時雨「ほら」ヒザポンポン
提督「何?」
時雨「してあげるから。さあ、早く。カムヒア」
提督「やだよ。耳かきぐらい自分で出来るし」
時雨「とか言いつつ本当は〜?」
提督「鼓膜破られそうで怖い」
時雨「そんなこと言いつつも心の中では〜?」
提督「また拘束されて変な写真とか撮られたくない」
時雨「はぁ……提督、君には失望したよ」
提督「好きなように言え」
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時雨「まあ、でもね、気持ちは分かるよ。
僕が提督だったら、絶対僕にだけは耳かきされたくないもの」
提督「だろ?分かったら大人しく秘書官の仕事しろ」
時雨「秘書官の仕事ってなに〜?提督のアナル拡張?それとも前立腺攻め?」
提督「そこで耳かき片手に黙って正座するのが仕事だ」
時雨「えー放置プレイ?しかもされる側?つまんないなあ……」
提督「それで給料出るんだから儲けもんだと思え」
時雨「ねえ、じゃあ誰にだったら耳かきされたいのさ?このムッツリスケベ」
提督「……いない」
時雨「ねえ、今間があったよね、ね?ね?
うふふふふ、提督は一体誰に耳穴拡張プレイしてほしいんでちゅか〜?」
提督「うぜえ……」
からの~
> 提督「また拘束されて変な写真とか撮られたくない」
なんで時雨すぐ病んでしまうん?
時雨「提督の好みから察するに……スタンダードな鳳翔さんは外せないとして。
神通さん、古鷹さん……あ、でも太ももフェチだからなー。案外誰でも良いのかもしれないなー」
提督「……」
時雨「……あ、分かった。ねえ答え分かったから、当たってたら正座解いても良い?
あのね、さっきからかかとがデリケートゾーンに触れて感じ過ぎちゃってヤバいの。イキそう」
提督「……当てれるもんならな」
時雨「えーとね……山城!」
提督「っ!?」
時雨「どうやら当たってたみたいだね、うふふのふ。
じゃあ約束通り正座は解くよ……んっ……はぁん」
提督「デリケートゾーンのくだり、マジだったのかよ……」
時雨「興奮した?」
提督「いや、ドン引き」
提督「……」
時雨「……」
時雨「で、提督ちゃんは〜、山城のいったいどこが良くって耳かきしてほちいのかにゃ〜?」
提督「顔」
時雨「普通過ぎてつまんない。やり直し」
提督「性格」
時雨「オメエは人に同じ事を二度言わせてぇのかァ?アァン!?」
提督「るせえな。惚れてんだから仕方ないだろ」
時雨「あらヤダ、男らしい」
提督「……」
時雨「……」
時雨「でさー、具体的なアクションは起こさないの?何なら協力するよ?」
提督「嫌な予感しかしないから協力は要らない」
時雨「まさかの信頼度マイナス値かい!?」
提督「むしろ信頼されてると思ってた事に驚きを隠せないな」
時雨「なんだよー、頼ってよー。秘書官でしょー、こんなときのための女性部下でしょー?」
提督「……」
時雨「いいよ、じゃあ勝手に動くね」
提督「おいっ!ちょ、まっ……」
数日後
駆逐艦’s「告〜れ♪告〜れ♪告〜れ♪」
山城「あの……その、提督……ごめんなさい」
提督「」
* * * * * * * * *
時雨「反省してます」
提督「口だけの反省は要らない」
時雨「許してください」
提督「許しても他の鎮守府に異動願いを出した山城の心は変わらないだろうな」
時雨「じゃあ何すれば良いのさ!金?労働?それとも処女でもあげれば良いの!?」
提督「……疲れた」
時雨「HEY提督、僕の膝が丁度良く空いてるよ!」
提督「うん……」
時雨「んほおおおっ!寝た!提督が、僕の膝の上で寝たあああああああ!!!」
提督「時雨」
時雨「なにかな!?提督っ?」
提督「うるさい」
時雨「はいっ!!」
ら抜き言葉どうにかしろ
時雨「つまり静かになら何しても良いって訳だねオッケー!じゃあ……」
提督「……」グスッ
時雨「あれ、提督……泣いて?」
提督「惚れた……相手に振られたんだ……泣きも、する」
時雨「あ……ぅ」
時雨「すいません最近マジ自分調子こいてました」
提督「わかれば……よろしい」
時雨「お詫びと言っちゃ何だけど……耳かき、していい?」
提督「…………頼む」
* * * * * * * * *
カリッ カリカリ
提督(お詫びの気持ちがでかいせいか、随分控えめな耳かきだな)
時雨「勢い勇んでみたは良いものの、提督、あんま溜まってないね」
提督「自分でこまめにしてるからな」
カリ……コリコリコリ……カサッ
時雨「あ、でもね奥の方に大物あった」
提督「ふーん」
ゴリッ
提督「いってえ!」
時雨「ちょっ、動かないで!死にたいの!?」
提督「おまえは俺の生き死にをかけた耳かきをしてんのか!?」
時雨「…………」
提督「だんまりかよ」
カサカサ コリコリ
時雨「うん」
提督「肯定かよ……」
かわいそう
時雨「梵天電探……投入」
提督(いや、梵天って仕上げに使うもんじゃ……?まあいいか)
モムモム ムニッ
時雨「むっ、深部に敵影発見、魚雷装填」
提督「さじの方、魚雷って呼ぶの止めような。なんか貫かれそうだから」
ペリッ
提督(お?)
ペリペリペリ
提督(な、なんか普通に取れてる感が凄い意外……)
スッ
時雨「ふぅー、取れたよ。大物大物……って、ばっちい!!」
提督「お前っ、何床に投げ捨ててんだ!今朝掃除したばっかなんだぞ!?」
時雨「あはは、ごめん……条件反射というかお約束というか……」
提督「お約束って何だよ……あーもう、ティッシュぐらい持ってろよ」
時雨「あはは、ごめんよ。今度はきちんと戦利品を見せるからさ。さ、反対」
提督「はい」
時雨「どうして立ち位置まで変えるのさ」
提督「あの姿勢のまま反対向くとお前の腹に顔突っ込む事になるし。
……『提督へそフェチ疑惑!?』写真をばらまかれることになる」
時雨「はぁ……あのねえ、僕だってそこまで鬼じゃないよ」
提督(そ、そうだよな。こいつは一応詫びのつもりで……)
時雨「精々『お腹に当たる鼻息荒くて気持ち悪かった』って後で駆逐寮で噂にするくらいさ」
提督「…………」
時雨「冗談だってば。席を立たないで。部屋から出て行こうとしないで!」
提督(結局、艦娘の力で拘束された)
カリカリカリ
時雨「お加減いかが?」
提督(目の前には時雨の白いお腹……耳には痛気持ちいい感覚(痛い7/気持ちいい3))
提督「正直、お前耳かき下手」
時雨「……人にやるのなんて初めてなんだから仕方ないでしょ」
提督「まあ、そんなもんだよな」
時雨「やっぱ左の方が溜まってるね」
コリコリ ボロッ
時雨「あ、取れた取れた!大物だよ!ねえ、提督、褒めて褒めて!」
提督「うお、すげー。悔しいけどやるじゃないか」
提督(失恋はショックだったが……俺にはこの面白おかしい親友みたいなのがいる……それだけでも、いいか)
* * * * * * * * *
時雨「寝ちゃってる……」
提督「…………」スースー
時雨「足攣りそうなんだけど……」
時雨「そして目の前には執務用具……当然油性ペンもあるわけなんだけど……」
時雨「…………」
時雨「ま、ここは膝の上で寝るぐらい気を許してくれたのに免じて、悪戯は止めとこうかな」
提督「…………」
時雨「…………」
時雨「あー、あー?寝てるよね?」
提督「…………」
時雨「あのね、提督。山城の件は本当にごめんね……」
時雨「僕もあんなに騒ぎが大きくなるとは思わなかったんだ」
時雨「山城も、提督の事はわりと好きな上司だと思ってたみたいで、大分悩んだみたい。
でも山城、既に思い人がいたみたいでさ……その、残念な結果に」
時雨「…………」
時雨「これで許されるとは思わないけど……本当に」
チュッ
時雨「ごめんね」
翌朝
時雨「提督、提督、奴隷に優しくするのが流行ってるらしいよ!」
提督「……だから?」
時雨「だから当然、日頃奴隷のごとく扱ってる僕をだね〜」
おわり
提督「風邪ひいた……」時雨「看病するよ!」
提督「風邪ひいた……」時雨「看病するよ!」 - SSまとめ速報
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おかげさまで風邪直りました。
HTML化依頼してきます。
乙
振られる下り凄く面白かったわ
おつです
乙
乙
笑った
このSSまとめへのコメント
時雨に赤ちゃんプレイされたい