佐天「―――――消えてなくなっちゃう能力かぁ」 (8)


見切り発車+いきあたりばったりの内容で、ヘイトグロバイオレンスなんでもありの予定です。

台本+地の文って読みにくいと思うけど我慢してね



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---柵川中学---


初春「佐天さーーーんっ!」


今ではもう聞き慣れた妙に甘ったるい声が、大慌てであたしの名前を呼ぶ。
顔を上げて声のした方を見ると、親友の初春飾利が手を振りながら駆けてくるところだった。


佐天「およ?初春?」

初春「聞きましたよ、もう!佐天さん能力者になったそうですね!」ドウシテ オシエテ クレナカッタンデスカー

佐天「えっ、、もうバレてる……?」

佐天「あーあ、耳が早いなぁ初春は。せっかくサプライズで自慢してやろうと思ってたのにー」

初春「まぁまぁいいじゃないですか。それより教えて下さいよ、一体どんな能力なんですか?」

佐天「もう。せっかちだなー初春は」エヘヘ

初春「とかなんとかいって~。教えたくて仕方ないってカオしてますよ」ニヤニヤ


親友に胸中を言い当てられて、しかしまんざらでもないあたし。まったく、しょうがないなぁ~。
あたしはコホンとわざとらしいため息をした後、期待の眼差しを向ける親友に向き直る。


佐天「あたしの能力はね~」

初春「……っ」ドキドキ










あたしの、能力はね―――――――………








今でも、あたしは毎日のように思う。

あんな能力、きっと使うべきじゃなかった。

ずっと無能力者のままだったけど、その頃までのあたしには確かな幸せがあったのに。

あたしは奇心と出来心で、

その幸せを、

隅から隅まで、

自分の手で、

ぶち壊した。

期待

期待だな

期待
やっぱり佐天さん自身が消えるのか…それとも相手や物が消えるのか

話の導入から察するに、対象から佐天さんを認識できなくなるか佐天さんに関する記憶が消える能力なんじゃねーの?

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