アルミン「シガンシナ区出身、アルミン・アルレルトです!」
アズラエル「はいはい。で、何をしにここに来たの?」
アルミン「人類の勝利の役に立つためです!」
アズラエル「そりゃそうでしょ……役立たずは要りません」
アズラエル「僕が聞きたいのはね、君に何が出来るかということなんだよ」
アズラエル「僕らは巨人のエサを育ててる余裕なんてないんです。昔ならいざしらず、ね」
アズラエル「言っている意味分かりますか?」
アルミン「は、はいっ! 私の特技は……」
アズラエル「時間切れ、次」
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ジャン「トロスト区出身、ジャン・キルシュタインです!」
アズラエル「君は何故、ここにこうしているんですか?」
ジャン「……憲兵団に入って内地に暮らすためです」
アズラエル「へえ」
アズラエル「となると、それなりの結果を出さなきゃねえ?」
ジャン「はい!」
アズラエル「巨人のエサにすらなれないヤツに僕は用はありません。君、研究所行き」
ジャン「え!?」
アズラエル「次は?」
マルコ「ウォール・ロー……」
アズラエル「次」
コニー「ウォール・ローゼ南区ラガコ村出身、コニー・スプリンガーです!」
アズラエル「敬礼が逆です。次」
アズラエルだと思ったらアズラエルだった
サシャ「ハフハフ」
アズラエル「……?」
アズラエル「あなたは何をしているんですか? えーと……」
サシャ「? モグモグ」
アズラエル「お前だよ、お前ぇ! お前だ芋女!」
サシャ「ウォール・ローゼ南区ダウパー村出身、サシャ・ブラウスです!」
アズラエル「あなたのその手に持っている物はなんですか?」
サシャ「『蒸かした芋』です! 調理場に頃合いのものがあったのでつい!」
アズラエル「盗んだんですか? 軍の備蓄を?」
アズラエル「なんか逆にもう聞きたいですね。なんで芋を食べてるんですか?」
サシャ「せっかくの美味しい芋も冷めてしまっては元も子もないので、今食べるべきだと判断しました」
アズラエル「……」
サシャ「……半分、要りますか?」チッ
アズラエル「……」
アズラエル「あれ、これって僕がおかしいんですか?」
少し外します。
きたい
アズラエルさんは物語の御都合の為に悪役をさせられたけれど、
実は最もまともな言動をしていた常識人
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