艦これSS
かなり短いです。
初投下なんでご容赦を。
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-----【とある鎮守府の司令室】
提督「響」
響「なんだい?」
提督「ある有名な話がある」
提督「アメリカ人は言った。グレムリンの旗に赤い旗が掲げてあったよ・・・」
提督「そこでソ連人はこう言った。ほう。そこにはなんて書いてあったんだい?...と」
提督「するとアメリカ人はなんて言ったと思う?」
響「...さあ...」
提督「残念だけど分からなかった。僕には漢字が読めないんだ。だっt」ブフゥ
提督「アッハッハ!」
響「...」
提督「いや~!アメリカ人ってのは面白いもんだなあ!なあ?響?」
響「提督...」
提督「何だ?」
響「口を閉じていたほうが身のためだよ」
提督「...?」
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提督「酷いと思わないかぁ!?」
加賀「知りませんよ...」
提督「あの子、かなり無口でしょ...」
提督「だから話のネタにでもなるかと思ったのだが...」
加賀「...」
加賀「しかし、何故そのようなことを響さんが言ったのかは気になりますね」
提督「ただ単に怒っているようには見えないんだよなぁ...」
加賀「もしかして、タブーに触れてしまったのではありませんか?」
提督「タブー?」
加賀「ええ」
提督「いやいや、そんな些細な会話でタブーに触れることなんて」
加賀「そうとも言い切れませんよ」
加賀「タブーとは日常生活に張り巡らされているものです」
加賀「大阪で33-4と唱えたり、ブラジルで7-1と叫んだり」
加賀「瑞鶴に向かって天保山と言うことすらタブーとされているぐらいです」
提督「...とりあえず、瑞鶴に謝ってきなさい...」
-----【その後司令室にて】
提督「響」
響「なんだい?」
提督「ある有名な話がもう一つある」
提督「アメリカ大統領は言った。アメリカでは言論の自由が保証されている。」
提督「ホワイトハウスの前でアメリカ大統領の馬鹿!と言っても罰は受けない」
提督「するとスターリンは言った。私の国でも言論の自由は保証されている、と」
提督「グレムリンの壁の前でアメリカ大統領の馬鹿!と言っても罰は受けない」ブフゥ
響「黙って仕事をしよう。奴らが殺しにかかってくる」
提督「」
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提督「なんでや!」
加賀「(ああ...なるほど)」
提督「えっと...俺...死ぬの?」
加賀「死にます」
提督「」
加賀「まあ、提督のジョークのセンスが無いというのも原因ですが...」
加賀「そうですね...一つ興味深い話を...」
提督「何だ?」
加賀「ソ連...いえ...現在のロシアは事実上、資本主義国家ですよね」
提督「そうだな」
加賀「そして、国連にも加盟している普通の国」
提督「当たり前だろ、今のロシアで粛清なんて行われているはずない」
加賀「(ああ...ダメだこりゃ...)」
提督「まーさか...私が粛清されるとでもいいたいのか?今はソ連ではない。ロシアだぞ?」
加賀「数年前、プーチン大統領のことを批判した記者が次々と変死を遂げた事件...もとい事故はご存知ですね」
提督「なにそれ怖い」ガクブル
加賀「体内からは放射性物質であるタリウムが検出されたそうです」
提督「」
提督「はは...まさか...」
加賀「いえ...まあだからどうという話ではないのですが...」
加賀「私室の鍵は念のため掛けておいたほうが...」
提督「」
提督「ええと...」
加賀「...」
提督「添い寝していただけませんか?」
加賀「お断りします」
-----【夜、司令室にて】
提督「(消灯して布団に潜ったはいいが・・・)」
提督「おおおおおお!クソォォォ!寝れねェェェ!」
提督「加賀の馬鹿野郎ぉ!うぅ...」
提督「いやいや、冷静に考えてみろ!ただ俺はソ連式ジョークを言っただけだぞ!」
提督「それだけで粛清されていたら日本の年間死亡者数は8000万人を超えるぞ」
提督「(まあ、その人の存在ごと消されたら別だが...)」
コツコツ...
提督「?」
コツコツコツ......
提督「誰だ...」
ギィィィ......
提督「(ドアが開いた...施錠したはずだぞ...)」
???「...командир...」
提督「(!?)」
???「...не могу заснуть...」
???「...Что может я сплю с тобой?...」
提督「(うわ...うわぁ...)」
提督「来るな!うああああああ!誰かぁぁああああ!」
???「...」
響「...Что произошло...командир...」
おしまい
おまけ
吹雪「加賀さん!響ちゃんに教えてもらってロシア語が話せるようになりました!」
加賀「すごいわね。聞いてみてもいいかしら?」
吹雪「はい!」
吹雪「Здравствуйте.
Меня зовут"Фубуки".
Очень приятно познакомиться.」
加賀「ピッツァ」
吹雪「?」
加賀「...たらこピッツァ」
おしまい
ちなみに「おまけ」の元ネタはこちら
https://www.youtube.com/watch?v=rTBdda3lJJI
お読みいただきありがとうございました。
依頼を出してきます。
誰か日本語訳してくれ……
お客さんはいつも深夜や早朝にやってくるんだ
そして来るかどうかなんて分からないんだ
間違いなく最もロシア語が上手い声優だもんなぁ、すみぺ
一応、和訳を貼っておきます。
google翻訳クオリティのため、普通にロシア語が間違ってると思います。
>>19
???「...司令官...」
>>20
???「...寝付きが悪いんだ...」
???「...だから...一緒に寝て...いいかな?...」
>>21
響「どうしたんだろう?司令官...」
>>24
吹雪「こんんちは。吹雪と申します。お会いできて光栄です。」
ソ連政府はクレムリンなんだよなぁ……
水を浴びせてはいけないし
夜にエサをあげちゃダメなんだぜ
響と添い寝のチャンス逃すとかいうガチのホラー
これ提督のジョークに響もジョークで返しただけだよな……?
このSSまとめへのコメント
たらこピッツァに全部もってかれた