版?外国人じゃないんだからいいじゃない」
凛「真姫ちゃん、凛に言ったこと覚えてる?」
真姫「え?」
凛「まあいいよ...。それより、Wonderful Rushってどういう意味にゃ?」
真姫「それは海未に聞かないと分からないわよ」
海未「話は聞かせてもらいました」
まきりん「海未(ちゃん)!」
海未「Wonderful Rushの意味ですか...。愚問ですね、考えてみれば分かるはずです」
真姫「うーん、ワンダフルは素晴らしいで、ラッシュはゴールドラッシュのラッシュかしら。素晴らしいものがいっぱいみたいな感じ?」
凛「すてきな突進、とか突撃かな?全体的に歌詞が進めとかLet's goとかあるし、前進する意味じゃないかな。サビでもこれからの〜、迷ったら〜、の直後だから...」
海未「2人とも惜しいですね。いい線いってたんですが、歌詞の趣きを推し量るには未熟でしたね。正解は"すばらしい通勤ラッシュ"です!」
まきりん「えっ」
海未「では、皆さんご唱和ください。解説を加えますので」
まきりん「は、はあ」
まきりん「Hi hi,ススメ!まだまだLet's go!! Hi hi,ススメ!ほらほらLet's go!!」
海未「ーーー車掌さんが半ギレしつつ笛を吹きます。みんな満員電車に必死に乗ろうとしているのです。これは戦争なのです...」
まきりん「大事なことはなんだっけ?
ちいさな努力が明日を作るんだ
いまを愛してぶつかろう!」
海未「大事なこと...それは出勤時間。毎日守って出世という明日が開くのです!愚民ども、愛してますからどきなさい!」
まきりん「もっと近くで語りあいたいな
頷いた君とどこまで走ろうか」
海未「寄ってこないでください!!息が臭いんですよおおおお!!」
まきりん「これからのWonderful Rush
みんな幸せになるため
新しい世界 探しに行こうよ
迷ったらWonderful Rush
僕は輝きを信じて 遙か遠くの虹だけど…そう、きっとつかんで!」
海未「先ほどは取り乱しました...。私たちは一蓮托生、こんな乗車率500%の車内でもお互いの幸せを考えなければ。目的駅まで停車駅なし、数十分かかりますが生きて降車しましょう!」
真姫「要するに、通勤ラッシュを想像して書いた詩がWonderful Rushという訳ね」
海未「違います」
まきりん「えっ」
海未「スクールアイドルの歌に通勤ラッシュを思わせる歌詞なんて書くはずないじゃないですか。頭大丈夫ですか?」
真姫「殴っていいかしら?」
凛「人に散々歌わせといて透かしオチはないにゃ」
真姫「なんか高笑いして帰っていったけど、追いかけて殴っていいかしら?」
凛「なんで高笑いしたんだろう。全然わかんないけど凛ストレスで思考能力が低下してるのかにゃ?」
真姫「とにかく、話は一件落着ね。キャラでカタカナ英語を使ってたのなら、初めから理事長か凛の一言が欲しかったわ。ワオーンとか笑」
凛「真姫ちゃん、Waoはワオーンとは言わないよ?発音が…」
まきうみ「それはもういい(です)」
Fin(ふぃん)
Fin(ふぁん)ですすいません
あとYouTube のurl はv=1gQaEg4ucpgがぬけてました
https://m.youtube.com/watch?v=1gQaEg4ucpg
暇つぶしに貢献できたら幸いです
凛ちゃんはかしこいなぁー
おつ
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