ソーニャ「大変だな」
やすな「寂しいでしょ?もうこの学校の、この教室で会うことは無くなるんだよ」
ソーニャ「ふーん、寂しいなぁ」(棒)
やすな「あー!嘘だと思ってる!!見てろー?驚かそうと思って今日まで内緒にしてきたんだから!」
ソーニャ「うるさい」
やすな「来週からいないんだからね!!後悔しても遅いよ!!」
ソーニャ「何を後悔するんだよ」
やすな「私にきちんとお別れできなかったことです!」
ソーニャ「言ってろ」
キーンコーーンカーーーンコーーーン!
ソーニャ「次は国語か」
やすな「……もぉーーー!!!ホントなんだよ!信じてよ!!来週から別の学校なんだってばぁ!!ソーーニャちゃぁん!!!」
ソーニャ「さわるな!もう授業始まるぞ!!!」ミドルキック
ゲシッ!!
やすな「ゴブフェェ!?………いいよ。もうソーニャちゃんなんか知らないから…」
ソーニャ『やすなのやつ……ったく、つまらない冗談言いやがって』
やすな「…」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1449404109
エトセトラガール「一週間後…」
大麻忍あぎりは出ますか?
ホームルーム
ソーニャ「今日は、ばかに静かな朝だな…」
ソーニャ「ん?あいつ、今日は休みなのか…?」
A子「はいソーニャ、プリント回してー」
ソーニャ「!?…そこ、やすなの席じゃ……」
A子「織部さんなら、こないだ転校したじゃない。早くー」
ソーニャ「…」ガーーーーン…
ソーニャ「あいつ、本当に転校したのか…」
ソーニャ「…ふん、うるさいのがいなくて清々する。これからは静かに勉強できるな」
はよ
やすなの転校先の学校
B組
やすな「皆さん。はじめまして、折部やすなです。これからよろしくおねがいします」ペコ
パチパチパチパチ!
スクッ…↑
シーーーーン…
やすな『いきなり1人立ち上がった…なんだろう?サプライズかなぁ!!』キラキラ…
さい「やすな、やすなじゃないか」
やすな「え…?あの……」
さい「おぼえていないかい?無理もない。あの時はお互い幼かったからね」
やすな「だれ?」
さい「じゃあ、これならどうかな…」メガネ外し
チャ…
やすな「……あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」
やすな「さいちゃん!」
さい「やすな」
やすな「わぁっははぁーーーーーーーい!!さいちゃんだーーーーーーーーーーーー!!!」ぴょーーん!
B男「あぁ!?転校生がとんだ!!!」
どんがらがっしゃーーーーーーーーーーーーーーん!!
さい「ははは…相変わらずだね。やすな。また会えて嬉しいよ」
やすな「私もー!!転校した学校にさいちゃんがいたなんて!!すっごいサプライズ!!」
忍者はおらんかったんや…おらんかったんや…
キルミーベイベーは蘇るんだ…
エトセトラボーイ「昼休み」
やすな「へぇ、科学部かぁ…あ、タコさんウィンナー食べる?」
さい「あむ……じゃあ やすな にはウサギのようなリンゴをあげよう」
やすな「わーい!」
さい「やすな、話を戻すけど、科学部に入部しないかい?色々な発明品を作ったり、不思議な実験をしたり、毎日楽しいよ」
やすな「おもしろそう!入る!入るよ!!」
さい「ありがとう。これで授業だけじゃなく部活まで一緒だね」
やすな「昔みたいだねー」
さい「そうだね。あの頃はよく やすな に怪我をさせたっけ」
やすな「昔から何かを作ったりするの大好きだったよね。おかげで頑丈になったよ!」
さい「ははは、やすな はポジティブだね。そう言ってくれると、こちらとしても助かるよ」
やすな「部員は何人くらいいるの?」
さい「私と、C組の子が1人。あと、A組の部員のようなのが1人かな。計3名」
やすな「少ないね」
さい「どこの学校も科学部なんてこんなものさ。むしろ、科学部そのものがない学校の方が多いだろうね」
やすな「そうなんだ!なんかそう言われるとお得感があるね!今日も部活やるの?」
さい「もちろん。放課後は部室へ案内してあげるよ」
やすな「ぃやったー!」
実験台が増えたー
???「私も転校しました~」(消息不明)
エトセトラガール「一方その頃ぉ………ふんっ!」
ソーニャ「なんて静かな一日だ……今日ほど平穏な学校生活はなかっただろう」
ソーニャ「焼きそばパンもいっそう美味く感じる」
ソーニャ「…」
C子「ソーニャ、1人で食べてないでこっちきてみんなと一緒にたべよーよ」
ソーニャ「遠慮しておく……」
ソーニャ「…」
ソーニャ「いや、やっぱりそーする。椅子借りるぞ」
D子「いーよ」
エトセトラボーイ「次の日……んー……次の日」
つ、続きはまだかい?
カガクチョップとのクロスナイスデスネー
科学部の部室
さい「ここが、科学部の部室だよ。活動は主にここで行っているんだ」
やすな「科学準備室を借りてるんだね」
さい「いろいろと都合が良いからね」
うゆ「こんにちは、あなたが転校生の新入部員さん?」
やすな「あ、部員の人ですか、こんにちはー!」
うゆ「はじめましてーC組の 盛本 雨柚です」
やすな「うゆちゃんかぁ、私、折部やすな!よろしくね!!」
うゆ「こちらこそよろしくお願いしますー。何だか、すっごく親近感みたいなものを感じます…やすなさんって呼んでいいですか?」
やすな「いいよ!じゃあ私はうゆちゃんて呼ぶー!!私もうゆちゃんとならすんごく仲良く慣れそうな気がするー!」
あははははははははははははは!!
さい「意気投合したみたいだね。君達、なんとなく似ているところがあるし、いいコンビになれるかもしれないね」
ガラッ!!
れん「ちょっと、聞いたわよ!!新入部員ですって!?また被害者を増やす気ね!!」
うゆ「長倉さん」
やすな「わ!?びっくりした!!」
さい「なんだ、またキミか」
れん「なんだじゃないわよ。あなた、こいつはとんでもないマッドサイエンティストなのよ。だまされちゃいけないわ」
やすな「あなたは?」
れん「私?私はA組のクラス委員長 長倉 蓮 よ。よろしく」
やすな「れんさんね。私、折部 やすな!こないだ転校してきました。さいちゃんとは小さい頃からの友達なんだよ。ねー」
さい「ねー」
れん「な…つ、つまり幼馴染ってこと…!?」
さい「そうだね」
やすな「改めて言われると何だか恥ずかしいなぁ、ねぇ?さいちゃん、ほれほれ~」
さい「やすなは、じゃれるのが好きだね………はは、くすぐったいよ やすな……ちょ…それ以上は…あはは!」
れん「あ…あいつがあんなピュアな笑顔を見せるなんて…」
やすな「すっごくたのしー!!いつもならここらで痛い目にあってるのに痛くなーい!!うゆちゃんもまざって!ほれほれ~」
うゆ「はいー!ほれほれー!!」
こちょこちょこちょ!
さい「あっははは!まんざらでもない……私もまだ子供だなぁ」
れん「うぐぐ…折部さん!!」
やすな「はい?」ピタ…
れん「あなたも科学部の部員というからには、実験の被検体をやったりもするんでしょう!」
やすな「じっけん?」
さい「まぁ、そのつもりだったよ」
やすな「そういうことみたい」
れん「なら、どっちが被検体として優れているか勝負よ!異論は負けてから唱えなさい!!」
やすな「おぉー!転校して早々のライバル出現!!よぉーし勝負だー!!」
れん「いい返事ね!!そういうの、嫌いじゃないわ!!!」
さい「キミも懲りないな。盛本くんの時のようになっても知らないよ」
れん「望むところよ!」
やすな「なんだかよくわからないけど、お願いさいちゃん!勝負勝負ー!」
さい「ま、やすながやりたいっていうんなら、別に良いよ。盛本くん、ちょっと手伝ってくれるかな」
うゆ「はい」
エトセトラガール「数分後…」
やすな「痛いのもあったけど、ロボットとか超能力みたいのがあってたっのしぃな~~!!」クルルルル!
れん「ちょ…もぅ……無理………体が…」ガクガク…
さい「じゃあ、次はこれを試してもらおうかな。かぶるだけで頭がよくなる帽子、名づけて天才キャップ」
やすな「へぇ~!それはどういう効果で頭がよくなるの?」
さい「良い質問だね。簡単に言うと、帽子から発生する特殊な電波が作用して、脳細胞を活性化させるんだ」
やすな「すごーい!じゃ、かぶるね!」カポ!
なぉ~~~~~~~~~~~~ん゛~~~~~~~~……
やすな「うぐっ…!」バタン…!
れん「うぅ……わ、私も…かぶ…」
ムク!
れん「は…!」
やすな「もぉ~!めまいがして気持ち悪くなっただけだよぉ!さいちゃん!!」ピンピン!
れん「ま、また!?なんて…回復の早い子…なの…」ガクッ…
さい「勝負あったね。ごめんよやすな。ちょっと失敗だったみたい」
やすな「なぁんだ。そうなんだ。まま、次からがんばればいいよ!」
さい「ありがとう。寛大な幼馴染に感謝だね」
やすな「えへへ」
うむ「やすなさん!すごいです!!おめでとうございます!長倉さん、大丈夫ですか…?」
れん「…」
さい「少し放っておけばすぐに起きるさ。さて、今日の活動はこの辺にしてお茶でも飲みながら話でもしようか」
やすな「うん。あ、れんちゃん…」
うゆ「のびちゃってますぅ…」
れん「はうぅ……」
エトセトラボーイ「何週間か……経過しましたよ」
キーンコーンカーーンコーーーン……
ソーニャ「…」
ひょこひょこ…
あぎり「ソーニャ」
ソーニャ「あぎりか」
あぎり「あららぁ~元気がないのねぇ?最近、部室に遊びに来ないから心配しちゃったぁ」
ソーニャ「ふん。あいつに無理やり付き合わされただけで、私は別に遊びに行ってた訳じゃない」
あぎり「あー、転校したんだってねぇ。私のところにも、挨拶に来てくれたのよぉ?」
ソーニャ「そうか」
あぎり「涙目でぇ……また遊びましょうね、あぎりさん。って言ってくれて~」
ソーニャ「そうか…」
あぎり「とうとう別れ際に泣き出しちゃったから、10分くらいかなぁ?抱きしめて、ず~っとよしよし。ってしてあげたのぉ」
ソーニャ「ばかばかしい、よくそんなことができるな。私なら気持ち悪くて1秒ともたないだろうな」
あぎり「えぇ~?可愛いのに~~」
ソーニャ「どこがだ。あいつはただ、うるさくて、しつこくて、おせっかいで、我がままで、負けず嫌いで………」くどくど…
あぎり「ふんふん……他にはぁ?」
ソーニャ「すぐ何かに影響されて、そのうえいい加減で、能天気で、お人好しで……友達思いを気取ってる大バカだ。どうだ、文句あるか!!!!」ダン!
あぎり「なぁい♪」
ソーニャ「なら早く帰れ。もう下らん馴れ合いはしない」
あぎり「ふぅ~ん、そう?じゃあね~~」
てくてく~……
ソーニャ「…」
サッサ…
E子「ソーニャ、こっちは黒板おわったよ。そっちは?」
ソーニャ「すまん、もうすこしかかる。先に帰っていいぞ」
E子「そう?悪いね、じゃ、お先ー!」
ソーニャ「…」
サッサ…
ソーニャ「帰りにクレープでも買って帰るか、ハチミツのやつが食べたいな」
ものかげ
??「ふっふっふ…しかときいたぞ……ソーニャ」
??「転校によってやすなとソーニャは離れ離れとなり、コンビじゃなくなった」
??「そして、やすなをキルミーとして、ソーニャがベイベーだとすると……?」
??「今のタイトルはキルミーほにゃらら!あるいは、ほにゃららベイベーのはず!」
??「これこそ付け入る隙!今こそ、この私がメインキャラクターの座に就く時がきたぁ!!」
??「ここで重要なのが、私がやすな、ソーニャのどっちとコンビを組むかだ……それによって今後の展開が大きく変わってくる…」
??「やすなと組んだ場合…バカの相手で疲れそうだけど、バカとハサミは使いようだ。なんとかなるだろう!」
??「ソーニャと組んだ場合…なんかシリアスな展開になりそうだ。そういうのはやだな……」
??「うん…組むならやすなだな。で…私にはかつて暗殺拳の使い手という設定があったから……」
??「よし!決めたぞ!!やすなとコンビを組んで、キルミーカンフー!!これで決まりだぁ!!!」
??「待ってろよー!やすな!いや、相棒!!うおーーーーーーーーーーーーーー!!!」どどどどどーーーーー!!!
没キャラちゃん…
これは死亡フラグ立ったな。
乙
エトセトラガール「数日後、ですの」
やすなの学校
やすな「うぅ~、宿題忘れたからって居残りでやらせなくてもいいのに~!もう数学なんてヤだよ~~!」
さい「やすな」ひょこ
やすな「あ、さいちゃん」
さい「随分手間取ってるね。あんまり遅いから待ちくたびれてしまったよ」
やすな「ごめんね。私が忘れたせいで……終わらせたら、直ぐ部室いくから」
さい「いいさ、誰にだって間違いはあるものだよ。ちょっと見せてごらん」
やすな「あ、うん」
さい「やっぱりここで躓いているね。なら、ここをこうしたらどうかな?」カリカリ…
やすな「あれ…?あれれれ!!式が簡単になった!?」
さい「ここから先はやすなが解かなきゃダメだよ」
やすな「うん!これならできそう!!」カリカリ!
さい「そうそう………うん、いい感じ……そう」コクコク…
やすな「できた!あってるかなぁ…?」
さい「どれ…」
やすな「…」ドキドキ…!
さい「うん、いいね。これなら全問正解間違い無しだよ。お疲れ様、やすな」
やすな「ありがとー!さいちゃん大好き!!」ぎゅー!
さい「ははは」
やすな「ソーニャちゃんとは大違い!ホントに!!」ぷんぷん!
さい「……そうにゃ?珍しい名前だね。友達かい?」
やすな「うーうん!あ……うん、友達。でもね、直ぐ乱暴するし怒りっぽいし、こわーい子なんだ!」
さい「なんだって?それは困った友達だね。今後はもうその人とは関わらないほうがいいよ」
やすな「…うん。だって、今の私にはさいちゃんも、うゆちゃんも、れんさんもいるもんね!」
さい「そういうこと。さぁ、行こうか。試して欲しいものが山ほどあるんだ」
やすな「はぁーい!カガクさいこーーー!!」
待ってた
待ってる
.
,, _
/ ` 、
/ (_ノL_) ヽ
/ ´・ ・` l キルミーベイベーは復活するんだ
(l し l) 悲しみの弔鐘はもう鳴り止んだ。
. l 、__, l 君は輝ける人生の、その一歩を、再び踏み出す時が来たんだ。
> 、 _ ィ
/  ̄ ヽ
/ | iヽ
|\| |/|
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません