吹雪「睦月ちゃん、ツムツムって面白いね!」 (23)

吹雪「うわー、初めてのスマホだぁ! 買っちゃったぁ! 何しようかな、何ができるかな!」

吹雪「やっぱり、スマホと言ったらLINEだよね! 睦月ちゃんと夕立ちゃんと、川内さんたちと、第五遊撃部隊の皆さんと……それから、赤城さんとも交換できるといいなぁっ!」

吹雪「早速、インストールっ!」ポチッ

吹雪「きゃーっ! 吹雪、LINEデビューしちゃいましたぁ!」ピョンコピョンコ


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【鎮守府】

吹雪「睦月ちゃん睦月ちゃん! 私、ようやくスマホを買えたんだぁ! LINE交換してくれないかな?」

睦月「あっ、吹雪ちゃん! もちろんだよ! これで吹雪ちゃんともお話できるね!」

吹雪「うんっ。それじゃあ設定を開いてー、」

睦月「あはは、吹雪ちゃん、そうするよりも電話番号交換したほうが一石二鳥――」

吹雪「あれ? 睦月ちゃん、このLINEゲームってなに?」

睦月「――だ、よ?」ピクン

吹雪「あっ、ごめん! 睦月ちゃん、今なにか言ってた? ちょっと夢中で操作してたから……もう一回言ってくれないかな?」アセアセ

睦月「ううん、いいよ! あのね、LINEは電話番号を交換すれば……」

【五分後】

吹雪「できたぁ! やったぁ、私の携帯に睦月ちゃんが表示されてる~!」

睦月「よかったね、吹雪ちゃん!」


睦月「――それで、さっきの話なんだけど……」


吹雪「えっ?」キョトン

睦月「LINEゲームにも種類は色々あるんだけどね――」

睦月「私がやってるのはこのツムツムっていうのなんだけど――」

睦月「吹雪ちゃんって、ゲームやる?――」

睦月「よかったら、一緒にやろうよ! 楽しいよ!」


吹雪「へーっ、面白そうだね!」

吹雪「よーしっ、じゃあツムツムを開くね!」

スマホ<パッパラパラパラパーラッパーラッ♪ パッパラパラパラパーラッパーラッ♪

吹雪「うわぁ、かわいいっ。ディズニーのキャラの……これ、ぬいぐるみ!?」

睦月「うん! 実際にディズニーで売ってるぬいぐるみが元らしいんだけど、すっごく綺麗で、かわいいよね!」

吹雪「そうだね! へーっ、ぬいぐるみかぁ……かわいいなぁ…あ、終わっちゃった」

スマホ<テッテッテーレレ テッテッテーレレ テッテッテッテッテー♪

吹雪「これ、曲もかわいいねっ。なんか和む~」

睦月「でしょ! でも、ゲーム自体も本当に面白いんだよ。Tap TO STARTっていうボタンを押したらゲームがはじまるよっ」

吹雪「よーし、えいっ。むむ、ダウンロード中……って、もう終わった。はやっ!」

【ようこそ! ツムツムの世界へ!】

【ここは開店前のディズニーストア―――】

吹雪「夜中に遊んでいたツムたちが、商品棚に戻るために大慌て……ふふっ、かわいい設定だね」

睦月「うんうん! かわいいよね!」

吹雪「あ、まだ説明が続いてる。ええっと、なになに。まずはゲームをプレイする前に、キミのパートナーになる「マイツム」をプレゼントするね……? 睦月ちゃん、マイツムってなに?」

睦月「マイツムっていうのはね、名前の通りパートナーとして選べて、ゲームをするときに大活躍してくれるんだ。スキルっていうのを使える大事な役なんだけど……言葉だけじゃわかりにくいと思うから、まずはその貰えるBOXを開けてみて!」

吹雪「よーし、えいっ。うわあ、ミッキーだ! かわいい~っ」

睦月「みんな最初に始めるとこのミッキーを貰えるんだ。自動的にマイツムにセットしてくれるから、説明を聞きながら、早速プレイしていきましょーっ!」

ムツムツに見えて延々と睦月が消されるのかと思ってゴメンナサイ

【ツムツムの消し方①:3つ以上なぞって消してね!】

吹雪「3つ以上……なぞるだけでいいの? 思ったより簡単そうだね。よかった」

睦月「操作はシンプルだから、ゲームに慣れてない人でも簡単に楽しめるんだよ」

【ツムツムの消し方②:長くつなげるほど高得点!】

吹雪「うわっ、ツムがぎゅうぎゅう詰めになってる……そっかぁ、長く繋げる……なれるまで大変そうだなぁ」

睦月「それがそうでもないんだよ。あっという間に覚えちゃうの!」

【マジカルボム①:7つ以上つなげると●が発生! ●をタップすると周りのツムをまとめて消せるよ!】

吹雪「へぇ、便利そうだね。この虹色のボールがマジカルボム?」

睦月「うん、そうだよ。素敵な名前だよね」

【マジカルボム②:いろんなボムがあるよ!】

吹雪「スコアボム、コインボム、スターボム、タイムボム……えっと、覚えたほうがいいのかな?」

睦月「出てくる種類はランダムだから、あんまり気にしなくていいんだよ。何が出てもラッキーなのね!」

【スキルについて:マイツムを消すとパワーがたまるよ! 黄色くなった時に押すとスキルが発動!】

吹雪「スキル……? さっき睦月ちゃんも言ってたよね」

睦月「うんっ。スキルっていうのはツムツムの中でも特に重要な要素なの。マイツムと同じツムを決められた数だけ消すと使えるんだけど、ツムごとに内容が違ってて、ツムをいっぱい消してくれたり、ツムを消せる時間を伸ばしてくれたりするんだっ」

吹雪「へぇ、面白そうだね! そういえば、ツムツムの時間って一回どれくらいかかるの?」

睦月「一プレイにつき60秒だよ! 一回一回がいい感じに短いから、ちょっと暇な時間とかに楽しめるんだよ」

【ツムのレベルアップ:持っているツムがゲームに登場すると、消した数に応じてポイントが入り、レベルアップするよ! たくさんツムを手に入れて育てよう!】

吹雪「レベルアップ! ディズニーのぬいぐるみたちを育てられるんだぁ。聞いただけでも楽しそうだね!」

睦月「吹雪ちゃん、育てるの好きそうだもんね。ツムの種類はいっぱいあるから、どれだけやっても全然飽きないよ!」

【他にも連続消しのコンボ、高得点チャンスのフィーバーなどなど、いろいろなテクニックを使ってハイスコアを目指そう!】

吹雪「いろいろあるんだねー……早くやりたいなっ」

睦月「それじゃあ、ゲーム開始にゃしぃ!」

<レディ~ッ ゴー!

吹雪「あっ、えっ? い、いきなり始まるの!? うわっ、いっぱい降ってきた!」

睦月「吹雪ちゃん、落ち着いて! まずは3つ以上つながってるツムを見つけて、少しずつなぞっていって。あせらないでやればすぐに慣れちゃうよ」

吹雪「う、うん。わかった! 3つ以上……あせらないで……あっ、このティガーが3つ並んでるよっ。こ、こう…かな」スーッ

<ピッロッリンッ♪

吹雪「うはーっ、なにこれ! 楽しい!」スーッ ピッロッリン♪ スーッ ピロロンッ♪

睦月「ふふ、吹雪ちゃん楽しそう……気に入ってくれたかな」

吹雪「睦月ちゃん、ツムツムって面白いね! 私、夢中になってハート一気に全部使っちゃった! ハートって、どうしたら手に入るのかな?」

睦月「ハートは5つまで自然回復するんだよ。一つにつき十五分かかるけど……」

吹雪「う~。十五分後かぁ。早くやりたいなぁ」

睦月「んふふ、そんな吹雪ちゃんにとっておきの裏ワザをおしえてあげるのね! トップ画面に行ってみて?」

吹雪「裏ワザ……? う、うん……そういえばずっとリトライを押してたから、トップ画面はまだ見てなかったな。えいっ、と…あれ、睦月ちゃんがいる!?」

睦月「うん! ツムツムはLINEゲームのひとつだから、LINEに登録されてて、ツムツムをやってる友だちを表示してくれるの。その週にみんなが出した高得点を見れるんだよ!」

吹雪「わたしの高得点は130,814かぁ…高いのか低いのかわかんないな。睦月ちゃんは…0?」

睦月「リセット日がちょうど今日だったんだ。私は近海の対潜哨戒に行ってたから…さっきはちょうど報告がおわったところだったの」

吹雪「そっかぁ。残念だなあ、睦月ちゃんの高得点も知りたかったのに…」

睦月「ふふっ。私もやってるんだから、しばらくすればわかるよ。それじゃ吹雪ちゃん、裏ワザについて説明するね。表示されてる私の欄の右端に、ハートのマークが矢印付きで表示されてるでしょ? それを押してみて」

吹雪「ほんとだ。えいっ。…ハートをプレゼント?」

睦月「うん。ツムツムではね、表示されてる友だちに、一時間に一個、ハートをプレゼントできるの。自分の分は減らないから安心してね。もらった友だちはお礼にプレゼントし返したりしてくれるから、友だちと協力しながらいっぱいプレイすることができるんだよ!」

吹雪「へ~っ。じゃあ、早速睦月ちゃんにプレゼントするね!」

睦月「ありがと、吹雪ちゃん! 私からも送っとくね!」

吹雪「ありがとう! そういえば睦月ちゃん、この画像の右下にいるの、マイツムだよね? 私はミッキーだけど、睦月ちゃんのは…うさぎ?」

睦月「うん、とんすけだよ! かわいいでしょ?」

吹雪「うん、かわいい! そういえば、新しいツムってどうやったら手に入るの? や、やっぱりお金で買うしかないのかな?」

睦月「あはは、違うよぉ! 買うことには買うんだけど、本当のお金じゃなくて、ツムツムの中で貰えるコインを使うの」

吹雪「コイン? あ、この一番上のやつだね? 527…と、うわうわうわ、お知らせのところに10,000と500…と、ハートのおまけで200コインが届いてたよっ。こ、これってお金持ちなのかな?」

睦月「えっと、順番に説明するね。まず新しいツムを手に入れるには、ツムツムストアで売ってる二種類のBOXのどちらかを買わなきゃいけないの。ひとつがハピネスBOXで、もうひとつがプレミアムBOXっていうんだけど、ハピネスBOXはひとつ10,000コイン、プレミアムBOXは30,000コイン必要なの。だから10,000コインは、少なくはないけど多すぎもしないかな…」

吹雪「そっかぁ…でも、ハピネスBOXならもう買えるんだよね? ツムはいっぱいほしいし、買っちゃおうかなぁ……」




加賀「――それはあまりおすすめしないわ」




睦月「かっ、加賀さん!?」

吹雪「あっ、加賀さん、おかえりなさい。えと…おすすめしないっていうのは、どういうことですか?」

加賀「そのままの意味よ。確かにハピネスBOXならプレミアムBOXより遥かに安く購入できて、得なイメージが湧くかもしれないけれど…性能の面で言うのなら、コインをためてプレミアムBOXを買うべきだわ」

吹雪「性能の面…? ツムツムにも性能があるんですか?」

加賀「ええ。ツムツムのスコアは、ツムごとに設定されている【一度消すごとに獲得できるスコア数】の合計で決まるの。その獲得スコア数の差は、ゲームに慣れ、一度のプレイで多くのツムを消せるようになってくると顕著になるわ。ハピネスBOXとプレミアムBOXだと、その平均が倍以上違うのよ」

吹雪「は、はへー…そっかぁ、性能も考えなきゃいけないのかぁ。で、でもでも! あまりおすすめしない、ってことは、ハピネスBOXでも全く使えないってわけじゃないんですよね?」

加賀「そうね。ハピネスBOXのツムが必要になってくる場面はなかなか多いわ。数を増やしたい場合は控えめの値段のハピネスBOXは最適だし、ひたすらハイスコアだけを狙う場合でも、ある程度プレミアムBOXを引いたらハピネスBOXを買うべきよ。どちらも一長一短ね」

睦月「もちろん、どうしてもほしいツムがあれば、そっちを狙ったほうがいいよ! どっちのBOXを選んでも、あんまり後悔はしないと思うなっ」

加賀「結局のところ、自分の使いたいツムを使うのが一番楽しめるわ。何が出るのか自体を楽しむ要素だって強いのだし。ただ、コインを貯めるのには時間が掛かるから、どちらを選ぶべきかはじっくり考えたらどうかしら」

吹雪「は、はいっ。ありがとうございますっ。…てっ、ていうかっ、加賀さんツムツムやってるんですか!? ということはLINEも!?」

加賀「これだけ語っておいて、そうでなかったら不気味ね。…それにしても、少し喋りすぎたわ」

吹雪「そんなことないです! 加賀さんに説明してもらえて、すっごく嬉しかったです! ……あの、もしよかったら、電話番号を交換してくれませんか? 私、加賀さんとLINEしたいです!」

加賀「……別に、いいけれど」

【のんびり雑談後】

睦月「それじゃあ、私はそろそろ部屋に戻るね。また今度、一緒にツムツムしようね、吹雪ちゃん! おやすみ!」

吹雪「うん! 教えてくれてありがとう、睦月ちゃん! おやすみ!」

吹雪「ツムツムかぁ…面白いものを知っちゃったな。睦月ちゃんの話だと、今日知ったこと以外にもいろんな楽しみがあるらしいし…これからいっぱい楽しんでいきたいなぁ」

<テッテッテーレレ テッテッテーレレ テッテッテッテッテー♪

吹雪「あ、ハートがもう全部回復してる! よーしっ、やりますかぁ!」

<レディー… ゴーッ♪

導入はこれで終わりです。ツムツム楽しい
なかなかツムツムやるssを見ないので自分で書くことにしました。やりたいようにひっそり書いていきます
ちなみに加賀さんのマイツムはサリーです

乙です
ツムツムは周りがしてるの見てるだけだ

母と弟が中毒でな……。
帰ってくると家のなかがパーパラッパパーパラッパ……。

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