婚約指輪

ｷﾗｷﾗｷﾗｷﾗ……

男「な、なんだ！？」

女神「私は女神です」

男「め、女神だって！？」

女神「はい」

男「そ、そんなことより…結婚指輪を落としてしまったんだ！知らないかい？」

女神「ええ、知っていますとも」

男「な、なんだって！？それを僕に返してくれないか！？急いでるんだ！」

女神「わかりました…では、あなたが落としたのはこの金の指輪ですか？それとも、この銀の指輪ですか？」

男「そんなことはどうでもいいから！早く返してくれよ！！」

女神「ちょっ…ど、どちらですか？答えて下さい」

男「ええい！その、銀の指輪だよ！！」

女神「あなたは嘘をつきました、なので、この普通の結婚指輪は返せません、では」

…ｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞ

男「お、おいっ！！ちょっと待ってくれよ！！」

男「嘘？嘘じゃないじゃん！結婚指輪ってだいたい銀じゃん！！」

男「こ、このままじゃ…この後するはずのプロポーズができなくなってしまう…！！」

男「どうしよう…」

安価下

池に飛び込んで女神を追跡

男「池に飛び込むしかない！」

男「すぅーーーーー…」

…ｻﾞｯﾊﾟｰﾝ

男（女神…どこに行った…？）

男（……どこだ？？）

女神「～♪」

男（居た！）

男（ここにちょっと空気溜りが…）

…ｻﾞﾌﾟﾝ

男「指輪を返せ！！」

女神「うっそ！？入ってきた…！？」

男「お願い！！返して！」

女神「い、いけません！あなたは嘘をつきましたので、返すことはできません！！」

男「今日僕の彼女にプロポーズするんだ！だから…」

女神「ムムム…」

男「ってかだいたい指輪って銀でしょ！！」

女神「あっ…」

女神「…わかりました、返しましょう」

男「やった…！」

女神「ですがひとつ条件があります」

男「…？」

女神「………必ずここに戻ってきて、結果を教えてください」

男「分かった！！絶対に戻ってくる！」

女神「では、神のご加護を…」

男「行ってきます！」

…数時間後

女神「お？帰ってきましたか」

女神「どうでした？」

安価下