学校の便所・個室
ジョナサン「こ、この感触はもしや・・・」ソッ
ジョナサン「ハッ!・・・・・・血だ!」
ジョナサン「間違いない!踏ん張りすぎて肛門が切れてしまったんだ!」
ジョナサン「すごく痛いぞッ!」
ガチャッ
ジョナサン「ハッ!」
ジョナサン(人が来る!)
モブ男1「またテストで満点だったんだって?」
モブ男2「流石ディオ!俺たちにはできないないことを平然とやってのける!そこにしびれる憧れるゥーッ!」
ディオ「大したことじゃあないさ」
ジョナサン(ディ・・・ディオ!?)ドドドドドド
ジョナサン(そんなッ! よりにもよってディオたちが来るだなんて!)
モブ男1「ン?」ピタッ
モブ男2「どうした?」
モブ男1「オイ見ろよ。個室のドアが閉まってやがるぜ」
モブ男2「本当だ。昼飯食ったばっかなのにもうウンコしてる奴居るのかよ」
モブ男1「クッセェー!」ギャハハハハ
ジョナサン(耐えろ、耐えるんだ。下手に動いて『ぼく』がウンコしているとバレてしまったら)
ジョナサン(明日からぼくのあだ名は『チクリ魔』ジョジョから『ウンコたれ』ジョジョに変わってしまうッ!)
ジョナサン(チクリ魔も嫌だけれど、ウンコたれはもっと嫌だ!)
ジョナサン(とにかく、心を無にするんだ。彼らのことを考えず、冷静にウンコの続きをしよう)
ジョナサン(肛門は切れてしまったが、・・・久々のウンコだッ!)ドドド
ジョナサン(ぼくはこのタイミングを逃したくないッ!)ドドドドドド
『便秘ッ!その長く苦しい戦いの日々を、二度と繰り返してなるものかッ!』
『ジョジョの瞳にはッ!漆黒の意思が宿りつつあったッ!』
ジョナサン(ぼくは必ず、ウンコをしてみせるッ!)
モブ1「なあ、誰がウンコしてるか上から覗いてみようぜ」
モブ2「いいね」
ジョナサン「!!!!」
ジョナサン(ま、まずい!)
ジョナサン(この個室に逃げ場はないッ!上から覗かれたら、ぼくはおしまいだァッ!!)
モブ1「それじゃあ、誰が登る?」
モブ2「言い出しっぺのお前がやれよォ、なあディオ」
ディオ「・・・・・・」
ディオ「やめておけよ。誰であれ、最中に覗くってのは失礼じゃあないか」
ジョナサン「なっ・・・!」
ジョナサン(意外だ。普段の彼なら、ぼくに対する嫌がらせを喜んでやりそうなものなのに・・・)
ジョナサン(ハッ!そうか・・・ディオはぼく以外の前では誰にとってもとっつきやすい優等生だ)
ジョナサン(だから、こうして庇うような発言をしているんだ)
ジョナサン(個室の中に居る『友人』に恩を売るためにッ!!)
ジョナサン(つまり、ディオにもまだ中にいるのが『ぼく』だとはバレていないッ!!)
擬音のせいで土砂のような下痢便をしてるみたいだな
謎の緊張感があるな、上手いぞ。応援する
初期の荒木絵で学校のトイレが描写される凄い絵面が浮かぶ
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