綾「素直になりたい」カレン「ワタシにおまかせあれ」 (101)

陽子『綾、好きだ!私のお嫁さんになってくれ!』

綾『ななな何言ってんのよ、そそんな急に///』カアァ

陽子『急じゃない!ずっと言おうと思ってたんだ』

綾『そそそんな、そんなこと突然言われても...』

陽子『私は綾が欲しいんだ!!!!!』

綾『な!』

陽子『綾がお嫁さんになってくれないのなら私は今すぐこの橋から飛び降りる!!』

綾『し、しょうがないわね!そこまで言うならお嫁さんになってあげるわ!』

陽子『本当か!』パアァ

綾『勘違いしないで!陽子に死なれたら困るから仕方なくボランティアでよ!』プィッ

陽子『それでもいい!もう綾なしでは生きられない!!』

綾『そ、そのかわり幸せにしなさいよ///』カアァ

陽子『ああ、もちろんだとも!宇宙一幸せにしてみせるさ!!!』


チュンチュン

綾「はっ!ゆ、夢!?」

..........

綾「我ながらなんて頭の悪い夢なのかしら」

綾「こんな夢を見るなんて、きっと私疲れてるのね」

綾「それにしても、陽子ったらあんな大胆に迫ってくるなんて...かっこよすぎる///」ドキドキ

綾「『私は綾が欲しいんだ!!』なんて///.....言われたい...」

綾「陽子のくせに生意気だわ」

綾「それに引き換え私はあんな態度」

綾「夢の中でも全然素直じゃない」

綾「...素直になりたい」ハァ

?「お話は聞かせてもらったデース!」シュタッ

綾「!?」

カレン「お嬢さん、お困りのようデスネ」

綾「カレン!突然現れないでよ!あぁ、びっくりした」

カレン「ワタシには神出鬼没のライセンスがデフォルトで備わっているのデスヨ!」

綾「(なにかよくわからないけど、突っ込んだら負けって私の第六感がささやいているわ)」

綾「って、今の聞いてたの?」カアァ

カレン「はい、でも少ししか聞いてないので大丈夫デスヨ」

綾「少しってどのあたりから?」

カレン「ん~、アヤヤがヨーコに強引に迫られる妄想をしてるところあたりデスネ!」

綾「ほとんど全部じゃない!恥ずかしすぎて死んでしまいそう」イャー

カレン「ご心配なく!誰にも言ったりしませんヨ」

綾「本当に...?」

カレン「このカレン、口の硬さには定評があるデース!」

綾「(本当かしら、何かそこはかとなく不安だわ)」

カレン「ところでアヤヤは素直になりたいのデスカ?」

綾「えっ!?えーと...」

綾「(どうしようかしら、こんなこと打ち明けるなんて恥ずかしいわ)」

綾「(でももう全部聞かれちゃったわけだし...それにカレンならいいアドバイスをくれそうだし...)」

カレン「?」

綾「そ、そうなの」

綾「私、素直になりたいの!カレン相談に乗ってくれないかしら...」

カレン「それはお安いご用ですが、それだけデースカ?」

綾「え?」

カレン「素直になれたらどうしたいデスカ?」

綾「そ、それは...」

カレン「ヨーコに告白するデース!」

綾「告白!?」

カレン「アヤヤがヨーコのことずっと好きなのワタシ知ってマース!」

綾「えっ!?」

カレン「想いを伝えるべきデース!」

綾「そ、そんなこと急に言われても...」

カレン「どこかで勇気を出さないとズルズルいってしまいますヨ?」

カレン「誰かにとられてしまうかもしれませんヨ?」

綾「それはダメ!!」

綾「そ、そうね...私、素直になって陽子に想いを伝えるわ」

カレン「そうするといいデース!」


カレン「(おもしろくなってきましたネ)」


..................

忍「アリスはとってもかわいいですね」

アリス「シノのほうがかわいいよ」

忍「アリスー!」

アリス「シノー!」ギュー

忍アリス「えへへぇ~」イチャイチャ

陽子「暑苦しー」

カレン『まずは恥ずかしさに慣れることが大事デース!』

綾『恥ずかしさになれる?そんなことができるの?』

カレン『はい!訓練を積めば誰にでもできるようになりマース』

綾『どうすればいいの?』

カレン『それはですね、一発ギャグデース!』

綾『一発ギャグ!?』

カレン『そうデース!人前で一発ギャグをする恥ずかしさに耐えるのが訓練デース!』

綾『なるほど...でも私一発ギャグなんて持ってないわ』

カレン『大丈夫デース!とっておきをお教えするデース!ちょいと御耳を...』ヒソヒソ

綾『なるほど...ありがとうカレン、すばらしいアドバイスだわ』

カレン『師匠と書いて先生と呼ぶといいデース!』

忍アリス「あはは」イチャコラ

綾「...」

陽子「綾?どうかしたか?」

綾「...」

忍「綾ちゃん?」

アリス「アヤ?」

綾「...」

綾「...」

綾「トーテムポール!!」リョウテヒロゲ

忍アリス陽子「」

綾「」カアァ

陽子「あ、あや?」

綾「なんでもないの!今の忘れてーーー!」ダダッ

陽子「綾!?」

忍「綾ちゃん!?」

アリス「アヤ!?」



カレン「REC」



...............

綾「ぜーぜー」ハァハァ

綾「どん引きされたー、絶対変な女だと思われたわ...」

綾「恥ずかし」

カレン「ナイスファイトでしたヨ!」

カレン「この経験が次につながるはずデース!」

綾「カレン...」

綾「そ、そうよね!いつまでもクヨクヨしていられないわ!」

カレン「そのいきデース!」

綾「それで、次はどうすればいいかしら」

カレン「次はですね...」


................

忍「あ、綾ちゃん戻ってきました」

陽子「あ、綾、その、お、おもしろかったぞ」

陽子「な、アリスもそう思うよな」

アリス「う、うん、抱腹絶倒だったよ」

忍「よかったですよ、綾ちゃんの案山子のものまね」

陽子「シ、シノ!」

アリス「案山子じゃなくて、どこからどう見てもやじろべえだったよ!」

陽子「アリス!」

綾「よ、陽子、ちょっといいかしら?」

陽子「な、なんだ?」

綾「...」

ごめんなさい、ちょっと休憩してきます

綾『そ、そんなこと無理よ!』

綾『それに、そんなことできるならすでにやってるわよ!』

カレン『いーえ、アヤヤはやればできる子デス』

カレン『ヨーコの心をわしづかみ!イヤヨイヤヨも好きのうち!ドキドキ大作戦デース!』

綾『...心をわしづかみ?』

カレン『Yes!これできっとヨーコはアヤヤのことが気になって気になってしかたなくなるデース!』

綾『そ、そうかしら?』

カレン『今のアヤヤならきっとできるデース!』

カレン『トーテムポールになりきったアヤヤなら!』

綾『それは言わないで!忘れようとしてたのに!』

陽子「綾?」

綾「よーこ!」ギュー

陽子「な!?」

忍アリス「!?」

陽子「あ、綾?き、急に抱きついて一体どうしたんだよ?」

綾「ち、ちょっと立ちくらみがしただけよ!悪い?」

陽子「そそそうか、大丈夫?」

陽子「保健室連れていこうか?」

綾「ほほほほほけんしちゅう!?」

...............
.........

陽子『やっと二人っきりになれたね』

綾『保健の先生もいないなんて思わなかったわ』

陽子『私たちの前には何の障害もないのさ』ドヤァ

綾『何そのくさいセリフ、陽子のくせに』クスッ

陽子『私だってたまにはこういうことも言うさ』

綾『...陽子...それより』

陽子『ああ、わかってる...綾、眼を閉じて』

綾『うん』

チュー

...............
.........

綾「だだだダメよ!まだ早いわ!」カアァ

陽子「綾、大丈夫か?」

綾「...ッ!? 顔が近ーい!」バッッシーン

陽子「っ!」

アリス「ヨーコ!」

忍「陽子ちゃん大丈夫ですか?」アワワ

陽子「あ、うん、私は大丈夫だけど」

綾「」

陽子「綾?大丈夫か?」

綾「ごごめんなさーい」ダダッ

陽子「綾!!」




カレン「おぉ!これが刃傷沙汰ってやつデスカ?」ワクワク

綾「(私、最低だ)」

綾「(素直になれないどころか陽子に怪我を負わせるなんて)」

綾「(嫌われたわよね)」

綾「(陽子に...嫌われちゃった...)」グスン

綾「(これからどうして生きていけばいいの?)」

綾「(いっそこのままこの橋から飛び下りれば...)」

綾「(そういえば、この橋って...)」

綾「(短い人生だったけど陽子やみんなのおかげで楽しかったわ)」ポロポロ

綾「(来世で生まれ変わっても陽子に出会えるといいな...)」

陽子「綾!!!!!」

綾「陽子!」

陽子「綾!!」ギュー

綾「!」

陽子「よかった、綾が無事で」グスッ

綾「離してっ!」

陽子「嫌だ!離さない!」

綾「どうしてよ!私なんか嫌いになったでしょ!」

陽子「何言ってんだ、私が綾のこと嫌いになるわけないだろ!」

綾「嘘よ!だって私は陽子を殴って怪我させた」

陽子「怪我?ハハハッ!」

綾「...何がおかしいのよ」

陽子「怪我なんかしてないよ!綾は力ないからな!まあ、ちょっとは痛かったけども」

綾「...そう、それはよかったわ」ホッ

綾「でも、こんなあまのじゃくで素直じゃない女嫌いになったでしょ!」

陽子「そんなことないって」

綾「嘘!いっつも陽子を頼ってばかりで迷惑かけっぱなし」

綾「陽子はすごく優しいからいつも私を助けてくれるけど私はそれに甘えてた」

綾「陽子は私のことすごく大切にしてくれるのに私はそれを返せない」

陽子「それは違うよ」

綾「違わない!」

陽子「違う!」

綾「違わない!」

陽子「違う!」

綾「違わ―!?」バッシーン

綾「...え(陽子に叩かれた!?)」

陽子「綾、よく聞いて」

陽子「私はね、綾の言うとおり綾のことすごく大切に思ってるし、綾が困っていたら助けてあげたい」

陽子「でも綾は誰に対してもあまり助けを求めたがらない」

陽子「私に対してもそう」

陽子「私じゃ役に立ってないのかなと思うこともあった」

綾「そんなことない!」

陽子「最後まで聞いて」

陽子「でもそれは違った」

陽子「綾は心の開き方を知らないんだ」

綾「!」

陽子「綾は悩みを抱え込みすぎ」

陽子「もっと人を頼るべき」

陽子「それが私だったらうれしいな」

綾「...いいの?...迷惑じゃないの?」

陽子「迷惑なわけあるか!綾に頼られるのすごくうれしいよ!」

綾「陽子!...でも私、陽子を頼ってばっかりで陽子に何もしてあげられない...」

陽子「何言ってんのさ、私のほうこそ綾に頼ってばっかりだよ」

陽子「綾は頭いいしテストのときは毎回お世話になってるし、出かけるときはお弁当作ってくれるし」

綾「...陽子、私のお弁当あまり喜んでくれない...」

陽子「最近はそうでもないよ!綾、料理うまくなってるから」

陽子「綾の手料理うれしいよ!」

綾「...本当?」

陽子「うん!」

綾「よかった...あの、もっと陽子のことたよっていいの?」

陽子「もちろん!こんなかわいい女の子に頼りにされるなんてご褒美みたいなものさ!」

綾「かかかわいい!?」カアァ

陽子「綾かわいいよ」

綾「ななな何言ってんのよ///.....ばか///」


......................

陽子「綾こそ怪我とかしてないか?」

綾「私は大丈夫よ、なんともな―痛っ」ズキッ

陽子「どうした!?」

綾「...ただの靴ずれ、これくらい平気よ」

陽子「普段慣れてないのに突然走りだしたりするからだよ」

陽子「さあ、乗って」

綾「え?」

陽子「背中におぶって帰るから」

綾「い、いやよ...恥ずかしい」

陽子「だーめ!その足じゃあるけないだろ」

綾「で、でも」

陽子「私を頼ってほしいってさっき言ったばかりだよ?」

綾「う、うん、そうだけど...」

陽子「?」

綾「その...ちょっと...体重が...」

陽子「なんだ、そんなことか」

綾「そんなことって!私にとっては深刻な問題なのよ!」

陽子「そんなこと気にすること無いぞ?だって私、綾の体重知ってるし」

綾「」

綾「ななななんで陽子が私の体重知ってるのよ!?」

陽子「体重だけじゃないぞ?身長も体脂肪率も骨密度だって知ってるよ?」

綾「なななんでそんなことまで知ってるのよー!!!」

―結局おんぶされました―

綾「陽子がなぜ私の個人情報を事細かに把握しているのかについては後日みっちりと尋問しますから」プイッ

陽子「(後が怖そうだ)」

綾「陽子、一つ聞いても言い?」

陽子「なにかな?」

綾「どうして私の居場所がこの橋だってわかったの?」

陽子「ん~、そういえばどうしてだろう?」

綾「わからないの?」

陽子「なんていうか、[森羅万象に宿りし八百万の神々が導いてくれた]かな?」

綾「なにそれ」

陽子「でも、迷わずここに向かって走っていたんだ」

綾「そっか」

陽子「これからはちょっとずつでいいから、心を開いてほしい」

綾「うん」

陽子「私は綾が欲しいんだ!」





カレン「なんてええ話なんやー!!」ポロポロ



.......................

アリス「あっ!ヨーコとアヤ帰ってきた!」

忍「綾ちゃん!陽子ちゃん!」

陽子「ただいまー」

アリス「アヤ、なんでおんぶされてるの?」

陽子「それはね、綾が『もう歩けない、おんぶして!』ってせがむからしかたなく―」

綾「ちょっ!陽子何言って!ちょっと靴ずれしただけよ」

綾「全然平気だけど陽子が大げさに歩くなって言うから、恥ずかしくて嫌だったけど仕方なく―」

アリス「綾ってば素直じゃないんだから」

綾「(はっ!)」

陽子「綾は素直になれないお年頃なんだよ?」

アリス「ほんとはうれしかったんだよね、アヤ?」

綾「...そ、そういうことにしてあげるわ!.....う、うれしかったわよ....ありがとう、陽子」

カレン「アヤヤがデレましたデース!ツンデレデレでーす!」

陽子「ふぉっ!?カレンどっから出てきたんだ!?」

カレン「ワタシには神出鬼没のライセンスがデフォルトで備わっているのデスヨ!」

陽子アリス「(カレンがよくわからないことを言い出したよ...ここはスルーしよう!)」

綾「そ、そういえばシノは?」

アリス「シノならここにい―ってシノ!?」

忍「うぅ...ぐす...ぐすん.....」ポロポロ

陽子「し、しの!?」

忍「...ぐす....あやちゃんが.....ぶじで.....ほんとうに....よかったです......ぐすん」ポロポロ

陽子「ちょっ、シノ号泣!?」

忍「ぐすん.....おひゃくどまいりしたかいがありました...」グスン

綾「お百度参り!?」

アリス「アヤの無事を祈って二人で神社にお参りしてたんだよ」

忍「全然、百までいきませんでしたけど」グス

綾「ぐすん....みんな....ありがとう....ぐす....しんぱいかけて....ごめんね......ぐすん」ポロポロ

カレン「まあまあ、みんな無事デシタシ、アヤヤはちょっとだけ素直になれマシタシ―」

カレン「(それに、なかなか良いものみれマシタ)」

カレン「―メデタシメデタシデース!」

一同「強引に〆られた!??」

綾「(今日はなんだかすごい一日だったなぁ)」

綾「(今までよりもっと陽子に近づけたし、うれしい言葉もたくさん聞けた)」

綾「(それに、ちょっとだけ素直になれた!)」

綾「(やっぱり今すぐにっていうのはちょっと恥ずかしいけど、少しずつ素直になれるようにがんばってみよう!)」

綾「(ちょっと作戦が迷走していたような気もするけど、カレンに感謝しないとね)」

綾「(みんなに心配かけちゃったのは反省点かな)」

陽子「綾ー!帰るよー!」

綾「はーい!今いくー!」




―おしまい―

最後までお付き合いいただいた皆さんありがとうございました

終盤はやや迷走気味となってしまいましたが

なんとか完結させることができました


おまけを投下していくので今しばらくお付き合いいただけると幸いです

―おまけ―

カレン「お友達を紹介するデース!」

???「こんにちはぁー」

忍「ピンク髪!?すばらっ!!」ハァハァ

陽子「シノがピンク髪に興奮している!」

アリス「カレン、その子は?」

綾「心なしか声がカレンに似ているような.......」

カレン「この子はきっとみんなと仲良くなれるとおもうデース!特にアヤヤと!」

ID変わってますが>>1です

カレン「ささ、自己紹介するデース!」

???「はじめまして!奈良県から来ました新子憧でーす!アコってよんでね!」

忍「アコちゃんこんにちは、大宮忍です!ピンク髪がとってもキュートですね」ハァハァ

憧「あはは、よろしくねっシノ!」

陽子「イノシシにクマで猪熊陽子だよ!よろしくねアコ!」

憧「よろしく陽子!あなたの名前、シズが聞いたらきっとよろこぶわ!」

陽子「シズ?」

カレン「シズはイノシシやクマとお友達の女の子で、アコの彼―」

憧「ちょっと!カレン、なにを口走ってんのよ!」

アリス「はじめましてアコ、アリス=カータレットだよ」

憧「うわぁかわいい!!アリス、チョーかわいいわ!世界中で2番目のかわいさね!」

アリス「ありがとう」ニコニコ

陽子綾「2番目?」

憧「あなたがアヤね!」

綾「は、はい、小路綾です、よろしくおねがいします」

憧「アヤ~硬いよ、私たちは同士なんだからもっとフレンドリーにいきましょう!」

綾「はあ、(同士ってなんだろう?)」

アリス「カレンとアコはどういう関係なの?」

カレン「アリス、それは愚問というものデスヨ!」

カレン「ワタシとアコは一心同体!一蓮托生!前世のころより固いきずなで結ばれたマブダチなのデスヨ!」

憧「カレンそれはちょっと言い過ぎよ!でも固いきずなはあるかな」

綾「(この子、積極的なところとか声とかカレンにそっくり)」

綾「(固いきずなってなんだろう?血縁関係にあるとか?姉妹....ではなさそうだし、いとこ?)」

憧「っといけない、ここへ来た目的を忘れるところだったわ」

カレン「目的?アヤヤと語り合うことですか??」

綾「(私と?)」

憧「そうしたいのは山々だけど、そうじゃないわ」

憧「私がここへ来た目的はズバリ―」

憧「―あなたたち5人をインハイへと導くことよ!」

陽子「なん.....だと」

忍「インハイっ何ですか?」

綾「インターハイのことね、高校生の部活の全国大会のことだわ」

アリス「日本中から高校生が集まるの?」

カレン「お友達いっぱいできマースネ!」

憧「私の見立てではあなたたちは予選を突破する力があると思うの」

憧「私の考えたオーダーを発表していくわ」

綾「(予選?)」

陽子「(オーダーってなんだ?)」

忍「アリスかわいいですぅ」

アリス「シノのほうがかわいいよ!」

カレン「なんの話デスカー?」

憧「まず先鋒はシノね!」

忍「はへ?」

憧「変態的に金髪大好きなところが、変態的におもち大好きなうちのドラゴンロードにそっくりだわ!」

憧「圧倒的な火力に期待ね」

アリス陽子綾「(え、なんの話?)」

カレン「へ?」

憧「次は次鋒ね」

憧「そうねぇ、次鋒は陽子、あなたよ!」

陽子「私?」

憧「そうよ、あなたは太陽、究極的にあったかい存在!」

憧「あったかい牌があつまるうちのエース宥姉をも凌駕するポテンシャルを秘めているわ!」

陽子「よくわからないけど、ほめられるのはうれしいな」

憧「中堅は決めているわ!」

憧「中堅はカレン!!」

憧「その身体に私を宿している言っても過言ではないわ!」

カレン「速攻デース!」

陽子綾「なにこれ.....」

アリス「お日様あったかいね」

忍「そうですね~眠くなっちゃいます」

憧「副将はズバリ、アヤ!」

綾「私が副将.....」

憧「一見すると地味だけど、しっかりしているあなたはザ・副将ともいうべき逸材だわ」

憧「大丈夫よ!副将は比較的層が薄いからアヤでも十分戦えるわ」

綾「私、絶対ほめられてないよね?」

憧「そして大将はアリス!」

忍「すごいですアリス、金髪大将ですよ!」

アリス「金髪大将?よくわからないけど、シノがそういうならきっとすごいんだね!光栄だよ!」

陽子綾「金髪大将.......」

憧「こんなかわいい子に魔物の相手をさせるのは気が引けるけど」

憧「アリスは化けるかもしれないわ」

憧「あのリンシャン悪魔だって普段はおとなしくてかわいい女の子だもの」

憧「それにシズ!世界一かわいいのに勝負となると魔物級の力を発揮する!」

憧「アリスはその系譜をうけついでいるわ」

憧「そしてこの私!」

憧「ヘッドコーチ兼マネージャーとしてあなたたちのサポートをしてあげるわ!」

憧「っと、いっけなーい、シズが山から帰ってくる時間だわ!」

憧「じゃあ、私帰るから!ばいばーい!」

忍アリス陽子綾「..............」

カレン「ぁれ?」

綾「.....いったいなんだったの?」

陽子「嵐のように去っていったな」アハハ

アリス「ちょっとカレンに似てたね!」

忍「ピンク髪」ハァハァ

カレン「で、なんの話だったんデース?」

一同「」



綾「...............何の大会なのかさえ聞いていないわ」



―おしまい―

長い間お付き合いいただきありがとうございました

まあ、おまけはおまけってことで大目に見てやってください

感想をいただけるとうれしいです(特に本編)

また気が向いたら何か書くと思います

その時は読んでやってください


本日はありがとうございました

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