題名の通りまどまぎの世界に入ってしまった兄妹を書きます
色々とおかしい所も多々あると思います
キャラ崩壊有り、おりマギ参戦もあるかもです
嫌いな人は戻るボタンを押すことを推奨します
気が向いたら読んでください。私が喜びます。
今度こそ絶対完結させます!
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兄「………ん?」
起きたときに異変を感じる。何かがいつもと違う。
兄「なんか大幅に違う気がするんだけど……」
ベットから降り、とりあえず部屋から出る
兄「……変な廊下だな」
そしてどりあえずとなりに部屋があったので入ってみると
妹「すやすや……」
我が妹がベットでスヤスヤと眠っていた
兄「妹か……起こしてやる!」
兄は妹を揺らし、起こそうとするが
妹「むにゃむにゃ……」」
妹は一向にに起きる気配が無い。熟睡しているようだ
兄「………でやぁぁぁ!!」
兄は妹の布団をおもいっきり剥いだ。妹は「ううん……」と呻き、起き上がった
妹「もう…朝……?」
兄「うむ」
妹「……おにいちゃん?」
兄「ん?どうした?」
妹は困惑てか驚きの表情で、
妹「うわ!顔が変になってる!」
兄は即効で妹の頭を叩きながら
兄「ブサイクで悪かったな!」
妹は頭を摩りながら
妹「ほんとだよぉ……それになんかちょっとイケメンだし」
兄「ん・・そうなのか?あれ……妹よお前可愛くなってる」
妹「ええ!嘘でしょ!?」
兄「それに部屋も全然違うし」
妹「なんかおかしいね」
兄「下に降りてみようぜ」
妹「顔も確認したいしね」
そして二人は二階から下降りる。
兄「なんか……家の内装すげぇ変わってるんだけど」
妹「この調子だと外装も変わってそうだけどね」
洗面所に辿り着く。そこで二人は。
兄「・・・俺だけど俺じゃないな」
妹「・・・私だけど私じゃないね」
兄妹「「だってこれ」」
兄妹「「アニメ顔じゃないかあああああ!!」」
兄「俺……アニメ顔になっちまったYO!びっくりだYO!」
妹「本当に変だね。夢みたいだよ。あ、夢かも」
そういって妹は兄の足をローキックをぶちかました
兄「いってえ!?急になにすんだよ!」
妹「いや…夢かと思って」
兄「自分で確かめろよ!お兄ちゃんで確かめるんじゃないよ!」
妹「まぁそれよりさ」
兄「それよりって……結構痛かったのに」
妹「リビング行ってみようよ。何か分かるかも」
兄「そうだな、行ってみるか」
そして二人はリビングに向かった
兄「誰かいませんかー?」ガチャ
父「おお!やっと起きたか。」
妹「あ、おとうさ…!?」
なぜ妹がビビったかというとですね。それはね
母「どうしたの?そんなに驚いた顔して。?」
妹「なんでお母さんがここにいるの!?」
兄「離婚してたじゃん!?いつの間にヨリ戻したの!?」
兄「(顔もアニメ顔だし……)」
父「……何言ってんだ二人とも」
母「フフッ、慣れない環境で戸惑ってるのよ。変な夢でもみたんじゃないかしら?」
兄妹「(色々とおかしいです)」
兄をいじめる妹が見れるなら期待
父「早く座って、ご飯食べなさい」
母「冷めちゃうわよー」
二人は仕方なく。食卓にすわり朝食を食べ始める。
モグモグ パクパク
父「今日から新しい学校だが、大丈夫か?」
父が唐突にそんなことを言ってくる。
兄「どこに転入するんだよ?しらねぇぞ?」
妹「私も知らないんだけど」
母「もぅ…ちゃんと話聞いてて言ったじゃないの」
洗い物をしていた母も食卓に着き、朝食を食べ始める。
父「全く…見滝原中学校だそ?これから通う事になるんだからしっかりと覚えておきなさい」
母「フフッこの分だと今日から学校ってことも忘れてそうね」
兄「……ええええ!ん?見滝原…?」
妹「今日からなの!?」
父「一週間前からお前達楽しみにしてたじゃないか……全く」
母「まぁまぁ落ち着いて、後昨日から言ってると思うけど」
妹「?」
母「明日から私たちは長期出張で一ヶ月家を開けるから、二人でお留守番お願いね。」
父「生活費とおこずかいは兄の通帳にいれておく。兄無駄遣いするなよ~」
兄「……ああ」
妹「!?(お兄ちゃん適応はや…)」
母「もう妹ちゃんの通帳にもちゃーんとおこづかい入ってるからそんな顔しないの」
父「少し大目に渡しているが、いつもの事だ。頼むぞ。」
兄「………」
妹「は、はーい」
父「では行こうか」
母「はーい」
そして二人は手を繋いで家を出て行った。と思いきや帰ってきて
妹「わ、忘れ物?」
父「いや、今日から新しい学校だが頑張ってくれよ。とな」
母「ほんとは、一緒にいたかったんだけどね……ごめんね」
兄「………いやいや良いよ。二人とも仕事頑張ってよ」
兄「応援してるよ」
父「良い息子を持って父さんは幸せだ」ホロリ
母「ええ…」ホロリ
父母「「今度こそ行って来ます」」テクテク ガチャバタン
兄「行ってらっしゃい」
妹「新婚さん?」アングリ
兄「それは違うだろ」
妹「ちょっとお兄ちゃん!どういうこと!?」
妹はどうやら察していなかったようだ。全く世話の焼ける妹だ
兄「えーとな。多分ここはアニメの世界だ」
気持ち悪いくらい真面目な顔で言われる
妹「・・・は?」
兄「見滝原中学校といえば?」
妹「いきなり過ぎてわかんない」
兄「諦めはええな。正解は魔法少女まどか☆マギカだよ」
妹「え?」
兄「だからアニメの世界に入ったんだよ……おっともう時間が無いな。急いで着替えるか…」イソイソ
兄はイソイソと二階の自分の部屋に上がっていく
妹「・・・・・・・・」
妹「はぁ!?」
そして二人は学校へと向かっていた。勿論新しい制服に着替えて。
兄「ここの制服かっこいいな。あの中学とは大違いだよ」
妹「で?あの説明何?まだ信じきれないよ」
どうやら妹様は信じきれていない様子だ
兄「わかんないか?簡単さ。この風景に見滝原、ときたらまどマギだろう?」
妹「オタクは凄いね……」
兄「凄いと思うならその軽蔑しきった目は止めなさい。」
妹「で?私が一年、お兄ちゃんが三年か」
兄「うむ」
兄「ちらほらと生徒がいるな」
妹「うん」
兄「てか俺はマミさんと同じクラスがいいぜ!」
妹「マミさん…?」
兄「おいおい、忘れたのか?一緒にアニメ見たじゃねーか」
妹「……ああ、あの金髪の人か」
兄「そうそう…あの金髪で巨乳の……」ウヘヘ
妹「………きもっ」
妹が軽蔑の眼差しで見つめてくる。兄はゴホンと咳払いをして
兄「ま、まぁそれはそれとして」
兄「もしかして今日、ほむらちゃんが転校してきてるかもな」
妹「ほむら…?その子が転校してきてたら何かあるの?」
兄「まどマギの運命をかえれるかもしれん!」
妹「どういうこと?」
兄「まどマギのアニメは全部見たよな?」
妹は「まぁ一応」と言いうなずく。
兄「もしほむらちゃんが時間遡行してきた初日だったなら、俺らが運命を変えれるわけ」
妹「………つまり?どういうこと?」
兄「ハッピーエンドが見られるってことさ!実に最高だろう?」
妹「でもそれはおにいちゃんに特殊な力があったらの話じゃないの?」
兄「うむ・・・・」
妹「結局難しいことだよね」
兄はガクッと肩を落とした。
兄「まぁ俺は色々と情報を集めとく、ほむらちゃんが転校してきてるかとか」
兄「マミさんやまどかちゃんがいるかどうかとかをね!」
妹「了解」
兄「ん?ああもう学校ついたか」
兄「昼休みにまた落ち合おう」
妹「なにその言い方……で?どこに集まるの?」
兄「確か、この中学校は屋上が開いてたから、そこにしよう」
妹「屋上…!良いね」
兄「とりあえず職員室行くか」
妹「私達転入生だもんね」
そうして二人は見滝原中学校の中に入っていった。
━━昼休み 屋上にて
兄「ふははははははは!」
妹「どうしたのそんな変な雄叫びあげて」
兄「調べた結果だけど」
メモ帳らしき物を出す。生徒手帳かも
兄「暁美ほむらは今日転入。鹿目まどか、美樹さやか、巴マミも健在。」
妹「へぇー」
どうやら妹はあんまり興味がないらしい、悲しい
兄「ついでに俺はマミさんと一緒のクラスだぜ!」
妹「へえ……てかその情報どこから?」
兄「自分の足でだけど?」
妹「良く頑張ったね」
兄「まぁな」
兄「だけどこれではっきりしただろ?」
兄「ここはまどか☆マギカの世界だってことを」
妹「……うんそうだね」
妹「どうしてこんなことになったのかが、未だに不思議だけど」
兄「折角来たんだし。俺はこの世界を救うぜ!」
妹「んな……無責任な」
兄「やるさ。だってさ」
妹「?」
兄「俺がやらないと、また悲しみの連鎖が続くだろ?その因果をここで断ち切りたいんだ。」
妹「お兄ちゃんにしては真面目な意見…」
兄「それは……ほめてないだろ酷いなぁ」
妹「でも良いの?自分が死ぬかもだよ?」
兄「危険は承知。だけどやる。絶対にやる」
兄「妹はどうする?俺的にはやめて欲しい」
妹「なんで止めて欲しいの?」
兄「もしもの時、妹には死んで欲しくないからさ」
妹「ありがとう。だけどお兄ちゃんがやるなら着いて行くよ。どうせやることないし」
兄「ん、ありがとな。よしじゃあ放課後!二年教室の階段に集合だ」
妹「………なんで?」
兄「いいからHR終わったら直ぐに来いよ。階段付近にいるからな」
妹「んー分かった」
兄「じゃな。昼休みおわりそうだし、教室戻るわ。」
妹「りょーかい」
━━━放課後
妹「で?なんで階段なの?」
兄「それは、な」
妹「うん」
兄「まどかちゃん達をストーキングするためだぜええええ」
妹「警察呼ぼうかな……」ゴソゴソ
兄「待て待て、その携帯をしまいなさい」
妹「なんでストーカーになりたいの?」
兄「いやだって、俺達」
妹「?」
兄「CDショップまでの道分かんないんだもん……」
妹「あ……そうだね」
兄「だからしかたないだろう?」
妹「それは……まぁしかたないね」
兄「まぁクラスの人から聞いたから場所大体推測できるんだけどね」
妹「もしもし警察ですか?犯罪者が目の前に」
兄「止めてください。お願いします」ドゲザ
妹「まぁいいわ、とにかくまどか先輩達についてってみましょうか」
兄「妹がストーカー予備軍に…」ホロリ
妹「ねぇ?殴っていい?」
兄「すみません」
妹「とにかく。階段から移動しようよ、誰かに見られたら恥ずかしい」
兄「なんで?」
妹「こんな兄の妹とかバレたくないから……」テクテクテク
兄「ええ…まってくれよー」
━━喫茶店
さやか「ぎゃはははは」
仁美「もうさやかさんたら笑いすぎですわよ」
まどか「うう……言わなきゃ良かった」
少し離れた所
兄「うん。まどかちゃん達可愛い」
妹「そうだねー」
兄「さてと…ウヘヘ」
妹「……じゃあ私が監視しとくね」
兄「!?…お、おう。妹はすっかり犯罪者だな」
妹「………」 ジー
兄「……このドーナツ美味しいなぁ」
妹「………」ジー
兄「ゲームしよっかな」
兄「(暇だなぁ)」
妹「………」 ジー
兄「………妹よ」
妹「何?」
兄「目が犯罪者だぞ」
妹「……そんなに監視したいなら代わってあげるよ」ハア
兄「OK!」
妹「私もドーナツ食べよっと」
兄「まどかちゃん達可愛いのう」ニヤニヤ
妹「うわ……リアルに犯罪者だ」
妹「………意外と美味いなぁこれ」
兄「じー」
妹「(お兄ちゃんの目がマジで怖い)」
兄「動いたぞ!」
妹「分かったけど、何その刑事みたいなノリ」
兄「さてさて追うか!」テクテク
妹「凄くノリノリだね、正直私は嫌だけど」
兄「おーい行くぞー」
妹「ハイハイ」
━━━CDショップ
まどか「誰が私を呼んでいるの……?」
さやか「まどか?」
兄「妹よ!行くぞ!」
妹「どこに…?てかなんか声聞こえたんだけど」
兄「俺も聞こえたけどってそんなことより!まどかちゃんを助けに行くぞ!」
妹「はいはい」
兄「行くぜええええ」タッタッタ
妹「なんか意外と足早いんだけどっ」タッタッタ
兄「オタクが運動神経悪いなんて偏見だぞ」タッタッタ
妹「いや、お兄ちゃんは運動神経悪いと思ってた」
兄「それこそ偏見だわ」
━━廃墟っぽい所
兄「ん?ありゃ…」
いつのまにか妹がいなかった。どうやらはぐれてしまったようだ。
兄「妹大丈夫かぁ……?」
兄「(あいつ意外に寂しがりやだからなぁ)」キョロキョロ
妹を探していると、ピンクの髪の女の子が目に入った
兄「おっ…あれは」
とりあえず妹は置いといてピンク髪の女の子の方へと向かった
キュウべえ「うう」
まどか「この子怪我してる…」
兄「どうしたんだい?(リアルまどかちゃん…可愛い)」
まどか「この子凄い怪我してるんです」
兄「ほんとだ…凄い怪我だな(そろそろほむほむが出てくるはず)」
ほむら「そいつから離れなさい!」
妹「お兄ちゃん速すぎ…」
まどか「え?ほむらちゃん?」
兄「すげぇ。同時だな妹」
妹「ハァハァ…は?」
ほむら「(この二人は一体…?)」
ほむら「そいつを渡して」
兄「それはできない相談というやつだ」ズイッ
ほむら「退きなさい」カチャ
兄「退かねぇよ(こえええええ)」ブルブル
銃を突きつけられたが兄はそこを退かなかった
妹「お兄ちゃんなにしてんの!?」
ほむら「退かないというのなら……!」
兄「(さやかちゃんマダー?撃たれるのヤダヨー)」
さやか「まどかっ!!」ブシュウウウウ
ほむら「なっ!?」
さやか「逃げるよ!まどか」タッタッタ
まどか「さやかちゃん!」タッタッタ
兄「(やっとかよ!)おい行くぞ!妹!」タッタッタ
妹「え?あ?うん」タッタッタ
ほむら「逃がさな…っ!?」
ほむら「……チッ相手している場合ではないのに!」
さやか「なんなんだよ!アイツ!コスプレ通り魔かよ!」
さやか「てかアンタら誰?同じ制服着てるけど?」
兄「俺は見滝原中学校三年、兄だ。よろしく」
妹「その妹の見滝原中学校一年、妹ですどうぞよろしく」ペコッ
まどか「わ、私は…二年の鹿目まどかですいよろしくお願いします」ペコッ
さやか「先輩だったんだ……私は二年の美樹さやか。よろしく」
兄「ああ!さやかちゃんにまどかちゃんだね!」ニコォ
妹「(兄の顔がニヤケ過ぎてキモい…)」ヒキッ
さやか「あれ私ら迷った?」
まどか「この辺りから来たと思うんだけど…?」
兄「来るか…」
妹「……?」
その瞬間異次元のような空間に四人は閉じ込められてしまった
さやか「な、何これ…」
まどか「わ、わかんないよぉ」
妹「……っ」
兄「(実物怖過ぎだろ…でもなんとかまどかちゃん達を助けないと!)」
使い魔たちが四人を取り囲み、逃げ場が無くなった。
兄「(マミさん遅くねぇか…?このままじゃ俺達死ぬんじゃ)」
そう思った途端、急に恐怖が襲ってきた。足が震え始めた。
ジリジリと使い魔達が近づいてくる、このまま俺達は死んでしまうんだろうか。恐怖で震えが止まらない
そんな時、腕に重みを感じた。慌ててそっちを見ると、妹が俺の袖を掴んでいた。不安そうに俺を見ていた。
兄「(………何やってんだ俺)」
あの時妹を守るって決めたのに、また怖くなって、また恐怖に呑まれてしまってた
兄「(こんなんじゃ駄目じゃねえか。誰も守るとか、ましてや救うなんて出来るわけないよな)」
ようやく震えが止まった。勇気が湧いてきた。まどかちゃん達も震えて怯えていた
兄「(俺がなんとかするしかねぇな!)」
兄「うおりゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
近寄ってきていた使い魔に突進し、殴り飛ばした
兄「打撃喰らうのか……それなら!」
これならやれる。俺でも倒すことができる、そう思ったが
妹「お兄ちゃん!後ろ!」
兄「っ!?」
後ろを見たときにはもう遅く、何匹かの使い魔が俺に切りかかろうとしていた
兄「(そんな…こんなところで…)
刹那、使い魔達が吹き飛んだ
マミ「ごめんなさい…遅れて…ケガはないかしら?」
兄「(ヒーローは遅れてやってくる。か)」
マミ「あなたは今日転校してきた、兄君じゃない!?」
兄「……事情とかは後で話しましょう。今はこいつらを」
マミ「え、ええ、分かったわ」ヘンシン!
マミ「そうだったのね…ごめんなさい遅れて」
事情を話すと、マミさんは申し訳なさそうに俺達に謝った。
兄「結果的に全員無事だったんだし、気にしなくていいですよ、巴さんが来なかったら俺ら今頃お陀仏でしたよ」
そういって兄は自嘲気味に笑った
まどか「助けてくれてありがとうございます。えっと…」
マミ「あ、ごめんなさい、自己紹介がまだだったわね。私の名前は」
マミ「巴マミ。貴方達と同じ見滝原の生徒よ」
そういって変身を解いて制服姿になった。
さやか「マミさんっていうんですか!?凄くかっこよかったです!」
近くにいた俺を押しのけ、さやか達が一斉にマミさんへと駆け寄り質問責めにしている
ついでにきゅうべえのことを回復と紹介をしていた。
キュウべえ「ありがとうマミ。おかげで助かったよ」
マミ「いえいえ、それでこの子達はもしかして…?」
キュウべえ「うん、そうだね」
そういってキュウべえは三人のほうを向いた
キュウべえ「まどか!さやか!妹!」
まどか「へ?」
さやか「なんで私達の名前を…?」
妹「知ってるんですか?」
兄「(嘘だろ…まさか妹まで…選ばれるなんて)」
キュウべえ「あのね僕と契約して魔法少女になって欲しいんだ!」
今回はこれで終わりです
今日の昼ごろにまた投稿します。
一応これは前のリメイクのようなモノです
前は未完で終わってしまったので今回は必ず完成させます
スローペースで細々とやっていきます
見てくださったかた、ありがとうございます
投稿開始
マミ「私もキュウべえと契約した魔法少女よ。貴方達の先輩になるわね」
妹「凄い…」
さやか「かっこいい…」
兄「まさか巴さんがまほうしょうじょだったなんてーうわーしんじられない」(棒読み)
妹「凄い棒読み」ボソッ
マミ「フフッ。そうかしら」
兄「(てかリアルマミさん超可愛い!!)」
妹「(てかお兄ちゃんさっきから胸ばっか見てない?変態だ)」
兄「(妹の視線が軽蔑の目線になってるんだけど…俺なにかしたかな…)」
さやか「それはそうと魔法少女ってなんですか?」
妹「そういえば……私も気になってました」
兄「(妹!何でだよ!アニメ見ただろ!忘れたのか!?)」
妹「?」
マミ「それについては長くなるから場所を変えましょうか」
━━マミ自宅
マミ「ろくにおもてなしの準備もないけどあがって」
さやか「うわ~」
まどか「きれ~」
妹「広い家ですね」
マミ「一人暮らしだから遠慮しなくていいわよ」
兄「(うっほおおおおおマミさんの家だあああああ)」
妹「お兄ちゃん思ってる事当ててあげよっか?」
兄「すいませんでした」
マミ「はいどうぞ」
妹「美味しそうなケーキですね」
兄「がっつくなよー?はしたないから」
妹「お兄ちゃんだけには言われたくないよ」
兄「ナンダトー!」
まどか「仲が良いんですね」
妹「いや別に……」
兄「妙にリアルな困った顔やめて!?なんか凄く悲しくなるから!」
さやか「よく分かんないけど仲良さそうだね…」
マミ「そうね」クスクス
キュウべえ「それにしても君はなぜ僕が見えるんだい?」
兄「俺に魔法少女の素質があるからじゃないの(笑)」
キュウべえ「それはないよ、君には素質はないね」
兄「キッパリ言われると心が痛いぜ……」
妹「魔法少女って言ってるのに、なりたいだなんて……まさか女装趣味?」
兄「そんなわけないだろ!俺は健全だ!」
まどか「あ、はは……」
さやか「それはそうと魔女って何なの?」
キュウべえ「魔法少女が希望なら魔女は絶望を撒き散らす存在だよ」
まどか「こわい…」
さやか「そ、そうだね」
さやか「魔法少女になったら何か良いことあるの?」
兄「聞く順番がおかしいとおもいます」
妹「お兄ちゃん黙ってて」
キュウべえ「僕と契約したら願い事を一つだけなんでも叶えてあげるよ!」
さやか「マ、マジ!?金銀財宝でも不老不死でも満漢全席でも!?」
まどか「最後のはちょっと違うと思うよ」
妹「一騎当千とかもできるのかな…」
兄「アニメの見すぎだろなに言ってんだお前」
妹「お兄ちゃんだけには言われたくないし」
マミ「でもね、変わりにソウルジェムを持ち、魔女と戦わなければならないわ」
マミ「命を懸けてまで叶えたい願いがあるかしら?生半可な気持ちで魔法少女にならないほうがいいわ」
さやか「うーん」
まどか「う、うーん」
妹「………」
兄「(マミさんってやっぱ厳しいな、だけど本心では一緒に戦いたいんだろうなぁ)」
マミ「迷わせちゃったかな?なら三人ともしばらく私の魔女退治に同行してみない?」
さやか「え?いいんですか?」
マミ「もちろんよ」
まどか「な、なら喜んで」
妹「私も喜んで」
兄「俺も一緒にいっていいかな?」
マミ「え?いいけど…」
妹「何で着いてくるの?」ジトー
兄「え?そりゃあ」
兄「お前が心配だからだよ」キリッ
妹「……はぁ?」
妹「…………きもっ」プイッ
兄「(まあ実際はそれだけじゃないんだが)」
兄「ありがとう、巴さんは優しいね」
マミ「お礼を言われるようなことじゃないわよ」ニコッ
━━翌朝
兄「妹よ、一つだけ言っておく」
登校中に兄が真面目な顔で喋りかけてくる、妙に真剣な顔で
妹「何?」
兄「何があっても、何が起きても魔法少女になろうとするな。」
妹「は?なんで?」
兄「何でもだ。どうせまどマギの内容覚えてないんだろ?」
妹「うろ覚えかな」
兄「頼むから聴いてくれよ」
妹「……てかなんで魔法少女になったらダメなの?」
兄「それは___」
さやか「妹ちゃんーおはよー」
まどか「兄先輩お、おはようございます」
妹「おはようございます」
仁美「あら?この方たちは?」
兄「ん?俺は三年の兄って言うんだ、よろしくな」
妹「ってまどか先輩…それ…」
キュウべえ「おはよう!妹、兄!」
まどか「{さやかちゃんにも言ったんだけど、頭で考えるだけで会話できるらしいよ}」
妹「{すごいですね」
さやか「{すごいよね~}」
兄「なんだなんだまどかちゃんに妹どうしたんだ?」
妹「な、なんでもないよ」
まどか「はは」
兄「ん?……あぁ 」
さすがにテレパシーは俺には聞こえないようだ。
仁美「?どうかしたんですか?」
妹「な、なんでもないです」
さやか「い、急がないと遅刻するよ?」
まどか「ほ、ほんとだね急ごっか」
妹「は、はい」
仁美「?ええ」
兄「………」
━━教室
兄「巴さんおはよう」
マミ「え…?あ…お、おはよう」
皆が一斉に兄を見る、そしてヒソヒソと話し始める
兄「?(え何まさかマミさんイジメあってんの?)」
マミ「………」
兄「(イジメっていうか腫れ物扱いみたいな感じか…?)」
考えても思いつかなかったので、とりあえず席に着いた
まだHRまで時間があったので瞑想(ボーっとするだけ)でもしていると
さやか「{げっ…転校生じゃん!?}」
兄「………ん?」
まどか「{ほむらちゃん……}」
マミ「{流石に人前では手を出してこないと思うわ。それに学校には私もいるし、大丈夫よ」
妹「{それなら安心ですね}」
なんか色々と聞こえてきた、これはまさかテレパシーか!?俺も使えるのか!?
兄「{ふっふっふっふはっはっはっはっは!!!}」
………返事が無い。どうやら聞くことは出来るが、発信はできないようだ
兄「{まあ聞けないよりはマシか……}」
━━昼
兄「巴さん?」
マミさんは一人で机の上で弁当を広げていた
マミ「どうしたの?」
兄「昼飯、弁当なの?」
マミ「ええそうよ」
兄「一人で食べるのか?」
マミ「……ええ」
兄「なら一緒に食べないか」
マミ「……え?」
兄「俺も弁当だし丁度一人だったし」
マミ「い、いいの?私なんかとお弁当一緒に食べるなんて…」
兄「?俺が食べたいんですから気にしないで、あ…嫌?俺と食べるの」
マミ「そ、そういうわけじゃ…」
兄「じゃあ一緒に食べようぜ!」
マミ「うん!」
━━昼 屋上
さやか「んー妹ちゃんの弁当手作り?」
妹「ええそうですよ」
まどか「凄いね~」
さやか「ねー二人共なんか願いごと考えた」
妹「いえ…まだ…」
まどか「ううんさやかちゃんは?」
さやか「あたしも全然だわー」
キュウべえ「意外だなぁ大抵の子は二つ返事なんだけど」
さやか「きっとあたしらが馬鹿なんだよ」
まどか「そ、そうかな」
妹「どういう意味で馬鹿なんですか?」
さやか「幸せ馬鹿だよ」
さやか「なんで…あたし達なのかな…命を懸けて叶えたい願いがある人ってきっとさ世の中に沢山と思うんだよね」
さやか「なんかー不公平じゃないのかなーって」
まどか「さやかちゃん…」
ほむら「ちょっといいかしら?」
さやか「アンタ…!」
まどか「ほむらちゃん…」
妹「あの時の……」
さやか「何の用だよ…昨日の続きでもやるか?」
ほむら「そのつもりはないわ、もう手遅れだし」
ほむら「あなた、昨日の話覚えてる?」
まどか「え…う、うん」
ほむら「そう…なら忘れないでいて、そいつ甘言に耳を貸して後悔することがないようにね」スタスタ
まどか「ま、まって!ほむらちゃん!」
ほむら「何?」
まどか「ほむらちゃんはその…どんな願い事をして魔法少女になったの?」
ほむら「……っ」タッタッタ
さやか「なんだ…アイツ?」
妹「あの人……悲しそうな顔してた気が」
まどか「……」
━━喫茶店
兄「第一回!魔法少女体験コース!」
さやか「いえーい!」
妹「お兄ちゃんは魔法少女の素質ないけどね」
兄「そんなの分かってるよぉぉ」ズーン
さやか「露骨に落ち込んでるんだけど…」ヒキッ
妹「無視でいいですよ」
兄「そんな寂しいこと言うなよ」
マミ「皆準備はいい?」
さやか「どんとこい!」ゴソゴソ
兄「見せてやるぜ!俺の武器を!」ゴソゴソ
妹「無駄にかっこつけてる…」
さやか「さっき体育館倉庫から拝借してきたー」パパーン
そういってさやかは金属バットを取り出す
兄「俺は模擬刀を持ってきたぜ!」テッテテーン
妹「今すぐしまえ!」
兄「ひぃ」ゴソゴソ
まどか「そ、そんなのどこからとってきたんですか?」
兄「家においてあったから持ってきた。後悔はしていない」
まどか「あ、あはは…」
妹「いやいや…普通に犯罪だから…」
兄「まだ、他にもあるんだけど」 ゴソゴソ
妹「まだあるの?」ギロッ
兄「ひぃぃぃ」
マミ「ま、まぁ…二人とも意気込みはいいわね」
妹「私は家にある傘を持ってきました」
兄「プププー傘で戦えるわけねーじゃんw」
妹「は?文句あるの?」
兄「無いです、すみません」
さやか「ま、まどかは何か準備してきた?」
まどか「え!?」
まどか「え、ええと、わたしはこんなの考えてみた!」ババーン
マミ「……」ププッ
さやか「……」ププッ
妹「……」プププ
兄「俺は良い絵だと思うぜ?」
まどか「え……?」カアアア
兄「心がこもっている良い絵だ」
まどか「あ、ありがとうございます」テレテレ
さやか「じゃぁいこうよ」ブククク
マミ「ええ」クスクス
妹「はい」クスクス
兄「お前らいつまで笑ってるんだよ」
━━廃ビルA
マミ「見て、このソウルジェム光ってるのが分かる?昨日ここに居た魔女の魔力に反応しているの」
さやか「へぇ~」
まどか「そうなんですか」
妹「ふむふむ」
マミ「基本はこの反応を頼りに追うのよ」
さやか「わ~結構地味…」
兄「だなぁ」
━━街中
マミ「魔女の呪いで起こるのは交通事故や傷害事件…自殺なんかが多いわ」
マミ「だからそういう事がおきやすいところを優先的にチェックするの」
マミ「弱った人の多い病院に魔女が取り憑くとかなりまずいことになるわ」
さやか「病院か…」
兄「てか廃ビルとかその辺行ってみりゃいいんじゃ?」
妹「どこにあるか分かるの?」
兄「ワカリマセン」
さやか「この辺なら確か…あそこじゃない?」
まどか「うん、この辺ならあそこしかないと思うよ」
マミ「ならそこにいってみましょうか」
兄「おう!」
妹「無駄に元気…」
━━廃ビルB
兄「(あ…そういやここで確か─」
マミ「ソウルジェムの光も強くなってるしここで間違いないわね」
まどか「あ…マミさん!屋上に誰か!」
さやか「え…まさかあの人」
ビルの屋上から女の人が飛び降りる
まどか「!!」
マミ「危ない!」ヘンシンッ
黄色いリボンで女の人を受け止め、優しく地面に降ろす
兄「あぶなかった」
マミ「魔女の口づけ…やっぱりね」
まどか「口づけ?」
マミ「詳しい話は後!魔女はビルの中よ追い詰めましょう!」
まどかさやか妹「はい!」
兄「………」
━━結界入り口
マミ「これで気休め程度だけど身を護れるはずよ」
さやか「おお…凄い」
妹「傘が変化した」
兄「妹が模擬刀の使用許可をくれませんでした」
妹「危ないからしかたないよ」
さやか「素手で頑張ってくださいw」
兄「おまっ……流石に無理があるわ!」
さやか「前は素手で戦ってたじゃん」
兄「そりゃ武器とか持ってなかったからな!つかタメ口かよ!」
妹「そんなん気にしなくていいじゃん。女々しいなぁ」
さやか「そーだそーだ女々しいぞぉ~」
兄「ぐ……いや別にタメ口で良いけどな!そんなの気にしてないし!」
マミ「そ、それじゃあそろそろ行きましょうか」
マミ「使い魔の群れを突破すれば魔女の所に在りつけるから」
マミ「くれぐれも私の傍から離れないでね!」
まどかさやか妹「はい!」
━━結界最深部
兄「使い魔はマミさんにより簡単に殲滅されました」
妹「素手でよく頑張ったね」
兄「ほんと…拳がめっちゃ痛いわ」
マミ「あれが魔女よ」
さやか「うわ~グロい」
兄「薔薇~薔薇~になる」
妹「バラバラでしょ?」
まどか「あんなのと戦うんですか?」
マミ「大丈夫、負けたりしないわ!」
マスケット銃を無数に出し、魔女を狙う、外れるが、敵は反撃できない
使い魔がマミを拘束しようとするがマミはこれを簡単に避ける
さやか「マミさぁん全然当たってないですけど大丈夫なんですか?」
マミ「まぁ見てなさい」
そして魔女が決死の突進をしてくる、マミはそれを待っていたかのように笑う
外れていた銃痕からリボンが出てくるそれが魔女を拘束する
「グガアアア」
マミ「未来の後輩にかっこ悪いとこみせられないもの」
大きな銃を召喚する、そして
マミ「ティロフィナーレ!」
莫大な威力の砲撃が魔女を一撃で葬った
さやか「か、勝っちゃった」
まどか「…………」
妹「すご…い」
兄「さすーが巴さんだな」
マミ「これが魔女の卵グリーフシード魔女の卵よ」
さやか「た、卵ぉ!?」
妹「危険なんじゃ…」
キュウべえ「大丈夫この状態でなら安全だよむしろ役に立つよ」
マミ「魔女が時々持っていることがあるのよ」
マミ「魔法少女は戦ったりすると魔力を消費するの、私のソウルジェム少し濁っているでしょ?」
まどか「ほんとだ」
妹「ですね」
兄「濁りは旨み。」
妹「割と真面目に黙ってて」
さやか「綾鷹w」
マミ「……そこでこのグリーフシードを使うと…」コツン
マミ「濁りが吸収されて私の魔力は元通り!これが魔女退治の見返りってわけ」
さやか「なるほどー」
まどか「ほぇ~」
妹「これが争いの元になるんですか?」
マミ「まぁ……そうなるわね」
兄「(そろそろくるかな?)」
マミ「…………」
マミ「後一回くらい使えそうだし、あなたにあげるわ」ヒュン
兄「(キター)」
ほむら「…」パシッ
まどか「ほむらちゃん!」
妹「ほむら……?」
さやか「また出た!」
マミ「それとも人と分け合うのは癪かしら?まるごと自分のモノにしたかったかしら?」
ほむら「それはあなたの獲物よ、丸ごとあなたのモノにすればいい」ヒョン
マミ「そう…」パシッ
さやか「相変わらず感じ悪いやつー」
まどか「もっと仲良く出来たらいいのに…」
妹「ですよね」
マミ「お互いにそう思えれば、ね」
大人女「ここは…どうして私あんなこと!」
マミ「もう大丈夫ですよ」
まどか「一件落着かな」
さやか「うん」
まどか「マミさんって強くてかっこよくて素敵だね」
妹「かっこよすぎですよ」
さやか「だよねー」
兄「………(俺は)」
兄「(この世界で何が出来るんだ?)」
兄「(あの時も俺は何も出来なかった)」
兄「(魔法少女でもないし、一般人だし、強いて言うならこの物語の結末を知っていることだけ)」
兄「俺は一体なんの為にここに来たんだろう…」ボソッ
まどか「兄先輩なにかいいました?」
さやか「悩み事っすか?」
兄「……なんでもないわ」
妹「またかっこつけてる…この駄目兄は」ハア
今はなにもできないクズかも知れないけど、俺ははこの子達を護りたい
それだけで十分存在意義があると俺はそう自分に言い聞かせた
今回はここまで
次は多分夜に投稿します。それか明後日か。
ぼっちでも頑張ります。
乙
期待して待ってるよ
兄は勿論三話の悲劇を知っているはずだよな?
守りきれよ、兄……
━━街中 夜
マミ「ティロフィナーレ!」
さやか「いやーさすがマミさん」
マミ「もう…あそびでやってるんじゃないのよ?」
マミ「もっと危機感を持って欲しいわ」
さやか「イエース!分かってますって!」
兄「分かってなさそうだけどな」
さやか「なんだとぉ」
兄「ほう俺とやるか」
妹「はいはい、女の子を殴ろうとする男は死んでいいから」
妹は兄にローキックを繰り出した。
兄「ぐはぁぁぁぁぁ」ドサァァァ
兄は倒れた。
さやか「正義は勝ーつ!」
マミ「どっちが正義なのかしら…」
まどか「グリーフシード落とさなかったね」
キュウべえ「今のは使い魔だったからね、グリーフシードは落とさないよ」
さやか「ここんとこハズレばっかじゃない?」
兄「駄菓子屋のお菓子並みにハズレばっかだな」ムクッ
さやか「ある意味そうかも…」
マミ「使い魔だって人を喰らうんだから放っておけないわよ」
マミ「それはそうと三人共何か願い事決まった?」
さやか「いゃあわたしはまだ…」
まどか「私も…」
妹「考え中です…」
兄「私も考え中なのぉ」
妹「気持ち悪いから黙ってて」
さやか「女装趣味なの?マジなほうの?」
兄「イッツジョーク!」
まどか「そうだ、マミさんはどんな願い事したんですか?」
マミ「っ……」
マミ「私は…」
まどか「え!?あの言いにくいなら別に」
マミ「ううん。いいの」
マミ「数年前になるわ、家族でドライブ行った時大規模な交通事故に巻き込まれてね」
マミ「そこでキュウべえに出会って、考える暇も無く『助けて』って」
マミ「だから考える余地があるあなたたちに後悔して欲しくないの、私にできなかったことだからね」
兄「……つらかったんだな」
マミ「もう大丈夫よ」
やっぱりマミさんは色々と抱えているんだろう。今までも一人の時間のほうが長くて
寂しい思いとかたくさんしたのだろう。学校でもなんでかぼっちだし。
兄「(なんとかしてあげたい……よし!)」
兄「巴さん!」
マミ「なにかしら?」
妹「(なんか嫌な予感がするんだけど)」
兄「俺がずっとそばにいてやるから安心してくれ!」
マミ「え///!?」カアアア
まどか「え?」
さやか「うわぁ」
妹「何言ってんだこいつ」
マミ「あ、ありがとう」カオマッカ
兄「おう!なにかあったら俺を呼んでくれ。なんとかするから!」
マミ「え、ええ…うん。わかったわ」カオマッカ
妹「(なにこれ?少女マンガみたいなんだけど…)」
妹「(この展開誰得……?)」
キュウべえ「マミのほうが強いとおもうけど、守りたいのかい?」
兄「うむ」
それでも何とかしたい。悲しい思いをさせたくないんだ
妹「……おにいちゃん」ハア
兄「ん?何だ?」
兄「………あ」カアアア
兄の顔が急激に赤くなる、言葉の意味を自分で悟ったんだろう
兄「妹よ!俺は先に帰る!じゃ!」タッタッタ
妹「了解」
さやか「……あのさ、マミさん」
マミ「え!?な、何かしら?」
さやか「願い事って自分の為の事柄じゃないと駄目なのかな?」
マミ「え?」
さやか「例えばの話なんだけどあたしなんかよりずっと困っている人がいて、その人の為に願い事する…とか」
さやか「できるのかなって…」
まどか「さやかちゃんそれって上条君のこと?」
妹「上条君?」
さやか「た、たとえ話だって!」
キュウべえ「うん可能だよ前例がないわけじゃないし」
マミ「でも、あまり感心できた話ではないわね」
さやか「?」
マミ「美樹さんあなたはその人の夢を叶えたいの?それとも夢を叶えた恩人になりたいの?」
さやか「!」
マミ「他人の願いを願うときはなおのこと自分の望みをはっきりさせておくべきよ」
マミ「同じようなことでも全然違うことなのよ これ」
さやか「………っ」
まどか「マミさん…」
妹「人の夢を…か」
マミ「…きつい言い方でごめんねだけどそこを履き違えたまま進んだらきっとあなた後悔すると思うから」
さやか「うん……そうだね、あたしの考えが甘かったごめん!」
マミ「難しいことよ、焦って決めるべきじゃないわ」
妹「急ぐとロクなことがないですからね」
キュウべえ「僕としては早いほうがいいんだけどね」
マミ「ダメよ、女の子を急かす男の子は嫌われるわよ?」
まどか「あはは…」
━━━翌日 通学路
妹「ねえお兄ちゃん」
兄「んん!?、何だね、妹君」
妹「(なんか昨日からお兄ちゃんが変になった。元から変だったけど)」
妹「お兄ちゃんの夢って何?」
兄「俺か?んーそうだなぁ」
兄「今の夢は、ハッピーエンドを見ることかな」
妹「ハッピーエンド?」
兄「まどマギってさ最後ハッピーで終わらないんだよ。だからハッピーエンドにしたくてな」
妹「ふーん」
兄「どうしてそんなこと聞くんだよ」
妹「特に理由はないけど」
人の夢で魔法少女になると言うことを昨日考えていたが、兄の願いを私は叶えたいとは思えなかった
私はこの世界のことを殆ど知らない。アニメ見たのも多分流し見程度だったんだろう
バッドエンドを想像する事が出来ないから、どこで悪くなるのかも検討がつかないし
兄「まさか…お前」ゴゴゴ
妹「そ、そーいやお兄ちゃんってマミさんのこと好きなの?」
多分真意に気付かれたので、強引に話を逸らした
兄「!?い、いや、そーいうわけでは…」
妹「昨日告白してたじゃん」
兄「そんなつもりは…」
妹「いやいやあれはどこからどう見ても告白だよ」
兄「いやだから……言葉をだな……」
兄「………」ダッ
妹「あ、逃げた」
兄「サラダバー!!」
妹「何言ってんだか…」
さやか「あ、妹ちゃんじゃーんおはよー」
まどか「おはよ~」
妹「おはようございます」
私は今のこの生活がとても楽しくて気に入っている。前の世界よりずっと楽しいと感じていた。
━━━病院
さやか「よっお待たせー」
まどか「早いね、上条君と会えたの?」
さやか「それがさー都合が悪いとかなんとか」
妹「残念です。折角さやかさんの思い人に会えると思っていたのに」
さやか「んな!?な、なにいってんのよ!そんなんじゃないって!」
妹「素直になってくださいよー」
まどか「素直が一番だよ」
さやか「ふ、二人して…も、もぉ」
まどか「ねぇ…二人共あれなんだと思う?」
さやか「?何かあるの」
妹「そういわれてみるとあっちの壁が何か光ってますね」
キュウべえ「僕が見てこよう」タッタッタ
キュウべえ「これは!グリーフシードだ孵化しかかってる」
まどか「なんでこんなところに!」
妹「と、とりあえず…」
妹「マミさんを呼んだほうがいいと思います」
さやか「だれか携帯の番号知ってる?」
まどか「…………」
妹「………」
さやか「誰も知らないんだ…どうしよ?」
妹「呼んでくればいいんじゃないですか」
さやか「それだ!でも誰が呼ぶの……?」
まどか「兄先輩はダメかな……?」
妹「今日お兄ちゃんは用事があるっていってましたから…」
さやか「アタシがここに残るから二人はマミさんを呼んできて」
キュウべえ「無茶だよ、孵化にはまだ早いけど結界に閉じ込められたら君はでられなくなる」
さやか「でも!放ってたら逃げられちゃうじゃん!」
さやか「(それにここには恭介がいるんだ!)」
妹「私も残ります」
妹「一人より二人のほうが良いと思いますし」
キュウべえ「……わかった僕も残ろう、結界の迷路も僕がいれば大丈夫だろう」
さやか「…ありがと」
妹「ありがとうございます」
まどか「それじゃ私はマミさん呼んでくるね!」
妹「お願いします」
さやか「頼んだよー!」
━━━結界内部
キュウべえ「怖いかい?二人とも」
さやか「そ、そりゃあ…ね」
妹「こ、怖くないとは言い切れないですね」
キュウべえ「願い事さえ決めてくれれば直ぐにでも君達を魔法少女にしてあげられるよ」
さやか「いざとなったら頼むかもだけど、今はまだいいかな」
さやか「私にとっての大事なことだし、いい加減な気持ちで決めたくないから」
妹「私もさやかさんと同意見です。きちんと納得させてから決めたいです」
さやか「心配しなくても直ぐにまどかがマミさんを呼んできてくれるよ!」
妹「そうですね」
まどか「マミさんここです!」
マミ「ええ!」
ソウルジェムをかざし、結界の入り口を作り出す
マミ「全く…三人とも無茶して…」
まどか「す、すいません…」
マミ「まぁでも今回は良しとしましょう、おかげで魔女を逃がさずにすみそうだし」
マミ(キュウべえ状況は?)
キュウべえ(大丈夫、すぐに孵化する様子はないよ)
キュウべえ(急がなくていいからなるべく静かに来てくれるかい?迂闊に大きな魔力を使って卵を刺激するほうがまずい)
マミ(わかったわ)
そして二人は結界へと入っていく
マミ「あら、兄君は来てないのね」
まどか「用事だそうですよ」
マミ「そ、そうなのね」ポッ
───結界内部
マミ「……!またあなたね暁美ほむら」
気付くと前に暁美ほむらが前に立っていた
まどか「え……あ!」
まどか「ほむらちゃん…」
ほむら「今日の獲物は私が狩るわ」
マミ「何をいってるの?私たちは二人を助けにいくのよ?たとえ魔女は譲ってもそっちは譲れないわ」
ほむら「その二人の安全も保障するわ」
マミ「だから手を退けと?信用すると思って?」
地面からリボンが出てくる、それがほむらを拘束する
ほむら「なっ!?こんなことしている場合じゃ…」
マミ「怪我をさせるわけではないけど、あんまり暴れられると保障しかねるわ」
マミ「行きましょう」タッタッタ
まどか「……はい」タッタッタ
ほむら「待ちなさい!!今回の魔女は今までとはわけが違う!」
叫ぶが、誰ひとり止まろうとしなかった
ほむら「なんで…私はいつも…」
兄「またここで止まってしまうのか?お前は」
ほむら「!?」
後ろから声が聞こえてくる
兄「まだゲームオーバーじゃないぜ」
ほむら「あなた…一体…」
兄「それ、なんとかしてやりたいが、どうやら俺の模造刀じゃ無理みたいだな」
ほむら「………貴方どうやってここに?」
兄「まぁ、色々だ。それよりそれ何とかできるのか?」
ほむら「多分無理ね」
兄「そうか、なら俺は先に行くわ」
ほむら「…………」
兄「………最後に捨て台詞」
兄「ここでマミさんを殺させはしない。なんとしてでもな」
ほむら「!?……あなたまさか─」
兄「じゃあなーー!」タッタッタ
ほむら「彼は…一体…?」
結界の奥へと進んでいく、使い魔は襲ってはこなかった
まどか「あ、あのマミさん!」
マミ「?どうしたの」
まどか「私なりに願いについて考えてみたんですけど…考えが甘いって怒られちゃうと思うんですけど…」
マミ「いいわ、聞かせて」
まどか「私、得意な科目とか、自慢できる才能とか何も無くて誰の役に立てないまま過ごしていく自分に嫌気がしてたんです」
まどか「でも誰かを助けるために戦ってるマミさんを見て、それが自分にもできるかもしれないって知った時」
まどか「何よりも…それが嬉しかったんです」
まどか「だから私は魔法少女になれたらそれで夢が叶っちゃうんです、胸を張って生きていけることが一番の夢だから!」
まどか「こんな自分でも誰かの役に立てるんだよって」
マミ「私…憧れるほどのものじゃないわよ」
マミ「………ほんとはね、戦うの怖いんだ、あなた達の前ではかっこつけて、先輩ぶってるだけ」
マミ「独りになればいつも泣いてばっかだし……私なんて…」
まどか「そんなことないです!」
まどか「マミさんはもう一人じゃないですよ」
まどか「わたしなんかじゃ…頼りないかも知れないけど…でも」
まどか「マミさんの側にいることならできます、私も一緒に戦ってもいいですか?」
マミ「あ、ははは私ちゃんと先輩らしくしてなきゃダメなのに…やっぱだめだめね私って」
マミ「ありがとう、鹿目さん、魔法少女コンビ結成ね」
二人は握手する
まどか「はい!あ…でも」
マミ「?」
まどか「ね、願い事どうしましょう……」
マミ「……そうね、魔女を倒すまでに決まらなかったら大きなケーキと御馳走にしましょう」
まどか「え……私ケーキと御馳走で魔法少女になるんですか!?」
マミ「嫌ならちゃーんと自分で考えなさい」ニコッ
キュウべえ(マミ大変だ!グリーフシードが孵化しかかってる、急いで!)
マミ「ええわかったわ、ならもうコソコソする必要ないわね!」
一瞬で変身し、駆ける
マミ「行くわよ!」
まどか「は、はい!」
マミは使い魔の群れに突撃する
マミ「(もう何も怖くない、だって私独りじゃないもの!)」
気分が良かったからか、使い魔の群れを簡単に突破する
まどか「すごい…一瞬で…」
思わずポカーンと見惚れていた
マミ「急ぐわよ!」
まどか「はい!」
キョウべえ「孵化がはじまった、もうすぐ孵化する」
さやか「あわわわ…マミさん早く早く!」
妹「おぉ怖い怖い」
マミ「お待たせ!」
さやか「良かった…間にあった…」
妹「ここで死ぬかと思いましたよ」
キュウべえ「もう孵化するね」
卵が割れ、魔女が出てくる
マミ「行ってくるわ!」
まどか「頑張ってください!」
さやか「頑張れー!」
妹「頑張ってください!」
マミ「はっ!」
マスケット銃を無数に召喚する
マミ「ふっ!」
それを持ち、撃つ、それを繰り返す 魔女にどんどんダメージを与えていく
全て撃ち終えると、リボンで魔女を拘束し、大砲を創りだし
マミ「ティロフィナーレ!!」
魔女を貫通し、死んだかと思われた、皆そう思った、なのに
可愛らしい口を開き、そこからどでかい芋虫が出てくる
マミ「え……?」
マミは力を使い切り、直ぐに対抗ができず、なにもできず立っていた
芋虫は大きく口を開けマミを食べようとする、その時
兄「マミ!危ない!!!」
兄に力任せに押され、マミは吹っ飛んだ
兄「言ったろ?守るって──」
ゴキッバリグチュガリバキゴキグチュボリバキ
兄「………」ドサッ
兄の体が倒れ、血が溢れ出る
マミ「………え?」
直ぐに目の前の事が現実だと知り、発狂する
マミ「いやあああああああああああああああああああああああああ!!」
そしてマミは意識を失った。
魔女は未だに食べるのを止めず、兄の体を喰い続ける
妹「お、お兄ちゃん?」
妹は何がなんだかわかってなかった
キュウべえ「マミは動けなさそうだ……まどか、さやか、妹、今すぐ願い事をきめるんだ」
キュウべえ「今すぐに契約しないとマミまで失うことになるよ!」
ほむら「その必要はないわ、私が倒す」バンッ
銃を撃ち、魔女に攻撃する
魔女は対象をほむらに移し、飛びかかるが、ほむらはそれを避ける
そしていきなり魔女の体の中から爆発が起きる、時間差でどんどん爆発していき
魔女は消滅した
魔女がいなくなり結界が解けた
ほむら「……ふぅ」
マミ「…………」
目の前で死をみたせいか、マミは気絶していた。さやかとまどかはその場で崩れ落ちていた
妹「……おい」
妹はほむらのに近づく
ほむら「何かしら?」
妹「…お兄ちゃんがこっちに向ってることは知ってたの?」
ドス黒い声で話しかける
ほむら「……ええ」
妹「よくそんな冷淡なようにできるね」ガバッ
ほむらの胸ぐらを掴んだ
妹「アンタのせいで死んだんだよ?アンタのせいで!!」
沸々と怒りが湧いてくる。それと同時に涙も出できた
ほむら「勝手に責任を押し付けないで頂戴」バチッ
妹「あぐっ」ドサッ
ほむら「彼が死のう死なまいが私には関係のないことよ」
妹「っ!!!」ギロッ
ほむら「三人とも覚えてた方がいいわよ、魔法少女になるってことはその分の代償がつくものよ」スタスタ
そう言い捨てほむらはその場を去っていった。
妹「なんで…なんで!!お兄ちゃんが死なないといけないのよ…」ポロポロ
さやか「………」ポロポロ
まどか「………」ポロポロ
私たちは何もわかっていなかった、奇跡を望む意味も、その代償も
今回はここまでです。
次回は多分明後日の夜になると思います
コメントありがとうございます
安価は?
なんで安価?
兄が死ぬのかよ…模造刀で閉じさせないように使うのかと思ったのに…
まあ、妹が絶対契約する&マミさんとのフラグ成立にはこうでもせんとアカンのやろなあ……
勇敢やったで……
もうすぐ一週間なるがまだなん?
ほ
ほむ。
どうも、なんか失踪ぽくなってますが
作者です。
パソコンから書き込もうとしてもなんかよく分からないんですが、書き込めないのでとりあえずスマホで書き込みました
少しづつですが更新を再開します。
スマホからなので更新頻度は遅いです
けど、絶対完結はさせます!
この度は遅れて申しわけないです……
お兄ちゃん死んじゃったけど
はい
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