† 警 告 †
・『きん○○モザイク』のSSです
・淫夢要素はないです
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キーンコーンカーンコーン(迫真)
陽子「ふー、終わった終わった」
陽子「じゃ、帰ろっか。アリス……っていねえ!」
綾「アリスなら終礼と同時くらいにウチのクラスに入ってきたわよ」
陽子「やれやれ、アリスと来たら。ホントしののこと大好きなんだな」
綾「そうねえ」
陽子「……で、何で綾はここにいるの?」
綾「な、何でって!べ、別に放課後なんだから私がどこで何してようが勝手でしょ」
陽子「ま、それはそうだけど」
綾「ほ、ほら。皆……待ってるわ。陽子を呼ばないと早く帰れないじゃない」
綾「だから私が仕方なく呼びに来たんだから!!」
陽子「何故に喧嘩口調!?」
カレン「おやおや~、二人は今日も仲良いデスね」
陽子「お、カレン」
綾「な、仲って……私と陽子は」
カレン「アヤヤ――私は応援するデスよ」
陽子「応援?」
綾「ちょ、ちょっとカレン!それってどういう意味――」
アリス「ヨーコ、まだ教室にいたんだね。カレンとアヤも?」
忍「みんな、何の話をしているんですか?」
陽子「アリス、しの。それがさあ、カレンが」
綾「はい、この話はもうなし!皆揃ったし、早く帰りましょ!」
カレン「あ、今日はパパに頼まれていた用事が……私も急がないと」
忍「そうなんですか?」
アリス「そういえば、私達もおつかい頼まれてたよね」
忍「あっ、そういえばそうでした!」
陽子「んー、まあいいいや。じゃ、帰ろっか」
綾「……そうね」
~ 帰 り 道 ~
陽子「またなー、綾」
綾「ええ、また明日」
綾「……」
綾「……はー」
綾(今日も……素直に話せなかった)
綾(何でもっとこう……変に意識し過ぎず自然にできないのかしら)
綾(それにしても……さっきのカレン)
綾(応援って……何よ?)
綾(も、もしかして……私の気持ちに気づいて……)
綾(私の気持ち?……私の気持ちって!わ、私はそんな……全然ヘンな意味じゃなくて)
綾(ただ……陽子のことが)
カレン「アーヤヤっ」
ツンツン
綾「ひゃっ!?」
綾「か、カレン?用事があるって先に帰ったんじゃ……」
カレン「用事はあるデス。でもその前に、アヤヤに渡したいものがあって」
綾「渡したいもの?……私に?」
カレン「これ」
綾「え、何……これは?」
久々のきんモザスレ支援
カレン「『真夏の夜の淫夢』のDVD版!パパが極秘ルートで取り寄せてくれマシタ」
綾「真夏の……?えっと、よく知らないんだけど」
カレン「今、ティーンズの間で大人気の作品デス。ホノカも絶賛してたデス!」
綾「へぇ……」
カレン「アヤヤ、ヨーコのことが――……スキなんですよね?」
綾「ふぇっ!?ち、ちが……私は、そ、そういうのじゃ……!」
カレン「ダイジョウブ!」
ポン!
カレン「コレを見たら、きっとアヤヤを勇気付けられるって、私思って」
カレン「だから……持ってきマシタ」
綾「カレン……」
綾(きっと、私のこと気遣ってくれているのね)
綾「それじゃ、……ありがたく受け取っておくわ」
カレン「ハイ!」
カレン「私のオススメは4章デース!じゃ、また明日学校で~」
綾「ええ。またね、カレン」
~ 小 路 邸 ~
カリカリ......カリカリ……
綾「よし、今日の勉強は終わりっと」
綾「……チラ」
綾「あんな調子で借りちゃったけど……結局何のDVDなのかしら」
綾「借りたまま放置ってのは悪いわよね。きっと感想とかも聞かれるだろうし」
綾「……寝るにはまだ早いから」
綾「ちょっと観てみよ」
カチッ
シャッ
ヴヴヴヴン
……
……
ヴォー……
ほ ん へ
~ 数 日 後 ~
陽子「今日本当に疲れたよー授業。最近進度早くない?」
綾「まあ試験も近いし、しょうがないわ」
陽子「試験か……もうやめたくなるよー勉強」
綾「ダメよ、ちゃんと頑張らなきゃ。私が学習計画立ててあげたんだし」
綾「本番でベストを出せるようにしっかり準備しないと!」
陽子「ふぁい……」
~ 小 路 邸 前 ~
陽子「そういや綾の家って」
綾「えっと……こっこ↑こ↓」
陽子「うん、知ってるよ?」
ガチャン!ゴン!(迫真)
綾(次は……)
綾「入って、どうぞ」
陽子「おじゃましまーす」
ギィー、ガッタン!(迫真)
綾「く、悔い改めて!」
陽子「へ?」
綾「あ……、何でもないわ!上がって上がって」
陽子「う、うん」
陽子(何だろう。今日の綾、微妙に演技がかっているというか何というか)
陽子「私一人で綾んち来るのは久しぶりだな」
綾「え、ええ、そうね。今日は家族もいないから、ゆっくりしていって」
ソワソワ
陽子「ん、どしたの~そわそわして。トイレ?」
綾「ち、違うわ。別に緊張とかしてないから」
陽子「緊張?」
綾「ううん、何でもない」
綾「あっ、そうだ(唐突)」
綾「まずうちね、オーブン、あるんだけど……焼いていかない?」
陽子「オーブンならうちにもあるけど?」
綾「いいから、焼いていって!」
陽子「あっうん、いいけど。……って何焼くんだ?」
綾「ク、……クッキー☆」
陽子「お、いいねクッキー!食べたい食べたい!」
~ 1919秒後 ~
ブォォォォォ(迫真)
陽子「焼けたかな?」
陽子「おお、いい感じにこんがり焼けてる!」
綾「そうね」
陽子「もう食べていい?」
綾「少し冷ましてからの方が固くなってサクサク感が増すわ」
陽子「いやあ、自分で作っるのも楽しいな」
綾「でしょ。型を使うのもいいけど、自分好みの形にして焼いたりもできるし」
陽子「そうそう、ほら、これ綾!」
綾「え、これ……私?」
綾「そろそろいいんじゃないかしら?」
陽子「いただき!」
パクリ
陽子「おお、うめえ!(至福の笑み)」
綾「ほんと、上手くできて良かったわ」
綾「じゃあ、陽子はクッキーをお皿に盛って部屋に持って行ってくれる?」
綾「クッキーだけじゃあれだから、飲み物を用意するわ」
陽子「おっけー」
スタスタ
綾「……よしっ」
ゴソゴソ
ジョロロロロロロロロロロ
あのさぁ…
綾「……ごくり」
ドキドキ
綾(ここまでは順調だわ。あとは、飲み物の中に例のアレを入れて……陽子を眠らせて……)
綾「ハァ……ハァ……」
綾(だ、大丈夫よ。上手くいくわ)
綾(陽子だって私のこと好きっていってたし!)
綾(大胆な告白は女の子の特権だってカレンも言ってたし……!)
綾(それに、しのとアリスだって。いつも一緒に部屋で寝てるっていうし)
綾(きっとこういうことしているに違いないわ。そうよ、これは至って普通のことなのよ!)
サッー!(迫真)
綾「おまたせ。ア、アイス……ティーしか、無かったんだけどっ……!」
ガタガタガタガタ
陽子「ちょっ、凄い揺れてるよ!零れる零れる!」
綾「い、いいかしらっ!」
陽子「それどう見ても麦茶だよね!?」
綾(き、緊張する……。ダメよ私。平静を装わなきゃ)
ドキドキドキドキ
陽子「綾、もしかして具合でも悪いの?」
綾「う、ううん!そんなことないわ。さ、頂きましょ」
ずずずっずぞぞぞぞ~(飲茶)
陽子「やっぱりお茶じゃん!おいしいけど」
綾(やったわ!)
綾(これで、これで、陽子を……)
綾「?……あ、れ?」
クラクラ
陽子「綾、どうした?大丈夫?」
フラフラ
綾(急に……眠気が……)
綾(も……しかして……コップ……取り違え……)
ガクッ
………………
............
あのさぁ・・・
チュパ......チュパ......
綾「んっ……」
パチッ
綾「え、ここ何処……って、陽子!!?」
陽子「ハァ……ハァ……ペロペロっ……」
綾「な、何してるのよ、陽子!?や、やめてえ……あぁ……っ……」
陽子「いいだろ綾!」
クリクリクリ……
陽子「ほら、綾。気持ちいい?」
綾「う、うん……」
陽子「綾」
陽子「お前のことが好きだったんだよ!(イケボ)」
綾「陽子……」
綾「……私も、陽子のことが好きだったのよ!」
クチュ......クチュ......
陽子「どう、気持ちいい?」
綾「んん……あっ……んっ」
綾「き、気持ちいひ……」
陽子「綾も舌使って……ほら」
ペチャ......ペチャ......
綾「うぅ……陽子ぉ」
陽子「綾」
チュ……
二人は幸せなキスをして......
…………………
………
綾「はっ!?」
ガバッ
綾「え、ここ……私のベッド!?」
陽子「お、目ぇ覚めた?」
綾「よ、よよよ陽子!!?え、何、どうして!?」
陽子「いやあ、綾が急に眠っちゃったもんだから、とりあえず寝かしつけたってわけ」
陽子「でも大丈夫?何か凄いうなされてたけど」
綾「あ、あ……あああっ……」
陽子「ん、顔赤いよ?熱でも……」
綾「陽子のバカァァァ――――――!!」
陽子「うぉっ、何でー!?」
ポカポカポカポカ(殴打)
~ 翌 日 ~
陽子「これ、昨日綾と一緒に作ったんだぁ」
忍「美味しそうなクッキーですね」
アリス「食べていいの?」
陽子「勿論」
忍「いただきまーす」
アリス「あむっ」
忍「これはこれは」
アリス「おいしいよー」
陽子「だろー?」
忍「あれ、この小さなクッキー……もしかしてアリスの顔ですか?」
アリス「え、どれどれ~……え、これ……ただのカケラだよね……」
陽子「いやいや、アリスはこれだよ。こっちがカレンでー」
アリス「あ、これがシノだね」
忍「わあ、よくできてます!」
陽子(いや、それはこけし型なんだが……ま、いっか)
アリス「あれー、ヨーコとアヤのはないの?」
陽子「ああー、それも作ったんだけどさ」
陽子「昨日、二人で食べちゃったや」
..................
............
綾「カレン、これ……返すわ」
カレン「え、もういいんデスか?」
綾「うん。参考にはなったんだけどね」
カレン「ケド?」
綾「やっぱり、無理やりはよくないって思って」
綾「だから……しばらくは今のままでいいわ」
カレン「本当にそれでいいの?」
カレン「アヤヤがアクション起こさないと、きっとヨーコはアヤヤの気持ちに気づいてくれないと思いマス」
カレン「ホントのキモチを伝えないままで、後悔しちゃってもいいんデスか?」
綾「確かに私はね、陽子のことがす、す、す、す、……きだけどっ……」
綾「それと同じくらい、カレンやしのやアリスと、五人で一緒に居られる時間が大好きなの」
カレン「アヤヤ……」
綾「私が陽子に告白して……それでどうなるのかは全然分からないけれど」
綾「きっと、それをやってしまったら……私達五人の関係も変わっちゃうと思う」
綾「もしかしたら、壊れちゃうかもしれない」
綾「だから、今は今のままでいい――……って、思い直した」
綾「大丈夫よ。後悔なんてしないから」
カレン「むぅ~。そうデスか、合点デス。アヤヤは本当にイジラシイ……ケド」
カレン「そんなアヤヤが私スキー」
ぎゅっ
綾「わっ。ちょっと、抱きつかないでよっ!誰かに見られたら……っ」
カレン「こんなの軽いスキンシップじゃないデスかー」
綾「んもう……」
カレン「アヤヤのキモチ、よーくわかりマシタ。私はこれからも二人のこと、ホットな目で見守ってるデス」
カレン「ガンバって」
綾「うん……ありがとナス」
綾「それじゃ、教室に戻りましょうか」
カレン「YES!」
今は優しい淫夢(ユメ)の中
でも、いつかは伝えたい
この張り裂けそうな胸の内を
本当の気持ちを
たった一人の大好きなひとに――
(おしまい)
~オチ~
久世橋「九条さん、……何ですか……このDVDは?」
カレン「イヤイヤ、怪しいモノではゴジャイマセヌ!」
久世橋「学校は勉学に励むところです。これは学校に持ってくる必要があるのですか?」
カレン「それは――……HAHAHA」
久世橋「とにかく、これは預かっておきます。放課後、私のところまで取りに来るように」
カレン「ええーっ!」
~オチたな(確信)~
*このSSはフィクションであり、登場する実在の人物・ホモビ・まんがタイムKMRとは一切関係ありません。
誰かまともなきんモザSS書いてください!何でもしますから!
たまげたなあ…
一行目から迫真のチャイムで草生えるわこんなん
俺もきんモザSS読みてぇなぁー、お前どう?
4章は純愛
綾の陽子に対する気持ちは純愛(大嘘)
4章は二人を描いた作品だった……?
このスレタイで夢オチなのか(困惑)
乙乙
え、ちょっと待って!
陽綾が入ってないやん!どうしてくれんのこれ
陽綾が読みたくてこのスレ開いたの!
出版社に連絡させてもらうね
淫夢要素はないと言ったな
おう、続き書くんだよ
あくしろよ
やったぜ
ホモはうそつき
汚い元ネタにも関わらずきんモザしてた
このSSまとめへのコメント
ん?今なんでもするっていったよな?