12色戦隊トゥエルブレンジャー (16)
【日本国内・某所】
怪人カニドウラク「かーにかにかにかに!この街を破壊しつくしてくれるわ!!」
ドガーン!バゴーン!
きゃー!わーわー!
カニ「かにかに!弱々しい人間どもめ!」
「待てい!!それ以上の狼藉は許さんぞ!!」
カニ「何者だ!?」
「とうっ!!」
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赤「レッドレンジャー!」バーン
青「ブルーレンジャー!」バーン
桃「ピンクレンジャー!」バーン
赤青桃「12色戦隊・トゥエルブレンジャー!!!」
赤「俺たちが来たからには、もう勝手な真似はさせんぞ!」
カニ「おのれヒーローどもめ!しかし、3人だけか!?」
青「ふっ、この時間帯は3人で回しているのさ!」
説明しよう!
12色戦隊トゥエルブレンジャーとは、週休2日 8時間勤務のシフト制で
24時間この地域の平和を守る正義のヒーローなのだ!!
カニ「かにかにかに!たかだか3人のヒーローではこの俺は倒せんぞ!」
赤「それはやってみればわかることだ!!」
カニ「貴様らなぞが勝てるものか!」チャキッ
桃「待って!戦闘の前に、あなたの所属組織を言いなさい!」
カニ「俺はとある秘密結社の一構成員!!突発的な戦闘で所属を告げる義理などないわ!」
桃「ならばせめて保険会社を教えて」
カニ「ゾディア保険だ」
桃「ゾディア保険ね。了解よ!」かきかき
赤「よし、行くぞ怪人!」グッ
カニ「かかって来るがいい!」チャキッ
赤「レッドソード!」シュバッ
青「ブルーナイフ!」バシュ
桃「ピンクアロー!」ビシュッ
キンキンキン!
カニ「その程度の攻撃、この装甲には効かぬわ!」
赤「なんだと!?」
カニ「食らえ!カニカニシザース!!」ジャキン!
赤青桃「ぐあーーっ!!」バタッ
青「くっ、この怪人、強いぞ!」
桃「このままじゃ勝てないわ!」
赤「やはり3人でが無理なのか・・・?」
カニ「かににに!くたばるがいいわ!!」チャキッ
赤「くっ・・・!!」
「待てい!!」
カニ「何者だ!?」
黒「待たせたな!たった今、休憩時間が終わったところだぜ!」シュバッ
緑「おはようございます。ただいま出勤いたしました」スタッ
赤「ブラック!グリーン!」
カニ「くっ、5人になったところでこの俺には勝てぬわ!」
赤「それはどうかな?みんな、アレをやるぞ!!」
全員「「了解!!」」
カニ「な、何をするつもりだ!?」
キュィイイイイイイイイイン!!!
全員「「合体奥義・カラフルビーム!!」」
ちゅどーん!!
カニ「ぐあぁあああああああっ!!!ば、バカなあああああああ!!!」
ぼがーん!!
赤「やったぞ!!」
桃「怪人カニドウラク、いったい何者だったのかしら?」
赤「謎の秘密結社の怪人・・・この地域に何が起こっているんだ?」
青「それを探るのも俺たちの仕事さ」
赤「それもそうだな。よし!俺はこのまま巡回警備を続ける!」
赤「グリーンは警察に通報し、共同で事後処理を!ブルーは報告書をまとめろ!」
青緑「了解!」
赤「ブラックは保険会社に連絡!そこから秘密裏にやつらの組織の情報を探れ!」
黒「了解!」
赤「ピンクは昼休憩に行ってくれ!」
桃「休憩いただきます!お疲れ様です!」
全員「お疲れ様でーす!」
第一話・終
第二話
【日本国内某所、早朝】
怪人ヒツジモコモコ「めーへっへっへ!こんな早朝に怪人が襲って来るとは思うまい!」
ヒツジ「カニドウラクを倒したという12色戦隊トゥエルブレンジャーめ!こんな時間であれば我々の邪魔はできまい!」
「待て!!」
ヒツジ「何者だ!?」
「とうっ!」
黄緑「ライムレンジャー参上!貴様の好き勝手にはさせないぞ!!」
ヒツジ「おのれ、トゥエルブレンジャーの一員だな!?」
黄緑「いかにも!私はトゥエルブレンジャーの一人、ライムレンジャーだ!」
ヒツジ「貴様一人だけか!?」
黄緑「この時間帯は私のワンオペだ!だが、そう簡単にやられはしない!」
ヒツジ「メメメ~!一人だけなら好都合!この場で倒してくれるわ!!」
黄緑「一対一の勝負だ怪人!!くらえ、ライムブーメラン!!」ビシューン
ヒツジ「そんなものが当たるか!シープボンバー!!」ズドーン!
黄緑「ぐあーっ!!」バタッ
ヒツジ「そして・・・」
ヒュンヒュンヒュンヒュン
ヒツジ「とうっ!」バッ
ガシーン!
ヒツジ「戻ってきたブーメランに当たるとでも思ったか!?マヌケめ!!」
黄緑「くっ・・・万策尽きたか・・・」
ヒツジ「もう一度くらえ!シープボンバー!!」ズドーン!
黄緑「ぐあああ!!」バタッ
黄緑「こ、ここまでか・・・」がくっ
「待たせたな!!」
ヒツジ「何者だ!?」
金「ゴールドレンジャー見参!!よく一人で持ちこたえたな、ライムレンジャー!!」
黄緑「エリア長!!」
説明しよう!
エリア長・ゴールドレンジャーは、複数の地域のヒーロー組織を統括する上司で
緊急時には現場にも駆けつけてくれる頼れる中間管理職なのだ!!
金「この私が来たからには、無事で帰れると思うな怪人め!!」
ヒツジ「ちょこざいな!!」
黄緑「エリア長、私も戦えます・・・」フラッ
金「君は休んでいたまえ。なに、この程度の怪人ならば私一人でこと足りる!」
ヒツジ「舐めやがって!くらえ、ヒツジボンバー!」ズドーン!
金「遅い!ゴールデンバズーカ!!!」
ボガァアアアアアアン!!
ヒツジ「ぐああああ!!ま、まさかぁああああああ!!!」
ちゅどーん!
黄緑「つ、強い・・・!」
金「よく一人で頑張った!無事でなによりだ」
黄緑「お手をわずらわせてすみません。お見事でした」
金「フッ、ピンチの時に駆けつけるのがヒーローというものだろう?」
黄緑「・・・!は、はいっ!」
金「ではさらば!ハーッハッハッハッハッハ!!」シュッ
黄緑(私もいつか、あの人のように・・・!!)
第二話・終
中断
乙
勢いが良いな
乙乙
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