【モバマスSS】家出娘と一夜の強ばり (24)
モバマスSSです
周子と紗枝ちゃん
書き溜めあります
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「いらっしゃいませ、お、兄ちゃん、また来てくれたんやな」
モバP「いつもお世話になってます」
「今日もいつものでええんか」
モバP「はい、お願いします」
「はいよ、ちょっと待っててな」
モバP「ちょっとほかのも見ていていいですか」
「おーもちろん。のんびりしててな。周子、お客さんにお茶出して」
塩見周子「はいはーい」
モバP「あれ、こちらは……?」
「あれ、会ったことなかった? うちの娘や。周子、ごあいさつし」
周子「この店の娘、シューコです。看板娘ってことで、よろしゅう」
モバP「…………」
周子「んー、どうしたん、そんなじっと見て……」
モバP「……だいふく、雪見大福」
周子「はあ?」
モバP「え、あ、いや」
周子「ほー。アンタ初対面の娘をじっと見て言うことがだいふくー。ほっほー」
モバP「いや、違うんだ。すごい肌が白くって、きれいだなって……」
周子「他にもっと言いようあったんちゃう? あーあ、傷ついたわあ」
モバP「ごめん! そんなつもりは」
周子「何か甘くておいしいもん食べたいなー 八つ橋とかいいなー」
モバP「わかった、わかった。すみません、八つ橋……ええと、二人で食べれるくらいの量」
「はい、毎度あり!」
☆
小早川紗枝「で、プロデューサーはんはまんまとごちそうさせられはったんどすな」
モバP「親父さんも親父さんだよ。娘は良く食べるからってたくさん八つ橋出してきてさ」
紗枝「京の商売人を甘く見たらあきまへんえ。うふふ」
モバP「いい勉強になりました」
紗枝「それにしても、初対面の女の子にだいふくてー」
モバP「いや、本当にすごく白かったんだ」
紗枝「としても、言いようありますやろ」
モバP「はい、その子、周子にも言われました」
紗枝「周子はんって言いはるんどすか、その子。あ、さてはまたプロデューサーはん、すかうとしたんやろ?」
モバP「何してる人なん、って聞かれたから名刺だけ、な」
紗枝「おやまあ、すかうとせえへんかったん?」
モバP「紗枝がすねるからな。女の子と約束あるのに、他に声かけるなんて、って」
紗枝「そういうことばーっか覚えてはる。ほんにプロデューサーはんはいけずやわぁ」
モバP「で、ごきげんはいかが」
紗枝「これ聞いてしもたから、ちょっぴり斜めどす」
モバP「なかなか機嫌を取るのはむずかしいな」
紗枝「もう、他人事みたいに言うて。さ、両親が待っとります。面談、よろしゅう頼みます」
モバP「任せとき~」
紗枝「下手な京都弁は禁止や言うたのに。もう、心配やわ……」
紗枝「……プロデューサーはんって仕事はいつもきっちりやなぁ」
モバP「仕事は?」
紗枝「仕事は」
モバP「……その他も精進します」
紗枝「よろしゅう」
モバP「はは」
紗枝「うふふ」
モバP「それもこれも、紗枝がしっかり仕事してくれてるからだよ。おかげで面談もうまくいくんだ」
紗枝「その仕事を取ってきてくれはるんがプロデューサーはんなんやから、お互いさまどす」
モバP「これからも、お互いよろしゅう頼んます」
紗枝「プロデューサーはん」
モバP「よろしくお願いします」
紗枝「はい、よろし。ふふ」
モバP「さて、宿に行きますかね」
紗枝「うちに泊まっていってくれたらええのに」
モバP「さすがにご迷惑だろ。紗枝も滅多にこっちには帰れないんだからさ、家族水入らずも必要だよ」
紗枝「それもそうなんやけど……」
モバP「けど?」
紗枝「プロデューサーはんを独占できるんは京都に来てくれてはるときだけやろ。一緒に過ごしたいなあ、思て」
モバP「……紗枝って時々すごい大胆なこと言うよな」
紗枝「あ、プロデューサーはん顔赤なっとる。うふふ」
モバP「紗枝も……うーん、ほっぺに桜が咲いてるよ」
紗枝「プロデューサーはん。だいふくはあきまへんけど、普通に言うたらええと思いますえ」
モバP「むずかしいなあ」
紗枝「もう、台無しやわ。ごまかすんうまいなあプロデューサーはんは」
モバP「まあまあ、すねないで」
紗枝「すねてまへん」
モバP「ごめん」
紗枝「知りまへん」
モバP「東京で今度、二人で出かけよう。仕事じゃなしにさ」
紗枝「ほんまに?」
モバP「約束する」
紗枝「ふふ、楽しみどすなあ」
モバP「ああ! その顔、これが狙いか!」
紗枝「学習しまへんな、プロデューサーはんは。京の女は強かどすえ」
モバP「やられた……でも、約束な。じゃあまた、東京で」
紗枝「はい♪ お気をつけて」
☆
ヴィーヴィーヴィー
モバP「電話……ちひろさんかな?」
モバP「ん、知らない番号」
モバP「はい、Pでございます」
『あ、Pさん』
モバP「そうですが、ええと、どちら様で?」
『周子。さっきのさ、和菓子屋の』
モバP「ああ! 手土産の和菓子、喜んでもらえたよ、ありがとう。で、どうした?」
『今日帰っちゃうん?』
モバP「いや、こっちに宿泊だけど」
『ならさ、Pさん。出会いは一期一会って言うしさ、しゅーこちゃんと少しおしゃべりしない?』
モバP「構わないけど……もう夜だし、大丈夫なのか」
『うん、へーき。お店の場所、名刺のアドレスに送ればわかる?』
モバP「いや、あれはパソコンのアドレスだから……SMSメッセージで送れる?」
『わかった。送っとく。早く来てね、じゃ、後ほど』
モバP「あ、ああ……切れてら」
モバP「ダーツ、ビリヤード……」
モバP「あんまり未成年がいていい感じの店とは思わないけど」
カランカラン
周子「あ、やっときた。待ちくたびれたよー」
モバP「馴れない土地だもんで……いいのか、未成年」
周子「もちろん、補導の時間前に帰ればね」
モバP「その時間は?」
周子「んーまあ10時くらいかな」
モバP「今、9時半なんだけどな」
周子「もう、来るの遅いから。ハンデあげるから、ダーツやろ」
モバP「おいおい、今から店を出ないと間に合わいんじゃないか」
周子「そういけずなこと言わんといて。せっかく来て、何もしないで帰るなんてだーめ」
モバP「しかたないな……ハンデって?」
周子「あたし左利きなんだ。でも右でやってあげる」
モバP「利き手と逆か。なかなかなハンデだな」
周子「でしょう? さ、やってみよ」
モバP「コテンパンに負けた」
周子「さすだに下手すぎかな。これからがんばり?」
モバP「負けっぱなしはいやだからな……ちょっと練習しようかな」
周子「いい心がけやん~ さ、罰ゲームね」
モバP「え、罰ゲームあるなんて聞いてないぞ」
周子「そりゃ聞かれなかったし?」
モバP「さすがにズルくないか」
周子「勝負じゃないのにハンデはあげないでしょ?」
モバP「一理ある……で、罰ゲームの内容は?」
周子「シューコちゃんお願いを1つ叶えてあげる」
モバP「お願いって」
周子「今日、泊めて?」
モバP「なんだ、それくらい……は?」
モバP「ダメだって言ってるだろ」
周子「親と喧嘩して家に帰れないんやもん」
モバP「仲直りしなさい」
周子「やだ」
モバP「やだ、じゃなくて」
周子「お願い!」
モバP「友達の家とかあるだろ」
周子「地元の友達じゃ親にばれるやん」
モバP「仲直りできないなら、せめてバレて安心させてやれよ」
周子「やーだ」
モバP「全く……ダメなもんはダメだ」
周子「じゃあいいよ、そこらの男に声かけるし」
モバP「本気で言ってるのか」
周子「だって仕方ないやん!」
モバP「わかった! わかりましたよ、泊めてやるよ」
周子「やた! ありがとPさん!」
モバP「あー、もう。くっつくな」
周子「看板娘のサービスってことで」
モバP「あのなあ、もっと自分を大……」
モバP(この子、口ではこんなだけど、すごい心拍数……)
モバP(まったく……)
モバP「とにかく、これ以上面倒なことになる前に宿に行くぞ」
周子「うん、よろしゅ~」
周子「シングル……」
モバP「そりゃそうだろ。1人で出張に来てるんだから」
周子「そ、そうだよね」
ガシ
周子「な、Pさん? ど、どうしたの急に肩をつかんだりして」
モバP「男と2人でこういうところに入ったら、どうなるかわかってんだろうな」
周子「っ……はい」
モバP「覚悟、できてるな」
周子「あ、当たり前じゃん。誘ったのあたしだし……いいよ、好きにして」
モバP「はあ……青ざめた顔して。俺が本当にその気だったらどうすんだ」
周子「……え? 何もせえへんの?」
モバP「当たり前だろ。人の家の娘さんを傷物にできるか」
周子「…………ぐす」
モバP「ほら、ハンカチ」
周子「……怖かった……もしかしたらそうなるんかもと思って怖かった……さっきのほんま怖かったんやからね……」
モバP「だろうな。エレベーター乗ってからはずっと震えてたもんな」
周子「……ん」
モバP「24時まで大浴場が使えるから、俺はそっちに行ってくる。その間、シャワー浴びるなり一息つくなり、好きにしてくれ」
周子「……わかった」
モバP「よろしい」
周子「Pさん」
モバP「ん?」
周子「どうもありがと。ごめんなさい」
モバP「もういいって。じゃ行ってくるから」
モバP「ただいま」
周子「おかえりなさい」
モバP「あ、シャワー浴びたのか」
周子「わかるもんなん?」
モバP「うん、雪見大福が上気してイチゴ大福に」
周子「むー」
モバP「はは」
周子「ぷ、ふふ。あはは」
モバP「やっと笑った」
周子「うん。ちょっとホッとしたかも」
ぐうう
モバP「おっと」
周子「ホッとしたらおなかすいた……」
モバP「しゃーないな。ちょっと待ってて」
周子「カップラーメン……」
モバP「ホテルの自販機に売ってるんだ。まさか、食べたことないとか?」
周子「うち、食には厳しいから」
モバP「案外そうかもなあ。俺も実家にいたころはそうだったし」
トポポポポ
周子「いいにおい」
モバP「食欲そそるだろ。家出にカップラーメンってのもぴったりだし」
周子「ふふ、そうかも」
モバP「はい、3分」
周子「いただきます」
ズズズズズ
周子「……おいしい」
モバP「しみるよなあ……」
周子「……うん」グズ
モバP(また泣いて……本当に不安だったんだろうな)
周子「……おいじい」グズ
モバP「ゆっくり、よく噛んで」
周子「……母親みたい」
モバP「それでけっこう」
ズズズズズ
モバP「ごちそうさま」
周子「ごちそうさまでした」
モバP「さ、寝るか。周子ベッド、俺が床。以上」
周子「そ、そんなんダメ。転がり込んできたのあたしなんだから」
モバP「それを許したのは俺。この部屋で偉いのも俺。良いから、ベッドに潜れ。疲れてんだろ」
周子「それやったら、あたし小さいし二人で」
モバP「男の怖さ、もう忘れたか」
周子「でもPさんはそんなことしないって」
モバP「言い切れるのか」
周子「そんな怖い顔しないで……」
モバP「ごめん。さ、ほらベッドに行くぞ」
周子「え、ちょっと」ヒョイ
モバP「周子くらい、男だったら簡単に持ち上げられるし、好きにできちゃうってこと」
周子「う、うん」
モバP「何赤くなってんだよ」
周子「ばか、お姫様だっこなんてされたん初めてやし」
モバP「あらあらかいらしいなあ」
周子「あ、下手な京都弁使うと嫌われるよ」
モバP「よく言われる」ヒョイ
周子「きゃっ」
ポスン
モバP「はい、おやすみ」
周子「ちょっと……もう」
周子「Pさん、寝た?」
モバP「……いや、まだ」
周子「家出の理由、聞かないの?」
モバP「うん。人の家庭のことだから、な」
周子「……そっか。じゃあさ」
モバP「うん」
周子「ちょっと独り言、言うね」
モバP「うん」
周子「ちゃんと、起きててね」
モバP「……うん」
周子「今日、Pさんが帰ったあと、親と将来の話になったん」
モバP「うん」
周子「あたしはさ、のんびりまったり、ぬくぬく実家の手伝いするつもりやったん」
モバP「看板娘、だもんな」
周子「うん。それが当たり前というか、他に何も考えてなくて」
モバP「うん」
周子「そしたら怒られて。もっときちんと将来考えろって」
モバP「親父さん、真面目な職人さんって感じだもんな」
周子「そうなん。あたしと違って真面目。だからぶつかっちゃうんだよね」
モバP「今日もぶつかったんだ」
周子「うん……今まで散々休みの日は店の手伝いさせられてたし、誕生日だってケーキじゃなくて和菓子だったし……
ずっと店に染めてきたのにさ、いざ店に入ろうとしたら怒るっておかしいやんな。頭きちゃって」
モバP「それで家出したのか」
周子「うん。出てけ! とも言われたし」
モバP「でも、今は心配してるんじゃないか」
周子「……そうかもね」
モバP「独り言らしいから、聞かなかったふりもできるけどさ
聞いちゃったからな。明日、俺も一緒に店に行くよ」
周子「……うん」
モバP「ほら、もう遅いから寝なさい」
周子「うん……Pさん」
モバP「ん?」
周子「ほんま、ありがと。おやすみなさい」
モバP「おやすみ」
モバP(ついていくとは言ったものの……)
モバP(この子次第だな、結局のところは)
モバP(どっちに転ぶか。また紗枝に怒られそうだな……)
モバP「はあ」
周子「ちょっと、ため息つかんといて」
モバP「さすがに緊張するというか、怒られるだろうし、ため息の一つくらい勘弁してくれ」
周子「あたしだって嫌なんやから……」
モバP「2人でいれば、苦しみは半分、喜びは倍」
周子「なにそれ」
モバP「結婚の格言らしいけど、うちの会社じゃ良く言われること」
周子「よくわかんない。あー、やになってきたー」
モバP「はいはい、行くぞ」
「周子!」
周子「いきなり大きな声ださんといてくれる?」
「あんた、いつもの兄ちゃんやんか。どういうことや!」
周子「家出したあたしをたす」
モバP「出歩いていたお嬢さんに声をかけて私が連れ歩きました」
「……なんやと?」
周子「ちょ、何を」
モバP「昨日のうちに家に帰るつもりだったお嬢さんを、家出なら家出らしく1日帰らずにいてみろってそそのかして」
「おのれ、何言うとんのかわかっとるんか」
モバP「店の看板娘に留めておくのがもったいない人材だと思いまして。ぜひうちの事務所からアイドルにしたいと思ったんです」
周子「ねえ、さっきから何言うてんの」
モバP「ですが、お嬢さんはうんとは言いませんでした。実家の和菓子屋の看板娘になるんだって。だから、お返しに来ました」
「お返しにきた? それで済むと思っとるんか!」
モバP「申し訳、ございませんでした」
「おのれぇぇいっ!」ガバッ
モバP「っ!」
「……はぁ。やめや」
モバP「……え?」
「あんた、首を右に向けてみ」
モバP「うっ、つつ」
「まだ立ち上がっただけやのに、それでびっくりしたあんた、ずいぶん痛そうな顔したな」
モバP「……」
「大方、かたーいとこで寝て、寝違えでもしたんやろ。それでわかった。うちの娘は傷物にされてへん」
モバP「ですが、連れまわしたのは本当です」
「それもウソや。あんた見てもわからんが、うちの娘見たら、あんたがかばっとることくらいわかるわ」
モバP「む……」
「そうやろ、周子」
周子「うん。あたしが無理言うて泊めてもらった」
「そうか。あんたにはほんま迷惑かけてしもたな。すまんかった」
モバP「いえ、こちらこそ。……失礼します」
周子「ちょっと待って」
モバP「ん」
周子「あたし、アイドルやってみたい」
「周子! さっきのは方便やろ! これ以上、迷惑かけたらあかん」
周子「方便なの、Pさん?」
モバP「いや、アイドルにしたいというのは本音」
周子「じゃあ、良いよね?」
「周子!」
モバP「俺は構わないが……」
周子「親以外で、信頼できるって思った大人、初めてかもしれない。やってみたい、って思うことができたのも」
「またお前は……もっと真剣に」
周子「真剣。それが本当かどうか、結果で見せるから」
「嫌になって逃げかえってくるんは許さんぞ」
周子「……逃げ帰らない」
「あんたはどう思うんや。うちの娘は通用するんか」
モバP「本人の努力次第ですが、素材は間違いなく通用します」
「わかった、好きにせえ。Pはん言うたな」
モバP「はい」
「娘をよろしゅう頼んます」
モバP「はい」
周子「Pさん、首、大丈夫なん?」
モバP「正直結構痛い。けど、大丈夫だよ」
周子「そっか……ごめんね。いろいろと気を使ってくれたのに、結局好き勝手お願いしちゃって」
モバP「こうなるといいな、って実は思ってたんだ」
周子「え、そうなん?」
モバP「どういう展開になるか、想像もつかなかったけどな。
アイドルにしたいという気持ちがあったことを織り交ぜておけば、可能性はあるかなってな」
周子「はー、それじゃあもうすでに、ちょっとしたプロデュースをされたってこと」
モバP「そういうことになるのかな。でも周子はなんでアイドルになる気になったんだ?」
周子「家に帰る前、苦しさは半分、喜びは倍って言ったでしょ?」
モバP「言った」
周子「この人のパートナーになったら、本当にそうなるかもって思ったから。さっきも、本当に守ってくれようとしたし」
モバP「約束するよ。担当として、そんなパートナーになるように」
周子「ふふ、よろしゅう」
モバP「さて、送りはここで大丈夫。明後日には書類が届くように手配するから、それを書いて上京してくれ」
周子「わかった」
モバP「目を離した隙に、気が変わったとか言わないでくれよ」
周子「どうかな~なんて。ふふ」
モバP「おいおい、頼むぞ。じゃあ、また」
周子「うん、次は東京で」
☆
紗枝「で、一夜を共にしたあげく、すかうとしはったと」
モバP「紗枝さーん、ちょっと言い方に棘があるかな、と思うんですが」
紗枝「なーんにも棘はありまへん。事実を並べただけどす」
モバP「ごめん、ごめんて」
紗枝「なんで謝るんどすか。家出娘を助けて、仕事熱心なことしただけですやろ。謝ることありまへん」
モバP「いや、まあ、そうなんだけどさ」
紗枝「……うちももう少し悪い子の方がええんやろか。こあくまちっくー言うて」
モバP「それはそれで魅力的だとも思うけど」
紗枝「あーあー。やーっぱりプロデューサーはんはそういう子が好きなんや。あーあー」
モバP「違う、いや、違わないけど、違う。紗枝には今のままの紗枝でいてほしいというか」
紗枝「うふふ。もうええんどす。意地悪言うんもこのくらいにしておきましょか」
モバP「はあ、良かった……」
紗枝「プロデューサーはんが、優しくて、ほんに真面目な人やって改めてわかったんは、良かったなとも思うてますう」
モバP「…………」ポリポリ
紗枝「あ、照れてはる。うふふ。今日の東京でーと、楽しませてくださいな」
モバP「で、デート?」
紗枝「またそういういけずな反応しはる……先が思いやられますなあ」
モバP「あーっごめんっ! よし、エスコートは任せろ!」
紗枝「ふふ、おおきに、よろしゅう」
終わり
※京都に縁もゆかりもない人間が書いてるので言葉は不安です。ごめんなさい。
※遅くなりましたが周子お誕生日おめでとう
周子より紗枝の方が可愛かったぞオラァ!
紗枝好きだから面白かったけど
乙!
紗枝ちゃんの可愛さがよく出てるなぁ
乙
手を出すルートは?
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