3部です。ではどうぞ。
詠矢「論証出来ねえな…」
佐天「そんなことよりお腹すいてません?」
詠矢「『理屈抜き』ンッン~名言だねえ、これは」
佐天「もう…からかわないでください」
佐天「よかったら夕飯ご一緒しませんか?」
詠矢「そういえば、朝から何も食ってねえな…(グゥゥ)」
詠矢「だが断る」
佐天「…」
詠矢「いやー、ゴメン。悪気はないんだけどねえ。なにしろ金欠なもんで」
詠矢「とりあえず、今の段階では『米の磨ぎ汁飲んで寝る予定』だ」
佐天「…それなら…」
詠矢「なんだこれはぁぁーッ ンマイなあああッ!
なんだこれッ!?ンマイなぁぁぁぁ~~ッ(ズルズル)」
佐天「こう見えても私、料理得意なんですよ」
詠矢「この味は!…おふくろの『味』だぜ」
詠矢「なんか悪いねえ、俺の為に食材まで買ってもらっちゃって」
佐天「いいんですよ!好きでしてる事ですから」
佐天「詠矢さんに喜んで貰えて嬉しいです」
詠矢「唐揚げか…パクッ!
うわっなんだこれ!不味っ!レモン?!レモンだ!」
佐天「フフ…レモン汁かけておきました」
詠矢「この唐揚げは出来損ないだ」
佐天「え?」
詠矢「やれやれだねえ…」
詠矢「佐天サン、あんた何でレモンかけたんだ?」
佐天「ほっともっとでも付いてくるし、味のアクセントですよ」
詠矢「不味いッッ!!」
詠矢「これじゃ素材の風味が台無しだ!食えたもんじゃない!」
詠矢「料理に対する冒涜だね」
佐天「…ひどい…」
佐天「私は…詠矢さんに喜んで貰いたかっただけなのに…」
詠矢「では…今から3日後、この部屋で…本物の唐揚げをお見せしましょう」
あげ
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