王「勇者よ…僕を旅につれていってくれ」 女勇者「…え?」(10)

サイハテ王国、ここでは勇者が旅立つ最初の王国

ここにて最近、勇者コピーが魔物の仲間を引き連れて王の殺害に成功した
それにて、王子がまた新しい王となったが、やる気はあるが、まだ未熟で無能であった
そして、大臣の思いつきで、勇者の旅に引き連れるという事になった
力をつけ、ほかの王たちと顔を合わせるためでもある

そして今日、勇者が王の前に現れた

女勇者「…えええええ!?」

王「何で全否定するの!?」

勇者「す…すみません、いや…けど危険ですよ王子さま、死んじゃう事だって…」

王「今は王様、死んじゃったら…うん…けどこれは大事なことなんだ、僕からお願いする!つれてってくれ」

勇者「……(どうしよう…)」

王「ちなみに僕を連れてくとほかの勇者と違って、良い武器とお金もらえるよ!」

勇者(王様が人を物で釣ろうとしないでくださいよ…王様のオーラーが無いなぁもう)

王「この日のためちゃんと訓練もしたんだ!頼む!勇者さんつれてってくれ!」

勇者「………いいでしょう(今のままの王じゃかなり不安だ絶対だまされる)かなり危険な旅となりますけど、覚悟してくださいね」

王「ああ、ありがとう」

王様

力   :5
すばやさ:2
体力  :4
賢さ  :10
運のよさ:6
最大hp:15
最大mp:2


勇者「…(ステータスは…遊び人に毛がはえた程度か)」シクシク

王「何で泣く!」

王宮の外

勇者「必要品は持ちましたか?」

王「うん、魔法の本と剣術の本、法式や裁判の…」

勇者「本ばっかりじゃないですか…本当に大丈夫なんですか?」

王「そう不安になると自分も不安になるわ、それより敬語はやめなよ、今は勇者さんがリーダーなんだから」

勇者「え?あたしがリーダー…でー……すか?」

王「敬語はいいって、うん、僕は旅に出たこと無いし」

勇者「え?」

王「え?」

勇者「王…さま、旅に出たこと無いの?」

王「そりゃそうよ、だから君がリーダーて…」

勇者「あたしも村から出るの初めてよ、数年前まではただの村女だったし」

王「ああ…そう…」

シーン

二人とも((不安だなぁ……))

王「それじゃあはやく酒場で冒険者とか仲間にしようよ」

勇者「そうね、それが一番良いわ」

<俺も勇者さんじゃなくて勇者ちゃんって呼んでいい?かた苦しいし
<ええ…もう少し王様らしくしてくださいよー…いいですよ

大臣「ううう…王様…どうかご無事で」

冒険者「ああん?俺を雇うだぁ?酒の一つおごれねぇガキが、うーヒック」

王様「…勇者ちゃん、ここで一番高い酒を買ってきてくれ、このお金で」チャリン ドヤァ

勇者「良いけど、自分で買ってよ…」

王様「未成年」

勇者「私もよ」

王様「女の子は何とか年でごまかせるだろ、二次性長期終わるのはやいんだから」

勇者「まったく、私がリーダーでいいって言ってくれたのに、パシリに使うんだから…」プンスカプンスカ

冒険家「ああん?女の使いがなってねぇなぁ」

王様「余計なお世話です」

冒険者「…あいつ、オマエの女か?」

王様「違いますが、なんでしょうか」

冒険者「何ならおれが取っちまおうか?」

王様「なんだと?」

冒険者「以外に胸もあるし筋肉質も良い、最高じゃねぇか」

王様「…」ガラ

冒険者「おいおい、怒らせちまったか?がはははは、ガキは良いよな、守る物も何もなくて、無視していれば誰かが守ってくれる、最高だよな!ガハハハハハハ」

王様「……(無視はいけないのか…貶されたまま、僕はまた諦めるのか?)」クル

冒険者「おう?ヒック、やるかぁ?」

王様「ああ、逃げてばかりじゃ何もあがらないからな」

勇者「おさけとってきたよー、て…何してるの?」

王様「僕が勝ったらタダで仲間になってもらうぞ」

冒険者「へーそれじゃぁ俺が勝ったら、あのねーちゃんをもらうぞ」

勇者「ええ!?あたしぃ!?」

王様「貴様それでも男か!!」

冒険者「!?」ビクゥ

王様「女を賭けにかけるとは…これは男の戦いだ!女を巻き込み盾を作ろうとするな臆病者が!」

ザワザワザワザワナンダナンダ?ザワザワ

冒険者「な…何だよ、わかった、わかったよ…」

勇者「何だよう、王様ばっかり目立っちゃって」

王様「僕は全財金をかける、それで良いな?」ジャラ…

冒険者「!!ああ、良いぜ受けてやるぜ(スゲェ金額だ…やべぇやべぇぜ)どんな勝負だ?」

王様「ポーカーだ」

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