-魔王城大広間-
勇者 「……(つд⊂)ゴシゴシ(;゚д゚)」
魔王 「……」ウルウル
勇者 「(つд⊂)ゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシ……(;゚д゚)!」
魔王 「……」ウルウル
勇者 「……いやいやいやこれは無い。これは無いよ」アハハ
魔王 「仲間にしますか?」
勇者 「………いいえ」
魔王 「仲間にしないと二度と仲間に出来ないかもしれませんが…」
魔王 「……本当によろしいですか?」
勇者 「……はい」
魔王 「そんな、ひどい…」
はい ←
いいえ
勇者 「強制無限ループじゃねーか!!ひどいのはどっちだ!」
魔王 「知らなかったのか、勇者よ?魔王からは逃げられない」ニヤッ
みたいな感じでオナシャス!!
そんな、ひどい……
オルゴデミラーラ(ゾンビ)が仲間になりたそうにこちらを見ている
魔王「仲間にすると色々とお得だぞ」
勇者「例えば?」
魔王「例えば煙草が吸いたい、そんな時…」
ピロリロリン…
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男『あ、煙草吸おうと思ったのに火が無いなぁ』
魔王「こんな時、従来型の魔王ですと…」
従来魔王『我にまかせよ!』
勇者「誰だよコイツ!!」
従来魔王『火炎魔法っ!』
ズボアァァァァァァ!
男『ギャアァァァ!!!』
プスプスプス…
従来魔王『しまった…』
魔王「なぁ~んて事ありましたよね?」
勇者「んな状況無ぇよ!っーかなんで魔王増えてんだよ!」
魔王「ですが私こと今回の魔王ですと…」
ピロリロリン
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男『あ、煙草吸おうと思ったのに火が無いなぁ』
魔王『火炎魔法♪』
ポッ
男『お、ありがと♪』
スパスパスパ…
男『あ~煙草美味ぇ~♪』
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魔王「と、この様に火力調節も自由自在♪」
勇者「俺煙草吸わねぇし…」
魔王「他にも…」
ピロリロリン
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男『火山地帯暑っちぃなぁ…』
従来魔王『我にまかせよ!』
勇者「だから!もうイイや…」
従来魔王『氷結魔法っ!』
ビュオォォォォ!!!
男『』カチンコチン
魔王「なんて事も」
勇者「……………」
魔王「こんな時も私なら…」
ピロリロリン
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男『火山地帯暑っちぃなぁ…』
魔王『氷結魔法♪』
ソヨソヨ~
男『涼しぃ~♪』
魔王『ついでにアイスキャンディーも作りました♪』
男『美味ぇ~最高っ♪』
魔王「ほらとっても便利♪」
魔王「さらに今なら魔王がもう1人ついてくる♪」
魔王2「やぁ♪」
勇者「また魔王増えたぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
わろたww
支援支援
魔王「と、言う訳で…」
魔王「ワタシノナハ、マオウ、コンゴトモヨロシク」
勇者「どっかで聞いた様な台詞言っても仲間にはしないぞ」
魔王「あ、邪教の館は勘弁してくださいね」
勇者「話聞けよこの野郎…大体何だこの魔王は?」
魔王2「何か?」
勇者「えらく小っせぇし兜なんかブカブカじゃねぇか」
ガポッ
勇者「あ…」
少女「あ!」
勇者「………」
少女「………」
勇者(女の…子?)
勇者(頭からデッカい角が生えてるから魔族なんだろうけど…)
勇者「おい…」
魔王「何でしょうお客様♪」
勇者「お客さ………まぁそれは置いといて…」
魔王「何かご不満がございましたでしょうか?」
勇者「普通こう言うのは全く同じのがついてくるんじゃねぇのか?」
魔王「そんな訳ないじゃないですか、私はこの世に1人なんですから」
勇者「そこは努力しろよ、似た奴連れてくるとか何とか…」
魔王「まぁ魔法で分身生み出すとかそう言う方法もあるにはあったんですが…」
勇者「じゃそうしろよ」
魔王「そうなんですけど予算と時間の関係で…」
勇者「時間は解るけど予算って何だよ?」
魔王「実は最近ウチも色々厳しいんですよ対抗勢力とかあるし」
勇者「まさか!異界の魔王とか別次元の勢力か!?」
魔王「日本直販とかショップチャンネルとか…」
勇者「何と勢力争いやってんだよ!」
いいそもっとやれwww
おもしれぇ
このノリ好きだわww
支援支援
…………………
勇者「こんな連中に人間界は脅かされていたのか…」
魔王「脅かすとは失敬な!我々魔王軍のモットーは…」
従来魔王「足りない物を貴女の側へ♪」
少女魔王「いつもニコニコ快適ライフ♪」
魔王「と、言う訳で今後とも…」
勇者「よろしくしねぇよっ!」
ドゲシッ!
魔王「痛てて…もう、勇者さんの交渉上手♪」
魔王「でしたら特別にこの切った物がくっつかない穴あきの剣と…」
勇者「…………」
魔王「ゾンビメイドをお付けします♪」
ゾメド「うぼあ゛ぁぁぁぁ…」
勇者「臭ぇ!腐敗臭が臭ぇぇぇぇぇぇぇっ!!」オボロロロロロロ…
???「勇者、無事かっ!?」バタンッ!
勇者「お、女戦士…」ハァハァ…
女戦士「勇者!貴様等ぁぁ勇者に何をし………臭っ!」オボロロロロロロ…!
魔王「あらら…」
女魔法使い「ゴメン、勇者っ!手間取って………臭いっ!」オボロロロロロロ…
賢者「お待たせし………うごっ!」オボロロロロロロ…
従来魔王「予想外の展開だな」
少女魔王「だね~」
勇者・女戦士・女魔法・賢者
「オボロロロロロロ……」
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勇者「みんな大丈夫か…ウプッ!」
女戦士「…ク…クソッ!魔王めぇぇぇぇっ!!!」ダッ
勇者「ま、待て!やめ…」
女戦士「いゃあぁぁぁぁっ!」
ズバッ!
魔王「ぐあぁぁぁっ!」バタリ
女戦士「とりゃぁぁぁっ!」
ザシュッ!
従来魔王「ごはぁぁぁっ!」バタリ
女戦士「せぃやぁぁぁっ!」
ズバンッ!
少女魔王「きゃぁぁぁっ!」バタリ
女戦士「ハァッ…ハァッ…ハァッ…や、やったぞ…」
魔王・従来魔王・少女魔王
「………………」
勇者「……嫌な予感…」
魔王「」ムクリッ
なんと!魔王が起き上がり、仲間になりたそうにこちらを見ている!
女戦士「なっ!?」
従来魔王「」ムクリッ
魔王「」ムクリッ
なんと!従来型魔王が起き上がり、仲間になりたそうにこちらを見ている!
女魔法「えっ!?」
少女魔王「」ムクリッ
なんと!少女魔王が起き上がり、仲間になりたそうにこちらを見ている!
賢者「なんと?」
女戦士「おっ、おのれぇぇぇぇぇぇっ!!!」
ズバッ
なんと!魔王が起き上がり、仲間になりたそうにこちらを見ている!
ザシュッ!
なんと!従来型魔王が起き上がり、仲間になりたそうに…
ドバンッ!
なんと!少女魔王が起き上がり…
女戦士「うわぁぁぁぁぁっ!!!」
ズバッ!ザシュッ!ドバンッ!
魔王が起き上がり…
従来魔王が起き上がり…
少女魔王が起き上がり…
女戦士「きぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!」
女戦士「死ねっ!死ねっ!死ねっ!」
ズバズバズバズバズバ…
勇者「おっ、おいっ!」
魔王が…従来が…少女が…
魔王、従来、少女、魔王、従来、少女、魔王、従来、少女、魔王、従来、少女、魔王、従来、少女、魔王、従来、少女、魔王、従来、少女、魔王、従来、少女、魔王、従来、少女、魔王、従来、少女、魔王、従来、少女、魔王、従来、少女、魔王、従来、少女、魔王、従来、少女…
女戦士「も…もうダメ…」バッタリ…
女戦士「ハア…ハア…」
魔王「と、言う訳で仲間に…」
女戦士「う…うるさ…」ハァハァ…
魔王「仲間にするとお得なんですよ」
女戦士「何を言うか…貴様等魔族を仲間にして得な事なぞ…」
魔王「例えば……疲れた時にはマッサージ♪」
少女魔王「でも従来型の魔王だと…」
従来魔王「我にまかせよっ!」
女戦士「えっ?」
従来魔王「おりゃぁぁぁっ!」
ベキバキボキバキ!!!
女戦士「ギャアァァァァ!」
魔王は女魔王で
従来魔王は男魔王
でおk?
>>23 いや両方男です
女戦士「…ァ…ガ…」ピクピク…
少女魔王「こんな事もよくありますよね~♪」
勇者「無ぇよ!っーか今お前等がやった!」
魔王「でもこんな時も私だと」
サワサワ…
女戦士「んっ…」
魔王「お気の毒に随分とこってらっしゃる…」サワサワ…
女戦士「さっ、触るな…」
魔王「お任せください」キラリ
女戦士「」ドキッ!
魔王「力を抜いて…」モミサワッ
女戦士「ァ…フッ…」
魔王「」フニフニフニ
女戦士「…あっ…ふぁぁ…」
魔王「美しいお身体をしてらっしゃる」トロリ
女戦士「ひゃ!な…何?…あ…いい香り……」
魔王「ダマスクローズのオイルでございます、肌に艶と張りを与えます♪」スリスリサワサワ…
女戦士「…ふぁ…あ…んふっ……は…ぁぁぁぁん…………」
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女戦士「…仲間にしてもいいかも…♪」ハフゥ…
勇者「女戦士堕ちたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
女騎士や女戦士は総じてちょろい
魔王「と、言う訳で…」
魔王・従来魔王・少女魔王
「今後ともよろしく」オジギッ
勇者「三つ指ついてお辞儀してもダメだ!」
魔王「まだ納得していただけませんか…なら、例えば…」
勇者「それはもういい!」
魔王「まぁそう言わずに♪」ガシッ!
勇者「な、なんだ、離せよ!」
魔王「まぁまぁまぁ…さぁ座って、座って」
勇者「なんだってんだよ…」
魔王「ではスタート!」
少女魔王「先程の様な場合も私ですと…」
勇者「……………」
少女魔王「勇者♪」ストンッ
勇者「な、何だよ?」
少女魔王「疲れてるね」モミモミ
魔王「なっ!?」
少女魔王「大変だよね勇者って仕事も」カタモミ カタモミ
勇者「ま、まぁ…ね」
少女魔王「みんなに期待されて、たくさんの怪物と戦って…」モミモミ クリクリ
勇者「……それが勇者の勤めだから…」
少女魔王「偉いね~勇者は」ウデモミ ウデモミ
勇者「そっ、そんな事無ぇよ///」
少女魔王「あっ、そうだ!勇者にご褒美あげる♪」
勇者「え?」
少女魔王「耳そうじ…してあげるっ♪」ニッコリ
勇者「えぇっ!/////」
少女魔王「ほら~♪ここに頭乗せて」ヒザポンポン
勇者「いや、それは…」アセッ
魔王「えいっ♪」
ドンッ!
勇者「わっ!」ドサッ
少女魔王「わぁ、いっぱい溜まってるね~」ホジクリ
勇者「あっ!///(あ、膝枕柔らかい…)」
魔王「」ガシッ!
勇者「ちょ、人の腕掴んで何を…」
膝サワサワ…
勇者「おっ!お前何やって!!」
少女魔王「きゃんっ!勇者くすぐったいよ///」モジモジ
勇者「いや、違っ!///」
少女魔王「もぅ~エッチだね勇者は♪///」テレッ
勇者「お、俺じゃ…(あ…スベスベしてる…)」
少女魔王「いいよ、許して…あ・げ・る♪」ニコッ
勇者「え…」
少女魔王「だって勇者は頑張ってるもんね♪でもね勇者…」
勇者「………」
少女魔王「辛い時はちゃんと言ってね、だって私達………『仲間』だから♪」ニッコーリ
勇者「あ…(こう言うのも…いいかもしれないな)」
魔王「はい勇者堕ちたぁぁぁぁぁ♪」
こうして魔王達は勇者の仲間として旅立っ…
勇者「んな訳無ぇだろっ!」
ドゲシッ!
魔王「あふん」
あふんww
勇者「大体良く考えてみろ、俺達の最終目標はお前なんだよ!」
魔王「なんと!そこまで私を求めていたのか」
勇者「意味が違ぇよ!」
魔王「意味…まさか私の身体が目的ですか!!!」ビクッ
ドカッ!
魔王「あうん!」
勇者「気持ち悪ぃ事言いやがって…倒しに来たんだよ!倒しにっ!!」
勇者「そのお前と…」チラッ
少女魔王「」バーン!
従来魔王「」ババーン!
勇者「…お前等と」
従来魔王「言い直した」
少女魔王「言い直したね」
ドゴッ!
従来・少女魔王「ひゃふん!」
勇者「話が進まねえじゃねえか…つまり仲間なんかになっちまったら俺達は何処へゴールすりゃいいんだよ!」
魔王「大丈夫ですよまだこの後に真の魔王とか居ますよ♪」
勇者「ホントか!本当にそんなのが居るのか!?」
魔王「え?えっと…まぁ~その~居る…と言うか…」
勇者「…………」
魔王「居たら…いいなぁ…」
カキーン!
魔王「」ピュ~
少女魔王「打ったぁぁぁぁぁ!これは大きい!!!」
従来魔王「今のは内角に入り込む厳しい魔王でしたが勇者はよく打ちました」
カキ、カキーン!
従来魔王・少女魔王「」ピュ~
ギャグ漫画っぽいな
支援
確かにノリがギャグまんがっぽいw
勇者「クッソ!アイツ等のせいでどっと疲れたぜ…」
ゾメド「う゛ぼぁぁぁ」
勇者「うわっ!まだ居たのかよお前、って…臭っさ!」
ゾメド「ぅ゛ぼぉ…」シュン
魔王「なんて事言うんです!」
勇者「もう戻ってきたのかよ」
魔王「こんなに可愛い女の子に臭いだなんて…魔王許しませんよ!ええもう許しませんったら許しません!!」プンプン
勇者「いや…まぁ…肌の色以外は確かに見た目は可愛いけどさ…でも死体だし…臭いし…」
魔王「まだ言うんですか!」
魔王「いいですか?こう見えてもゾンビメイドちゃんは超一流のメイドなんです!」
ゾメド「う゛ぼっ!」フンス
魔王「百年に渡る修行によって熟成されたメイドの技は最早芸術の域!」
勇者「熟成じゃなくて腐敗だと思うけど…」
魔王「まさに生ける伝説!!」
勇者「いやいやいや死んでる、死んでるから!」
魔王「そんなゾンビメイドちゃんのどこが気に入らないと?」
勇者「臭い!」
魔王「まだ言うんですか見損ないましたよ勇者さん…」ジトッ
勇者「なんで?なんで俺そんな蔑んだ目で見られてんの?」
おぉ…書いてくれてる!ありがたや。支援
女戦士「…」ジー
女魔法使い「…」ジー
勇者「なんでお前等までそんな目で見てんだよ…」
女魔法使い「女の子に向かって臭いなんて…」
女戦士「最低だな!」
勇者「ちょ、ちょっと、お前等はコッチ側だろ」
女魔法使い「アッチもコッチもあるもんですか!」
女戦士「男ならやっちゃいけねぇ事があんだよ、このクズ野郎!」
勇者「えぇぇぇぇぇ???」
スッ…
魔王「まぁまぁお二人さん♪」
勇者「!」
魔王「お気持ちはわかりますがその辺で許してあげてください」
女戦士「でもよぉ…」
女魔法「あなたはそれでいいの?」
魔王「例えどんな不条理な苦情でもお客様の要望には誠心誠意応えるのが我々のモットーですから」ニコリ
女戦士「おぉ!偉いな魔王」
女魔法「人間が出来てるわね~誰かと違って」ジロリ
勇者「クッ…こっ、この…」
魔王「と、言う訳でぇ…まずはゾンビメイドちゃんを縛ります」グルグル
ゾメド「う゛ぼ?」ギュー
魔王「次に吊します」グイグイ
ゾメド「う゛ぼぁ」ブラーン
魔王「そして桜のチップで燻します」モクモク
ゾメド「ぼほっ!ぼほっ!」
勇者「なんかむせてるぞ」
魔王「このまま一晩燻します」
勇者「そんなに待てるか!」
魔王「と、思ってあらかじめ一晩燻した物がこちらに…」
ゾメド「う゛ぼぉ」ジャーン
勇者「なんであらかじめ用意してあるんだよ!てかさっきの奴どこいった?」
魔王「それは聞いちゃダメ♪」
勇者「すっげえムカつく…」
魔王「それでは御賞味下さい」
勇者「いらねーよ」
女魔法「クンクン…あ、香ばしい匂いがする」
女戦士「ホントだ香ばしい」
勇者「嗅いでんじゃねぇ!って言うか香ばしいゾンビってなんだよ!!」
賢者「なんだか頭が痛くなってきました…ハァ」
ゾメド「う"ぼぼっ」スッ
っ 頭痛薬&お水"
賢者「あ、ありがとうございます、よく気がつきますねアナタは」ニコッ
ゾメド「う"ぼぉ…///」ポッ
勇者「照れてんじゃねぇよ!」
ドゴッ!
ゾメド「う"ぼん」
かなり不安になる擬音ですけど大丈夫なんでしょうかこれ
賢者「あっ、ヒドい!
あぁ~可哀想に頭凹んじゃったじゃないですか…」サスリ サスリ
ゾメド「ゔぁぁ…」グスッ
勇者「うるせーソイツは敵なんだぞ!」
賢者「だからって…」スリスリ
ゾメド「う"ぅ゙ぅ゙…」ポロポロ
勇者「ぁぁぁ…もぅ!段々調子が狂ってきやがった…とにかく一旦退却だっ!!」ガシ ガシ ガシッ
賢者「あ、ちょっと!」
女魔法「きゃあ!」
女戦士「マッサージ~!」
ダダダダダダダダダダダダ…
魔王「………」ポツーン
従来魔王「行ってしまったな」
少女魔王「行っちゃったね…」
魔王「なぁに♪勝負はまだまだこれからですよ、何故なら我々のモットーは!」
従来魔王「たとえ世界の果てまでも!」
少女魔王「迅速、丁寧、必ずお届け!」
魔王「ではレッツゴー…と、その前に」スチャ
つ"空気ポンプ
魔王「えいっ」スポッ
ゾメド「う"ぼ?」
魔王「わっせ!わっせ!」
シュポシュポシュポ…
ゾメド「ぉぉぉ…」ペコッ!
魔王「ではレッツゴー♪」
従来・少女魔王「ゴー♪」
ゾメド「ぼぉ~」
- 魔王城近くの森 -
勇者「ハァハァ…ちきしょぉなんでこんな事に…」
女魔法「これじゃ王様に報告も出来ないわね…」
賢者「最終目標が無くなってしまった訳ですからねぇ」
女戦士「いっそ仲間にしちゃえば良かったじゃんかよ」
勇者「バカかお前は…只でさえ魔王討伐はまだかって催促されてたんだぞ、どんな顔して報告に帰るんだよ」
女戦士「え?催促なんてされてたの?」
勇者「こないだ最後の町に寄った時に報告の手紙出しに問屋場に行ったじゃん」
女魔法「ふんふん」
勇者「そしたら届いてたんだよ…催促の手紙が」
賢者「あ~届いてましたね…」
女戦士「どんな手紙だよ?」
勇者「どんなって…」
- 勇者へ -
魔王討伐の旅誠にご苦労である、ところで旅立ってから早一年そろそろ魔王を倒した頃ではないかな?大変な旅だとは思うが勇敢な勇者一行のこと既に魔王を倒しているのではないかと思ってな。いや…倒してるよな?倒してる、倒してる、絶対倒してる!いや倒した!絶対倒した!倒してない筈が無い!倒したに決まってる!もうこれ決定!
と、言う訳で報告を待つ
- 王様 -
女戦士「うわぁ…」
女魔法「それで二人とも暗い顔して帰ってきたのね…」
勇者「ああ…仕方ないから便箋10枚にびっしり言い訳書いて送ったよ…」
賢者「あれは辛かったですね…」
女戦士「じゃどうすんだよ」
勇者「仕方ねぇ…一旦最後の町まで帰るか」
女魔法「また3日は野宿かぁ」
女戦士「今更野宿くらいどうって事ないだろ」
女魔法「これまでと今じゃ旅のモチベーションが違うでしょ…」
賢者「ですね…」
勇者・女魔法・女戦士・賢者
「はぁ~~~~~~~…」
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