さやか「マミさんの喋り方が変だよ……」 (145)
さやか「さっき会ったらなんかマミさん様子が変でさー、まどかはどう思う?」
まどか「え~……私は今日、会ってないからわからないよ」
さやか「あれ?そうだったっけ?」
まどか「うん……」
さやか「あ!マミさん!」ブンブン
まどか「あ、ほんとだ。マミさ~ん!」ブンブン
マミ「マ、マミマミマミマミミマミ、マミマミマミマミミマミ。マミママミ」フリフリ
まどか「?!」
さやか「ね、変でしょ」
マミマミ(´・ω・`)
まどか「マ、マミさん……どうしちゃったの?」
マミ「マミ?マミマミマ、マミマミマミマミ」
まどか「マミさん!からかってる……んですよね……」
マミ「マ、マミマミマミ!マミマ、マミマミ!」
まどか「マミさん!」
マミ「マミ……マミマミマミマミマミ。マミミ、マミ」
ほむほむとあんあんはまだか
マミ「マミマミミ!マミマミマ!マミマミマミマミ、マミマミマ!」
まどか「マ、マミさん……」ガクガク
さやか「あ、マ、マミさん。す、すみません。ちょっと急に体調悪くなって……まどかに保健室に連れてってもらいます」
マミ「マミマミ?マミマミマミミマ」
さやか「は、はい……」
まどか「う、うん……マミさん、また後でね……ごめんなさい」
マミ「……マミマミ」フリフリ
マミ「……」
マミ(ど、どうなっているの……?)
マミ(なぜか、みんなに私の言う事が伝わらないわ……)
マミ(私はちゃんと喋っているはずなのに……)
マミ「マミマミ……」(どうして……)
マミ(うぅ……)
ほむら「あら、巴さん。どうしたのかしら」ファサァ
マミ「!マミミマミ!」(暁美さん!)
ほむら「……ふざけているのかしら」
マミ「マ、マミミマ!マミマミ、マミマミ……!」(ち、違うの!私は、私は……!)
ほむら「……ちゃんと喋ってくれるかしら」
マミ「マミマ!マミマ、マミマミマミマミマミっマミミマミ!」(だから!ちゃんと喋っているのよ!)
ほむら「……もういいわ。私が馬鹿だったわ」スタスタ
マミ「マっミ!マミミマミ……!」(待って!暁美さん……!)
マミ「マ……」(あ……)
マミ(どうなっているの……?私……なにかみんなに悪い事、何かしちゃったのかしら……)
マミ(でも、そんな事……記憶にないわ……)
マミ(昨日だって……いつものようにみんなと一緒におしゃべりして、ケーキを食べながら紅茶を飲んで……)
マミ(それからパトロールをして、魔女を見つけてそれを倒して……)
マミ「マミマミマ……」(わからないわ……)
さやか「ほら、やっぱりマミさん、変だったろ?」
まどか「うん……でもふざけている訳でもなさそうだったよ……?」オドオド
ほむら「あなた達、巴マミの事を話しているのかしら」
さやか「あ!転校生!」
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「私も巴マミに声をかけたわ」
さやか「そ、それで……」
ほむら「ええ。自分の名前を連呼していたわ」
さやか「やっぱり……」
ほむほむ…(´・ω・`)
まどか「やっぱり何か理由があるんだよ……きっと」
さやか「理由つったって、マミさんがふざけるような人には見えないし……」
ほむら「でもあの態度は明らかに異常よ。他人を苛立たせたり妙な恐怖心を抱かせるような……」
まどか「うん……でも……どうにかしないと……」
ほむら「そうね。いつまでもあんな調子では、誰かに殴られる可能性も出てくるわね」
さやか「あ~!マミさん、どうしちゃったんだよ~!」
マミ(どうにかして、みんなの誤解を解く方法を見つけないと……)トボトボ
杏子「あ、マミじゃん」
マミ「マ、マミマミ!」(あ、杏子さん!)
杏子「ぇ……」
マミ「マミマミマミ?」(どうかしたの?)
杏子「ちょ、ちょっとマミ、喋り方が……変だぜ?」
マミ「マ?マミマミっマミマミ?」(え?何を言っているの?)
杏子「ふ、ふざけてる……訳じゃないよな……?」
マミ「マミ!」(ええ)コクっ
杏子「いや……だったらさ……どうしちまったんだ?自分の名前、連呼して」
マミ「マミマミっミ?!」「なんですって?!」
まどまど…(´・ω・`)
マミ(えぇ……?!私が、自分の名前を連呼しているって……どういう事なの……)
杏子「もしかして……そういう自覚ねえのか?」
マミ「マ、マミ……」(うん……)コクコク
杏子「あ、だったらさ、一回、これに喋ってみてくれ」スッ
マミ「マミマミマーミー?」(ボイスレコーダー?)
杏子「これに記録して、あんたに何が起こっているか、わからせてやろうと思ってさ」
マミ「マ、ミマミ……」(そ、そうね……)
杏子「はい」カチッ
マミ「マミマ、マミママミ。マミマミマミマミ」(私、巴マミ。魔法少女なの)
杏子「あいよ」カチッ
レコーダー『マミマ、マミママミ。マミマミマミマミ』
マミ「マミ……」(うそ……)
あんあん(´・ω・`)
杏子「な?あんたに何があったのかは知らないけれどさ、まずはみんなと対話できる方法を探さなきゃな」
マミ「マミマ」(そうね)
杏子「それで今思いついたんだけど、言葉じゃ無理でもさ、文字ならいけるんじゃね?」
マミ「ミマミ!」(それよ!)
杏子「今は、紙とペン無いけど、携帯で言いたい事書いてみな」
マミ「マミっマミ」(わかったわ)スッ
杏子(まだ古いガラケーなんだ……)
ポチポチポチポチポチ
マミ「マミマミ」(できたわ)
杏子「どれどれ……」
『マミマミマ、マミマミマミマ』(どうしたら、治るのかしら)
杏子「……なんで、こっちも全部「マミ」になってんだ!」
マミ「マ、マミマ」(そ、そんな)
マミ「マミマミマ!マミマミ、マミママミミマミ!」(おかしいわ!私にはちゃんと読めるのに!)
杏子「マミ、やっぱあんたふざけてんのか?」
マミ「……!」フルフル
杏子「ちっ……もういいよ。じゃーな」
マミ「マっミ!」(待って!)
マミ「ミミ……」(うう……)
あんあん…(´・ω・`)
マミ(どうすればいいの?!言葉も、文字も駄目なんて……)
マミ(私には、どうする事もできないの……!?)
マミ(キュウベエも呼んでるのに、来てくれないし……)
マミ「マミマミマ……」(どうしたら……)
マミ(もう、誰ともコミュニケーションが取れない。このままじゃ魔女と戦う時も、協力できないじゃない……)
マミ(助けて……)
マミ(私は、いつも通りに話しているだけなのに……)
マミ(どうしてみんなに伝わらないの……?)
マミ(嫌われているのかしら……?)
マミ(私がみんなより、胸が大きいから?)
マミ(私がいつもケーキを食べているから?)
マミ(私がリーダー面するから?
マミ(わかんない!わかんないよー!)
ソウルジェムゴポッ……
QBちゃんやったね!^ ^
http://i.imgur.com/ySQ8y7T.jpg
まどか「マミさん!」タタッ
マミ「マミマミミ……」(まどかちゃん……)
まどか「まどか!まどまどか、まどまどまどか!」(私!マミさんを助けたいです!)
マミ「?!」
まどか「えへへ……今のマミさんみたいに、喋れば伝わるかな~……なんて……」
マミ「マミマミミ。マミマミマ……マミ……」(まどかちゃん。ありがとう……でも……)
さやか「さやさや!」(マミさん!)
マミ「マミママミ……」(さやかちゃんまで……)
さやか「さやか!さやさやさやか、さっやや、さやさやさややさやさやさやか!」(私!マミさんみたいな、立派な魔法少女になりたいんです!)
さやか「さやか……さやさやか……」(だから……マミさんを……)
マミ「マミマミミ……!」(二人とも……!)
マミ(後輩二人に、こんなに気遣われるなんて……先輩失格よ!)グスグス
さやか「マミさん!」
まどか「泣かないで……」
マミ「マミ……」(うん……)
マミさんはまどかとさやかのこと苗字にさん付けで呼んでだだろ
>>42
ああ、そうだったか。ごめん。まあ、本編とは違う時間軸って事にしといてくれ
マミ「マミマ……マミマミミミマミマミマ、マっミマミマミ……」グスグス
まどか&さやか「マミさん……」
ほむら「待たせたわ」
さやか「転校生!」
まどか「ほむらちゃん!持ってきてくれた?」
ほむら「ええ。頼まれた物はここにあるわ」スッ
マミ「マミマミマ?」(なにかしら?)
ほむら「ぱらぱっぱぱー(棒)あいうえお表~(棒)」
マミ「マミマミママミ?」(あいうえお表?)
徳田虎雄かな?
ほむら「そうよ」
まどか「マミさんが言いたい言葉を一文字つつ指さしていくの」
さやか「そうすれば、マミさんの言いたい事がみんなに伝わるって思ってさ」
ほむら「発案者はまどか……」
マミ「マミママ!」(それだわ!)
マミママ…?
まどか「ほら、使ってください!」
マミ「マミマミマ」(ありがとう……)
マミ「マミっマミ」(さっそく)
スッ
まどか「わ」
スッ
さやか「た」
スッ
ほむら「し」
スッ
まどか「は……」
スッ
さやか「い……」
スッ
ほむら「っ……」
スッ
まどか「た…………」
スッ
さやか「い…………」
スッ
ほむら「ど…………」
スッ
まどか「う…………」汗タラ~
スッ
さやか「な…………」汗~
スッ
ほむら「っ…………」汗
スッ
まどか「て……」
スッ
さやか「い……」
スッ
わむら「る……」
スッ
まどか「の……」
まどか、さやか、ほむら「『私はいったい、どうなっているの』ですね」だな」ね」
マミ「マミマミマミマミ、マミっマっミマミ」(なんとかみんなに伝わったわね)
まどか「ふぃ~言いたい事はなんとかわかるようになったね!」
さやか「でもさ~これって……」
ほむら「あまりにも非効率的ね」
マミ「マミマミ……」(そうよね……)
まどか「う~ん……筆談とかは?」
スッ
まどか「……め」
スッ
さやか「……え」
スッ
ほむら「……る」
スッ
まどか「……で」
スッ
さやか「……は」
スッ
ほむら「……や」
スッ
まどか「……っ」
スッ
さやか「……て」
スッ
ほむら「……み」
スッ
まどか「……た」
あいうえお表の下りだるいな(´-ω-`)
スッ
さやか「……のって、やってられるかー!」
マミ「?!」ビクゥっ
さやか「めんどくさすぎるでしょ?!これ!」
ほむら「そうね。これでは一つ言いたい事にかなりの時間を費やしてしまうわ」
まどか「で、でもこれがないと……」
さやか「あ~!もっといい方法ないのかな~!」
ほむら「そうね……」
マミ「マミマミマミ」(ごめんなさい)
まどか「う~ん……」
面白いな
マミさんマミマミ
まどか「どうにかして、これ以外の方法……たぶん、筆談も駄目なんだよね?」
マミ「マミマ……」(たぶん……)
さやか「困ったな~……」
ほむら「絵はどうかしら」
まどか「これで書いてみてください」
マミ「マミ」(うん)
カキカキ
マミ「マミマミ」(できたわ)
まどか「これって……」
さやか「まじ……?」
ほむら「あまりにも酷い出来ね」
マミまどかさやかほむら「…………」
マミ「……」スッ
まどか「マミさん?」
マミ「マミミミマ」(もういいわ)
マミ「ママミマミマミ、マミマミママミマミミ」(あなたたちには、迷惑をかけたわね)
マミ「マミマミマミ、マミマミマミ」(もう一人で頑張るから)スタスタ
さやか「ちょっとマミさん!」
まどか「諦めちゃダメですよ!」
マミ「マミ、マミっマミマ!」(もう、放っておいて!)ダッ
まどか「マミさん……」
なんかみんな意思疎通できてるっぽいしこのままでいいんじゃね
マミ自宅
マミ(魔法で直らないのかしら?)ポウっ
レコーダーポチッ
マミ「マミマミ」カチッ
『マミマミ』
マミ「うっぐ……えっぐ……」
マミ(もう……どうにもならないの?)
マミ(私、このままどうにもならないのかしら……)
ソウルジェムゴポポッ
もう魔女になっちゃえよ(´-ω-`)
マミ「?!」
マミ(ソ、ソウルジェムが……)
マミ(グリーフシードを取りに行かなきゃ……)
マミ(……このままじゃいろいろと不便よね……)とぼとぼ
マミ(肝心な時に伝わらなくて、喧嘩とかになったらどうしよう……)
マミ(なんとかしないと……)
マミ(文字は掛けるのかしら?……というより、授業の時問題なかったんだから、大丈夫よね!)
『どうしてこっちも「マミ」になってんだ?!』
マミ(杏子ちゃんの事もあるし……もしかして、私には読めて、他の人には「マミ」に見えていたりしたの?!)
マミ(恥ずかしい……!)カアァァァ///
マミ(はっ!そんな事を考えている場合じゃないわ!一刻も早く、魔女を探してグリーフシードを手に入れないと!)
マミ(……でもこういう時に限って見つからないのねよね……)
杏子「ちぃ……あの野郎、逃がさねーぞ!」ダダッ
マミ(あれは杏子ちゃん!変身しているという事は、きっと魔女を追っているのね!)
マミ「マっミー!」変身
杏子「うお、マミか!」ダダダ
マミ「マミーミマーミミ、マミマミマミっマミマ!」(グリーフシードを、譲ってほしいの!)ダダダ
杏子「はあ?!何言ってんのかわかんねーよ!」ダダダ
マミ「マミマー!」(だからー!)ダダダ
>マミ「マミマー!」(だからー!)ダダダ
可愛い(確信)
マミ「マミマミ、マミマミマミマミマ、ミママミマミマミ?!」(どうして、私の言う事が、伝わらないのよ?!)ダダダ
杏子「うっせーぞ!黙ってろ!」ダダダ
マミ「マっミマ、マミマミマミマミミ」(いったい、どこまで走るのよ)ダダダ
マミ(魔女の気配は感じられないし……)ダダダ
杏子「見つけた!」バッ
マミ「ミミっ?!」(ええっ?!)
マミ「マミ?!マミ?!」(どこ?!どこ?!)
杏子「そこのカラス!私のポテチ返しやがれー!」
マミ「ミっ……?」(えっ……?)
杏子「はあ、なんとか取り戻せたな」カリッ
杏子「たくっ……袋ごと持っていきやがって……」もしゃもしゃ
杏子「しかし、なんだってマミの野郎がついてきたんだろうな?」
杏子「あれ?マミの野郎は?」キョロキョロ
杏子「必死こいて追いかけてたから、ポテチやろうと思ったんだけどな……」カリッ
もうやめたげて!マミさんのジェムはもう真っ黒よ!
魔女化まだかの(´-ω-`)
マミ(うう……魔女だと思って追いかけたのに……ポテトチップスだったなんて……)
マミ(ソウルジェム、半分ぐらい黒くなっているじゃない……)
マミ(もう……私、終わりなの?)
マミ(魔法使えなくなっちゃうの……?)
マミ(そんなの嫌よー!)バタバタ
マミ(ぐすん……)
ソウルジェムゴポポポッ
マミ(はっ、ソウルジェムが……!)
マミ(このままじゃいけないわ!で、でも……)おどおど
ゴポポポポ
マミ(ひぃぃいいいいい!)
マミ(た、助けて!助けてぇえええ!)
ゴポポポポポポ
マミ「マっ……!」バタッ
マミ(何?!これ……!く、苦しっ……!)ジタバタ
南無-人-
マミ(助け……て……誰……か……!)ジタバタ
キュウベエ「君のソウルジェムはもう黒く染まりかけているみたいだね。巴マミ」
マミ「マミ……マミ……!」(キュウ……ベエ……!)
マミ「マミミマ!マミミマミ、マミマミ!」(助けて!助けてよ、キュウベエ!)
キュウベエ「ああ、その様子だと助けてほしいみたいだね」
マミ「……!」コクコク
キュウベエ「でもそれは無理な相談さ」
マミ「ミっ……?」(えっ……?)
キュウベエ「ソウルジェムが黒く染まる時、君は魔女になるんだ」
マミ「?!」
マミ(……魔女……に……?ど……い……)
てめえの仕業か
キュウベエ「簡潔に言うと魔法少女は魔女になる途中の蛹みたいな物さ」
キュウベエ「僕たちの目的は、この宇宙の延命で、そのためには魔法少女が魔女になる瞬間に湧き出るエネルギーが必要なのさ。それでそれを集めるのが僕の目的さ」
マミ(つ、つま……だ……まされ……て……と……?)
キュウベエ「そして、この街に今いる魔法少女たちはみんな、大量のエネルギーを放出する可能性が非常に高いのさ」
キュウベエ「でもね、困った事にみんな助け合って、魔女になかなかなってくれなくてね。そこでちょっとした実験を行ってみたんだ」
キュウベエ「もし、意思を疎通する手段を失った場合はどうなるのかってね」
マミ「……!」
QBさんマジかっけぇっす!
キュウベエ「そこで、僕はある細工を施す事にしたのさ」
キュウベエ「君の話したり書いたりする言語をすべて自分の名前になるウイルスを君が昨晩飲んだ紅茶に仕込んでおいたのさ」
マミ(……な……て……こ……と……)
ゴポポポポポっ!
キュウベエ「そして、その効果は絶大だったよ。君は「マミ」しか言えなくなって、みんなとのコミュニケーションが取れなくなった」
キュウベエ「いろいろと工夫したみたいだけれどね。君たち程度の知能では完全な解決策にまでたどり着けなかったみたいだね(笑)」
キュウベエ「まあ、そういう事さ。あとはさっさと魔女化してくれるだけで君の役目は完了。僕は追加のウイルスを作って世界中にばら撒くだけさ」
マミ「マ……ミマ……マミ……」(そ……んな……こと……)
誰かほむほむ呼んで来い
QBさんマジ天才っす!
マミ(なん……て……事……わ……たし……)
マミ(ま……か……ちゃ……魔法……なっちゃ……だ……)
ゴポポポポポポポオオオオオ!
まどか「ーマミさん!」
マミ「マ……ミ……」(だ……め……)
まどか「どうしたんですか!?きゅ、救急車呼ばないと……」
マミ「マミっ……て!」(逃げっ……て!)
まどか「え……?」
パリーン
さあ盛り上がってまいりました
マミ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
まどか「きゃあ!」
まどか「こ、これって……結界……?」
まどか「マミさ~ん?どこ~?」きょろきょろ
キャンデロロ「マミった~マミちゃった~♪」
まどか「ま、魔女……?!で、でも……あのリボンって……」
まどか「マミさん……なの……?」
まどか「嘘……だよね……?マミさんじゃ、ないよね……?」
キャンデロロ「マミった~マミちゃった~♪」
ももいろさん「うふふふ」ジャキッ
あかいろさん「ふふふふ」ジャキッ
まどか「嫌だよ……こんなの嫌だよ!マミさん!」
ももいろさん、あかいろさん「ふんっ」シュッ
まどか「きゃぁあああああ!」
マミった~マミっちゃった~♪
ジャキィンっ!
さやか「まどか!大丈夫か?!」
まどか「さやかちゃん……!」
さやか「たくっ……マミさん探さなきゃいけないってのに!魔女だなんてさ!」ジャキッ
まどか「さ、さやかちゃん……あ、あのね……あのね……」
さやか「まどかは下がってて!はああああ!」ダッ
あかいろさん「ふふふふ」ガキィっ
さやか「くそっ!こいつら!」サッ
ももいろさん「きゃははは」バシュッ
さやか「ちぃ!」バッ
さやか「こいつら、以外に強い!」
まどか「ぁ……あ……!」
さやか「うわあああああ!」
ドゴォオッ
まどか「さやかちゃん!」
さやか「これって……やばいかも……」
杏子「諦めんじゃ、ねえ!」バシィっ
あかいろさん「きゃぁぁあああああ!」
まどか「杏子ちゃん!」
杏子「へへっ、間一髪って所だったな!」
さやか「あ、ありがと……」
杏子「なーに、礼なんていらねーよ。それよりさっさと魔女なんか倒しちまおーぜ!」
さやか「ああ!」
まどか「ふ、二人とも!待って!」
さやか「な、なんだよ、まどか」
杏子「お前はそこでじっとしてな!」
まどか「あのね……あのね……あの魔女は……あの魔女は……!」
まどか「マミさんなの!」
さやか杏子「?!?!」
さやか「あの魔女が、マミさんって……」
杏子「ど、どういう……事だよ……おい……」
まどか「私の目の前で……マミさんのソウルジェムが……真っ黒になって……それで……」
まどか「とにかく、あの魔女は……!マミさんなんだよ!」
杏子「おいおい、それじゃぁ、あの野郎を倒すっていう事は……」
さやか「マミさんが死んじゃうって事……?」
杏子「そ、そんな事って……」
さやか「できない……!マミさんを殺すなんて、あたしにはできないよおお!」
あかいろさん「おおおおおお!」ブンっ
杏子「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」バキイッ
さやか「杏子!」
ももいろさん「へえええええい」バシュッ
さやか「かはっ……!」ドゴッ
キャンデロロ「マミるマミる、マミるマミる~♪」
杏子「ち……くしょう……何も……してやれねえってのかよ……」
さやか「マ……ミ……さん……!」
キャンデロロ「マミった~♪マミっちゃった~♪マミマミマミール~♪」
まどか「マミさん……やめてよ……こんなの絶対、おかしいよ!」
さやか「まど……か……!」
杏子「逃げ……ろっ……て……!」
まどか「みんなの事、わからないの?!マミさん!」
キャンデロロ「マミ~?」
まどか「目を覚ましてよ!マミさん!」
まどか「マミさん!」
キャンデロロ「マミ…………」グラッ
さやか「魔女の動きが……」
杏子「とまった……?」
まどか「わかるの?!マミさん、私の事がわかるの!?わかるなら、返事をして!」
キャンデロロ「ぁ…………ま゛……ど……が……」プルプル
まどか「マミさん!」
さやか「やっぱり、まだ……少しだけ……」
杏子「自我があるって言うのかよ……」
まどか「マミさん!こんな事、もうやめようよ!またみんなでお茶しようよ!」
あぁ…
まどか「うっぐ……マミさんの作った……ケーキ食べたいよ……!」
まどか「マミさんの…………紅茶……飲み……えっぐ……飲み……飲みたい……よ……!」
さやか「マミさん!戻って来てよ!」
さやか「今度は一緒に……!遊びに行こう!マミさん!」
杏子「マミ……!あんたの作るお菓子、最高に上手いんだぞ!私も、また食べたいぜ!」
まどか「マミさん!」
キャンデロロ「あ゛……あ゛あ゛……!あ゛あ゛あ゛……!」
(´-ω-`)
まどか「戻って……来……て……」
キャンデロロ「………………」
さやか「マミ……さん……」
杏子「……」
キャンデロロ「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」ドゴッ!バキッ!
まどか「きゃあああ!」
杏子「まどか!」ガシッ
さやか「マミさん!くっ……もう……無理なのか!」
キャンデロロ「マ゛ミ゛っだ~マ゛ミ゛っじゃっだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」ドゴゴゴゴっ
杏子「このぉおおおお!デブマミぃ゛い゛い゛い゛゛い゛い゛!」ブゥウウン!
あかいろさん「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」ザクッ
さやか「戻れよ!マミさん!」ヒュンっ
ももいろさん「ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」ズバッ
まどか「戻って!マミさん!元に……元に戻ってよぉぉおおおおおおお!」
(・ω・`*)
キュウベエ「まどか!」
まどか「キュウベエ!マミさんが……!」
キュウベエ「わかってる。巴マミを救うには、君が願うしかない!」
キュウベエ「君が「巴マミを人間に戻す」という願いで契約すれば元に戻るはずだ!」
まどか「キュウベエ……」
キュウベエ「時間がない!さあ!」
まどか「私……私の願いは……」
バンッ
キュウベエ「」
まどか「え……何……?」
ほむほむ(´・ω・`)
キャンデロロ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」
ドンッドドドドドドドドドドドドドド
さやか「な、何が……」
杏子「まさか……!」
キャンデロロ「ま゛……ど……ざ……が……ぎょ……ご……」
ドドドドドドド
まどか「嫌……」
ドドドドドドド
さやか「ぁ……あ……!」
ドドドドドドド
杏子「やめろ……」
ドドドドドドド
キャンデロロ「ご……め゛……」
ピーっ
キャンデロロ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」
まどか「やめてぇぇえええええ!」
ドォォオオオオオ!!!!!ォォォォォォォ……
続きは?
>>122
すまん。風呂入ってたもんで
ほむら「みんな、危なかったわね」
まどか「ほむら……ちゃん……」
さやか「転校生……!」
杏子「おい……お前……」
ほむら「巴マミの事でどうかしたのかしら?」
さやか「……!」
杏子「やっぱ、知ってたのか……それを知っていて……マミを!」
ほむら「“あれ”は、魔女よ」
杏子「なん……だと……」
ほむら「巴マミという人間は死んだ。魔法少女になったその時からね」
まどか「どういう事……」
ほむら「そのままの意味よ。ソウルジェムはその名前の通り、本人の命そのもの」
ほむら「そしてソウルジェムが濁りきった時。魔法少女は魔女となり、その際に発生したエネルギーはキュウベエに回収される」
さやか「そ……そんな事、信じられるか!」
ほむら「信じてもらえなくて結構。ただ、あなた達も魔女を倒してグリーフシードを入手して濁りを取り除かなければ、魔女になるだけの事」
杏子「……騙されてたって事か……」
ほむら「そうね。そしてあなたたちは、願いを叶えられるという甘言にまんまと乗っかったという訳」
まどか「そんなの……ひどすぎるよ……こんなのってないよ……!」
>>123
なんかごめん。
>>126いいよ。何の宣言もなく去った俺が悪い
ほむら「まどか。この真実を知ったからには、あなたは何があっても魔法少女になってはいけないわ」
ほむら「私の要件はこれだけ。それじゃ」
杏子「おい!待てよ……!」ガシッ
ほむら「……離しなさい」
杏子「やっぱり、あたしはあんたを許せない!」
ほむら「許せない?」
杏子「ああ……!あんたはあれがマミだって知っていながら……!」
ほむら「それなら、恨まれるのは筋違いよ」
ほむら「魔女から魔法少女に戻すことはできない」
杏子「なんで……そんな事、わかんだよ……」
ほむら「統計よ」
ほむら「そして、魔女になった巴マミに無意味な問いかけをし、自ら危機を招いた。愚の骨頂ね」
さやか「無意味じゃない!」
ほむら「……」
さやか「マミさんは……マミさんの意思はちゃんとあった!あたしたちの言葉を聞いてくれた!」
さやか「あたしたちの……名前を……呼んだんだ……!」
ほむら「それは……」
さやか「偶然だって言うんでしょ?!魔女が、あたしらを油断させるためだって……そう言うんでしょ!」
さやか「でも……あれはマミさんの意思だったって、あたしは信じたい……!だから……!」
まどか「…………」
ほむら「はあ」
ほむら「いい加減にして」
さやか杏子まどか「?!」
ほむら「奇跡なんて……ないのよ」
ほむら「魔女になった時点で自我は喪失する。それが事実」
ほむら「呼びかけに応じた?名前を呼んだ?そう聞こえるだけ。そう見えるだけ」
ほむら「あなた達はどこまで、愚かなの?」
杏子「てめえ……」
さやか「あんたは……!」
ほむら「嘆くなら勝手に嘆いていなさい。恨みたいなら、勝手に恨みなさい」
ほむら「ただし、身勝手な自分自身をね」
まどか「…………!」
なぜQBではなくほむほむを責めるのか
>>132ほら、人間って元凶がわかっていても目の前にいる奴を責めるじゃん。そんな感じだよ
パシンっ
ほむら「…………」
まどか「はぁ……はぁ……ごめんね……ほむらちゃん……」
ほむら「……怒りをぶつけるべきは、キュウベエではないの?」
ほむら「あなた達を騙し、利用している彼。あれこそ、憎むべき存在じゃない」
まどか「……わかってるよ……」
さやか「まどか……」
まどか「わかってるけどね……それでも……やっぱり……マミさんを……殺したのはほむらちゃんだって……」
まどか「そんな風に思いたくないのに、わかっているのに……どうしても、ほむらちゃの事が許せないの……」
まどか「……本当にごめん……」
ほむら「……それで、あなたの気が済むのなら」スタスタ……
翌日
まどか「……おはよう……」
さやか「……おはよ」
まどか「ほむらちゃんは……?」
さやか「まだ来てない」
まどか「そっか……」
さやか「なあ、まどか」
まどか「なに、さやかちゃん」
さやか「悪いのって結局、誰なんだろうな」
まどか「……」
さやか「本当に悪い奴はわかってんのに、目の前にいる奴を責めちゃう。そんな自分が一番……悪いのかな」
まどか「……わかんない……」
さやか「そっか……そうだよね。わかんないよね、そんな事」
まどか「うん……」
まどか(それから、ほむらちゃんは学校にこなくなった……)
まどか(時々、私の前に現れて、とても悲しそうな顔をして……何も言わないでどこかに行っちゃう)
まどか(声をかけても、振り向いてくれなかった……)
まどか(杏子ちゃんは……前みたいにさやかちゃんと戦うようになっちゃった……)
まどか(そして……私は、まだ魔法少女にはなっていない)
まどか(あんな事があったら、もう憧れなんてある訳ないよ……)
まどか(それでも、まだキュウベエは迫ってくるけど……)
更に数日後
杏子「おい……さやか……お前……!」
さやか「…………」
まどか「さやかちゃん!」
さやか「…………くっ……」
さやか「……さややっか、さやさ、やか」(……私って、ほんと、バカ)
終
これでお終い。疲れたよ
遅筆で悪かった。ほぼ毎レス思い付きで書いてたからな。
またなんか書く時は、しっかり考えるよ
おう。俺も最初は明るく楽しい話で書こうと思ってたのよ。だがどうしてこうなったし
続きか~……駄目だ。今は思いつかねえ
ま、今日はこれで終りや。またな~
このSSまとめへのコメント
救いは無いのかよ!