魔王「おら、さっさと殺せよっ」村娘「だが断るww」(18)

ひまつぶしで書く。

短編になるか長編になるかはまだ分からない・・・

どうぞゆっくりしていってね

ー魔王城ー

側近「・・・で、我が軍は非常に優秀でしたが、人間の卑劣な戦法のせいで惜しくも・・・」

魔王「で、負けたのね」

側近「・・・えー、しかしまだ希望は・・・」

魔王「だから、負けたのね」

側近「いえ、あの。だからまだ頑張れば・・・」

魔王「負けたんだろ?」

側近「・・・・・・・・・・」

魔王「もういいよ。言っちゃえ」

側近「すいません、負けました・・・」

魔王「よし、聞こう。私が征服して来いと命じたのは、どこだ?」

側近「・・・・・・・・・」

魔王「どこだ?」

側近「東の・・・村です・・・」

魔王「もっと詳しく」

側近「東の・・・農村です・・・」

魔王「大きさは?人数は?戦士はいるか?大きな門はあるか?」

側近「」

魔王「ほら早く」

側近「大きさは・・・とても小さいです。人数は100名にも満たないです・・・」

魔王「おら、声が小さくなってきたぞ」

側近「・・・・・・・・・・・」

魔王「何か言え。側近よ」

側近「・・・・す、すみま」

魔王「謝罪が聞きたいのではない。報告をしろと命じている」

側近「!!あ、申し訳」

魔王「ほーう、お前は私の言う事が理解できなくなったのか?」

側近「あ・・・うぅ・・・」

魔王「もうよい。下がれ」

側近「!!お、お待ちを!まだ報告が・・・」

魔王「もういいと言っている。あと、お前の言う報告は言い訳だ」

側近「・・・・(人生オワタ・・・)」

魔王「下がれ」

側近「・・・・・はい・・・」

ぎぃぃぃ ばたん

魔王「・・・・・・・・・」

魔王「ぐ・・・・・」

魔王「ぶわははははっwwwwwwww」

魔王「側近www涙ww目ww」ばたばた

魔王「あうあう言ってたwwあうあうww」ごろごろ

魔王「ひぃぃぃww腹痛えwww」どんどん

魔王「ひぃいぃ・・・ひぃぃ・・・息wwできなっうぃww」じたばた

魔王「あー、側近いじり楽しいわぁ・・・」

ーそのころ側近ー

側近「なぁ・・・辞表ってどういう感じに出せばいいわけ・・・?」

門番「え、ど、どうした??」

側近「退職金とかあるかなぁ・・・(遠い目)」

門番「えー・・・?」

魔王「とは言え、村ひとつ潰せなんとは何事かな」

魔王「うーむ、もうちょっと事情聞いてからいびれば良かったかなぁ」

魔王「よし、こういう時は水晶玉だな」

テレレテッテレー 闇ノ水晶ー

魔王「・・・・・・」ぶつぶつ

水晶「はぁーい。およびっすかー」

魔王「ああ。お呼びだ。ちょっと聞きたいんだがな・・・」

魔王「今魔王軍の進撃、どんなかんじだ?」

水晶「え、どんなかんじって言われても」

水晶「えー・・・言って良いのかな・・・」

魔王「もったいぶるな。早く言え」

水晶「んー・・・まあ、しゃあないか・・・」

水晶「・・・・・・」ぶつぶつ

水晶「はい、映像写しマース」

魔王「お、これは東の村か・・・って、あ、れ?」

『きゃーきゃー』 『あはは、お兄ちゃんやだぁ』 『こらぁ、洗濯の邪魔でしょうが!』

魔王「・・・平和?」

水晶「平和っすね」

魔王「え、全然ダメージ受けてる様子ないんだけど」

水晶「そうですねー」

魔王「いや、そうですねーじゃないじゃん。何でよ?」

水晶「んーと・・・わかんないです」

魔王「捻りつぶすよ?」

水晶「おおぉ怖ええー。でも知らないものは知らない」

魔王「」

水晶「もう帰って良い?」

魔王「うわぁ清清しい」

水晶「いいの?だめなの?」

魔王「今すぐ去れ。今すぐにだ」

水晶「あいあいさー」

水晶「」ふっ

魔王「・・・・・・・・・」

魔王「どいつもこいつも・・・」

魔王「しゃあねぇ・・・魔王自ら遠征してやるか」

魔王「めんどくさいなー。つか、外出るの久しぶりだなー」

魔王「よし、このマントと・・・杖と・・・」ごそごそ

魔王「おし、オッケー。行くか」ばさっ

ー魔王城 正門ー

側近「だいたい俺、母親が病気なんだよぉぉ」

門番「おー、泣くな泣くな・・・」なでなで

魔王「・・・・げ、側近」

側近「!?ま、魔王様!?」

側近「この度は私の力不足により・・・」

魔王「・・・・・・・・・・」

魔王「下がれ」

側近「魔王様。私はもう貴方様にお仕えする資格は・・・」

魔王「黙れ。お前はまだ、この件についての後処理をしていない」

魔王「お陰で私が直々に出向くことになった」

側近「そんな、魔王様。貴方様がお手を汚さなくても」

魔王「もう決めたのだ。私は行く」

魔王「お前は私が帰ってくるまでに、書物の整理をしておけ」

側近「は・・・・はい・・・仰せのままに」

魔王「少しでも申し訳なく思ってるのなら、きちんと整理をやりとげろ。・・・分かったな」

側近「はい、勿論でございます・・・」

魔王「うむ」ばさっ

ばさっばさっ・・・

門番「・・・クビじゃないじゃん」

側近「・・・・・みたいね」

門番「全く、追い詰めてみたり仕事与えたり。先代とは違って、分かりにくいお方だ」

側近「それは・・・」

側近「魔王様は、他の先代に比べて特殊だからなぁ・・・」

門番「確かに」

魔王「あははははww側近の顔ww」ばっさばっさ

魔王「ぱぁぁって顔しちょったww」ばさばさ

魔王「あーー。おもろーおもろー」ばさばさ

魔王「おもろー」

魔王「・・・・・おもろー」ばさ・・・

魔王「・・・・・・・・」ばさ、ばさ・・・

魔王「早く・・・行こ・・・」

ー東の村ー

魔王「ほほうここか。いたって普通だな。どれ・・・」すっ

魔王「・・・・・・・・・」ぶつぶつ

魔王「滅びよ・・・」ぶんっ

魔王「破ァ!!!!」

ごおおおぉぉ

???「おわww何か来たww」

魔王「あ?」

???「打つよぉー。目指せホームラ・・・」

???「ンッッ!!」ぶんっ

ごおおぉぉ

魔王「・・・跳ね返った!?」

???「はははーw行った行ったw」

魔王「くそっ、こしゃくなぁっ・・・」

魔王「(あ、だめだ)」ぐらっ

魔王「避けられな」

ドンッ!

???「うはwwきたねえ花火っていうww」

村人「んー?何か今、でっかい物音したけど、どうかしたー?村娘ちゃん?」

村娘「あっ。なんでもないですよー」



しえん

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