マミ「メタルスラッグは面白いわね」 (72)
ある日の昼間、自宅でお菓子を頬張りながらゲームをするマミ。
マミ「ゲームなんて普段やらないけど、面白いわねこれ」ピコピコ
QB「珍しいねマミ、君がゲームするなんて。しかも戦争物かい?」
マミ「鹿目さんから借りたのよ。メタルスラッグっていうゲームらしいわ」
カチャッヘヴィマシンガン!
マミ「オラオラオラオラッ!」
QB「どれ僕も参戦しよう」
マミ「捕虜は私が助けるからね」
QB「だが断る」ピコピコ
マミ「こらー!」
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ビューティフルジョーの人か
夜。
マミ「ティロ…フィナーレ!」
ドカーン!
ミッションコンプリート!
QB「マミ、もう疲れたよ。そろそろやめにしないかい」
マミ「そうね、明日も学校だし寝ましょうか」
マミ「おやすみキュゥべえ…」ポフ
ホワンホワン…
神様『ゲームは一日一時間、これは昔からの決まりだよ』
マミ『あれ貴女、誰ですか?てかここは…』
神様『マミさんの夢の中だよ!ところで、マミさんはメタルスラッグ好き?』
マミ『はぁ、まあ好きといえばそうですね』
神様『ウェヒヒ…それじゃあ私からプレゼント。マミさんの魔法をさらに火薬臭くしてあげるよ!』
マミ『え、いやそれはちょっと…』
神様『えーい』
ドウン!
QB「マミ、もう朝だよ。ご飯作ってよ」ユサユサ
マミ「ふあぁ…。全く、おはようくらい言いなさいよ」
QB「ご飯作ってよ、ご飯!」
マミ「分かったから私のお腹の上で飛び跳ねないで!」
やがて夕方、いつもの魔女退治。
さやか「えい」ズバッ
杏子「ナイスさやか!マジさやか!」
ほむら「巴さん、今よ!」
マミ「ええ、ティロ…」
使い魔「ガブー」
マミ「きゃああ!」バタリ
ほむら「使い魔相手にマミられた!?」
さやか「そんな、マミさんが死んじゃうなんて…」
杏子「もうケーキ食えんのか…」
マミ「はぁはぁ…」ストン
ほむら「なんか空から現れた!?」
マミ「なんかよく分からないけど、取り敢えずぶっぱなすッ!」ズドドドド
使い魔「アー」チュドーン
さやか「あ、魔女」
カチャッショットガン!
マミ「はぁッ!」
魔女「あべしッ!」
さやか「一撃で消し炭にしちゃった…」
杏子「すげぇ」
マミ「良かったわ、武器を切り替えといて」
ミッションコンプリート!
ほむら「どういう事か説明して欲しいわ」
マミ「私にも何がなにやらさっぱり…」ハッ
マミ「もしかして、昨日の夢が原因かも」
さやか「夢ですか?」
マミ「実はかくかくしかじかで…」
ほむら「アホらしいわ、そんなの信じられる訳ないじゃない」
杏子「あ、丁度良いとこに戦車があるな。ほむら、運転出来る?」
ほむら「何故戦車があるのかは置いといて、流石に運転なんか出来ないわよ」
マミ「よっと」カシャコン、ブロロ…
さやか「マミさん運転出来るのかよ!」
マミ「初めて乗ってみたけど、意外と簡単ね」
杏子「すげぇぞマミ!いつの間に食べる事以外の特技が…」
マミ「……」ブロロ…グシャッ
杏子「」
さやか「杏子ぉー!」
ほむら(今回の時間軸も、訳がわからない事になりそうね…)
次の日、通学路にて。
さやか「あの後大変だったわ…。スクラップになった杏子の治療」
まどか「お疲れだねさやかちゃん」
仁美「朝からえげつないお話ですわ」
マミ「みんな、おはよう!」ブロロ…
さやか「おはようございます…って、マミさん!まだ戦車に乗ってたの!?」
マミ「乗り心地が良くてね、しかも楽チンだし」
まどか「わぁ!これSV-001じゃないですか!本物かなぁ」ペタペタ
マミ「うふふ、神様からの贈り物よ。ジャンプだって出来ちゃうんだから」ピョーン
まどか「すごーい!」ウェヒヒ
マミ「さぁ二人とも上に乗って、学校まで送るわよ~」
さやか「はぁ…、ありがとうございます」
まどか「よいしょっと。レッツゴーだよ!」
ブロロロロ!
仁美「私だけ置いていかれたのは何故でしょうか」
放課後、マミホーム
杏子「いやー昨日はヤバかったわ。さやかがいなけりゃミンチのままだったな」ケーキムシャムシャ
ほむら「私が時間を止めてソウルジェムを外してなかったら確実に死んでたわね」
まどか「駄目ですよマミさん、友達を轢き殺したら」
マミ「ついカッとなっちゃて…。ごめんね佐倉さん?」
杏子「お詫びに晩飯まで食わせろよな~」
ほむら「ところで、美樹さやかはまたお見舞いに行ったのかしら?」
まどか「うん。終わったらすぐ来るらしいよ」
杏子「にしてもあいつも馬鹿だよな。折角の願いを彼氏の腕を治すのに使わないなんて」
まどか「あれはキュゥべえが原因だよ。さやかちゃんが漫画読んでる最中の独り言を勝手に叶えちゃったんだもん」
QB「いやぁ、叶えて欲しそうに聞こえたもんでつい」
さやか『マミさん、マミさん!』
マミ「あら、どうしたの美樹さん。テレパシーなんて使ってきて」
さやか『実は病院内でグリーフシードを見つけちゃって、もう孵化寸前なんです!あたしが出来る限りの対処はしておきますが、こっちに救援願います!』
マミ「分かったわ!すぐに向かうけど決して無理はしないでね」
さやか『了解!』
マミ「みんな聞こえたわね?すぐに向かうわよ」
杏子「あいよー」
ほむら「嫌な予感がするわ。昨日の戦車に乗って急ぎましょう…」
マミ「いえ、私は先に現場へ先行するわ。鹿目さん、駐車場にSV-001は停めてあるから皆を乗せてきてね」
まどか「はい!」
ほむら「ちょ、いつの間にまどかにそんな事教えたのよ!?」
マミ「鹿目さんのドライビングテクニックは凄かったわよ。それじゃ!」ヒョイ
ほむら「飛び降りた…」
まどか「さぁ皆、急ぐよ!」ダダダッ!
ー指令ー
魔法少女巴マミ、スラグフライヤーで出撃せよ!
マミ「ここが魔女の結界内ね…」キイィン
マミ「あれね!」
さやか「マミさん、こっちです!」
シャルロッテ第二形態「なぎさはチーズが食べたかっただけなのです!」
マミ「いくわよ~!」
魔法少女巴マミ VS お菓子の魔女シャルロッテ
マミ「えい!」
シャルロッテ「アー」ドカンドカン!
さやか「凄い弾幕と爆発だ…。まるで戦争映画だわ」
マミ「…ッ!避けきれないわね!」ピン!
さやか「マミさんの飛行機が被弾した!ヤバイかも…」
マミ「三回までは大丈夫だけど、SV-001の方が立ち回り易いわね」
シャルロッテ「チーズ!」
マミ「くっ!」
グレネードを投げようとハッチを開けた瞬間、シャルロッテの口から火玉が吐かれた!
ハッチを開けていた場合のダメージは二倍だ!
よってマミの乗るスラグフライヤーは耐えきれず、爆発!
間一髪で脱出したマミだが、ピンチである!
シャルロッテが再び弾幕を張ろうとした、その時…
まどか「うおりゃあああ!」ブウーン!
マミ「鹿目さん!」
まどか「喰らえ、途中で拾ったAP弾の威力を!!」
カシャッアーマーピアサー!
ズドーン!
派手な爆発音がさやかとマミの耳をつんざく。
まどか操るメタルスラッグは、一撃でシャルロッテの胴体を撃ち抜いていた。
そして、巨大な爆風に包まれて…魔女は跡形もなく消え去った。
まどか「大勝利だね!」
ミッションコンプリート!
今日はここまで。
覚えていてくれた人には、感謝のヘヴィマシンガンを。
未だに寂れたゲーセンの片隅にあるメタスラ3をいじる私はおじさんですか。
乙!
そう言えばマミさん達はゾンビみたいなものだから吐血レーザー打てんじゃね?
乙
>>13
ちょっとしたチートだな
エネミーチェイサー
メタルスラッグならショットガン!じゃなくてシャッガン!だろ〜?
ロケットランチャン
カモンボーイ
2万円で買ったメタルスラッグのコンプリートアルバムが10万円で売れたのはいい思い出
ドロップショッ!
マミ「ありがとう鹿目さん、お陰で助かったわ♪」
まどか「マミさんの教え方が上手なだけですよ~」ウェヒヒ
マミ「うふふ!ところで、暁美さんと佐倉さんは?」
まどか「二人とも車酔いしちゃったんで、途中で降ろしちゃいました」
マミ「あ、噂をすれば現れたわね」
杏子「まどか…。あんたハンドル握ると性格変わるタイプなんだな」ウプッ…
ほむら「まさか急カーブを120キロでドリフトかますなんて… まどか…」オロロロロ…
まどか「最近ワイルドスピードにハマってるんだ!あれでもまだメタスラだから遅いけどスポーツセダンならこんなんじゃあないよ」
ほむら(まどか…!恐ろしい子…!)
マミ「それはとにかく、見て。魔女がいた場所に女の子が倒れてるわ」
なぎさ「きゅ~」
マミ達が駆け寄り、彼女の安否を確かめる。
出血はしているものの呼吸はありなんとか助かりそうである。
マミと杏子が魔法で治療しようと手を翳すと、割ってさやかが入ってきた。
さやか「退いて二人とも!私がやる!」
さやか「クレイジーダイヤモンド!」パアァ
ほむら「!?一瞬で治るなんて…!」
まどか「凄いさやかちゃん!流石第4部の最強スタンドを身に付けただけあるね」
さやか「ちょろいもんだよ。…気は失っていますが、これでもう大丈夫です。取り敢えずマミさんの家に運びましょう」
マミ「分かったわ。SV-001ですぐに運ぶわ」カシャコン!
ほむら「彼女は確か…魔女になって命を散らすはずだったのに、何故魔女化しなかったのかしら…」
さやか「何故かって…。クレイジーダイヤモンドは生きている物なら何でも直せるからだよ」
ほむら「いや、言ってる意味が根本的に違うから。それよりもしそうなら、貴女の大切な人の腕を治してあげなさいよ」
さやか「…あ、確かに!ありがとうほむら、早速行ってくるわ」ダダダッ!
ほむら「なんで今まで誰も気づかなかったのよ」
杏子「あたしらジョジョ読まないもん」
マミ「ジョジョよりも私はスペースコブラ派ね」
そして次の日…。
さやかは上条恭介の腕を治し、ついでな勢いで付き合う事になった。
瀕死であったなぎさも、美樹さやかのクレイジーダイヤモンドの能力によって一命を取り留め、マミの自宅にて療養中。
さやか「いやぁ良かった良かった。流石第4部の最強スタンドですわ」
まどか「ほんと良かったね!これがもしハイウェイスターとかだったらと思うとゾッとするよ」
杏子「よく分からんが、今日もケーキがウマイ」
ほむら「何でこんなに便利なスタンド能力が身に付いたのかは置いといて、取り敢えずは皆生きていて良かったわ」ハァ…
なぎさ「皆さんありがとうなのです。お陰でなぎさも、今日もチーズが美味しいなのです」モッチャモッチャ
マミ「一人でも多くの命を救えた事に越したことはないわ。ところで暁美さん、魔法少女が魔女になるって、一体どういう事かしら」
ほむら「実は…」
ほむらが一番皆に知られるのを恐れていた事実。
しかし暁美ほむらは戸惑うことなく、包み隠さず話を進めた。
普段の時間軸なら絶対にあり得ない筈なのに。
一体どうしたというのだろうか。
ほむら(まぁ…死んだのに空から現れるくらいだし大丈夫よね)
マミ「なるほど…。もしそれが正しいなら恐ろしい事態だわ。まぁ私は残機あるから良いけど」マミーン
さやか「恭介とも付き合えたし、あたしも怖いものなしですわ」ドヤァ
杏子「美味いもんあれば問題ないわ」モッチャモッチャ
ほむら(やっぱり平気だったか)
QB「大変だよみんな!君達の通う見滝原中学校でテロが起こったらしい!」
マミ「なんですって!?詳しい状況を知らせて頂戴!」
QB「現在、敵は魔女に取り付かれた該人とその使い魔による被害と見られる模様!魔女の姿は確認できませんが、負傷者は多数です!至急救援を…!」
QB「キュップイ」
EMERGENCY!
マミ「皆、スクランブルよ!ただちに現場へ急行するわ!」
杏子「やれやれ、今日は厄日か」
マミ「現場に向けて行くわよ!」カシャコンブロロ…
まどか「さぁ皆!後ろに乗って!」パシパシッ!
ほむら「マミが戦車なのは兎に角、なんでラクダに乗って出撃なのかしら…。いやむしろなんでまどかがラクダを操れるの…」
杏子「ちっさい事は気にすんな」
ー指令ー
魔法少女巴マミ、メタルスラッグで出撃せよ!
マミが正規軍から指令を受けて約25分、20xx年、某所某月、見滝原市内見滝原中学校校門前。
校舎には幾つもの火の手があがり、一番奥には巨大な緑色の魔女が闊歩している。
このままでは市内に被害が拡大しかねない。
急ぎ民間人の救助と安全の確保、及び大量破壊魔女の撃破を要請されたマミ!
急げ、未来は君に託された!
マミ「うおおおお!」ブロロロロ!
マミの到着から遅れて15分、現場に臨場したまどかやほむら達が見た景色はひどいものであった…。
まどか「酷い有り様…」
ほむら「ほんと…、まさに地獄絵図ね。油断は禁物よ」
まどか「うん…」
ほむら「さやかは例のヤツで怪我人の治療、杏子は付近の使い魔の撃破、まどかは周囲の警戒及び救助要請をお願い!」
まどか「了解」
ほむらを筆頭に皆が的確に行動する。
学校内は彼女の言う通り、既に地獄と化していた。
乱れ飛ぶ弾丸の嵐と音、飛び交う怒号、泣き叫ぶ声。
正しく、ここは戦場の第一線なのだ。
その真っ只中をメタスラを駆使して進むマミ。
マミ「あ、捕虜よ!」ズドーン
SV-001の12.7ミリ砲からの正確な射撃が、捕虜の縄を撃ち抜く!
そして、捕虜はマミに近づき自前のトランクスからアイテムを出した。
華麗に飛び降りたマミが近付き優しく声を掛け、捕虜や教室に取り残された生徒達に避難を促す。
マミ「ありがとう!ここから真っ直ぐ向かえば避難場所につけるはずよ」
生徒「ありがとうございます!」ダダダッ!
中沢「センキュー!」
マミ「これはバナナね!私、好物なのよ。もぐもぐ…」
メタボリック!
マミ「あぁん…下着が狭いわ…」ポヨンポヨン
生徒(エロい…)
やがてマミと合流したまどかやほむら、足並みを揃えて共に突き進む。
双眼鏡を覗いていたまどかが声を張り上げた!
まどか「ターゲット捕捉!距離、300!」
マミ「オッケー!とにかくやっちゃうわよ!」
仁美「リア充は皆滅びるといいのデスわ…」
魔法少女巴マミ VS 志築仁美
さやか「そんな…!仁美が魔女に取り付かれるなんて」
まどか「あのお嬢さまがあんな物を引っ提げて学校を襲うなんて、ただ事じゃあないね」
杏子「オソロシス」
仁美が魔女の力を借りて操っていた兵器、その名も『志築財閥製水陸両用殺戮蹂躙兵器ビックワカメ』がマミ達に向けて激しい砲撃を加える。
ほむら「くっ!こいつはただの魔女より手強いわね」
マミ「私に任せて、貴女達は下がりなさい!」
マミの操るSV-001は鬼避けを駆使して相手魔女の猛攻を捌き、ふくよかな乳とお腹を揺らしながら有利に戦いが進む。
しかし、民間人を助けている最中、操作ミスによりメタスラの自爆装置を暴発させてしまった!
魔女に大ダメージは与えた物の、彼女は未だに動きを続けている。
仁美「はぁはぁ…!全員消し去ってやりますわ…」
相手兵器が巨大な砲台を出現させ、生身のマミ達に向ける。
最早これまでか、と思った矢先、マミが目の前で歩いていた捕虜の兵器を受け取った。
上条「センキュー」
マミ「これならイケるわ!」
カシャッフレイムショット!
ゴオォ…
仁美「アァー」ズゴゴゴ…
マミ「もしこれが…ドロップショットなら破裂してたわね私」
ほむら「まさか、ただの火炎放射機があんな兵器を倒すなんて…」
まどか「あの時のマミさんはメタボリック化していたから、与えるダメージが増加していたんだよ」ヒソヒソ…
マミ「はぁはぁ…。やっぱ疲れるわこの身体。早いとこ痩せなくちゃ」コヒューコヒュー
杏子「うはwwマミのヤツ太りすぎだろwww」
マミ「……」ゴオォ…
杏子「ギャアァァ」
さやか「杏子ぉー!」
ミッションコンプリート!
救助捕虜
タナカ 中学生
スズキ 中学生
ヤマモト 中学生
カミジョウ 中学生
中沢 変態紳士
クズノハ 悪魔召喚士
コバヤシ 教師
サオトメ 教師
コウチョウ 校長
アベ 大頭領
アイカワ ルミ 軍曹
ミッションコンプリート!
ユーグレートッ!
マミ「ハイスコア更新よ!」
そこのデビルサマナーちょっと待てw
クズノハお前銃もオカルトも専門だろうがwww
本日はここまで。
個人的にメタスラの中で使いやすい武器はエネミーチェイサーだと思う。
たまにあさってな方向にいっちゃうけど。
乙!
大統領ワロタww
中沢だけ漢字なのはいみがあるのだろうか
やがて…
まどか「マミさんがゾンビになっちゃったー!」
マミ「アァー…」
魔女「ぶべらッ!」
ほむら「吐血で倒した…」
魔法少女らしくない…
まどか「マミさんがミイラになっちゃったー!」
マミ「……」頭ぽいっ
魔女「」ドカーン!
ほむら「包帯でぐるぐる巻きなんて、一部の人は大喜びね」
火薬臭い月日が流れ…
マミ「大変!鹿目さんがオラウータン化しちゃったわ」
まどか「ウキー」バナナモッチャモッチャ
ほむら「」バタッ…
杏子「ほむらのソウルジェムの濁りがやべえ!」
ワルプルギスの夜、当日…!
マミ「暁美さんの言う通りなら、今日が決戦の日ね」
ほむら「ええ間違いないわ。みんなには申し訳ないけど、手を貸してくれるかしら」
さやか「今更水臭いですなぁほむら。あたしら戦友でしょ」
杏子「ひとりぼっちはさびしいもんな。いいぜ、一緒に戦ってやるよ」
なぎさ「なぎさだってやるのです」
まどか「見滝原を守るのは私達しかいないからね!」
ほむら「ええ…!」
EMERGENCY!
マミ「はい、こちらチーム巴!感度ありますか」
QB『こちらベースミタキハラ、そちらの感度も良好。現在、一般市民らと共に避難所にて待機中。ほぼ全ての市民を避難させてます』
マミ「ありがとうございます。まだワルプルギスは現れてないのですか?」
QB『はい、予測地点周辺にいる正規軍の部隊から連絡がありませんのでまだ姿は…』
「HQ、HQ…!こちらパトロール、ヤツが、ヤツが現れた!」
QB『了解、すぐそちらに援護を送る』
「了解!早くしてくれ!このままでは全滅だ!」
QB『チーム巴、すぐ現場へ急行してくれ』
マミ「了解…さ、みんな覚悟は良い?」
五人「はい!」
マミ「守るわよ、この街を!」
メタスラでの最悪武器は[ピザ]のロケランだよな
[ピザ]って弾がでかくなって連射力ダウンじゃなかったっけ?
攻撃翌力も上がった?
[ピザ]状態の火力は知らんけど足は遅くなる
レイザガンが好きです
ー指令ー
魔法少女達、各自メタルスラッグにて出撃せよ!
20XX年 某月某日、1830
見滝原市内にて超弩級天災的魔女『ワルプルギスの夜』を確認!
魔法少女達、あらゆる兵器を駆使して、かの魔女を撃破せよ!
五人の操るメタルスラッグがベースミタキハラから要請を受けた地点まで突き進む。
近付くにつれて街の破壊ぶりが酷くなっているのを感じながら、やがて要請地点まで辿り着いた。
マミ「あれが…ワルプルギス!」
さやか「まさかあんなにデカイなんて…!」
なぎさ「あわわわわわ…」
杏子「こんなヤツ、戦車5台なんかで勝てるのかよ!」
ほむら(正直、とてもじゃないけど無理だわ。私は今以上の武器を投入しても歯が立たなかったのだから)
まどか「状況はかなり厳しいね。援軍を頼もうにも、向こうも手一杯だし」
まどか「でも、やるしかないよ。私には愛する家族と仲間がいる!みんなを守るんだ!」ブロロ!
マミ「そうね…!たとえここで戦死しても、必ず撃破する!」
勇敢な魔法少女らが操るメタルスラッグが、すぐさまフォーメーションを取ってワルプルギスの夜に挑む!
使い魔を撃破しつつ繰り返される、砲撃、砲撃、砲撃。
マミ「3時方向、佐倉さん対処を」
杏子「はいよっと!」キキー!
ドカーン!
使い魔「」シュウウ…
さやか「カバー!」
ほむら「こっちの奴は任せて!」カシャコン!
マミ「鹿目さんとなぎさちゃんは前進してワルプルギスに砲撃!私はこの位置から全ての援護に入るわ!」
なぎさ「了解なのです!」
完璧なチームワークと熟練された技能技術を用いて、魔法少女達はワルプルギスの夜を的確に攻め立てる!
しかし、彼女らが予想していた以上に、ワルプルギスの夜はしぶとく攻撃を続ける。
戦争において、一番重要なのは各人の技術ではない。
物量が全てなのだ。
戦闘開始から5時間、最初の犠牲者が出た。
ワルプルギス「アハハハハハ」
なぎさ「ひ、被弾しました!これ以上の戦闘は無理なのです!」
チュドーン!
なぎさ「はぁはぁ…」バタリ
さやか「私がなぎさを守るから、カバーを!」
杏子「くそっ!」
使い魔「ヤロウブッコロシテヤラー!」
杏子「ちくしょう!こっちも被弾してもう持たねえ!」
マミ「美樹さん!佐倉さんとなぎさちゃんを連れて一度ベースミタキハラに撤退して頂戴!鹿目さんはその援護に!ここは私と暁美さんで食い止める」
さやか「駄目だよマミさん!ただでさえ劣勢なのに!」
マミ「早く離脱しなさい!貴女の魔法なら彼女らを治療出来るから頼んでるの!だから早く…!」
さやか「ッ…!」
まどか「イエスサー。…さぁさやかちゃん急いで杏子ちゃんと負傷したなぎさちゃんを拾って撤退するよ!」
さやか「…分かったよ。でも、絶対に死なないでよ、マミさん…ほむら…!」
マミの命令により、杏子となぎさを乗せて戦場を離れるさやかとまどか。
敵の容赦ない猛攻を、マミとほむらが捌きつつ安全な距離まで守り抜き、どうにか撤退させる事が出来た。
しかし、現状は変わらず…いやむしろ悪化していく一方だ。
このままでは二人とも死を待つのみである。
そんな時、意を決したように、マミがほむらに無線を繋いだ。
マミ「…暁美さん、そっちのメタルスラッグはまだ持つかしら」
ほむら「正直言って厳しいわ。あと一発でも受ければ大破する」
マミ「そう。なら私がここに残るから、貴女は撤退して頂戴」
ほむら「なっ…!」
マミ「私は隊長だし、それにまだ余裕はあるのよ。だから早く」
ほむら「貴女はいつもそう!自分を犠牲にしてまで、大事な誰かを守ろうとする!考えて、貴女が死んだら悲しむ人の事を…」
マミ「上官の命令には従いなさいッ!!」
ほむら「……」
マミ「怒鳴っちゃてごめんね。でも私は、仲間に死んで欲しくないだけ。死ぬのは最小限でいい」
マミ「それに私は、貴女達の先輩ですもの!」チュドーンチュドーンチュドーン!
ワルプルギス「アハハハハハ」
黄色色の特別な塗装及び改良を加えられたメタルスラッグが立て続けに火を吹く!
暁美ほむらは戸惑いはしたものの、彼女の覚悟に押されて、撤退を開始した。
マミ「暁美さん、そっちの援護には行けないからせめてこれだけでも持っていきなさい。必ず役に立つはずよ」
カシャッアーマーピアサー!
カシャッオーケー!
ほむら「ありがとうマミ…。必ず、必ず戻ってくるから」
ほむら「撤退だあ!」ブロロ…
マミ「さ、第2ラウンドの始まりよ!」
ベースミタキハラ、正規軍本部。
ほむら「はぁはぁ…どうにか持ちこたえたわね」ピョーン
ほむら「しかし状況は…最悪ね」
ほむらが全身痣だらけの身体をさすりながら、司令部へ脚を進める。
見渡す限りの負傷者と治療に当たる人々。
中には手遅れの者さえいた。
美樹さやかも、激戦を戦い抜いた後にも関わらず死に瀕した人々を救うべく走り回っている。
さやか「はぁっ!」
パアァ…
スネーク「すまない…助かった」
まどか「あっ、ほむらちゃん!無事だったんだね」ダキッ
ほむら「まどか…!」ダキッ!
ほむら「状況は最悪よ…マミが私を撤退させて、いま現場には彼女しかいない。それに、さっきから通信も途絶えていてもう生きているのかも分からないわ…」
まどか「……こうなったら総司令に直接掛け合って援軍を呼ぶしかないね」
ほむら「総司令って…」
まどか「私のママだよ」
ちょっとまて今違うゲームの人居なかったか?
絢子「駄目だまどか。遊軍も手一杯なんだ、たった一人を救う為に全てを回す事は出来ない」
まどか「でもマミさんは私達や他の一般人を助けてくれた!何故その人を救う為に、助けにいけないの!?そんなの絶対おかしいよ!」
絢子「あんたが思っている以上に戦争は大変なんだ!人員の割り振り、物資、作戦の内容、全て把握するのがこの私!安易な内容では、仲間が危険に晒されるのだ!」
まどか「でも…」
絢子「まだ分からんというのかッ!」バーン!
まどかの母親、鹿目絢子の声が響き渡る。
誰もが沈黙する中、暁美ほむらは声をあげた。
ほむら「絢子さん、いや、鹿目絢子大将。貴女の言うことは間違いありません。ただ、ひとつだけ問いたい」
ほむら「もし死にかけているのが貴女の家族ならどうかしら」ファサ
絢子「…」
ほむら「その反応が、愛する人を持つ全ての人の答えよ。どんな損失もどんな理不尽にも歯向かうその意思、それを否定されたって納得する者はいない」
絢子「ははっ…分かったよ。あんたの言い分は正しい。あたしだって人間さ。愛する人を守りたい気持ちは分からんでもない」
まどか「ママ…」
絢子「まどか、あんたは最高の戦友を持ったもんだね。普通なら上官に歯向かう下士官はいないのに、あんたの戦友には恐れ入ったよ」
絢子「さっ、急いで我が軍に賛同頂ける国に連絡しますか」カチャカチャ
ほむら(待っててマミ…!必ず、必ず貴女を助けてみせるッ!」
メタルブラックかと思ったらメタルスラッグだったのでソル・デ・ロカで稼いでくる
アメリカ「任せとけ日本、俺たち親友(なかま)だろ?」
ロシア「ここで貴重な取引先を失うのはデカい。それに麻生は友達だし」
イギリス「野郎ぶっ殺してやる!」
ドイツ、その他EU連合「日本の危機はEUの危機!ホンダ製品が買えなくなる!」
アジア諸国「あの時は世話になったからね、助けるしかないっしょ」
QB「魔法少女全体の危機、これは僕らも手助けせざるを得ないね」
フランクさん「こいつはスクープの匂いがするな…。さぁ、現場へ直行だ!」
松岡修造「僕はいま、ここ見滝原避難所にいます。自衛隊やら様々な国から支援に来た方々がいる場所です。僕は一般人、だからここから応援するしか出来ませんが、一言言わせて下さい…」
松岡修造「みんな思っている気持ちは同じなんです!人種は違えどみな同じ!愛は全てを救うんですよ!?だから今こそ、never give up!」
日本の危機を感じた今…。
全人類の反撃の狼煙が、高々と舞い上がる…!
更新遅れてすみません。
まぁ、察して下さい。
因みに次回で感動のティロフィナーレです。
マミさんの活躍にご期待下さい。
乙。マミさんは戦闘が似合う、頼んだぜ
>>43
気のせいだよ(現実から目を反らし)
ドリルスラッグで王蟲をグチョグチョするのが好きだったな
ほむら「さて、私もすぐに出撃準備を整えてマミを助けに行くわよ」
まどか「5秒で支度だよほむらちゃん!」
さやか「私も行きたいとこなんだけど、駄目だよねきっと」
まどか「さやかちゃん…」
ほむら「美樹さやか、人にはそれぞれ役割がある。あなたにしか出来ない事があるのよ。だから、お願い」
さやか「ほむらに頼まれたのなら、仕方ないですなあ!あたしがこのキャンプを死守するから、二人ともマミさんを必ず助けてよね」
杏子「あたしらだっているぜ」
なぎさ「他の人だっているのです!」
おっさん「キッチンでは負けた事がないんだ」
おっさん2「ワルプルギスを[ピーーー]と言ったな…あれは嘘だ」
松岡修造「大丈夫!諦めなければ必ず出来る!」
ほむら「みんな…!」
まどか「ほむらちゃん、行くよ!」
ほむら「ええ!」
ー指令ー
魔法少女暁美ほむら、とにかく出撃せよ!
ほむらとまどかが部隊を連れて再び現場へと急ぐ!
そして、漸くマミが残っている地点まで辿り着いた。
未だマミはメタルスラッグを駆使して戦闘を続けている。
ほむら「マミ!」
マミ「暁美さん、鹿目さん、来てくれたのね」
まどか「大丈夫ですか!?」
マミ「なんとかね…。あと少しでも遅れてたら弾切れで死ぬとこだったわ」
マミ「ところで、救出チームは…」
ほむら「私達よ」ファサ
まどか「さぁマミさん、ここは任せて後方で補給に入って下さい。さぁ行くよみんな!」
友軍「おー!」
マミ「お言葉に甘えさせて頂くわ。二人とも、油断しないでね」
ほむらとまどかを司令塔として、部隊がワルプルギスに攻撃を開始。
先程とは比べられない火力が、かの魔女の動きを止める。
激しい攻撃を受けるワルプルギスも、負けじと更に使い魔を送り出し必死に抵抗する!
ほむら「新兵器の威力、とくと味わうが良いわ!」ズドドドド
正規軍最新兵器、スラグガンナーの砲台が火を吹けば…
まどか「白兵戦なら、やっぱりこれだ!」カシャッショットガン!
まどかと友軍の激しい銃撃が使い魔を蹴散らし…
フランクさん「デッード、ライジーング!」
松岡修造「パラダイス!」
コブラ「派手に行くぜ!」
スネーク「吐け!」
使い魔「ワルプルギスの弱点は…!」
様々な人がぶっとびな攻撃を仕掛ける!
むら「よし、大分奴も弱ってきているみたいね」
ワルプルギス「アハ…」
まどか「もう一押しだね!」
マミ「みんなお待たせ!私もメタルスラッグも完全復活よ」
友軍「死傷者はいないな!一気に畳み掛けるぞ!」
全員がワルプルギスにとどめを刺そうと、銃口を向けた次の瞬間…
ワルプルギス「アハハハ…」クルクル
ほむら「ま、まずいわ!みんな伏せ…」
ズドーン!
キィィィン…
『けみ…さん…起きて…』
『マミ隊長…もう…持ちま…』
『ほむらちゃ…ほむ…』
ほむら(…私、生きてる…?)
『暁美…さん…』
『撃たれたぞ!誰か衛生兵を!』
マミ「起きて暁美さん!貴女が必要なのよ!」
ほむら「うっ…」フラフラ
頭が割れそうなほどの頭痛と目眩、耳鳴りを堪えながら、ほむらはゆっくりと立ち上がった。
ふらつきながら周りを見渡せば、大破したメタルスラッグ、血塗れの兵士、負傷者を庇いながら戦う兵士と治療する衛生兵、使い魔を撃退しているまどかが目に映った。
マミ「人員はほとんどさっきの爆発でやられたわ…まさか後方支援部隊にも被害が及ぶなんて…」
まどか「リロードッ!」
兵士「まどか、危ない!」
ズキューン!
兵士「うっ」バタリ
まどか「!」
まどかを庇った代わりに、頭を撃ち抜かれた兵士が倒れる。
…彼女はその亡骸を引き摺って、土嚢の陰に身を潜めた。
返り血で真っ赤に染まった髪を揺らしながら、マミとほむらの傍に寄る。
まどか「はぁはぁ…」
ほむら「まどか…!ごめんね…」
まどか「良いんだよほむらちゃん、これくらい…」
まどか「……」
マミ(状況はかなり悪い…援軍もこれ以上は求められないし、もう撤退するしかないの?)
マミが悔しげに唇を噛み締め、生存者に撤退命令を下そうとした、その時…
QB「やれやれ、どうにか間に合ったね」
マミ「キュゥべえ!」
ほむら「インキュベーター、まさかまどかに契約を迫るんじゃないでしょうね」
QB「まあそれも可能だけど、僕は言ったじゃないか。『魔法少女全体の危機は助けざるを得ない』とね」
ほむら「…分かるように話しなさい」
QB「つまり君らを助けるという事さ!諦めたらそれまでだ!」
QB「いでよ、ギガント☆マギカスラッグ!」キュップーイ
ズゴゴゴゴ…
まどか「じ、地面が割れて…」
まどか達の目の前に現れた物、それは全長50メートルは越えんばかりの巨大な人型兵器であった!
皆が唖然としている最中、兵器の顔らしき部分から、光が照射されまどかとキュゥべえを包み込んだ。
QB「まどか、落ち着いて聞いて欲しい。これは過去に我々インキュベーターが超古来から掘り出した兵器なんだ。本来ならこれで人類を掌握するつもりだったんだけど…」
まどか「だけど?」
QB「僕らの身長じゃ操縦棍にさえ届かなかったんだよ」
まどか「わけがわからないよ」
QB「とにかく、これでワルプルギスを撃退するんだ!君に人類の全てが掛かってる!」
『搭乗者確認、これよりシンクロを行います。終了まで2分…』
まどか「2分…」チラッ
ワルプルギス「アハハハ…」クルクル
まどか「駄目かもしんない」
マミ「ティロ…フィナーレ!」ズドーン!
ワルプルギス「キャハハハハ!」
まどか「マミさん!」
マミ「2分稼げば良いのよね、任せて!」
ほむら「待ちなさいマミ、私も加勢…」
マミ「はぁッ!」ドス…
ほむら「ぐふ…」バタリ
マミ「ごめんね暁美さん。もしも貴女と私が死んだら、この街を守る魔法少女がいなくなるじゃない。死ぬのは、最小限で良い」
マミ「それに、私は貴女達の先輩ですもの!」ジャキッヘヴィマシンガン!
ほむら(マミ…!)
QB「まどか、落ち着いて聞いて欲しい。これは過去に我々インキュベーターが超古来から掘り出した兵器なんだ。本来ならこれで人類を掌握するつもりだったんだけど…」
まどか「だけど?」
QB「僕らの身長じゃ操縦棍にさえ届かなかったんだよ」
まどか「わけがわからないよ」
QB「とにかく、これでワルプルギスを撃退するんだ!君に人類の全てが掛かってる!」
『搭乗者確認、これよりシンクロを行います。終了まで2分…』
まどか「2分…」チラッ
ワルプルギス「アハハハ…」クルクル
まどか「駄目かもしんない」
マミ「ティロ…フィナーレ!」ズドーン!
ワルプルギス「キャハハハハ!」
まどか「マミさん!」
マミ「2分稼げば良いのよね、任せて!」
ほむら「待ちなさいマミ、私も加勢…」
マミ「はぁッ!」ドス…
ほむら「ぐふ…」バタリ
マミ「ごめんね暁美さん。もしも貴女と私が死んだら、この街を守る魔法少女がいなくなるじゃない。死ぬのは、最小限で良い」
マミ「それに、私は貴女達の先輩ですもの!」ジャキッヘヴィマシンガン!
ほむら(マミ…!)
マミが最後の力を振り絞って、ワルプルギスの注意を反らす。
中指の指輪にはめられた穢れきったソウルジェムを見つめながらも、だが、マミは落ち着いた表情であった。
マミ(ふふ…私もおかしくなったのかしら。間違いなく死ぬかもしれないのにね)
マミ(でも全然恐怖を感じないの。これはきっと、ううん…頼もしい戦友を持ったからよね)
マミ(もう何も怖くない)
マミがワルプルギスの猛攻をひたすらに躱し、時間を稼ぐ。
この調子なら誰もが上手くいくと感じたその時、機械的なアナウンスが『残り10秒』を告げた瞬間、マミが地面に膝を着いた。
マミ「あぐっ…はぁはぁ…」
ほむら「マミ…!早くそこから退きなさい!」
マミ「ふふ、ごめんね…もう動けないの。どうやら限界みたい…」
ほむら「今助けに行くわ!」
マミ「……」
暁美ほむらが時間を止める。
だがほんの刹那、遅かった。
時が止まった世界の中で見たのは、使い魔がマミの心臓と頭を撃ち抜いた瞬間だった。
彼女が最期に見せた表情は、いつも後輩を優しく見守る温かな笑顔。
そんな状況でありながらマミを救おうとしたほむらだが、己の能力にも限界がある。
時が動き出し、更にワルプルギスが放ったビルがマミに向けて動き出す。
ほむら「マミー!!」
なんぞ
気付いた時には、マミが立っていた場所に崩れかけたビルが埋まっていた。
ほむらが何度彼女の名を呼び掛けても、返るのは静寂ばかり。
かの魔女の笑い声が響く中、ギガント☆マギカの無機質なアナウンスが響いた。
『シンクロ完了。これより戦闘体制に入ります』
まどか「…ありがとうマミさん。貴女の死は無駄にはしません」ゴゴゴゴ…
まどか「いくよ、みんなの平和を守るために」
まどかの決意の表情と共に、ギガント☆マギカが対地ミサイルや超破壊的パンチが繰り返される!
元々弱っていたワルプルギスだが超古代兵器のパワーによって、遂に瀕死の瀬戸際まで追い込んだ。
まどか「よし!あと一発!」
ワルプルギス「ア…ハ…!」
まどか「!」
まどか操るギガント☆マギカにワルプルギスがピタリ張り付く。
自身の死を悟ってか、ワルプルギスが最後に取った行動。
それは『自爆』であった。
予想外な行動に焦ったまどかはレバガチャを繰り返すにも、離れる気配は全くない。
やがてワルプルギスの身体全体が輝き始め、まどかでさえも諦めた。
その時…。
友軍「うおおおー!」
ほむら「はああ!」ドゴーン!
ワルプルギス「キャ…」パッユラリ…
ほむら「ワルプルギスが離れた!今よまどかぁ!」
まどか「みんな!危険を犯してまで…!」
友軍「あんたは見滝原と人類、そして俺達を救ってくれた!今度は俺達があんたを救う番だ!」
ほむら「 決めなさい!まどか!」
まどか「…ありがとう、みんな」
まどか(愛は人を救う…間違いじゃないね…)
まどか「ティロフィナーレ!」
ズドゴォーン…
………。
ミッションコンプリート!
見滝原市内住民及び全人類
ユーグレートッ!
まどか「マミさん、貴女の愛、確かに更新しましたよ…」
ミッションオールオーバー!
エピローグ
『激戦の果てに』
鹿目まどか、巴マミ率いる第3中隊はかなりの痛手を払いながらも、何とかワルプルギスの夜を撃退する事が出来た。
ワルプルギスの夜を消し去った瞬間の朝日は、今や日本の歴史に残る日と記念されている。
…その後、見滝原は徐々に復興し、一年後にはほとんど依然と変わらない街並みへと復興していたのだった。
ただ、街の中心部に髄する真新しい公園には鎮魂のモニュメントが立てられていた。
今日もそこには、数多くの人の花束が添えられている。
ほむら「…さぁ、祈りましょう。亡くなった人々の為に」
まどか「敬礼ッ!」
さやか&杏子「……」ビシッ
鹿目まどかの号令と美共に美樹さやかと佐倉杏子、暁美ほむらが取った姿勢、それは無言の敬礼であった。
同じ戦場を戦った兵士として、また、大勢の人を救う為に命を散らした者達への敬意である。
やがて敬礼を終えた後、ゆっくりと杏子が口を開いた。
杏子「さ、しんみりした話は終わりにしようか。今日は終戦記念日だし、美味いもん食いにいこうぜ!」
さやか「もー!あんたはそればっかだな!」
まどか「ティヒヒ、最近美味しそうなバイキング見つけたんだ!みんなで行こっか!」
杏子「イエーイ!」
ほむら(今回の時間軸で、漸く私はまどかを救う事が出来た。例えそれが多くの犠牲を払ったとしても)
ほむら(でも忘れない。人類と魔女との戦争が絶える事はない。悲しみと憎しみが続くこの世界だけど、これからも私は…愛する人と他の人々を守る為に戦い続ける。それが『魔法少女』なのだから)
まどか「さ、ほむらちゃんも行こっか!」ニコッ
ほむら「ええ…」ファサ
夕日を受けつつ、暁美ほむらはゆっくりと墓標を背にして歩き出した。
新たな使命を胸に抱きながら…。
マミ「みんなー、遅いわよ~」パクパクモグモグッメタボリック!
まどか「マミさんずるいですよ~」モグモグ…
杏子「相変わらず食うことに関しては早いよな…」
さやか「しっ、聞かれたらまたメタルスラッグで轢かれるよ…」ヒソヒソ…
ほむら(残機制って、便利よね)
マミ「メタルスラッグは面白いわね」
これにて終戦。
PEACE FOREVER!
更新遅れてすみません。
正直言うと、途中でだらけましたw
それでも見てくれた方には感謝のPEACE FOREVERを!
みなさんも是非今一度、メタルスラッグを手に取ってみて下さいな。
乙!
あぁ残機残っていたのか
残機よりアレン・オニールばりの不死身の方がよかったな
乙
しかしマミさんとゲームはなんでこんなに親和性が高いのか?
乙
そういえばマミさんはフシギダネになったりドゥエドゥエしたりしながらワルプルギス倒してたなww
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