男(朝起きたら知らない少女がコタツで寝ていた)
男「・・・なんだこれ」
??「・・・・・んみゅう?あ、おはよう!」
男「いや誰だよお前」
聖夜娘「聖夜娘だよ!よろしく!」
男「は!?」
聖夜娘「私はクリスマスを運んでるんだー!」
男「いろいろ意味わかんねえよっつーかなんで俺のとこなんだよ!」
聖夜娘「たぶんねー、イブに君が叫んでたの聞いちゃったからじゃないかなあ」
男「いやたしかにクリスマスとリア充滅びろとか叫んだけどさ」
聖夜娘「つまり!君はまだ私からクリスマスを受け取ってないんだよ!」
男「いやいらんから」
男「俺は日本の文化を大切にする派だからさ」
聖夜娘「もし彼女いたらクリスマス楽しんでたでしょ!」
男「当たり前だろ!」
聖夜娘「日本の文化は!?」
男「え?なんか言った?」
聖夜娘「ええ!?」
もう終わってるぞ
かなしいなぁ
途中出かけるから待ってて
聖夜娘「せっかくなんだから楽しもうよ!ね!ね!」
男「子供かお前は!楽しいことはクリスマスだけじゃねーから」
聖夜娘「ええーじゃあクリスマスも楽しもうよー」
男「やだ。リア充ほろべクリスマスと共に」
聖夜娘「君も子供じゃんか!」
男「うっせーいいんだよまだ高校生なんだから」
聖夜娘「そんなだから彼女さんできないんだよ!」
男「ぐはっ」
聖夜娘「ね、一緒にクリスマスしよ!」
男「わかったから!これ以上ひとり身を傷つけないでもっと優しくして!」
聖夜娘「君が素直にクリスマス受け取らないのが悪い!」
男「押し売りじゃんかそれ・・・」
聖夜娘「んじゃさっそくパーティーやろ~!みんなおいで~!」
ぼふん
男「うお、煙が・・・」
ツリー男「どうも」
男「帰れよ!」
ツリー男「ツリー男です」
男「嘘つくな!ただのツリーの着ぐるみきた変態じゃねーか!」
聖夜娘「やだなあ、ツリー被ってるツリー職人さんだよ」
ツリー男「聖夜娘さんがツリーが欲しいとのことだったので」
男「ふつうにツリーもってこいや!」
ツリー男「はあ、しかたないですね・・・・」
男「ため息つくなこら」
ぼふん
聖夜娘「お!ツリーだ!」
男「ふう、帰ってくれたか」
男「なんてもん呼んでくれてんだおい」ぐりぐり
聖夜娘「いたい!いたいから!」
男「もうしないか?」
聖夜娘「いややるけどさ」
男「そこはやめろよ!」
聖夜娘「ほら、立派なツリーですよ!」
男「確かに綺麗だけどさ」
聖夜娘「でしょ!じゃあクリスマスたのしも!」
男「むり」
聖夜娘「えー」
出かけてきます
みてくれてる人待っててください
期待
お待たせしました
聖夜娘「じゃあ、クリスマスに食べるごちそうなーんだ?」
男「あ?七面鳥とか?」
聖夜娘「あったり!いくよー!」
男「また七面鳥のカッコの変態じゃねーよな?」
聖夜娘「ちゃんと七面鳥だよっ。そーれ!」
ぼふん
七面鳥「ぐわっ」
男「生きた奴だすなよ!」
聖夜娘「ちゃんと七面鳥だよ?」
男「そういう問題じゃねえから!」
聖夜娘「可愛いよね!」
男「だからって生きた奴出すなよ!どーすんのさこれ」
聖夜娘「あ、逃げたよ」
男「最悪だよ!追いかけるぞ!」
聖夜娘「あ、また3羽逃げたー」
男「・・・・何羽いるのさ」
聖夜娘「8羽かな?」
男「全部いねえし!」
男「おかしいぞ・・・・クリスマスはこんな疲れる日じゃないはずなのに・・・」
聖夜娘「全部捕まってよかったよ~。災難だったねぇー」
男「いやお前のせいだからさ」
聖夜娘「クリスマス楽しむ気になった?」
男「むしろ腹減った」
聖夜娘「それなら!」
ぼふん
男「ケーキ?」
聖夜娘「私が作ったんだよっ」
男「正直ケーキは大好きなんだ。食べていいのか?」
聖夜娘「いいよー♪」
男(こういうのだと・・・素直に嬉しいなあ。とりあえず切って・・・・)
ガキンッ!
男「・・・・・・は?包丁が折れた?」
聖夜娘「えへへ、作り方間違えちゃったみたい・・・・」///
男「おいどーやったらこんな硬くなんだよすげーなお前」
聖夜娘「えっへん!」
男「褒めてはないからさ」
聖夜娘「ごめんなさい・・・がんばったんだけど・・・・」うるうる
男「・・・・・・まあその、気持ちはすごく伝わったよ。ありがとう」
聖夜娘「・・・!よかった!クリスマス楽しんでくれたんだね!」
男「いやそれとこれとは違うから」
聖夜娘「む!」
男「ふくれたってどーもならん」
聖夜娘「む~む~む~!」
男「てい」ぷす
聖夜娘「ぷしゅ~」
男「ところでさ、サンタって呼べるのか?」
聖夜娘「いやだなあ、よばないよあんなお爺さん」
男「謝ってこい今すぐに」
聖夜娘「あ、トナカイなら呼べますよ?そーれ!」
男「呼ぶなこら!」
ぼふん
シカ は にげだした!
男「もういいよこのパターン!しかもトナカイじゃねえし!」
聖夜娘「てへへ♪」
男「おいこら」ぐりぐり
聖夜娘「ごめん!ごめんってば!」
男「疲れた」
聖夜娘「おつかれ!」
男「誰のせいだこら」
聖夜娘「はぁい」
男「まったく」
聖夜娘「まだよぶー?」
男「いやいやもういいんじゃないかな!?」
聖夜娘「そんな必死に否定しないでよ~!」
聖夜娘「最後はイルミネーションだよ!そーれ!」
ぽふん
男「おお・・・・これはすごく綺麗だな・・・」
聖夜娘「ホント!やった~♪」
男「嬉しそうだな」
聖夜娘「やーっとクリスマス楽しんでくれたね!私も嬉しいよ!!」
男「おまえ・・・・体が透けてきて・・・」
聖夜娘「これで私の仕事は終わりだからね!そろそろ帰る時間かな?」
男「そっか。その、ありがとう。なんだかんだ言って、今年のクリスマスはちょっと楽しかったよ」
聖夜娘「・・・!よかった!」
男「じゃあまたな、聖夜娘」
聖夜娘「うん!また来年くるからね、男!」にこり
男「帰ったか。今年はまあ、あいつのおかげでちょっと楽しかったかな・・・」
数日後・・・・
男「年末年始って言っても、何も変わんないのになぁ・・・・」
男「ただいまー。まあ、誰もいないんだけどな」
「「お帰り!」」
男「・・・・・は?誰?」
大晦日少年「大晦日届けにきましたー」
正月娘「ハッピーなお正月も忘れないでね!」
男「またかよ!」
終わり
短いですが終わりです
思いついたから書いてみました
見てくれた方ありがとうございます!
乙です、癒された
出来れば大晦日&お正月編も読みたいところ
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