【予定は未定】ライラ「明けましたー」 千早「おめでとうございます」 (49)

・アイマス×モバマス
・千早とライラさんが出掛けるだけ
・ヤマ、オチ特になし
・のんびり更新予定


明けましておめでとうございます
本年もどうかよろしくお付き合いください

↓前回放送
千早「予定は未定」 ライラ「すぺしゃるですか?」
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【予定は未定・番外編】ある日のCGプロ
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千早「皆さん明けましておめでとうございます、如月千早です」

ライラ「明けましたねー、おめでたいですねー」

ライラ「新しい年が皆さんにとって幸せなら、ライラさんも嬉しいですねー」

千早「いつまでたっても予定が決まらない当番組ですが、年を超えることができました」

ライラ「ひとえに皆さんのお陰でございますねー」

千早「…………本当に」

ライラ「何やら思うところがあるようでございますね」

千早「クリスマスシーズンに何の話もなかったので、『もう終わるのかな』って思っていました」

ライラ「あー、わかるような気がしますですよ」

千早「……続いてよかった」

ライラ「えへへー、ライラさんもー」


千早「さて、気を取り直して第五回目の放送です」

ライラ「……すごい人ですねー」

千早「時期的にも場所的にも、仕方がないわね」

ライラ「何と今日は伏見稲荷大社からお送りするのですよ」

千早「ライラさんよく知っていたわね」

ライラ「アリスさんに見せてもらった写真がキレイでしたので、来てみたかったのですよ」

千早「アリスさん?」


ライラ「事務所のお仲間で、小さいのにしっかり者さんなのです」

ライラ「タブレットを使いこなす、物知りな方なのですよ」

千早「……タブレット…、あぁ、便利よね、あれ…」

ライラ「(千早さん、もしかしてわかってないです?)」

千早「そ、それでは、如月千早と」

ライラ「ライラさんのー」

「「予定は未定」」

ライラ「(千早さん誤魔化しましたですね)」


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千早「そういえば、ライラさんは初詣は済ませたのかしら?」

ライラ「実はまだなのですよー」

千早「じゃあ、私と一緒ね」

ライラ「そうなのですか?」

千早「年末年始はバタバタしちゃって」

ライラ「えへへー。では、二人おそろいで初詣なのですね」

千早「(……これはこれで、良かったのかもしれないわね)」


千早「ライラさんはお参りしたことはあるの?」

ライラ「はいですよ。一昨年事務所の皆さんと初詣しましたです」

千早「じゃあ、作法なんかは大丈夫かしら」

ライラ「あー、ライラさんは皆さんの真似をしていただけですので、ちょっと自信ないですねー」

千早「ふふ、じゃあ一緒に勉強しながら行きましょうか」

ライラ「よろしくお願いしますですよ」


千早「まずは手水舎ね」

ライラ「ちょうずや、ですか?」

千早「お参りする前に手と口を清めるの」

ライラ「それだけでいいのですか?」

千早「両手と口を清めることで、魂も清めることができると考えられているのよ」

ライラ「おー、そうなのですか」


千早「やり方は、ほら、案内板があるからその通りにすればいいわ」

ライラ「なんと、親切でございますね」

千早「口をすすぐときは、柄杓に口をつけたり、音を立てたりしないようにね」

ライラ「わかりましたー」

ライラ「えーと、左手、右手、口をすすいで……」

ライラ「おお、もう一度左手を洗うのですか」

千早「あとは柄杓を清めて、戻して終わりね」

ライラ「千早さん、出来ましたよー」

千早「じゃあ、楼門をくぐってお参りしましょうか」

本日ここまで
話はそんなに長くない予定ですが、更新はのんびりになりそうです

よろしければ、お付き合いのほどを

とんでもねぇ、待ってたんだ
乙!あけおめ!

あけおめ


――――――
――――
――

ライラ「おおー、キレイでございますねー」

千早「さすが、全国に三万社ある稲荷神社の総本社ね」

ライラ「三万、でございますか?」

千早「日本の色んな所にお稲荷さんがあるのよ」

ライラ「ここの神様がボスなのですね」

千早「……まぁ、認識としては間違っていないわね」


ライラ「そういえば、なんで赤っぽい色なのですか?」

千早「朱色ね。えーと、なんでも魔除けの効果があるんですって」

千早「あと、伏見稲荷では豊穣を意味する色でもあるみたい」

ライラ「ホウジョウ?」

千早「穀物が豊かに実るっていう意味よ」

ライラ「ではライラさんの家もこの色にすれば、お腹一杯食べられるのでございますね」

千早「そ、それはどうかしら」


ライラ「こんなに人が一杯なのに、あんまり騒がしくありませんねー」

千早「お願い事は、心の中で唱えれば神様が聞いてくれるの」

ライラ「心の声が届くのですか?」

千早「ええ。ちゃんと作法を守れば、ね」

ライラ「ライラさん、ちゃんと聞いてほしいので作法を教えて欲しいですよ」

千早「そんなに難しくないわよ。まずはお賽銭」

ライラ「あー、お金を投げるあれでございますね」

千早「大切なものを捧げることで私欲を祓って、心を綺麗にするの」


ライラ「大切なもの……アイスはダメですか?」

千早「あ、アイスは汚れちゃうから……」

ライラ「……そうでございますか。では、どれくらいお金を投げればいいのでしょうか」

千早「特に決まった金額はないわね」

ライラ「千早さんは幾らにするのですか?」

千早「良いご縁がありますように……っていう語呂合わせで、115円にするつもり」

ライラ「おー、なんだかおもしろいですねー。ライラさんもそうしますですよ」


千早「ふふ……で、お賽銭を入れたら鈴を鳴らして神様を呼びます」

ライラ「あれはなんだか楽しそうですねー」

千早「あんまりうるさくすると、神様が耳を塞いじゃうわよ?」

ライラ「…………ライラさんはレディですので、そんなことはしないのです」

千早「(やりたかったのね)」

ライラ「それからどうするのですか?」

千早「あとは、二回お辞儀をして、二回手を叩くの」

千早「そのあと願い事をお伝えして、最後に一礼。これでお終いね」

ライラ「二回お辞儀、二回拍手、お願いしてお辞儀……ライラさんマスターしましたですよ」

千早「あ、お賽銭は優しく賽銭箱に入れてね? 本当に投げると失礼になるから」

ライラ「……危なかったでございます」

千早「じゃあ、行きましょうか」

ライラ「レッツゴーでございますね」


千早「まずはお賽銭」

ライラ「千早さんとお揃いですねー」

千早「ライラさん、鈴鳴らしてみる?」

ライラ「はいです。えーと、優しく、優しく」

千早「(かわいい)」


ライラ「次はお辞儀二回に拍手二回ですございますね」

千早「そう。あとはお願い事を心の中で唱えればいいわ」

千早「(私の歌がもっと多くの人に届きますように)」

ライラ「(ライラさんもっと頑張りますので、いっぱいお仕事欲しいのですよ)」

千早「(叶うなら、誰かの力になれるような、そんな歌が歌えますように)」

ライラ「(できればご褒美のアイスも頂けると嬉しいですねー)」

千早「…………」

ライラ「…………」

千早「最後に一礼。聞いてくださった神様にお礼をしましょう」

ライラ「ありがとうございましたですよ」


ライラ「千早さんは何をお願いしたのですか?」

千早「こういうことは、秘密にしておいた方が叶いそうな気がしない?」

ライラ「なんと、そういうものなのですか」

千早「まぁ、あくまで私がそう思っているだけなのだけれど」

ライラ「では、ライラさんもそうするでございますよ」

千早「じゃあ次は、お待ちかねの千本鳥居に行きましょうか」

ライラ「おー、写真で見た真っ赤な道でございますね」

千早「私も、実際に見るのは初めてなのよね」

ライラ「それは楽しみでございますねー」

ちょっと中座します


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千早「………」

ライラ「……おぉー」

千早「これは……なんて言ったらいいのかしら………」

ライラ「何とも不思議な雰囲気でございますねー」

千早「まるで、別の世界につながっていそうね」

ライラ「それは、迷ったら大変でございます」

千早「一本道みたいだから、大丈夫よ」

ライラ「うー、千早さん、手を繋いでいただいてもよろしいですか?」

千早「ふふっ、いいわよ」

ライラ「えへへー、これで安心でございますね」


ライラ「それにしても、たくさん鳥居があるのですね」

千早「それだけ、ご利益があるということなんじゃないから」

ライラ「おや、それぞれ違うお名前が書かれていますですねー」

千早「鳥居の奉納は、江戸時代に広まったそうよ」

ライラ「えどじだい?」

千早「今から大体300年くらい前の話ね」

ライラ「おー、そんなに昔からなのですか」

千早「伏見稲荷からすると最近のことみたいだけど」

ライラ「?」

千早「このお山に神様がやってきたのは1300年以上前のことなんですって」

ライラ「……本当に、別の世界につながっていたりしないでしょうか」

千早「もしそうでも、手を繋いでいるから大丈夫よ」

ライラ「えへへー」


ライラ「鳥居を抜けると小さな建物、でございますねー」

千早「奥の院ね。こちらでもお参りしましょうか」

ライラ「はいですー」

千早「…………」

ライラ「………えへへー」

千早「どうしたの?」

ライラ「さっきお参りしたところよりも、神秘的な感じですよ」

千早「お山の玄関口みたいなところでもあるからかしら」

ライラ「お山?」


千早「今まで通ってきたところと、後ろのお山を合わせて伏見稲荷大社なの」

ライラ「おー、スケールが大きいでございますね」

千早「みんながみんな、すべてお参りするわけではないみたいだけれど」

ライラ「そうなのですか。ところで、あそこは何で人が並んでいるのですか?」

千早「おもかる石っていう、有名な試し石があるの」

ライラ「おもかる石?」

千早「願いを考えながら石を持って、軽く感じたらお願いは叶って、重ければ叶わないんですって」

ライラ「おー、ライラさんもやってみたいです」

千早「じゃあ、行きましょうか」

ライラ「はいです」


千早「……」

ライラ「……」

千早「(私や、私の周りのみんなが笑顔であれますように)」

ライラ「(ライラさんも千早さんみたいに素敵なアイドルになりたいですねー)」

ライラ「千早さんはどうでしたか?」

千早「重くも軽くもなかったわね」

千早「解釈に困るけれど、これからも努力を怠るなってことだと受け止めることにするわ」


ライラ「………ライラさんはなかなか重かったのですよ」

ライラ「ライラさん、お願い叶わないのでしょうか」

千早「(こういう時、どうすればいいのかしら。今の私が言えることって……)」

千早「……じゃあ、諦める?」

ライラ「っ!! それは嫌でございます」

千早「それなら、お願いが叶うように頑張りましょう」


千早「重く感じた分だけ努力すれば、願いは叶うとも言うわよ?」

ライラ「……さっき千早さんが言っていたことと違うのです」

千早「日本って、こういうところはいい加減なの。だから、都合のいい方を信じましょう?」

ライラ「……えへへ、素敵ないい加減でございますね」

千早「……やっぱり、ライラさんは笑顔のほうがいいわね」

ライラ「は、恥ずかしいでございますよ」

千早「(努力を怠るな、か)」

というわけで本日分でした
あと1、2回の投下で完結する予定です

お付き合いいただきましてありがとうございました

おつ
はぁ~癒される~


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ライラ「千早さん、あれはなんでしょうか?」

千早「あれは……絵馬、だと思うわ」

千早「私が知っている絵馬と、ずいぶん形が違うけれど」

ライラ「狐さんの絵が描いてありますねー」

千早「全然関係ない絵が描かれたものもあるわね」

ライラ「なんで狐さんなのでございますか?」

千早「狐はお稲荷様の御遣いなの。ここまでにも、いろんなところにお狐様がいたでしょう?」

ライラ「おー、そういえばそうでしたねー」


千早「それにしても、絵馬にこんな風に好き勝手な絵を描くなんて……」

ライラ「これも、素敵ないい加減でございますか?」

千早「……ふふっ、そうかもしれないわね」

ライラ「ライラさんも書いてみたいですねー」

千早「それぞれ書いて奉納する?」

ライラ「実はライラさん、まだ日本語を書くのは苦手でございまして」

千早「じゃあ、二人で一枚にしましょうか」

ライラ「おー、ではライラさんは狐さんを描きますですよ」

千早「お願い事はどうする?」

ライラ「えへへー、それはですねー」

千早「ふふっ」

「「予定が決まりますように」」


***************************


千早「あら、雪……」

ライラ「お天気なのに、不思議でございますねー」

千早「これも、狐の嫁入りでいいのかしら?」

ライラ「お狐様、結婚なさるのですか?」

千早「お日様が出ているときの雨を、そう呼ぶの」

ライラ「ほー、ライラさんまた一つ物知りになりましたですねー」

千早「雪の時もそう呼んでいいのかしら……風花は聞いたことがあるけれど」

ライラ「かざはな?」

千早「風に乗って飛んでくる雪を、そう呼ぶこともあるの」

ライラ「でも、風は吹いていないですよ?」

千早「そうなのよね。なんだか不思議」


ライラ「えへへー、ライラさん雪は大好きなのです」

千早「ライラさんの故郷では、雪は降らないものね」

ライラ「この前積もったときは、事務所の皆さんと遊びましたですよ」

ライラ「雪ダルマや雪ウサギを作りまして、雪合戦も楽しかったですねー」

千早「積もるくらいに降れば、一緒に遊べるかもしれないわね」

ライラ「おおー、それは素敵でございます」

千早「でも、この降り方だとちょっと厳しいかしら」

ライラ「それは残念です」


千早「それに、お山巡りもちょっと難しいわね」

ライラ「まだ何かあったのですか?」

千早「お山の方にも色々とお参りするところがあるの。それをお山巡りって言うんだけれど」

ライラ「おー、ハイキングしながらお参り、楽しそうですねー」

千早「二時間くらいかかるらしいから、天気が崩れたりすると怖いわね」

ライラ「あー、残念ですが次のお楽しみということでしょうか」

千早「また、来られるといいわね」

ライラ「はいですー」


***************************


ライラ「スタート地点に帰ってまいりましたー」

千早「楼門から見る表参道も、とても綺麗ね」

ライラ「そうですねー」

千早「今日見て回れなかったところもあるし、ぜひまた来てみたいわ」

ライラ「ライラさんもー」

千早「ふふっ、一緒に来られるといいわね」

ライラ「えへへー」


千早「というわけで、新年第一回目の放送を伏見稲荷大社よりお送りいたしました」

ライラ「今年も是非ともよろしくお願いしますですよー」

千早「そのためにはまず、予定が決まってくれないことには……」

ライラ「絵馬にも書いたのですから、大丈夫ですよー」

千早「……お稲荷様、よろしくお願いします」

ライラ「それでは、ライラさんとー」

千早「如月千早でした」

ライラ「またお会いいたしましょー」

千早「………あれ? あの人…」

Web限定の映像特典(という名のオマケ)の編集作業に入ります
今日中に仕上がれば……いいな

少々?お待ちください


***************************


【映像特典:25歳児襲来】

千早「………あれ? あの人…」

ライラ「どうかしたのですか、千早さん?」

千早「ほら、あそこで手を振っている人……」

楓「お疲れ様です、ライラちゃんに千早ちゃん」

ライラ「おー、楓さん。明けましておめでとうございますですよー」

千早「高垣さん、明けましておめでとうございます」

楓「ふふ、二人とも、明けましておめでとうございます」


千早「高垣さんはどうしてここに?」

楓「この近くで撮影があったんです」

ライラ「おー、奇遇でございますねー」

楓「撮影は無事終わったんですが、この辺りに良いお酒を扱っているお店があると聞いたんです」

楓「そうしたら二人の姿が見えたので」

ライラ「ライラさんたちはテレビのロケをしていたのですよ」

楓「確か『予定は未定』だったかしら」

千早「はい。ひょっとして、見ていただいているんですか?」

楓「ええ。家でお酒を飲みながら、ほっこりさせてもらっています」

ライラ「えへへー、嬉しいですねー」


楓「そういえば、お天気、大丈夫でしたか?」

ライラ「あー、鳥居の道を通るまではいいお天気でしたですよ」

千早「奥の院で降られまして、お山巡りは断念しました」

楓「おやまぁ、それは残念でしたね」

千早「……くっ、くふふっ……ふふふふっ……」

ライラ「千早さんどうかしたのですか?」

千早「(……お山巡り、お山……おやまぁ………)」

千早「……ふふっ、い、いいえ、なんでも………ぷふっ」

ライラ「こんな千早さんは初めてですねー」

楓「ふふふ」

ライラ「楓さんもなんだか嬉しそうです」

ライラ「お二人とも楽しそうだと、ライラさんも楽しい気分ですよー」


千早「……お見苦しいところをお見せしました」

ライラ「新しい千早さんが見れて嬉しいのですよー」

千早「あのライラさん? できれば忘れてもらえると……」

ライラ「そういうわけにはいきませんですよ」

楓「ふふ、二人とも本当に仲良しなんですね」

ライラ「はいですよ。なんと、千早さんはライラさんのお姉さんでございますから」

千早「ちょっと、ライラさん!?」


楓「なんだか羨ましいです」

千早「え?」

楓「私だって千早ちゃんとお仕事したことあるのに」

千早「あの……?」

楓「なのに私は『高垣さん』なんですね」

千早「……えっと」

楓「私は千早ちゃん、って呼んでいるのに」

ライラ「(楓さんが可愛らしく見えますです)」


楓「ズルいです。私も下の名前で呼んでほしいです」

千早「た、高垣さん?」

千早「(この有無を言わせないオーラ、一体なんなの!?)」

楓「あ、かえ姉さんでもいいですよ?」

千早「か、かえ……!?」

ライラ「おー、では楓さんはライラさんのお姉さんにもなるのですねー」

楓「千早ちゃんがそう呼んでくれるなら……ですけど」

千早「あの、目上の人をそんな風に呼ぶなんて……」

楓「私は構いませんよ?」

ライラ「みんな仲良しは素敵ですねー」


千早「(ふ、二人の視線が……そんな目で見ないで)」

千早「(でも、ここで逃げても事態が好転するとはとても……)」

楓「千早ちゃん?」

ライラ「千早さん?」

千早「(ああ、もう!)」

千早「その……か、かえ………楓、さん?」

楓「かえ姉さんじゃないんですね……」

千早「そ、その、私は……」

楓「ふふふ、冗談です。あらためて、これからよろしくお願いしますね」

千早「(そんな笑顔をされたら、何も言えないじゃないですか)」

千早「こちらこそ。不肖の妹分ですが、よろしくお願いします」

ライラ「ライラさんもー」

千早「きゃっ」

楓「あらあら」


楓「そうだ、二人ともちょっと時間はありますか?」

ライラ「ライラさんは大丈夫ですよー」

千早「はい、私も今日はもうオフですので」

楓「じゃあ、近くに美味しい甘酒を出してくれるお茶屋さんがあるんですけど」

ライラ「おー、素敵ですねー」

千早「そんな、ご迷惑じゃ……」

楓「千早ちゃん?」

ライラ「千早さん?」


千早「……わかりました、だからそんな目で見ないでください」

楓「ふふ、よろしい」

ライラ「楓さん、アイスはあるのですか?」

楓「抹茶のアイスがあるみたい。はまっちゃうくらい美味しいんですって」

千早「ぷふっ、……くっ、くふふふ………」

ライラ「(よくわかりませんが楓さんがとってもいい笑顔なのです)」

ライラ「幸せでございますねー」


<幕>

というわけで、ちはライ初詣でした
内容の割に更新が遅くて申し訳ないです
いつか書きたかった楓さんもおまけに出演して頂きました
……楓さん難しいです

お気に召しましたら幸いです
お付き合いいただきましてありがとうございました


なごむなあ

僕のお姉さんになってくれ

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