艦娘「小さな幸せ」 (102)
司令官だけの艤装…私の名は…
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1441060543
「__は司令官が一番大事です」
「__の時間は全て司令官のために使います」
「おめでとう」
「今日から君も艦娘だ」
「おっと新しい名前を与えてやらないとな」
「君は今日から…」
「この短い蝋燭は司令官のために灯し」
「消すときも司令官のために」
「新しい艦娘が配属されるそうよ」
「またぁ?」
「もういいじゃーん」
「それもまた駆逐艦だって」
「ほら提督ってロリコンだから」
「そこの駆逐艦」
「…」
「私とかけっこしない?」
「まあ私の方が速いけどね」
「…」
「ちょっと無視しないでよ」
「__には司令官に与えられた名前があります」
「知らないよそんなの」
「なら覚えてください」
「あの子先輩のいうこと聞かなかったらしいよ」
「なんでもずっと提督から許可もらってないとかで断り続けたらしい」
「あれじゃ絶対孤立するよ」
「夜戦しよーよ」
「お断りします」
「先輩からの命令だよ聞けないの?」
「__はあなたのために艦娘やってるわけではありません」
「国のためでしょ?」
「わかってるって」
「いえ」
「え」
「__は司令官のために戦ってます」
「提督、入院だって」
「ほんと?」
「ほんとだよ」
「さっき秘書艦から聞いたもの」
「じゃああの子どうするのよ」
「しらないよ」
「司令官…__は何をすれば…」
「…」
「司令官の分も手柄をあげないと」
「きいた?」
「あの子、一人で出撃したらしいね」
「しかも秘書艦に無断で」
「聞いた聞いた」
「それも一隻だって」
「何その子自殺志願者?」
「わからないわよ」
「敵艦発見」
「駆逐艦一隻」
「駆逐艦一隻?」
「チョット間違エテンジャナイ?」
「一隻デココマデ来レルトハ思エナイ」
「マアイイ」
「ムカイウテ!」
「提督、意識は戻ったって」
「でも記憶が混同してるって」
「それじゃあ落ち着くまで退院できそうにないね」
「司令官は覚えていられなかった」
「覚えているのはもう…」
「それでも__は…」
「司令官愛していました」
「それよりもあの子一人でヲ級flagship沈めたって」
「さすがにないわ」
「だよねー」
「嘘つくにしてもまともなのつけって話よ」
「あの子一人で敵の巣と思われるところに突っ込んだらしいよ」
「えぇ!?」
「もうその子帰ってこないんじゃ」
「だろうね」
「あの子はいったい何がしたいのかしら」
「エエイ」
「駆逐艦一隻ニ何ヲ戸惑ッテイル?」
「ソレガ駆逐艦トハ思エナイ攻撃ヲ」
「モウイイ!」
「私ガ出ル!」
「23d87a10c932878578c985b82d12c1b1様ガ出向クヨウナコトデハアリマセン」
「ナラサッサト撃退シロ!」
「__は司令官と小さな幸せを感じていたかったです」
「ヨク来タ駆逐艦」
「一隻デココマデ来ラレルトハ私ノ艦隊モ随分ト弱クナッタモノダ」
「そんなことはりません」
「十分私たち艦娘と対抗できるかと思います」
「フン」
「謙遜カ」
「いえそういうわけでは」
「マアイイ」
「ココカラハ一対一ノ打チ合イダ」
「やっぱりあの子沈んだって」
「生き残ってた方が怖いわよ」
「戦艦水鬼相手に一人で挑むなんてほんと馬鹿よね」
「ただ死に場所を探してただけなのよ」
「こんなこと朝潮の中でも初めてよきっと」
「コノ23d87a10c932878578c985b82d12c1b1ニヨクココマデ打チ合エタモノダ」
「ソレモ駆逐艦ノオ前ガ、ダ」
「ソコデオ前ノ名前ヲ聞キタイ」
「名前…」
「ソウダ」
「オ前ノ名前ヲ私ノ魂ニ刻ンデヤル」
「私の名は…」
終わりです
原作は読んだことないのでCD聞きながらですが頑張ってみました
他の曲も書く予定です
ハッシュ?
>>23
GUNSLINGER GIRLのPoca felicit・です
僕の大切な人…彼女の名は…
「__は何でも知ってる」
「時雨何やってるの?」
「艤装の整備さ」
「時雨真面目っぽい」
「そんなことないさ」
「ただ単純な作業さ」
「えー夕立にはできないっぽい」
「駄目だよ夕立」
「ちゃんとしやらないと」
「夜戦だー!」
「夜戦の時間だよ!」
「準備はいい?駆逐艦」
「……」
「大丈夫っぽい」
「僕も大丈夫だよ」
「あら時雨」
「こんばんは__」
「こんな時間まで起きてるなんて珍しいわね」
「そうかな?」
「せっかくですし一緒に星を見に行きましょう?」
「私は今から見に行くところでしたし」
「いいよ、ご一緒するよ」
「__にもらったこれ…」
「大事にしないとね」
「時雨、聞いてほしいっぽい」
「どうしたの」
「朝潮が単感で出撃して沈んだっぽい」
「……」
「時雨?」
「ごめん」
「ただ、朝潮はすごいなって」
「?」
「ある日、朝潮は忠誠という愛を貫いて沈んだ」
「僕には彼女を否定できなかった」
「教えてくれよ__」
「駆逐艦が心を持つのは普通なのかい?」
「時雨なにしてるの?」
「日記つけてるんだよ」
「僕の『小さな幸せ』をのこしておこうと思ってね」
「なんか時雨ちょっとおかしいっぽい」
「そうかな」
「ねえ__」
「僕は君の可愛い妹に」
「山城の代わりになれるかい?」
「夕立」
「なに?」
「心って何だろう」
「夕立は駆逐艦だからわからないっぽい」
「今日も夜戦だー!」
「準備はいいか駆逐艦!」
「大丈夫だよ」
「ん?」
「どうしたんだい」
「髪飾りつけてたっけ?」
「もらいものでね」
「最近付け始めたんだ」
「ふーん」
「誰からもらったの?」
「僕の大切な人さ」
「名前とかないの?」
「あるに決まってるじゃないか」
「彼女の名は…」
終わりです
次回更新は未定です
乙ー
待ってるよ
眼鏡と一つの約束
「ここには読みきれないほどの本があります」
「18キロメートル必中できるようになるまで帰って来るな」
「って長良さんに言われたんですけどそんなことできるんですかぁ?」
「やるしかないでしょ」
「あたらないですねぇ」
「許容や好奇心のないやつは良い兵士にはなれない」
「って長良さんに言われました」
「秋雲はその通りだと思うよ~」
「もっとかきた~い」
「秋雲はそればっかりじゃないですか」
「暫く射撃の練習は中止」
「各自待機しておくように」
「ってことがあったんですよ」
「どう思います長良さん?」
「秋雲らしいと思うよ」
「そうじゃないですよ長良さん」
「ふふ」
「敵の間合いに入ってからではおそいんですね」
「今度は躊躇いません」
「主砲が!」
「遅い!」
「ぐっ…」
「時雨!」
「そこ!」
「まだ…」
「へやー!」
「わっ!」
「巻雲も腕を上げたね」
「そんなことないです」
「躊躇っちゃダメだって学びましたし」
「ねえ夕雲さあ」
「どうしたの秋雲さん」
「巻雲どうするの?」
「眼鏡取るとガラッと性格変わっちゃうし危険じゃない?」
「巻雲さんは危険じゃないわ」
「そうかね~」
「約束してね巻雲」
「命令じゃないんですか」
「そう」
「命令じゃなくて約束」
「わかりました」
「巻雲は時間を無為に過ごす喜びを知ってます」
「遠い昔に教わりました」
「そんな気がします」
終わりです
眼鏡かけた駆逐艦が巻雲しかいないのでこのような感じに…
パスタの国はどうしましょう?
望月ェ
>>53
本当ですね
申し訳ないです
可哀想なお姫様
「彼女はもう、あの事を覚えていない」
「彼女はもう助からないのですか!?」
「もうこれ以上は持たないかと」
「ただ人間をやめればあるいは」
「それは彼女に艦娘になれということですか!?」
「彼女を殺そうとしたのは実の両親だったらしい」
「そして《蜃気楼》の名を持った《少女》は《艦娘》になった」
「むかしむかしあるところにとても不思議な海がありました」
「そこには灯りの大好きな妖怪がおりました」
「一人ぼっちの妖怪は綺麗な灯りを一緒に見る友人がほしかったのです」
「__はよほどこの話を気に入ったらしい」
「会うといつも続きをせがんでくる」
「邪悪な深海棲艦と囚われのお姫様」
「呪われた海を 深海を目指した」
「囚われの姫を助けた妖怪の冒険をつづった絵本」
「海の底で眠り続ける可哀想なお姫様の夢」
「不知火は艦娘の能力を一番最初に示した」
「同時に艦娘であることの弊害を最初に示したのも彼女だった」
「楽しい歌も優しい人も愛しい日々もいずれすべてを忘れ去る」
「彼女にしてやったことはすべて無駄ではないと思っている」
「それでも彼女はもう」
終わりです
パスタの国はあきらめました
乙です
乙です
無邪気なお姫様
「私は鎮守府での生活をとても気に入っている」
「生まれつき障害のあった私は姉妹に助けられた」
「姉妹たちは私のために契約書に同意してくれた」
「こうして私は初めて自由に動く体を手に入れた」
「いい朝なのです」
「ずいぶんと早起きじゃないか」
「レディとして当然じゃない」
「今日は何するのかしら」
「どうせいつも通り遠征だろ」
「そろそろ出撃したいんだけど」
「俺もそう思うんだけどなあ」
「朝の静謐な空気に洗剤の香り」
「私のお気に入り」
「艦娘になるまでなかったものばかり」
「《私は幸せだ》」
「なんでまた天龍となのよ」
「天龍以外と遠征に言ったことないんだけど」
「そんなの提督に言えよ」
「言ったところで変えてくれるわけないじゃない」
「それもそうだな」
「あたしたちはいつも一緒だった」
「二人ともほかの姉妹がいた」
「けれどなぜか二人まとめてソレラと呼ばれた」
「遠征以外の任務取ってきてやったぜ」
「さすが天龍」
「内容はどんなのかしら」
「落ち着け暁」
「俺もまだ見てねえんだ」
「じゃあ暁の部屋で見ましょ」
「ここにいても邪魔なだけだしそうするか」
「うげ」
「どうしたのよ」
「俺の苦手な任務だなあ」
「暁一人に任せてもいいか?」
「まだないよう見てないわよ」
「それもそうだな」
「ほれ」
「ちょっと投げないでよ」
「暁ちゃん!」
「吹雪じゃない」
「どうしたのよ」
「暁ちゃんが特別な任務もらったって聞いて」
「そんな威張ることじゃないわ」
「そんなことないよ」
「はいこれ」
「これはお守りかしら」
「うん」
「成功を祈ってるよ」
「暁に失敗はないわ」
「だね」
「私は嘘をついていない」
「普通の艤装だと姉が勘違いしたのは特別性」
「それが今回の任務の仕事道具」
「確かに天龍は苦手そうな内容ね」
「だろ?」
「だから今回は暁に任せたいんだけど」
「わかってないわね」
「私たち二人そろってソレラでしょ」
「それもそうだな」
「じゃあがんばりましょう」
「ああ」
「任務中は誰にも見られないこと」
「見られたら始末すること」
「天龍~はやく~」
「わかってるって」
「もうこっちは終わったのよ」
「だから俺は苦手だていっただろ」
「まったくもう」
「あれ暁ちゃんこんなところで何してるの?」
「!」
「…」
「?どうしたのあかt」
「四肢を失う夢」
「泣きながら起きる」
「この恐怖が解りますか?」
終わりです
次回更新で最終回の予定です
白雪姫
「作戦を迎える度に艦娘が增えてゆく」
「今回の作戦で迎えた艦娘は八人か」
「菊月も気になるぴょん?」
「ああ」
「だったらうーちゃんが調べてくるぴょん」
「いやいずれ知るだろうから大丈夫だ」
「それでも調べてくるぴょーん」
「新しい艦娘はみんなネームシップか」
「司令官は朝潮が期待できるって言ってたぴょん」
「なんで駆逐艦なんだ」
「わたしはこの金剛が期待できると思うのだが」
「そんなことはうーちゃん知らないぴょん」
「それもそうか」
「菊月嬉しそうぴょん」
「まあな」
「何があったのか聞きたいぴょーん」
「いや金剛からもらった紅茶がおいしくてな」
「菊月ずるいぴょん」
「安心しろ」
「卯月の分ももらってある」
「うーちゃんは菊月のこと大好きぴょん」
「調子のいいやつだ」
「艦娘は戦う為に生かされているのだ」
「何があっても深海棲艦に敗北することは許されない」
「よわい自分に負けないようもっと強くなりたい」
「これから私はどうすればいいんだろうな」
「菊月~」
「なんだ」
「人形に語り掛けても答えてくれないぴょん」
「そりゃ盗られて落ち込むのはわかるぴょん」
「でも」
「そんなことはわかってる」
「だったら」
「これは自問自答だ」
「答え葉を出すのはいつでも自分なのだ」
「わかってるならそれでいいぴょん」
「そう答えを出すのは自分だ」
「白髪の白雪姫は戦うお姫様だ」
「それに」
「?」
「答えはもう決まっている」
「おお~かっこいいぴょん」
「何の音だ?」
「?」
「何も聞こえないぴょん」
「気になるな」
「気になるなら行ってくるぴょん」
「うーちゃんはねるぴょん」
「おやすみ」
「こっちの方から」
「二人目!?」
「ん?それは…」
「全くもうこんなに人が来るなんて聞いてないわよ」
「何の話だ」
「それよりそのワッペン」
「私のだ」
「返してくれないか」
「これ?」
「いやよ」
「む」
「だったら力づくだ」
「ふむさすが特型駆逐艦だ」
「少し苦労したぞ」
「これで今日から眠れるな」
完結です
夜に依頼します
設定をその時その時で作ってますが質問があればそれまでに答えていこうと思います
乙。
ガンスリ絡みでてっきりイタリア艦出るかと思ったが、戦う「少女」のイメージから駆逐艦をヒロインにしたってことか。ローマもリットリオも大人の女性のイメージだもんな。
>>99
その通りです
リベッチオも出そうかと考えたのですが持ってないのでやめました
>>100
俺99だけどレスサンクス
乙
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